アサド大統領は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、シリア情勢の進捗や、イドリブ県における非武装地帯設置とその実施方法について意見を交わした。
アサド大統領は会談で、17日のシリア軍によるIL-20撃墜事件の犠牲者に弔意を示す一方、プーチン大統領はこの誤射事件に於けるイスラエルの責任を追及、シリア軍にS-300防空システムを供与し、その防空能力を向上させると伝えた。
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ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は声明を出し、シリア軍の防空能力を向上させるため、2週間以内に同軍にS-300防空システムを供与すると発表した。
ショイグ国防大臣によると、「S-300防空システムは射程250キロ以上で、一度に複数の標的を迎撃する能力を有する」という。
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なお、RT(9月24日付)によると、シリア軍へのS-300防空システムの供与と合わせて、ロシアは、①ロシア軍のみに装備されていた官制システムをシリア空軍中央司令部に供与し、ロシア軍機の領空での行動を動きを把握できるようにするとともに、③シリア沖の地中海で電磁妨害を行い、シリアに対する攻撃を阻止するため、レーダー、衛星通信、航空機の飛行を妨害する、ことを決定したという。
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SANA(9月24日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(9月24日付)などが伝えた。
AFP, September 24, 2018、ANHA, September 24, 2018、AP, September 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2018、al-Hayat, September 25, 2018、Reuters, September 24, 2018、RT, September 24, 2018、SANA, September 24, 2018、UPI, September 24, 2018などをもとに作成。
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