米主導の有志連合はダイル・ザウル県東部を爆撃し、民間人30人あまりを殺害(2018年7月13日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月13日付)によると、米主導の有志連合が、ブーカマール市近郊に位置するユーフラテス川東岸(左岸)の上バーグーズ村とスーサ町を爆撃し、住民30人以上が死亡(ほとんどは女性と子供)、数十人負傷した。

シリア人権監視団によると、民間人28人を含む54人がこの爆撃で死亡したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月13日付)が複数の地元消息筋の話として伝えたところによると、爆撃は、スーサ町と上バーグーズ村間のムーザーン交差点に近い製氷工場に対して行われた。

これを受け、シリアの外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長宛に書簡を送り、「爆撃はいわゆるシリア民主軍の進入を拒否する住民に圧力をかけるため」に意図的に行われた違法な攻撃と報告、非難した。

AFP, July 13, 2018、ANHA, July 13, 2018、AP, July 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2018、al-Hayat, July 14, 2018、Reuters, July 13, 2018、SANA, July 13, 2018、UPI, July 13, 2018などをもとに作成。

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