トルコ軍がM4高速道路を単独パトロールするなか、ロシア・トルコ軍の合同パトロールに反対する者たちがトルコ軍によって撤去された土嚢を再び積み上げる(2020年3月20日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、5日のロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効してから15日目となる3月20日、シリア・ロシア軍、トルコ軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍、「決戦」作戦司令室による若干の停戦違反が確認された。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ県のファッティーラ村を砲撃、反体制武装集団もイドリブ県とラタキア県のシリア軍拠点を散発的に砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がM4高速道路のタルナバ村、ムサイビーン村間で単独でのパトロールを実施した。

一方、ナイラブ村近郊の沿線では、トルコ軍によって撤去されていた土嚢がロシア・トルコ軍の合同パトロールに反対する者たちによって再び積まれ、通行が阻止された。

AFP, March 20, 2020、ANHA, March 20, 2020、AP, March 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 20, 2020、Reuters, March 20, 2020、SANA, March 20, 2020、SOHR, March 20, 2020、UPI, March 20, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局は3月23日午前6時から追って通知があるまでの期間、支配地全域での住民の外出を禁止すると発表(2020年3月19日)

北・東シリア自治局執行評議会共同議長府は、新型コロナウイルス感染防止策として、3月23日午前6時から追って通知があるまでの期間、支配地全域での住民の外出を禁止し、病院、医療センター、薬局、食糧品店、国際機関事務所、赤新月社事務所を除くすべての施設を閉鎖、食品、燃料以外の輸送を禁止とすることを決定した。

AFP, March 23, 2020、ANHA, March 23, 2020、AP, March 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 23, 2020、Reuters, March 23, 2020、SANA, March 23, 2020、SOHR, March 23, 2020、UPI, March 23, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はイドリブ県のM4高速道路でシャーム解放機構が「見守る」なか、14の監視ポストを設置(2020年3月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によるとトルコ軍が、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が「見守る」なか、M4高速道路のナイラブ村とブサンクール村を結ぶ区間の沿線の14カ所に監視ポストを設置した。

また、装甲車10輌からなるトルコ軍部隊が、タルナバ村からムハムバル村を結ぶ区間でパトロールを実施した。

監視ポストの設置とパトロール活動は、シャーム解放機構がM4高速道路沿線での警備を続けるなかで実施された。

トルコ軍はまた、戦車、装甲車など約90輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリアに新たに進入させるとともに、M4高速道路沿線のブサンクール村近郊に新たな拠点を設置した。

**

また、アレッポ県でも、トルコ軍はジーナ村近郊に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は以下44カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所(アスタナ会議での合意に基づき設置)

  • イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
  • アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
  • ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
  • ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

  • イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村
  • アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
  • ハマー県:ムガイル村

AFP, March 19, 2020、ANHA, March 19, 2020、AP, March 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2020、Reuters, March 19, 2020、SANA, March 19, 2020、SOHR, March 19, 2020、UPI, March 19, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

リビア国内での戦闘で、トルコが派遣したシリア国民軍の死者は129人を記録、トルコはシリア国民軍戦闘員の増加を受けその給与を削減(2020年3月19日)

シリア人権監視団は、リビアでの戦闘に参加するためにトルコが派遣したシリア人戦闘員(国民軍)の死者数が129人を記録していると発表した。

129人は、国民軍に所属するムウタスィム旅団、スルターン・ムラード師団、北の鷹旅団、ハムザ師団、スライマーン・シャー師団のメンバーで、リビアの首都トリポリ市南部のサラーフッディーン地区、トリポリ国際空港近郊のラムラ地区一帯、ハドバ開発計画地区、ミスラータ市一帯などで、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍と交戦中に死亡したと見られる。

また、トルコは、リビアに派遣した国民軍戦闘員の数が6,000人を超えたことに対処するため、給与削減に踏み切ったという。

なお、リビアに派遣された国民軍戦闘員は4,750人に達し、約1,900人が派遣に向けて、トルコ占領下のアレッポ県北部(「オリーブの枝」、「ユーフラテスの盾」地域に設置されているキャンプでトルコ軍の教練を受けている。

AFP, March 19, 2020、ANHA, March 19, 2020、AP, March 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2020、Reuters, March 19, 2020、SANA, March 19, 2020、SOHR, March 19, 2020、UPI, March 19, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局はノウルーズの公式行事の中止を発表(2020年3月19日)

北・東シリア自治局は、ビーリーファーン・ハーリド、アブドゥルハーミド・マフバーシュ執行評議会共同議長の名で告知第14号を発出し、新型コロナウイルスの感染を予防するため、支配地域内で3月21日のノウルーズ(クルド人の正月、春分)に合わせて予定されていたすべての公式行事を中止すると発表した。

AFP, March 19, 2020、ANHA, March 19, 2020、AP, March 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2020、Reuters, March 19, 2020、SANA, March 19, 2020、SOHR, March 19, 2020、UPI, March 19, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍はアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃(2020年3月19日)

アレッポ県では、ANHA(3月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村および近郊の森林地帯、アキーバ村、シャイフ・ヒラール村、カフル・ナーヤー村、マンナグ村、ハルバル村を砲撃した。

また、トルコ占領下(「ユーフラテスの盾」地域)のアアザーズ市で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、多数が死傷した。

シリア人権監視団によると、この爆発で少なくとも1人が死亡したという。

**

ラッカ県では、ANHA(3月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, March 19, 2020、ANHA, March 19, 2020、AP, March 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2020、Reuters, March 19, 2020、SANA, March 19, 2020、SOHR, March 19, 2020、UPI, March 19, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でトルコ軍が反体制派の攻撃を受け、兵士2人死亡、1人負傷(2020年3月19日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反が確認されなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

停戦違反が確認されなかったのは、2017年5月のアスタナ4会議に基づき、緊張緩和地帯が設置されて以降初めて。

また、英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、5日のロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効してから14日目となる3月19日、シリア・ロシア軍、トルコ軍は爆撃は確認されなかったが、若干の戦闘と攻撃が発生した。

**

トルコ国防省はツイッターのアカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、イドリブ県に駐留するトルコ軍部隊が「一部過激派集団」のロケット弾攻撃を受け、兵士2人が死亡、1人が負傷したと発表した。

攻撃を受けたトルコ軍部隊はただちにロケット弾が発射された地域を砲撃したという。

また、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのオレグ・ジュラフロフ副センター長(海軍少将)も声明を出し、M4高速道路で偵察任務に当たっていたトルコ軍部隊が3月19日に、トルコに従わないテロ組織の一つの戦闘員から攻撃を受け、兵士2人が戦闘で死亡した、と発表した。

シリア人権監視団によると、狙われたのはトルコ軍の車列で、ムハムバル村近郊を走行中、即席爆弾によると思われる爆発が2度にわたり発生したという。

トルコ軍が襲撃を受けたのを受け、「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線とシャーム解放機構の車列が現場に向かい、またトルコ軍部隊も現場一帯で爆発物の撤去作業を行ったという。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の車列を狙ったのは新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構だと思われる。

**

イドリブ県では、SANA(3月19日付)が、トルコの支援を受ける「テロ組織」が、停戦合意に違反し、ハザーリーン村一帯のシリア軍拠点を攻撃したと報じた。

また、シリア人権監視団は、シリア軍がナージヤ村を砲撃、トルコ軍が応戦したと発表した。

一方、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室は声明を出し、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯にあるシリア軍拠点を攻撃し、シリア軍と親政権民兵15人以上を殺傷したと発表した。

AFP, March 19, 2020、ANHA, March 19, 2020、AP, March 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 19, 2020、Reuters, March 19, 2020、SANA, March 19, 2020、SOHR, March 19, 2020、UPI, March 19, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受ける国民軍報道官はイドリブ県に駐留するトルコ軍に新型コロナウイルスの感染が拡がっているとの情報を否定(2020年3月18日)

トルコの支援を受ける国民軍のユースフ・ハンムード少佐(参謀委員会報道官)はツイッターのアカウント(https://twitter.com/Yusuf1975hamoud/)を通じて、イドリブ県に駐留しているトルコ軍兵士の間で新型コロナウイルスの感染が拡がっているとの情報を否定した。

AFP, March 18, 2020、ANHA, March 18, 2020、AP, March 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2020、Reuters, March 18, 2020、SANA, March 18, 2020、SOHR, March 18, 2020、UPI, March 18, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県でシリア軍と元反体制武装集団が交戦、住民8人が巻き添えとなって死亡(2020年3月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジッリーン村の検問所近くで、シリア政府との和解に応じていた元反体制武装集団の司令官3人に発砲した。

発砲の原因は不明だが、シリア軍と元反体制武装集団は撃ち合いとなり、シリア軍の兵士3人が死亡した。

元反体制武装集団の激しい反撃により撤退を余儀なくされたシリア軍部隊は、イズラア市近郊の兵舎、フドル丘、ダルアー市国立競技場から、ジッリーン村やタスィール町を砲撃した。

ジッリーン村では、砲撃の巻き添えとなった子ども2人を含む8人が死亡した。

一方、武装集団は、ナワー市にある政治治安部、軍事情報局の拠点を含むシリア軍拠点複数カ所を襲撃した。

武装集団は、2018年半ばにシリア政府との和解に応じた元反体制派。


AFP, March 18, 2020、ANHA, March 18, 2020、AP, March 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2020、Reuters, March 18, 2020、SANA, March 18, 2020、SOHR, March 18, 2020、UPI, March 18, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でトルコの支援を受けるシャーム自由人イスラーム運動司令官が爆殺される(2020年3月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)を主導するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の司令官が乗った車が、ジスル・シュグール市近郊のアイン・バーリダ村で爆破され、司令官が死亡した。

AFP, March 18, 2020、ANHA, March 18, 2020、AP, March 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2020、Reuters, March 18, 2020、SANA, March 18, 2020、SOHR, March 18, 2020、UPI, March 18, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局支配地域とイラク西部を結ぶスィーマルカー国境通行所が豪雨で利用不能に(2020年3月18日)

ハサカ県では、ANHA(3月18日付)によると、北・東シリア自治局支配地域とイラク西部を結ぶティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所が、豪雨により利用不能となった。

AFP, March 18, 2020、ANHA, March 18, 2020、AP, March 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2020、Reuters, March 18, 2020、SANA, March 18, 2020、SOHR, March 18, 2020、UPI, March 18, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア民主軍が砲撃戦、トルコ占領下のアフリーン市などで多数死傷(2020年3月18日)

アレッポ県では、ANHA(3月18日付)、SANA(3月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、アルカミーヤ村、タッル・アッジャール村、カフル・アントワーン村、タート・マラーシュ村、イッビーン村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

これに対して、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のアフリーン市を砲撃し、子ども2人、自由警察隊員1人が死亡した。

また、トルコ占領下のアフリーン市では、市の中心街で複数回の爆発が発生し、5人が死亡、多数が負傷した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるアイン・イーサー市北のヒルバト・カラム村に設置されているトルコ軍およびその支援を受ける国民軍の拠点に潜入、国民軍の戦闘員2人を殺害した。

AFP, March 18, 2020、ANHA, March 18, 2020、AP, March 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2020、Reuters, March 18, 2020、SANA, March 18, 2020、SOHR, March 18, 2020、UPI, March 18, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシャーム解放機構が設置した土嚢を撤去し、M4高速道路を再開(2020年3月18日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、5日のロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効してから13日目となる3月18日、シリア・ロシア軍、トルコ軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍、「決戦」作戦司令室による若干の停戦違反が確認された。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がM4高速道路沿線に重機などを派遣し、シャーム解放機構が設置した土嚢を撤去し、道路を再開した。

トルコ軍が土嚢を撤去した具体的な場所は不明だが、シャーム解放機構は17日までにナイラブ村とアリーハー市を結ぶ区間で、土嚢・堀を設置していた。

トルコ軍はこれとは別に、戦車や装甲車など約50輌からなる部隊を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させ、ラーム・ハムダーン村に新たな拠点を設置した。

**

ロシアの複数のメディアは、ハマー県北西部のシール・マガール村にあるトルコ軍監視所の航空写真を公開した。

この監視所はシリア軍の包囲を受けており、トルコ軍の補給物資は、ロシア軍が同地への往来の安全を確保して搬入されている。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアイン・イーサー市に戦車、装甲車など約150輌からなる増援部隊を派遣した。

一方、マアダーン町近郊では、武装集団がシリア軍の車輌を襲撃、兵士2人を殺害した。

AFP, March 18, 2020、ANHA, March 18, 2020、AP, March 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 18, 2020、Reuters, March 18, 2020、SANA, March 18, 2020、SOHR, March 18, 2020、UPI, March 18, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国民軍戦闘員が前日に続いて、トルコ軍からの給与未払いに抗議するデモ(2020年3月17日)

トルコ占領下の「平和の泉」地域(ラッカ県北部およびハサカ県北部)では、シリア人権監視団によると、国民軍がハサカ県のラアス・アイン市とタッル・アブヤド市で、トルコ軍による給与未払いに抗議するための座り込みデモを行った。

タイヤを燃やすなどして道路を封鎖した国民軍の戦闘員はまた、国境の開放、戦闘員の交代も合わせて要求した。

AFP, March 17, 2020、ANHA, March 17, 2020、AP, March 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2020、Reuters, March 17, 2020、SANA, March 17, 2020、SOHR, March 17, 2020、UPI, March 17, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がラッカ県北部のシリア軍拠点を砲撃(2020年3月17日)

ラッカ県では、ANHA(3月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のスライブ村、クーバルラク村、アフダクー村、フッリーヤ村、アリーダ村を砲撃した。

アリーダ村に対する砲撃では、シリア軍の拠点1カ所が狙われた。

**

アレッポ県では、ANHA(3月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

AFP, March 17, 2020、ANHA, March 17, 2020、AP, March 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2020、Reuters, March 17, 2020、SANA, March 17, 2020、SOHR, March 17, 2020、UPI, March 17, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府支配地、北・東シリア自治局支配地、トルコ占領地で新型コロナウイルス予防に向けた動きが続く(2020年3月17日)

ニザール・ヤーズジー保健大臣は報道向け声明を出し、省内での会合で、全国の市民サービス・センター、公園、映画館、劇場、クラブ、式場などの公営施設の閉鎖を決定したと発表した。

**

ダマスカス県は、新型コロナウイルス感染予防策として民間のインターネット・カフェ、屋内の遊び場、スポーツ・サロン、映画館、劇場、式場を閉鎖することを決定した。

また、すべての店主に対して、店舗・施設外での食品の陳列を行わないこと、またレストラン、カフェ・喫茶店の店主に対して、閉鎖された場所での水タバコの提供、家庭への提供を行わないよう要請した。

この要請に応じない店舗や施設に対しては法的措置を講じて、無期限の閉鎖処分にすると強調するとともに、この決定の遵守、あるいは違反者への処分に対する苦情がある場合は、電話(番号は127番)で申し立てを行うよう呼びかけた。

**

運輸省は18日、19日に予定していたダマスカス・カイロ便、カイロ・ダマスカス便を予定通り運航すると発表した。

以上、SANA(3月17日付)が伝えた。

**

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(3月17日付)が、シリア政府が新型コロナウイルス感染予防策としてブーカマール国境通行所の閉鎖を決定しているにもかかわらず、人と物の往来が続いていると伝えた。

同サイトによると、シリア政府支配地域と北・東シリア自治局支配地域を結ぶダイル・ザウル市近郊のサーリヒーヤ村の通行所も依然として開放されたままだという。

**

北・東シリア自治局ジャズィーラ地方の危機対策室は声明を出し、新型コロナウイルス感染予防策として、公共施設での殺菌作業に加えて、旅客車輌の消毒作業の実施、カフェ、集会所、飲食店、インターネット・カフェ、スポーツ・サロン、娯楽施設の閉鎖、レストラン内の閉鎖敵な空間での飲食の禁止、公営・民間病院への見舞いの禁止、公道や屋外市場での消毒作業の実施を新たに決定したと発表した。

ANHA(3月17日付)が伝えた。

**

ドゥラル・シャーミーヤ(3月17日付)は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県とトルコ占領下のアレッポ県北西部を結ぶ街道上の複数カ所に、新型コロナウイルス感染を検査するための医療チェックポイントが設置されたと伝えた。

**

トルコのガジアンテップ市で活動する暫定内閣(シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)の傘下組織)のムンズィル・ハリール保健大臣は声明を出し、16日現在、「解放区」において新型コロナウイルス感染者は確認されていないと発表した。

AFP, March 17, 2020、ANHA, March 17, 2020、AP, March 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2020、Euphrates Post, March 17, 2020、Reuters, March 17, 2020、SANA, March 17, 2020、SOHR, March 17, 2020、UPI, March 17, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構はM4高速道路への接近と通行を阻止するため、沿線に土嚢と堀を設置(2020年3月17日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、5日のロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効してから12日目となる3月17日、シリア・ロシア軍、トルコ軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍、「決戦」作戦司令室による若干の停戦違反が確認された。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が停戦合意に違反し、ファッティーラ村一帯への進軍を試みたが、「決戦」作戦司令室の応戦を受け、シリア軍兵士4人が死亡、2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室側も1人が死亡、4人が負傷した。

これに対し、SANA(3月17日付)は、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が停戦合意に違反し、カフルナブル市、ハザーリーン村のシリア軍拠点に対して砲撃を行い、シリア軍がただちに応戦したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構は、ラタキア市とアレッポ市を結ぶM4高速道路でのロシア・トルコ軍の合同パトロールを阻止するため、ナイラブ村からアリーハー市にいたる30キロ今日の区間にM4高速道路上に土嚢を積み上げた。
ハバル24(3月17日付)によると、シャーム解放機構はナイラブ村・アリーハー市間のM4高速道路の両側に土嚢を積み上げるとともに、堀を掘削し、道路への接近を阻止しようとしているという。

SANAもまた、シャーム解放機構がナイラブ村近郊のM4高速道路上に巨大な穴を掘り、道路を寸断したと伝えた。

この他、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車、装甲車など50輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させた。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、地元住民(ドゥルーズ派)によって構成されるシャイフ・カラーマ軍団が声明を出し、ヒズブッラーのメンバー2人を拘束したと発表、シリア軍によって拘束されているメンバー1人の釈放を要求した。

シャイフ・カラーマ軍団は、メンバーが釈放されれば、ヒズブッラーのメンバーも解放するとしている。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で「シリア革命」9周年に合わせて、住民が書いたと思われる落書きが発見された。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, March 17, 2020、ANHA, March 17, 2020、AP, March 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2020、Xeber 24, March 17, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 17, 2020、Reuters, March 17, 2020、SANA, March 17, 2020、SOHR, March 17, 2020、UPI, March 17, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系組織のアンサール・ディーン戦線がシリア軍と捕虜交換(2020年3月16日)

シリア北西部で活動する新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・ディーン戦線は、シリア軍との捕虜交換の内幕を暴露した。

アンサール・ディーン戦線の捕虜逮捕者問題責任者のハーズィム・アブー・ファーリクを名乗るメンバーは、ドゥラル・シャーミーヤ(3月16日付)の取材に対して、「アッラーのおかげで2年前にヌサイリー派に捕捉されたジハード戦士の兄弟1人の解放に成功した」と述べた。

アブー・ファーリク氏によると、捕虜の解放は「約7何前のアレッポ市東のキシーシュ航空基地での戦いでアンサール・ディーン戦線が捕捉していたヌサイリー派の大尉を解放したことの見返り」だいう。

アブー・ファーリク氏はまた、「我々は誰からも金銭を受け取っていない」と付言、シリア軍に身代金を渡したとの見方を否定した。

なお、キシーシュ航空基地(別名ジャッラーフ航空基地)は2013年2月に自由シリア軍が制圧、2017年にシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を奪還していた。

AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍とトルコの支援を受ける国民軍が捕虜交換(2020年3月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領地(「ユーフラテスの盾」地域)と、北・東シリア自治局とシリア政府支配地が接するバーブ市近郊のアブー・ザンディーン村に設置されている通行所で、シリア軍と国民軍が捕虜交換を行った。

捕虜交換では、国民軍がシリア軍の大尉を解放、シリア軍側はイドリブ県サラーキブ市出身の男性1人を釈放し、身柄を交換した。

なお、アブー・ザンディーン村の通行所は、新型コロナウイルス感染を予防するため、住民の往来は禁止されている。


AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のラッカ県北部で国民軍の戦闘員がトルコ軍による給与未払いに抗議するデモを行う(2020年3月16日)

ラッカ県では、ANHA(3月16日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊のヤービサ村で国民軍の戦闘員が、トルコ軍による給与未払いに抗議するデモを行った。

給与支払いは2ヶ月にわたって停止しており、デモに参加した戦闘員は発砲するとともに、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

これに対して、トルコ軍は厳戒態勢を敷き、事態収拾にあたったという。

AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル24:シリア政府支配下のマヤーディーン市でイラク人4人とイラン人2人の新型コロナウイルスの感染確認(2020年3月16日)

ダイル・ザウル24(3月16日付)は複数の情報筋の話として、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸のマヤーディーン市内の病院で6人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと伝えた。

6人のうち4人はイラク人、2人はイラン人で、市内にある「イランの民兵」専用の病院に隔離されているという。

AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、Dayr al-Zawr 24, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配地域各所で新型コロナウイルス感染予防策実施(2020年3月16日)

北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるハサカ県ハサカ市やアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市、マンビジュ市で、北・東シリア自治局各地域の保健委員会(保健省に相当)が各自治体の関係機関とともに、新型コロナウイルス感染予防策を開始し、行政機関、教育機関、病院などの施設での消毒作業を行うとともに、住民に当局の感染防止策に従うよう呼びかけた。

**

また、ハサカ市の西約12キロの距離に位置するワーシューカーニー国内避難民(IDPs)キャンプでも、キャンプ運営局とクルド赤新月社が新型コロナウイルス感染予防策を実施した。

AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃し、住民1人とシリア軍兵士1人負傷、変電所が利用不能に(2020年3月16日)

ハサカ県では、ANHA(3月16日付)やSANA(3月16日付)によると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、タウィーラ村を砲撃し、住民1人とシリア軍兵士1人が負傷、ウンム・カイフ村の変電所が利用不能となった。


一方、ANHA(3月16日付)によると、ロシア軍憲兵隊とトルコ軍がダルバースィーヤ市、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊の国境地帯で合同パトロールを実施した。

**

ラッカ県では、ANHA(3月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のバイルーン村、カズアリー村を砲撃した。

AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局支配下のハサカ県シャッダーディー市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人死亡(2020年3月16日)

ハサカ県では、ANHA(3月16日付)やSANA(3月16日付)によると、北・東シリア自治局支配下のシャッダーディー市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はM4高速道路沿線でのロシア・トルコ軍合同パトロールに反対する座り込み現場近くに新たな拠点を設置(2020年3月16日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、5日のロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(5日深夜)してから11日目となる3月16日、シリア・ロシア軍、トルコ軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍、「決戦」作戦司令室による若干の停戦違反が確認された。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(イドリブ県2件、ラタキア県2件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(イドリブ県5件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハザーリーン村一帯を砲撃した。

また、シリア軍と「イランの民兵」の増援部隊がザーウィヤ山に到着した。

一方、トルコ軍は戦車や装甲車など約60輌からなる車列を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させるとともに、カフル・ヌーラーン村に新たな軍事拠点を設置した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月16日付)によると、トルコ軍はまた、ロシア・トルコ軍のM4高速道路沿線での合同パトロールに反対する「尊厳の座り込み」デモが行われているナイラブ市の近くにも拠点を新設した。

このほか、トルコ軍憲兵隊が越境してハタイ県に入ろうとしたダルクーシュ町出身の男性1人を射殺した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯を砲撃した。

AFP, March 16, 2020、ANHA, March 16, 2020、AP, March 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 16, 2020、Reuters, March 16, 2020、SANA, March 16, 2020、SOHR, March 16, 2020、UPI, March 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受ける国民解放戦線総司令官が辞任、ロシア・トルコ軍の合同パトロールへの反対が理由でないと強調(2020年3月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(3月15日付)は、複数の情報筋の話として、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)のファドルッラー・ハッジー総司令官が辞任したと伝えた。

ハッジー総司令官はシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の司令官でもあるが、同軍団司令官職にはとどまるという。

ハッジー総司令官の辞任は、3月13日のトルコと戦線所属組織との合同会合の場で「イドリブ県での最近の戦闘での戦果」を踏まえて決定された事実上の解任で、ロシア・トルコ軍の合同パトロールに反対したことが理由ではないことが強調された。

AFP, March 15, 2020、ANHA, March 15, 2020、AP, March 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2020、Reuters, March 15, 2020、SANA, March 15, 2020、SOHR, March 15, 2020、UPI, March 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県各所で「シリア革命」9周辺を祝う集会(2020年3月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「シリア革命」開始(2011年3月15日)9周年を祝う集会がマアッラトミスリーン市、カッリー町などで行われた。

AFP, March 15, 2020、ANHA, March 15, 2020、AP, March 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2020、Reuters, March 15, 2020、SANA, March 15, 2020、SOHR, March 15, 2020、UPI, March 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるアレッポ県マンビジュ市郊外のキャンプにイドリブ県からの避難民が入居(2020年3月15日)

アレッポ県では、ANHA(3月15日付)によると、北・東シリア自治局傘下のマンビジュ民政評議会がイドリブ県からの国内避難民(IDPs)を収容するためにマンビジュ市の南約26キロの場所に建設していたジュダイダト・ハムル・キャンプに、第1陣となる25世帯が入居した。

AFP, March 15, 2020、ANHA, March 15, 2020、AP, March 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2020、Reuters, March 15, 2020、SANA, March 15, 2020、SOHR, March 15, 2020、UPI, March 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局は「シリア革命」9周年に合わせて声明を出し、シリア政府と反体制派が悲劇を長引かせていると非難(2020年3月15日)

北・東シリア自治局は「シリア革命」開始(2011年3月15日)9周年に合わせて声明を出し、シリア国内の悲劇を終わらせ、安定と民主主義の実現に貢献するため、「道徳的・愛国的責任を果たす」と表明した。

同局はまた「シリアの諸集団が望む革命の西進を維持」すると強調、シリア政府と外国のアジェンダにかかわる反体制派がシリアの悲劇を長引かせていると非難した。

そのうえで、すべての政治勢力に問題解決と安定の実現を支援するよう呼びかけるとともに、国際社会に対しては、国連安保理決議第2254号に準じ、紛争解決において役割を果たすよう訴えた。

AFP, March 15, 2020、ANHA, March 15, 2020、AP, March 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2020、Reuters, March 15, 2020、SANA, March 15, 2020、SOHR, March 15, 2020、UPI, March 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍がハサカ県、アレッポ県、ラッカ県を砲撃(2020年3月15日)

ハサカ県では、ANHA(3月15日付)、SANA(3月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・タムル町近郊のタッル・タウィーラ村(タウィーラト・ウィカーア村)を砲撃した。


**

アレッポ県では、ANHA(3月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

**

ラッカ県では、ANHA(3月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村を砲撃した。

AFP, March 15, 2020、ANHA, March 15, 2020、AP, March 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2020、Reuters, March 15, 2020、SANA, March 15, 2020、SOHR, March 15, 2020、UPI, March 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.