ダーイシュ・メンバーの家族が搬送されたハサカ県フール町の避難民キャンプで爆発が発生(2019年2月23日)

ハサカ県では、ANHA(2月23日付)によると、20日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって「解放」されたダーイシュ(イスラーム国)・メンバーの家族の第2陣約800人が、フール町にある避難民キャンプに到着した。

ANHAによると、22、23日の2日で到着した家族は2,800人に達するという。

しかし、フール町の避難民キャンプでは23日晩にプロパン・ガスの倉庫が爆発し、少なくとも14人が負傷した。

爆発の原因は明らかになっていないが、避難民の間では、「テロ細胞」の犯行で、ダーイシュ・戦闘員の家族がこれを支援しているとの噂が流れているという。

一方、SANA(2月23日付)によると、ハサカ市南のナスラート村近郊を走行中のトレーラーがダーイシュ(イスラーム国)が仕掛けた地雷に触れて爆発、2人が負傷した。

AFP, February 23, 2019、ANHA, February 23, 2019、AP, February 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 23, 2019、SANA, February 23, 2019、UPI, February 23, 2019などをもとに作成。

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