反体制系サイトのザマーン・ワスル:共和国護衛隊は首都ダマスカス近郊の人民宮殿近くの地下に化学兵器製造・貯蔵施設を建設(2018年8月29日)

反体制系サイトのザマーン・ワスル(8月29日付)は、共和国護衛隊の元隊員からの情報として、首都ダマスカスの郊外にある人民宮殿の近くの秘密刑務所の地下部分に化学兵器を製造・貯蔵する施設が建設されている、と伝えた。

元隊員は、共和国護衛隊第289施設大隊のマルワーン・マフムード大佐の監督のもとに進められたこの秘密刑務所の建設(2002年から使用開始)に参加したとしたうえで、共和国護衛隊化学兵器大隊の地下トンネルがこの刑務所に併設されていたと証言した。

地下トンネルは4カ所の出入り口があり、その中にはそれぞれ幅3.5メートル、高さ4メートル、厚さ25センチの扉が三重に設置され、全長約500メートルのトンネル内部では北朝鮮の専門家たちが空気清浄機の設置を監督していたという。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018、Zaman al-Wasl, August 29, 2018などをもとに作成。

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