地中海沖からラタキア市に対して「敵対的なミサイル攻撃」、変電所が被弾し、同市の一部が一時停電に(2018年9月17日)

ラタキア県では、SANA(9月17日付)によると、地中海沖からラタキア市に対して「敵対的なミサイル攻撃」が行われ、シリア軍防空部隊が応戦、ミサイル複数発を撃破した。

しかし、この攻撃で、サクービーン村にある変電所が被弾、ラタキア市への電力供給が一時停止し、同市の一部が停電となった。

ムハンマド・ズハイル・ハルブートリー電力大臣によると、事態を受け復旧チームが変電所の修理を行い、17日晩までにラタキア市への電力供給は再開された。

なお、タルトゥース県のバーニヤース市の石油精製所に対してもミサイル攻撃がなされたとの報道が流れたが、SANA特派員によると、この報道は事実無根だという。

このミサイル攻撃に関して、SANAは、誰がミサイル攻撃を行ったかについて言及していない。

SANA, September 17, 2018

SANA, September 17, 2018

SANA, September 17, 2018

SANA, September 17, 2018

だが、ドゥラル・シャーミーヤ(9月17日付)は、複数の親政権サイトが、このミサイル攻撃がイスラエルによるものだと断じ、ラタキア市一帯の産業施設が狙われたと伝え、写真複数点を掲載した。

al-Durar al-Shamiya, September 17, 2018

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ドゥラル・シャーミーヤ(9月18日付)によると、この攻撃でシリア軍兵士2人が死亡したほか、シリア軍兵士7人を含む10人以上が負傷した。

身元が明らかで3人の負傷者はイラン人の可能性があるという。

AFP, September 17, 2018、ANHA, September 17, 2018、AP, September 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2018、September 18, 2018、al-Hayat, September 18, 2018、Reuters, September 17, 2018、SANA, September 17, 2018、UPI, September 17, 2018などをもとに作成。

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