アナトリア通信(7月19日付)は、イラクの地元筋の話として、イラクのニーナワー県スィンジャール市とシリア領(ハサカ県フール町郊外)を結ぶ国境通行所に掲げる旗をめぐって、イラク政府当局と北・東シリア自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の意見が折り合わず、開通が延期されたと伝えた。
イラク側は国境通行所にシリア国旗を掲揚するよう求めているが、シリア民主軍はこれを拒否しているという。
国境通行所は、ハサカ県のフール・キャンプなどに収容されているイラク人ヤズィード教徒の帰還を促すことなどを目的としていた。
AFP, July 19, 2019、Anadolu Ajansı, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。
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