シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構の緊張高まる(2019年12月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路沿いの検問所、ザーウィヤ山に至る街道沿いの検問所、ダルクーシュ町、ザルズール村、ヒルバト・ジャウズ村といったトルコ国境地域の検問所の警備を強化した。

この措置は、新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構が、シャーム解放機構のムハムバル村のアミール(司令官)を同地で拉致したことを受けたもの。

これに先立ち、シャーム解放機構は12日、アレッポ県のバータブー村でフッラース・ディーン機構のメンバー複数人を拘束していた。

また、シャーム解放機構は13日には、ムハムバル村にあるフッラース・ディーン機構の拠点に対して強制捜査を行ったが、戦闘は発生しなかった。

AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ホワイト・ヘルメットのメンバー3人がハマー県で爆死、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメット、ロシア・メディアはそれぞれ異なった死因を発表・報道(2019年12月13日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、カストゥーン村にあるホワイト・ヘルメットの本部で地雷が爆発し、メンバー3人が死亡、2人が負傷した。

爆発は、不発弾処理部門の施設で発生したという。

これに関して、ホワイト・ヘルメットは声明を出し、3人はシリア軍の爆撃・砲撃を受けた場所を訪れていた際に地雷が爆発、死亡したと発表した。

一方、スプートニク・ニュース(12月13日付)は、3人が救急車両で搬送していた爆発物が社内で爆発して、死亡したと伝えた。

AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、Sputnik News, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

クナイトラ県アジュラフ村で逮捕者の釈放を訴えるビラの写真が撮影される(2019年12月13日)

アイン・シャーム研究センター(12月13日付)は、クナイトラ県のアジュラフ村に至る街道などで撮影されたと思われる、逮捕者の釈放を訴えるビラの写真複数枚を公開した。

https://www.facebook.com/ShamForStudies/posts/539358346619432?__xts__%5B0%5D=68.ARCWW4Vbe_F1bxp5YmOHp41us211lJU46pUz5s7EIfhKk7yHsw7nyS6IDFFI-GzxIAWrBRpUs9t6EGbVrBVrGY3bTY4KyI5I8bxOJxpZAmHPyhvxlmSH0hxgGU0dymH5wfSOXX-6XNpLV1ClbBPQJxu4F8tyEVs8mPxN764yNkMOCEb_wDsM4M-i09ZEgrdE3qtbOHSsO7trTMOIZMhHbdaqvVp1TdPytSWLIo4L3P4epYuOe-G7QrYnJo0MtLfdDFLyL5bqwPQhoc991dKyZFfPWUcm6IQNA-YsgEf_D5FJObs5IAUif2PIuoXpicVhXOF_ndnPwjN1WMh5yb7nBiY&__tn__=-R

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市、イドリブ市で集団礼拝後に抗議デモが発生し、シリア革命支持、体制打倒に加えて、シャーム解放機構とシリア救国内閣の支配・政策への異議が表明された。

https://www.facebook.com/syriahro/videos/559891658139976/

AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Markaz ‘Ayn al-Sham li-l-Dirasat, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦(2019年12月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県南東部の放棄された大隊基地一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、同地を砲撃した。

シリア軍地上部隊はまた、ビダーマー町、ヒーシュ村、タッフ村、タフターヤー村、バーブーリーン村を砲撃した。

**

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月13日付)によると、サナマイン市にある空軍情報部の士官が所有する酒屋に何者かがRPG弾を打ち込んだ。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県8件、ラタキア県6件、アレッポ県5件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県8件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県3件)確認した。

AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍がダイル・ザウル県でシリア・エリート部隊の倉庫を接収し、武器弾薬を押収(2019年12月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が複数の情報筋から得た情報によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシュアイアート部族が居住する県東部(スワル町一帯)にあるシリア・エリート部隊の武器弾薬庫を接収し、保管されていた大量の武器弾薬を没収した。

シリア・エリート部隊は、シリア革命反体制勢力国民連立の元代表でシリア・ガド潮流の代表を務めるアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏が組織した武装集団で、2017年にダーイシュ(イスラーム国)に対するシリア民主軍の「テロとの戦い」への参加・共闘を拒否していて以降、事実上活動を停止していた。

AFP, December 12, 2019、ANHA, December 12, 2019、AP, December 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2019、Reuters, December 12, 2019、SANA, December 12, 2019、SOHR, December 12, 2019、UPI, December 12, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍とトルコ軍がハサカ県ダルバースィーヤ市西の国境地帯で合同パトロール(2019年12月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。

**

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のカフルハーシル村で11日、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍を攻撃し、戦闘員2人を殺害したと発表した。

ANHA(12月12日付)が伝えた。

AFP, December 12, 2019、ANHA, December 12, 2019、AP, December 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2019、Reuters, December 12, 2019、SANA, December 12, 2019、SOHR, December 12, 2019、UPI, December 12, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、ハマー県で、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激戦(2019年12月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、ナージヤ村、タフターヤー村、ヒーシュ村、放棄された大隊基地、シャイフ・イドリース村、ムアスラーン村、ウンム・ジャラール村、ラッファ村を砲撃、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と激しく交戦した。

シリア軍地上部隊はまた、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるジャルジャナーズ町を地対地ミサイルで攻撃した。

ロシア軍戦闘機もジャルジャナーズ町、ウンム・ティーナ村を爆撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はアブー・クマイス村を砲撃した。

また、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードも、アブー・ズフール町、ハフィーヤ村、スッカリーヤ村、タッル・アッズー村、ザハビーヤ村、ハミーマート・ダーイル村、バラーギースィー村を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がバドリーヤ村一帯でシリア軍地上部隊との砲撃戦・戦闘の末、シリア軍を撤退させた。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが何者かに撃たれて死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジュダイダト・アルトゥーズ町の高等学校の壁に、「イランの民兵」の退去、逮捕者釈放を求める落書きが書かれているのが発見された。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(12月13日付)によると、

ザーキヤ町ではシリア政府を批判する落書きが多数発見された。

落書きには、いずれも「カシオン連隊」、「ザーキヤ革命家たち」という組織名が合わせて記されていたという。

一方、カナーキル村では、治安部隊の拠点複数カ所が武装集団の襲撃を受けた。

 

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県6件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を28件(イドリブ県18件、ラタキア県3件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認した。

AFP, December 12, 2019、ANHA, December 12, 2019、AP, December 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2019、December 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 12, 2019、Reuters, December 12, 2019、SANA, December 12, 2019、SOHR, December 12, 2019、UPI, December 12, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスタナ14会議はクルド民族主義勢力と米国による「分離主義的アジェンダ」に異議を表明、油田地帯を違法に占領する米軍の撤退を求める(2019年12月11日)

カザフスタンの首都ヌルスルターン(旧アスタナ)で12月10日に開幕していたシリア政府と反体制武装集団の停戦を目的とするアスタナ14会議が2日間の議事を終えて閉幕した。

会議は、シリア政府代表、反体制派代表(シリア軍事革命諸勢力代表団)、保障国であるロシア、トルコ、イラン、そしてヨルダン、イラク、レバノンの代表による個別会談、ないしは三者会談を通じて行われ、シリア政府代表と反体制派代表の直接交渉はなされなかった。

**

会議の保障国であるロシア、イラン、トルコは閉幕声明で、「自治に向けたイニシアチブ」(米国が支援する北・東シリア自治局による自治)などシリア領内で新たな現状を創り出そうとするあらゆる試みが、「テロとの戦い」を口実とした違法な行為だと断じ、シリアの主権、領土の一体性に反する分離主義的なアジェンダに異議を表明、1998年にシリアとトルコが交わしたアダナ合意の重要性を強調した。

三カ国はまた、シリア領内の(米国による)油田地帯の支配についても違法だと非難、シリア政府に返還しなければならないと強調した。

和平プロセスについては、国連安保理決議第2254号に基づく政治プロセスを推し進める意志を改めて示したうえで、制憲委員会(憲法委員会)設置の重要性を強調した。

人道支援については、その政治化に異議を唱え、前提条件なしの支援を国際社会に呼びかけた。

また、難民、国内避難民(IDPs)の帰還の必要についてもこれを確認し、国際社会に支援を呼びかけた。

一方、三カ国は、最近のイスラエル軍による越境攻撃についても、国際法違反、主権侵害と非難した。

**

ロシアの代表団を率いるアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使は会議閉幕に合わせて開かれた記者会見で、米国の駐留を含むあらゆる問題について協議したことを明らかにしたうえで、この駐留が違法で、シリア領内の天然資源を搾取しようとしていると非難、撤退する必要があると強調した。

また、復興プロセスや人道支援については政治化すべきでないと述べ、西側諸国による制裁が解除されるべきだと付言した。

**

イランの代表を率いるアリー・アスガル・ハージー外務大臣補は、テロとの戦いを貫徹する必要があると述べるとともに、シリアの主権を維持、領土を保全すべきだと強調、制憲委員会(憲法委員会)に改めて指示を表明した。

ハーッジー大臣補はイドリブ県のほとんどがテロ組織によって掌握されていると指摘、また米国によるシリア北東部の油田地帯支配は拒否されるべきだと指弾した。

**

シリアの代表を率いるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、「テロとの戦い」を貫徹するとの意志を改めて示すとともに、トルコがアスタナ会議での制約に違反して、テロ組織への支援を続け、シリアの領土を占領していると非難した。

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官は米国とロシアにトルコ占領地への難民帰還を阻止するよう呼びかける(2019年12月11日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)を通じて、「ロシアと米国は(トルコによって)占領されている地域の人口動態の変更を阻止する責任を果たさねばならない。我々はこの二カ国に義務を果たし、元々暮らしていた住民を帰還させる仕組みを作るよう呼びかける」と綴った。

アブディー総司令官はまた「(ラッカ県の)タッル・アブヤド市と(ハサカ県の)ラアス・アイン市に百万人を移住させる取り組みを始めるとトルコ大統領が発表したことは、非常に危険で、これらの都市に異邦人を入植させようとするものだ」と批判した。

https://twitter.com/MazloumAbdi/status/1204480737891770368

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるマルアナーズ村、マンナグ航空基地一帯(アレッポ県)をトルコ軍と国民軍が砲撃(2019年12月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるマルアナーズ村、マンナグ航空基地一帯をトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が砲撃した。

一方、トルコ占領下のバーブ市で、国民軍所属のスルターン・ムラード師団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー1人が死亡した。

このほか、アフリーン解放軍団は声明を出し、8~9日にシャッラー村近郊のマイダーニカ村・カルマク村間の街道とアアザーズ市近郊で国民軍所属のスルターン・ムラード師団とハムザ師団を攻撃し、戦闘員9人を殺害したと発表した。

ANHA(12月11日付)が伝えた。

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がイドリブ県南東部の放棄された大隊基地を制圧(2019年12月11日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月11日付)やシャーム解放機構に近いイバー・ネット(12月11日付)によると、シャーム解放機構のアサーイブ・ハムラー(赤鉢巻)部隊とアブー・バクル・スィッディーク軍がシリア軍との激しい戦闘の末に、県南東部の放棄された大隊基地を制圧した。

シリア人権監視団によると、この戦闘でシリア軍兵士10人、シャーム解放機構戦闘員5人が死亡した。

同監視団によると、シリア軍地上部隊は、放棄された大隊基地(シャーム解放機構支配下)に進軍を試み、同地を砲撃、ロシア軍戦闘機もが同地を爆撃した。

シリア軍地上部隊はまた、タッフ村、ダイル・シャルキー村、ダイル・ガルビー村、ウンム・ジャラール村一帯、イウジャーズ村一帯、アブー・ズフール町一帯、ラッファ村、ハルバ村、サルジュ村、カルサンタ村、アブー・マッキー村、ビダーマー町を砲撃した。

さらに、シリア軍戦闘機がウンム・ティーナ村を爆撃した。

これに対して、反体制武装集団は無人化大隊基地一帯でシリア軍地上部隊を迎撃するとともに、マダーヤー村一帯を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がズィヤーラ町を砲撃した。

一方、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がフライカ村で反体制武装集団の無人航空機(ドローン)を撃墜した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

**

ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(12月12日付)によると、東グータ地方ドゥーマ市にある総合情報部の検問所が何者かの襲撃を受けた。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県9件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(イドリブ県2件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県5件)確認した。

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、Sawt al-‘Asima, December 12, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

クナイトラ県ジュバーター・ハシャブ村で逮捕者釈放、シリア軍の退去を求めるデモ(2019年12月10日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジュバーター・ハシャブ村で逮捕者釈放、シリア軍の退去を求めるデモが発生した。

AFP, December 11, 2019、ANHA, December 11, 2019、AP, December 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2019、Reuters, December 11, 2019、SANA, December 11, 2019、SOHR, December 11, 2019、UPI, December 11, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア交渉委員会のアリーディー報道官「ロシアは自分の好きなように政治プロセスを作り出そうとしている」(2019年12月10日)

シリア交渉委員会のヤフヤー・アリーディー報道官は、アレッポ・ヤウム・チャンネル(12月1日付)を通じて報道を出し、スイスのジュネーブで開催されている制憲委員会(憲法委員会)をアスタナ会議の開催地であるカザフスタンのアスタナに移動させるとのロシアの提案に関して、「シリアの反体制派はこうした措置に同意しない」と拒否したうえで、「ロシアは自分の好きなように政治プロセスを作り出そうとしている。ロシアは国連の原則、ジュネーブ・プロセスの原則、国連決議を自分のやり方でしか欲していない」と批判した。

AFP, December 10, 2019、ANHA, December 10, 2019、AP, December 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2019、Halab al-Yawm, December 10, 2019、Reuters, December 10, 2019、SANA, December 10, 2019、SOHR, December 10, 2019、UPI, December 10, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領地とマンビジュ市一帯地域を結ぶアウン・ダーダート村(アレッポ県)の通行所が2ヶ月ぶりに再開、住民の往来可能に(2019年12月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下地域(「ユーフラテスの盾」地域)とシリア軍が駐留した北・東シリア自治局支配下のマンビジュ市一帯地域が接するアウン・ダーダート村に設置されている通行所が2ヶ月ぶりに再開された。

これにより、両地域の住民の往来が可能となる。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のタッル・ワルド村を砲撃した。

AFP, December 10, 2019、ANHA, December 10, 2019、AP, December 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2019、Reuters, December 10, 2019、SANA, December 10, 2019、SOHR, December 10, 2019、UPI, December 10, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受ける国民解放戦線はハマー県北部を砲撃、シリア軍兵士3人を殺害(2019年12月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民解放戦線(国民軍所属)などからなる反体制武装集団がフワイズ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡した。

これに対して、シリア軍地上部隊がタッル・ワースィト村、シャリカ村、アリーマ村を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がジャルジャナーズ町、ヒーシュ村、タッフ村、タフターヤー村、スィフヤーン村、バーブーリーン村、ジスル・シュグール市、ジャーヌーディーヤ町、ビダーマー町、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、ウンム・ジャラール村、ティーナ村、サハール村、ファルワーン村、カトラ村、シャッアーラ村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、ブルカーン丘、タッラト・シャイフ・ユースフ丘、ダッバーバート丘を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団は、トルコマン山のサッラーフ村一帯を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がハーン・アサル村、アレッポ市西部郊外の電力協会地区一帯、ハミーラ村、カラースィー村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町の町長が何者かに撃たれて死亡した。

また、イズラア市とフラーク市を結ぶ街道で、治安機関協力者が何者かに襲撃され、死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヘルモン山(シャイフ山)麓のバイト・ジン村で逮捕者釈放、「イランの民兵」退去を訴える落書きが発見された。

AFP, December 10, 2019、ANHA, December 10, 2019、AP, December 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2019、Reuters, December 10, 2019、SANA, December 10, 2019、SOHR, December 10, 2019、UPI, December 10, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がハサカ県タッル・ワルド村などを砲撃し、住民1人死亡(2019年12月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯の村々を砲撃し、タッル・ワルド村で住民1人が死亡した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアリーダ村、アブー・ズフール村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のアフリーン市を砲撃し、複数が負傷した。

これに対して、トルコ軍とその支援を受ける国防軍は、北・東シリア民主自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、ハルバル村を砲撃した。

AFP, December 9, 2019、ANHA, December 9, 2019、AP, December 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2019、Reuters, December 9, 2019、SANA, December 9, 2019、SOHR, December 9, 2019、UPI, December 9, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制派の砲撃によりアレッポ県マンヤーン村で住民2人が死亡(2019年12月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市西のマンヤーン村を砲撃し、SANA(12月9日付)によると、住民2人が死亡した。

これに対して、シリア軍地上部隊はジャズラーヤー村、カフルナーハー村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がジュッブ・スライマーン村、カストゥーン村、カラ・ジュルン村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はジューリーン村のシリア拠点を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がタフターヤー村、タッフ村、ヒーシュ村、カフルサジュナ村、ナージヤ村を砲撃した。

**

ダルアー県では、ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で総合情報部の協力者が何者かの襲撃を受けて死亡した。

また、カラク(東カラク)村にある空軍情報部の検問所も何者かの襲撃を受けた。

**

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月9日付)によると、シリア軍がハラスター市内に設置されている各検問所で若者十数人以上を拘束した。

拘束の理由は不明だが、ハラスター市では、シリア政府との和解を拒否したまま同地にとどまっていた反体制武装集団元メンバー100人以上がこれまでに逮捕されているという。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を40件(イドリブ県13件、ラタキア県13件、アレッポ県9件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を21件(イドリブ県12件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県9件)確認した。

AFP, December 9, 2019、ANHA, December 9, 2019、AP, December 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 9, 2019、Reuters, December 9, 2019、SANA, December 9, 2019、SOHR, December 9, 2019、UPI, December 9, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

所属不明の航空機による7日の爆撃で死亡したシャーム自由人イスラーム運動メンバーとされる3人のうち1人は元ダーイシュで、逃亡していたシャーム解放機構治安部門責任者(2019年12月8日)

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(12月8日付)は、7日にアレッポ県北部のトルコ占領地(アフリーン市・アアザーズ市間のキーバール村)に対する所属不明の航空機の爆撃で死亡した3人のうちの1人の身元を明らかにした。

同ネットによると、死亡したのは、シャーム解放機構の治安部門の責任者のディヤーッディーン・ウマル氏。

アレッポ県ハナースィル市西のフッス村出身で、シャーム解放機構に加入する前はダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓っていたムハンマド・ファフド・ワーウィー大隊に所属していた。

ウマル氏は、死亡したほかの2人とともに、イドリブ県からトルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡に1年以上前に逃亡、シャーム解放機構の治安機関が、殺人、汚職、そしてダーイシュに加入していた容疑が指名手配していた。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(12月7日付)など複数の反体制派系サイトは、死亡したのが国民軍国民解放戦線に参加しているアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動のメンバーだと伝えていた。

**

一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安部隊がイドリブ県のムサイビーン村とイドリブ市郊外の複数の民家で強制捜査を行い、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー少なくとも2人を拘束した。

AFP, December 8, 2019、ANHA, December 8, 2019、AP, December 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2019、Reuters, December 8, 2019、SANA, December 8, 2019、SOHR, December 8, 2019、UPI, December 8, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市(アレッポ県)一帯を砲撃(2019年12月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市に近いマルアナーズ村を砲撃、トルコ占領地との境界地帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

ANHA(12月7日付)によると、トルコ軍はまた、ハルバル村に対しても砲撃を行った。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、トルコ占領下のシーラーワー町近郊のカフル・ナッブー村に潜入し、ハムザ師団の拠点を攻撃、7人を殺害、4人を負傷させたと発表した。

またマイヤーサ村、ザルナイータ村、ザルナイータ丘にあるトルコ軍とその支援を受ける武装集団の拠点を砲撃したという。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊が北・東シリア自治局のアサーイシュ(内務治安部隊)を随行して、カーミシュリー市からアームーダー市に至る国境地帯でパトロールを実施した。

また、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がマブルーカ発電所一帯で展開地位を拡大した。

AFP, December 8, 2019、ANHA, December 8, 2019、AP, December 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2019、Reuters, December 8, 2019、SANA, December 8, 2019、SOHR, December 8, 2019、UPI, December 8, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ロシア軍が爆撃を中断するなか、反体制派がシリア政府支配下のハマー県を砲撃し、市民1人殺害(2019年12月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団やSANA(12月8日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、シリア政府支配下のラスィーフ村、アズィーズィーヤ村を砲撃し、1人が死亡、女児を含む複数人が負傷した。

これに対して、シリア軍地上部隊はハウワーシュ村、フワイジャ村、ジスル・バイト・ラース村を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフル・ウワイド村、ファッティーラ村、スフーフン村、カフルサジュナ村、タウィール・ハリーブ村、タッフ村、マアッラト・ハルマ村、ウンム・ジャラール村、サルジュ村、タッル・シャイフ村、ハルバ村、アブー・フッバ村、タッル・トゥーカーン村を砲撃した。

一方、マアッルディブサ村でトルコの支援を受ける国民軍国民解放戦線所属のシャーム軍団の治安関係者が乗った車の近くで爆弾が爆発し、同関係者が死亡した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、シリア軍兵士5人が死亡、反体制派戦闘員2人が死亡した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でヒズブッラーの協力者と目される男性1人が何者かの襲撃を受けて死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月8日付)などによると、殺害されたのはアフマド・ナフラーウィーを名乗る男性。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県13件、ラタキア県12件、アレッポ県6件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を30件(イドリブ県19件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認した。

AFP, December 8, 2019、ANHA, December 8, 2019、AP, December 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 8, 2019、Reuters, December 8, 2019、SANA, December 8, 2019、SOHR, December 8, 2019、UPI, December 8, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県西グータ地方で逮捕者釈放、イラン排斥を訴える落書きが発見される(2019年12月7日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月7日付)によると、西グータ地方のダイル・マーキル町、ダッジャーナ村の公共施設の壁に、「シリアは自由、自由」「イランは出て行け」「我々は逮捕者を忘れない」などシリア政府を批判する落書きが発見された。

落書きには「2019年12月6日」という日付が記されている

AFP, December 7, 2019、ANHA, December 7, 2019、AP, December 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2019、Reuters, December 7, 2019、SANA, December 7, 2019、SOHR, December 7, 2019、UPI, December 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ダルジャナ村で米主導の有志連合が空挺作戦を実施、ダーイシュ・メンバー1人を含む6人を連行(2019年12月7日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(12月7日付)やダイル・ザウル・ニュース・ネット(12月7日付)によると、米主導の有志連合が7日深夜から8日未明にかけてダルナジュ村で空挺作戦を実施し、6人を拘束、連行した。

6人のうち、5人は市民、1人がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだという。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハジーン市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列を襲撃し、3人を殺害した。

AFP, December 7, 2019、ANHA, December 7, 2019、AP, December 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2019、Euphrates Post, December 7, 2019、Reuters, December 7, 2019、SANA, December 7, 2019、Shabaka Akhbar Dayr al-Zawr, December 7, 2019、SOHR, December 7, 2019、UPI, December 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

所属不明の無人航空機がトルコ占領下のアレッポ県北部を爆撃し、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動)メンバー3人が死亡(2019年12月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機がトルコ占領下のアフリーン市とアアザーズ市を結ぶ街道沿いに位置するキーバール村で車を爆撃し、乗っていた男性3人が死亡した。

3人の身元は不明だが、トルコの支援を受ける反体制武装集団のメンバーだと思われるという。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月7日付)によると、殺害されたのは国民解放戦線傘下で活動するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバー。

AFP, December 7, 2019、ANHA, December 7, 2019、AP, December 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2019、Reuters, December 7, 2019、SANA, December 7, 2019、SOHR, December 7, 2019、UPI, December 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県ハワーイジュ・ズィヤーブ村で燃料価格の上昇に抗議するデモ(2019年12月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハワーイジュ・ズィヤーブ村で燃料価格の上昇に抗議するデモが行われ、参加者は同自治局傘下のダイル・ザウル民政評議会に生活状況改善を訴えた。

AFP, December 7, 2019、ANHA, December 7, 2019、AP, December 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2019、Reuters, December 7, 2019、SANA, December 7, 2019、SOHR, December 7, 2019、UPI, December 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア・シリア軍がイドリブ県各所を激しく爆撃し、女性と子どもを含む市民21人が死亡(2019年12月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルタハーリーム町、ドゥワイラ村、シャイフ・バフル村、カフルナブル市、ハーッス村、バーラ村、ハルバ村、ブライジュ村、イブリーン村、バルシューン村、バイルーン村を爆撃した。

シリア軍も戦闘機が、カフルムース村、ハザーリーン村、バルナーン村、ファルワーン村、バルサ村、放棄された大隊基地を爆撃、ヘリコプターがディブス村、マアッルシューリーン村、マアッルシャムシャ村一帯、マアッラト・ヌウマーン市一帯、カフルナブル市、バザーブール村、バーラ村、イフスィム町、ハーッス村、ハザーリーン村、アブディーター村、カフルサジュナ村、カフルシャラーヤー村、タッル・マンス村、ジャルジャナーズ町一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

一連の爆撃により、バルユーン村では市場が狙われ、子ども3人と女性2人を含む市民9人が死亡、またアブディーター村で子ども3人と女性1人を含む市民5人、バーラ村で子ども1人と女性2人を含む4人、ブジュガース村で子ども1人、タッル・マンス村で女性1人を含む2人が死亡した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がフワイジャ村、ハウワーシュ村、アリーマ町、マイダーン・ガザル村を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県11件、ラタキア県12件、アレッポ県11件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を27件(イドリブ県13件、ラタキア県4件、アレッポ県10件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 7, 2019、ANHA, December 7, 2019、AP, December 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 7, 2019、Reuters, December 7, 2019、SANA, December 7, 2019、SOHR, December 7, 2019、UPI, December 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはダイル・ザウル県でシリア民主軍やパレスチナ民兵組織クドス旅団を襲撃(2019年12月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団がズィーバーン町で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所を襲撃し、1人が死亡した。

**

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月6日付)などによると、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)がパレスチナ民兵組織クドス旅団の偵察部隊を襲撃し、2人を殺害した。

AFP, December 6, 2019、ANHA, December 6, 2019、AP, December 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2019、Reuters, December 6, 2019、SANA, December 6, 2019、SOHR, December 6, 2019、UPI, December 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受ける国民軍に所属する東部自由人連合が管理するアレッポ県北西部の拘置所からダーイシュ・メンバーと思われる10人が脱走(2019年12月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍に所属する東部自由人連合が管理するラージュー町の拘置所から10人が脱走した。

10人はダーイシュ(イスラーム国)のメンバー、ないしはダーイシュへの情報提供者だと見られるという。

AFP, December 6, 2019、ANHA, December 6, 2019、AP, December 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2019、Reuters, December 6, 2019、SANA, December 6, 2019、SOHR, December 6, 2019、UPI, December 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県アズバ村で福祉衛生の改善を求める抗議デモ(2019年12月6日)北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県アズバ村で福祉衛生の改善を求める抗議デモ(2019年12月6日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(12月6日付)によると、北・東シリア自治局支配下のアズバ村で、福祉衛生の改善を求める抗議デモが発生した。

AFP, December 6, 2019、ANHA, December 6, 2019、AP, December 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2019、Euphrates Post, December 6, 2019、Reuters, December 6, 2019、SANA, December 6, 2019、SOHR, December 6, 2019、UPI, December 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制派支配下のイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市でシャーム解放機構を非難するデモ(2019年12月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市で集団礼拝後に抗議デモが発生し、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣の打倒が訴えられた。

デモ参加者はまた、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者を非難するシュプレヒコールをあげたほか、シリア・ポンド下落に伴う生活難を訴えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月6日付)によると、この抗議デモではまた、参加者が臨時代理大使の発言に非難するプラカードを掲げ、シュプレヒコールをあげて抗議の意思を示した。

AFP, December 6, 2019、ANHA, December 6, 2019、AP, December 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2019、Reuters, December 6, 2019、SANA, December 6, 2019、SOHR, December 6, 2019、UPI, December 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府支配下のダルアー県内各所で体制打倒、逮捕者釈放、イラン排斥を求める抗議デモが発生する一方、シリア軍兵士や元反体制武装集団メンバーが殺害される(2019年12月6日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カラク(東カラク)村、ブスル・ハリール市、ハイト村、マアルバ町、シャジャラ町、ナスィーブ村、ダルアー市、タファス市、タスィール町などで集団礼拝後に抗議デモが発生し、体制打倒、逮捕者釈放、イラン排斥などが訴えられた。

また、スワイダー県のハラバー村に近い県境にあるロシア軍の後援を受ける第5軍団とシリア軍(通常部隊)の合同検問所が武装集団の襲撃を受け、兵士1人が死亡した。

さらに、ドゥラル・シャーミーヤ(12月6日付)などによると、ムサイフラ町でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが何者かの襲撃を受けて死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・マーキル町の住宅の壁で、逮捕者釈放、イランの排斥を訴える落書きが発見された。

AFP, December 6, 2019、ANHA, December 6, 2019、AP, December 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2019、Reuters, December 6, 2019、SANA, December 6, 2019、SOHR, December 6, 2019、UPI, December 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.