ドーハ・フォーラムでウクライナのゼレンスキー大統領、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表がマリウポリ市をアレッポ市に例える一方、サウジアラビアのファイサル外務大臣は「アレッポは我々のアレッポだ」と反論(2022年3月26日)

カタールの首都ドーハで、外交・安全保障に関する国際会議ドーハ・フォーラムが開催され、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がオンラインで演説を行った。

AFP(3月26日付)、AP(3月26日付)などによると、ゼレンスキー大統領はオンライン演説のなかで、「ロシアは、核兵器で特定の国だけではなく、地球全体を滅ぼせると豪語している」と批判した。

また「カタールのような責任ある国は、信頼できるかたちで着実に天然資源を輸出できる国であり、これらの国は欧州の安定化に貢献できる…。欧州の未来はあなた方の努力にかかっている…。いかなる国もエネルギーを利用して世界を脅迫することなどできないことをロシアに理解させるため、あなた方にエネルギーを増産するようお願いしたい」と述べた。

ゼレンスキー大統領はさらに、ロシア軍がマリウポリ市に対して行っている破壊を、シリア内戦でのシリア・ロシア軍によるアレッポ市破壊に例えるとともに、ウクライナの農業輸出を「多くの国の安定と国内安全保障の基礎」と位置づけ、戦争によってこれが影響を受ける可能性があると警鐘をならした。

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また、ジョセップ・ボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表も、マリウポリ市の戦況をアレッポ市での戦闘に例えて、「ウクライナのマリウポリ市の苦しみは、「欧州のアレッポ市」のようだ」と述べた。

だが、これに対して、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣は「アレッポは我々のアレッポだ」と述べて反論した。

ボレル上級代表が「だが、欧州人がアレッポ市を破壊したのではない」と言い返すと、ファイサル外務大臣はさらに「あなた方が破壊したのではない…。だが、効果的であるはずの国際社会の取り組み、大国の取り組みは(マリウポリとアレッポでは)まったく異なっていたと再び反論した。

https://twitter.com/ES_Nahari/status/1507722672880422917

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、AP, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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ロシアのポリャンスキー国連第1常駐副代表は越境(クロスボーダー)での人道支援の中止を示唆(2022年3月26日)

ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連第1常駐副代表は、シリア情勢への対応を協議するための国連安保理の会合で、越境(クロスボーダー)での人道支援の中止を示唆した。

ポリャンスキー副代表は以下のように発言した。

シリアへの(越境)人道支援にかかる国連安保理決議第2585号の実施は行き詰っている…。西側諸国がこの決議を遵守していないからだ。
シリアへの越境人道支援にかかるこの決議において実施されているのは1項目だけだ。
西側諸国の国連安保理決議第2858号の違反は深刻で、その規定を履行していない。
イドリブ県の境界経由(クロスライン)での人道支援は可能である。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月26日付)が伝えた。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団:親政権・親ロシアの傭兵、トルコの支援を受けるシリア国民軍に所属する武装集団の傭兵のいずれも今のところウクライナでの戦闘参加は確認されていない(2022年3月26日)

シリア人権監視団は、複数筋の話として、現時点で、ウクライナでの戦闘へのシリア人傭兵の参加は、親政権・親ロシアの傭兵、トルコの支援を受けるシリア国民軍に所属する武装集団の傭兵のいずれにおいても確認されていない、と発表した。

同監視団によると、親政権・親ロシアの傭兵については、数万人が渡航の準備をしているとされるが、今のところ、シリア軍第25師団、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団、バアス大隊、シリア軍第5軍団の代表団が数日前に現地視察のためにロシアを訪問しているだけだという。

また、シリア国民軍側も、参戦への意思表明や準備が確認されているが、傭兵は派遣されていないという。

 

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なお、『ガーディアン』(3月18日付)は、欧州の諜報機関の複数高官の話として、シリア人部隊の第一陣がロシア軍に合流するため、3月15日にロシアに到着したと伝えた。

ロシアに到着したのは、先遣隊で150人からなるという。

また、『フォーリン・ポリシー』(3月25日付)も、ロシア入りしたシリア人傭兵の数が150人とも800人とも言われているとしつつ、米国防総省(高官)は、ドンバス地方でロシアの民間軍事会社のワグナー・グループの活発な動きが確認されているものの、シリア人戦闘員がウクライナにいる兆候はない、と伝えてた。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Foreign Policy, March 25, 2022、The Guardian, March 18, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して10回あまりの爆撃を実施(2022年3月26日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して10回あまりの爆撃を実施した。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県西部のカフル・アンマ村で戦闘員1人を狙撃し、殺害(2022年3月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のカフル・アンマ村で、戦闘員1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるハークーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方一帯で砲撃戦を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下のザーウィヤ山地方にあるファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バーラ村、バイニーン村を砲撃した。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市で正体不明の武装集団が若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

 

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、クライヤー町で、住民数十人が総合情報部スワイダー支部長が地元の犯罪武装集団に資金や武器を供与していると非難、解任を求めて抗議デモを行った。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃する一方、シリア軍はシリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を狙撃し、1人殺害(2022年3月26日)

アレッポ県では、ANHA(3月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア国民軍はまた、バーブ市に近いシリア政府支配下のターディフにあるシリア軍拠点複数カ所に対して砲撃を行った。

これに対して、シリア民主軍が、トルコ占領下のアフタリーン市近郊のアブラ村で、シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を狙撃し、1人を殺害した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、マアラク村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年3月26日)

SANA(3月26日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、アレッポ県ダイル・ハーフィル市、タッル・アラン町に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のスワイダーン・ジャズィーラ村とダルナジュ村でシリア民主軍に抗議するデモ(2022年3月26日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月26日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワイダーン・ジャズィーラ村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ行為を非難する抗議デモが行われ、住民らがタイヤを燃やすなどして道路を遮断、シリア民主軍の車輌1輌に放火した。

また、ダルナジュ村では、シリア民主軍が民家複数棟を焼き討ちにしたことに抗議する抗デモが行われ、参加した住民はシリア民主軍の退去を要求した。

シリア人権監視団によると、これを受け、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)はダルナジュ村で外出禁止令を発出した(外出禁止令は3月31日に解除された)。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022、March 31, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のサーリヒーヤト・ハラブ村の住民が米軍装甲車5輌からなる車列の通行を阻止(2022年3月26日)

ハサカ県では、SANA(3月26日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のサーリヒーヤト・ハラブ村の住民が、シリア軍検問所の支援を受けて、村に入ろうとした米軍装甲車5輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

シリア人権監視団によると、車列は装甲車4輌から構成されていた。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で16人、北・東シリア自治局支配地域で9人(2022年3月26日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者62人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、3月26日現在のシリア国内での感染者数は計55,650人、うち死亡したのは3,133人、回復したのは51,423人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/275760281398622

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに9人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月26日現在のシリア国内での感染者数は計38,557人、うち死亡したのは1,570人、回復したのは2,565人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性6人、女性3人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市6人、カーミシュリー市1人、ラッカ県のラッカ市1人、アレッポ県のマンビジュ市1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1816902318499697

AFP, March 26, 2022、ACU, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法制定委員会)の小委員会会合第7ラウンドが進展のないまま閉幕(2022年3月25日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は声明を出し、スイスのジュネーブにある国連本部で制憲委員会(憲法制定委員会)の小委員会会合第7ラウンドが閉幕したと発表した。

3月20日に開幕した第7ラウンドでは、統治の基礎、国家のアイデンティティ、国家の象徴、公的帰還の構造と機能について、シリア政府、反体制派、市民社会の各代表が案を示した。

ペデルセン代表は、各代表が発足から2年半になる憲法制定委員会を継続することの重要性を認識しているとしたうえで、今後のメンバー間の見解をすり合わせるために可能なあらゆることがなされると述べ、進展がなかったことを明らかにした。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022、UN, March 25, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍特殊部隊がウクライナでロシア軍と戦うことを希望する「義勇兵」を教練(2022年3月25日)

『イェディオト・アハロノト』(3月25日付)は、「参謀中隊」として知られるイスラエル軍特殊部隊出身の予備役の隊員が、ウクライナでロシア軍と戦うことを希望する「義勇兵」への教練を行っていると伝えた。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022、Yedioth Ahronoth, March 25, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊で住民やシリア軍兵士らが米軍の装甲車複数輌からなる車列の進行を阻止(2022年3月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のダアドゥーシーヤ村のシリア軍検問所で、住民や兵士らが村を通過しようとした米軍の装甲車複数輌からなる車列の進行を阻止、これを退却させた。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。

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ダルアー市で逮捕者釈放を求めるデモ、ダイル・ザウル県で物価高騰への対応を求めるデモ(2022年3月25日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市ダルアー・バラド地区で、住民数人が、治安当局によって拘束されている逮捕者の釈放を求めて抗議デモを行った。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダルナジュ村で燃料などの物価高騰への対応を求める抗議デモが発生した。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県、イドリブ県を砲撃(2022年3月25日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃し、「決戦」作戦司令室が応戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バーラ村、バイニーン村を砲撃した。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のユーフラテス川の両岸を結ぶ通行所で国防隊とシリア民主軍が激しく交戦、米軍はウマル油田一帯でシリア民主軍と合同演習を実施(2022年3月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にはるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市とダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある東岸を結ぶ橋の通行所で、国防隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が重火器などを使用して激しく交戦した。

戦闘はダイル・ザウル民政評議会支配地からシリア政府支配地への密輸の取り締まりを背景としたもので、上空には無人航空機(ドローン)が飛来、旋回を続けたという。

一方、米軍が違法に基地を設置し、部隊を駐留させているウマル油田一帯では、米主導の有志連合とシリア民主軍による合同軍事演習が行われ、周囲では大きな爆発音が3回にわたって聞こえた。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県タッル・リフアト市近郊のマンナグ村にトルコ軍の自爆型ドローンが墜落(2022年3月25日)

アレッポ県では、ANHA(3月25日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ村にトルコ軍の自爆型無人航空機(ドローン)が墜落した。

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ラッカ県では、ANHA(3月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、アイン・イーサー・キャンプ、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で11人(2022年3月25日)

保健省は政府支配地域で新たに11人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者38人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、3月25日現在のシリア国内での感染者数は計55,634人、うち死亡したのは3,131人、回復したのは51,361人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/275068531467797

AFP, March 25, 2022、ACU, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。

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エフィモフ駐シリア・ロシア大使:「イスラエルはロシアを挑発し、シリアに対する攻撃への報復を行わせようとしている(2022年3月24日)

アレクサンドル・エフィモフ駐シリア・ロシア大使は、首都ダマスカスでアラブ作家連合が主催した会合に出席し、そのなかで「イスラエルはロシアを挑発し、シリアに対する攻撃への報復を行わせようとしている」と述べた。

エフィモフ大使は以下のように述べた。

シリアに対するイスラエルの攻撃について、イスラエルは我々を挑発し、こうした行為に対する報復を行わせようとしている。
イスラエルの攻撃は、緊張を高め、軍事作戦を再開させ、西側がシリアで軍事活動を行う余地を与えようとするものだ。

スプートニク・ニュース(3月25日付)などが伝えた。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022、Sputnik News, March 25, 2022などをもとに作成。

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ラッカ県タブカ市の教員が生活状況の改善、教員組合の解体などを訴え、学内でストライキを開始(2022年3月24日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市の教員らが、北・東シリア自治局に対して、生活状況の改善、教員組合の解体などを訴え、学内でストライキを開始した。

AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はイドリブ県内の村々で暮らすキリスト教徒数十世帯に、持ち家を明け渡すか、6カ月分の家賃を前金で支払うよう求める警告文を出す(2022年3月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団が複数の地元筋から得た情報によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がジスル・シュグール市近郊のカニーヤ村、ガッサーニーヤ村、ヤアクービーヤ村、ジャディーダ村で暮らすキリスト教徒数十世帯に、持ち家を明け渡すか、6カ月分の家賃を前金で支払うよう求める警告文を送付した。

これらの村には、もともと多くのキリスト教徒が住んでいたが、2013年末までにシャーム解放機構(当時の呼称はシャームの民のヌスラ戦線)などのイスラーム過激派組織が同地一帯に侵攻し、これを制圧した際に、避難を余儀なくされた。

シャーム解放機構は同地を離れたキリスト教徒の住居を接収し、シリアの他県から避難してきた移住者にこれを賃貸している。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のタカード村一帯を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー2人が死亡、複数が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, March 24, 2022、ANHA, March 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 24, 2022、Reuters, March 24, 2022、SANA, March 24, 2022、SOHR, March 24, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合はラッカ市近郊のジャズラ村の基地に再駐留か?(2022年3月24日)

シリア人権監視団は、米主導の有志連合の四輪駆動車が最近になって、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県ラッカ市西のジャズラ村を頻繁に訪問していると発表した。

同監視団によると、ジャズラ村は、2019年まで有志連合が基地(ジャズラ基地)を設置し、違法に駐留していた場所。

ドナルド・トランプ前政権時のシリア駐留米軍の再展開に際して、米軍は2019年11月に撤退し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に移譲されていた。

複数筋の話によると、米軍が同地に再駐留したとの情報もある。

AFP, March 24, 2022、ANHA, March 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 24, 2022、Reuters, March 24, 2022、SANA, March 24, 2022、SOHR, March 24, 2022などをもとに作成。

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米軍が違法に駐留するヒムス県タンフ国境通行所基地で、ルクバーン・キャンプの使節団が有志連合の使節団と会談(2022年3月24日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプの使節団が、タンフ国境通行所の米軍基地を訪問し、米主導の有志連合の使節団と会談した。

会談で、ルクバーン・キャンプの使節団は、支援物資の即時・定期的な搬入、北・東シリア自治局の支配地、あるいはトルコ占領下のシリア北部に移住するためのルートの確保を求めた。

ルクバーン・キャンプでは基本物資の不足などによる生活難が続いており、23日には女性数名がキャンプを脱出し、シリア政府支配地域に帰還した。

AFP, March 24, 2022、ANHA, March 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 24, 2022、Reuters, March 24, 2022、SANA, March 24, 2022、SOHR, March 24, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に駐留するハサカ県シャッダーディー市近郊の村でパンと燃料不足に抗議するデモ(2022年3月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に駐留するシャッダーディー市近郊のサイイド・ハンムード村でパンと燃料不足に抗議するデモが行われ、参加者はタイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

AFP, March 24, 2022、ANHA, March 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 24, 2022、Reuters, March 24, 2022、SANA, March 24, 2022、SOHR, March 24, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県北東部の住民約200人が、欧州に移住し、職を得ることを目的にトルコ領内に不法入国(2022年3月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にある県北東部の住民約200人が、欧州に移住し、職を得ることを目的にトルコ領内に不法入国した。

約200人は生活苦を解消するため、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるダルバースィーヤ市近くの国境を越えてトルコ領内に入ったという。

AFP, March 24, 2022、ANHA, March 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 24, 2022、Reuters, March 24, 2022、SANA, March 24, 2022、SOHR, March 24, 2022などをもとに作成。

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国連総会は特別緊急会合でロシア軍によるウクライナでの民間人やインフラ施設の無差別攻撃を非難し、即時停止を求める決議を140カ国の賛成:シリアは反対票を投じる(2022年3月24日)

国連総会は特別緊急会合で、ロシア軍によるウクライナでの民間人やインフラ施設の無差別攻撃を非難し、即時停止を求める決議を140カ国の賛成、5カ国の反対、38カ国の棄権で採択した。

反対票を投じたのは、ロシア、ベラルーシ、北朝鮮、シリア、エリトリア。

棄権したのは、アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、ボリビア、ボツワナ、ブルネイ、ブルンジ、中央アフリカ共和国、中国、コンゴ、キューバ、エルサルバドル、赤道ギニア共和国、エスワティニ、エチオピア、ギニアビサウ、インド、イラン、カザフスタン、キルギス、ラオス、マダガスカル、マリ、モンゴル、モザンビーク、ナミビア、ニカラグア、パキスタン、南アフリカ、スリランカ、スーダン、タジキスタン、トーゴ、ウガンダ、タンザニア、ウズベキスタン、ベトナム、ジンバブエ。

軍の即時撤退などを求めた3月2日の決議の賛成国数141から1カ国減り、棄権国は3カ国増えた。

決議案はフランスとメキシコが作成し、日米など計90カ国が共同提案した。

クラスター爆弾や燃料気化爆弾も念頭に「避難中の民間人の車列などに対する無差別な爆撃や爆発性兵器の利用」を強く非難した。

また、ウクライナの原子力発電所への攻撃による影響にも懸念を表明した。

さらに、「ロシアのウクライナへの敵対行為がもたらした悲惨な人道的結果は遺憾だ」と明記したうえで、女性や子どもを含む民間人の犠牲者や国内避難民と難民の増加、世界の食糧供給やエネルギー確保への影響を「深く憂慮する」とした。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県、ダマスカス郊外県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年3月24日)

SANA(3月24日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県ダイル・ハーフィル市、タッル・アラン町、ダマスカス郊外県タッル市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数百人が手続きを済ませた。

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ロシアの国連常駐副代表は、グテーレス国連事務総長に対してシリアにおける米軍の駐留を占領と認定するよう求める(2022年3月24日)

ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連第1常駐副代表は、アントニオ・グテーレス国連事務総長に対して、シリアにおける米軍の駐留の違法性について、国連憲章に基づいて評価し、これを占領と認定するよう求めた。
スプートニク・ニュース(3月24日付)によると、ポリャンスキー第1常駐副代表は、「我々はグテーレス事務総長に対してシリアにおける米軍などの駐留の法令順守の是非について国連憲章に基づいて評価することを要請している」としたうえで、「我々はそれがとりわけタンフ(国境通行所一帯地域)において、シリア領に対する占領であることを公言することを期待している」と述べた。

AFP, March 24, 2022、ANHA, March 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 24, 2022、Reuters, March 24, 2022、SANA, March 24, 2022、SOHR, March 24, 2022などをもとに作成。

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ダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)にシリア仮想大学アクセス・センター開設(2022年3月24日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月24日付)によると、ダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)に、シリア仮想大学アクセス・センターが開設された。

アクセス・センターの開設は受刑者に、大学教育を受ける機会を与えるため。


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ダルアー県サナマイン市議会議長が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡(2022年3月24日)

ダルアー県では、SANA(3月24日付)によると、サナマイン市議会のマフムード・ムハンマド・アトマ議長が議事堂近くで早朝、正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また知人の男性1人も撃たれて重傷を負った。

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