シリア軍は「アラブの春」波及の地ダルアー市を完全制圧(2018年7月12日)

ダルアー県では、SANA(7月12日付)によると、シリア軍が午後、シャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室をはじめとする反体制武装集団が活動を続けてきたダルアー市中心街に進駐した。

市内の郵便局前の広場には、ムハンマド・ハーリド・ハンヌース・ダルアー県知事、バアス党ダルアー支部のフサイン・リファーイー書記長らが出席するなか、シリア国旗の掲揚式が行われた。

同地では11日、反体制武装集団が、ダルアー市中心街、ダム街道、避難民キャンプ、サジュナ地区、マンシヤ地区、ガラズ刑務所一帯、穀物サイロ一帯での戦闘停止、重火器・中火器の引き渡しを骨子とする停戦合意に応じていた。

またタファス市でも、ロシア軍当事者和解調整センターの仲介により反体制武装集団(南部中央作戦司令室)が重火器の引き渡しなどを骨子とする停戦合意を受諾したことを受けてシリア軍が進駐し、シリア国旗を掲揚、住民の歓迎を受けた。

一方、シリア軍部隊がタファス市に至る街道の安全を確保したことを受けて、避難生活を送っていた住民数百世帯が、ダーイル町、イブタア町に帰還した。

syria.liveuamap.com, July 12, 2018

AFP, July 12, 2018、ANHA, July 12, 2018、AP, July 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2018、al-Hayat, July 13, 2018、Reuters, July 12, 2018、SANA, July 12, 2018、UPI, July 12, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: シリア政府の動き, 反体制勢力の動き パーマリンク