シリア政府支配下のヒムス県東部で線路が爆破され、リンを輸送中の列車が脱線する一方、ダマスカス郊外県南部にロケット弾が着弾し2人死亡(2019年7月21日)

ヒムス県では、SANA(7月21日付)によると、県東部のファジュワ・バスィーラ地点間の鉄道区間に「テロ集団」が潜入し、線路に爆弾を仕掛けて破壊し、通過した列車が脱線する事故が発生した。

事故が発生したのは、ヒムス市とフナイフィース村を結ぶ路線で、脱線により複数の乗員が負傷した。

列車は、客車と貨物車輌から構成されており、貨物車輌にはリンが積まれていた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月21日付)によると、サアサア町近郊のクライアート村にロケット弾が着弾し、車を直撃、乗っていた運転していた男性1人と女児1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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