シリア駐留ロシア軍はシリア政府との和解に応じた反体制派司令官・戦闘員を軍事教練(2018年10月21日)

反体制系サイトのザマーン・ワスル(10月21日付)は、ラタキア県フマイミーム航空基地に駐留するロシア軍が、シリア政府との和解に応じたダルアー県の反体制武装集団の司令官・戦闘員に対して教練を行っていると伝えた。

複数の消息筋の話によると、この教練にシリア政府はまったく関与していないという。

教練は、約1ヶ月間にわたりフマイミーム航空基地で行われ、教練を受けた司令官は月200米ドル相当の報酬を受けるという。

教練を受けた司令官や戦闘員は、シリア軍第5軍団に従軍し、スワイダー県やダマスカス郊外県でのダーイシュ(イスラーム国)掃討戦に参加するか、クナイトラ県に展開する第90旅団、ないしはダルアー県(シャイフ・サアド村)に展開する第61旅団に配属され、兵力引き離し地帯での監視活動に従事すると見られるという。

AFP, October 21, 2018、ANHA, October 21, 2018、AP, October 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2018、al-Hayat, October 22, 2018、Reuters, October 21, 2018、SANA, October 21, 2018、UPI, October 21, 2018、Zaman al-Wasl, October 21, 2018などをもとに作成。

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