シリアの国防省は声明を出し、アレッポ県マンビジュ郡に展開していた人民防衛隊(YPG)が、ユーフラテス川以東地域に向かって撤退を開始したと発表した。
国防省の声明は以下の通り。
「2019年1月1日付でシリア・アラブ共和国北部諸地域に通常の生活を回復することを定めた合意を実行するため、30台以上の車輌からなるクルド人戦闘部隊(人民防衛隊(YPG)のこと)の車列が(アレッポ県)マンビジュ郡からユーフラテス川以東地域に向かい、マンビジュ市北東25キロに位置するカラ・クーザーク村に撤退した。
複数の情報によると、クルド人戦闘員約400人が現在までに退去した」。
また、SANA(1月2日付)は、撤退するYPGの車列の映像を配信した。
AFP, January 2, 2019、ANHA, January 2, 2019、AP, January 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2019、al-Hayat, January 3, 2019、Reuters, January 2, 2019、SANA, January 2, 2019、UPI, January 2, 2019などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.