ダイル・ザウル県でYPG主体のシリア民主軍の退去を求めるデモ(2019年8月24日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月24日付)によると、県北部のアズバ村、マイーズィーラ村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の市民に対する暴行、石油などの略奪・密売、北・東シリア自治局サーリヒーヤ税関局による住民や物資の往来制限に抗議し、退去を求めるデモが行われ、両村にいたる街道を封鎖、住民数十人が参加した。

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ハサカ県では、SANA(8月24日付)がカーミシュリー市の複数の住民の話として伝えたところによると、貨物車輌など約200台からなる米軍の車列が、北・東シリア自治局とシリア政府が共同支配するカーミシュリー市に入った。

車列は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に供与するための武器弾薬を積んで、ティグリス川のスィーマルカー国境通行所を通じてイラクからシリアに進入したものだという。

AFP, August 24, 2019、ANHA, August 24, 2019、AP, August 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2019、Reuters, August 24, 2019、SANA, August 24, 2019、SOHR, August 24, 2019、UPI, August 24, 2019などをもとに作成。

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