ロシア難民受入移送居住センター:難民338人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は754,758人に(2022年2月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月23日に難民338人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民326人(うち女性98人、子供166人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は754,758人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者357,090人(うち女性107,309人、子ども181,817人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,668人(うち女性119,353人、子ども202,825人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,829,838人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は984,038人(うち女性295,320人、子供501,564人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,881人(うち女性41,475人、子供34,133人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,477人(うち女性424,034人、子供677,899人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3166913326884735

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 24, 2022をもとに作成。

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ロシア軍とトルコ軍がアレッポ県を爆撃(2022年2月23日)

アレッポ県では、ANHA(2月23日付)、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機1機がトルコの占領下にあるバーブ市近郊のタルヒーン村の東に位置するハダス村にある石油精製設備を爆撃した。

ANHAによると、ロシア軍の戦闘機は3日前からアレッポ県北東部上空に飛来、熱気球を放ち索敵を行っており、シリア人権監視団によると、23日にもカッバースィーン村近郊のバルシャヤー村上空に熱気球が上げられていた。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市東のジャート村にあるシリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍マンビジュ軍事評議会の合同軍事拠点1カ所を無人航空機(ドローン)で爆撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

ANHA(2月23日付)によると、トルコ軍はまた、マンビジュ市北東のヒサーン村を戦車で砲撃した。

AFP, February 23, 2022、ANHA, February 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2022、Reuters, February 23, 2022、SANA, February 23, 2022、SOHR, February 23, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍がクナイトラ県を地対地ミサイルで攻撃、シリア軍を脅迫するビラを散布(2022年2月23日)

SANA(2月23日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍が23日午前0時30分頃、占領下のゴラン高原からクナイトラ県クナイトラ市一帯の複数カ所を地対地ミサイルで攻撃、これにより若干の物的被害が出たと伝えた。



シリア人権監視団によると、この攻撃でバアス市の財務局ビル、ルワイヒーナ村一帯の複数カ所が狙われた。

同監視団によると、同地にはレバノンのヒズブッラーをはじめとする「イランの民兵」が拠点を設置していると言われる。

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また、タイム・オブ・イスラエル(2月23日付)は、イスラエル軍のヘリコプター複数機がその後、クナイトラ県に「我々はシリア軍の将兵に警告した。我々はあなた方に警告を続けた。あなた方がヒズブッラーを支援し続ける限り止めることはない」などと書かれたビラを散布した。

https://twitter.com/YusufAd76532779/status/1496427517661655040?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1496427517661655040%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.timesofisrael.com%2Fidf-drops-threatening-flyers-in-syrian-golan-following-overnight-strike-nearby%2F

AFP, February 23, 2022、ANHA, February 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2022、Reuters, February 23, 2022、SANA, February 23, 2022、SOHR, February 23, 2022, The Times of Israel, February 23, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はロジュ・キャンプに収容されていたダーイシュのロシア人メンバーの子供9人をロシアに引き渡す(2022年2月23日)

ANHA(2月23日付)によると、北・東シリア自治局はハサカ県のマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のロジュ・キャンプに収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のロシア人メンバーの子供9人の身柄をロシア政府に引き渡した。

身柄引き渡しは、ロシア大統領府の子供の権利のための弁務官補のセルゲイ・イゴレビッチ氏を団長とする使節団がカーミシュリー市にある北・東シリア自治局渉外関係局の本舎を訪問し、ファナル・カイート共同副議長、アビール・イーリヤー合同副議長と会談して、合意された。

 

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シリア国民軍広報センターは声明を出し、ラッカ県のラッカ市に設置されている検問所で、同軍特殊部隊が、トルコに渡航しようとしていたダーイシュ(イスラーム国)のイラク人メンバー1人アブドゥッラー・アブドゥルカリーム・アブドゥッラー氏を拘束したと発表した。

ANHA(2月23日付)が伝えた。

AFP, February 23, 2022、ANHA, February 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2022、Reuters, February 23, 2022、SANA, February 23, 2022、SOHR, February 23, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民356人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は754,420人に(2022年2月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月22日に難民356人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民349人(うち女性105人、子供178人)、ヨルダンから帰国したのは7人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は754,420人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者356,764人(うち女性107,211人、子ども181,651人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,656人(うち女性119,349人、子ども202,819人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,829,838人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は983,700人(うち女性295,218人、子供501,392人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,881人(うち女性41,475人、子供34,133人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,477人(うち女性424,034人、子供677,899人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3166106460298755

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 23, 2022をもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県、ラッカ県、ハマー県・ラッカ県・ヒムス県の県境の砂漠地帯でダーイシュに対して100回あまりの爆撃を実施(2022年2月22日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠、ハマー県・ラッカ県・ヒムス県の県境の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して100回あまりの爆撃を実施した。

AFP, February 22, 2022、ANHA, February 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2022、Reuters, February 22, 2022、SANA, February 22, 2022、SOHR, February 22, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市北西の前線をドローンで爆撃(2022年2月22日)

アレッポ県では、ANHA(2月22日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のアラブ・ハサン村、ムフスィンリー村一帯の前線を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

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一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市でシリア国民軍の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、同組織の第3軍団の司令官が死亡した。

AFP, February 22, 2022、ANHA, February 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2022、Reuters, February 22, 2022、SANA, February 22, 2022、SOHR, February 22, 2022などをもとに作成。

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ハサカ市北東のフワイリド村の住民とシリア軍兵士らが米軍の装甲車4輌からなる車列の進行を阻止(2022年2月22日)

ハサカ県では、SANA(2月22日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市北東のフワイリド村の住民とシリア軍兵士らが村を通過しようとした米軍の装甲車4輌からなる車列の進行を同地の入口に設置されているシリア軍の検問所で阻止し、これを退却させた。

AFP, February 22, 2022、ANHA, February 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2022、Reuters, February 22, 2022、SANA, February 22, 2022、SOHR, February 22, 2022などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県の各所に設置している刑務所に収容していたダーイシュのメンバー多数を、ハサカ県内の刑務所に移送(2022年2月22日)

SANA(2月22日付)は、複数のメディア筋、地元筋の話として、米軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受けて、ダイル・ザウル県の各所に設置している刑務所に収容していたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー多数を、ハサカ県内の刑務所に移送したと伝えた。

AFP, February 22, 2022、ANHA, February 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2022、Reuters, February 22, 2022、SANA, February 22, 2022、SOHR, February 22, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で米軍が空挺作戦を実施し、バッカーラ部族の名士の1人イブラーヒーム・ウマル氏を殺害(2022年2月22日)

ダイル・ザウル県では、SANA(2月22日付)によると、有志連合を主導する米軍が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受けて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダフラ村で空挺作戦を実施し、住宅複数棟や農地に向けて無差別に発砲、バッカーラ部族の名士の1人イブラーヒーム・ウマル氏が死亡した。

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ハサカ県では、SANA(2月22日付)によると、シリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のザバー村の住居複数棟を強襲し、住民に向けて発砲、1人が負傷した。

AFP, February 22, 2022、ANHA, February 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2022、Reuters, February 22, 2022、SANA, February 22, 2022、SOHR, February 22, 2022などをもとに作成。

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欧州理事会はアサド大統領のおじであるムハンマド・マフルーフ氏の家族5人を新たに資産凍結、渡航禁止などの制裁対象者に追加、5人はいずれも女性(2022年2月21日)

欧州理事会は、アサド大統領のおじであるムハンマド・マフルーフ氏の家族5人を新たに資産凍結、渡航禁止などの制裁対象者に追加したと発表した。

アラビー・ジャディード(2月21日付)によると、新たに制裁対象となったのは、同氏の2人の妻ハラー・タリーフ・マーグート氏、ガーダ・アディーブ・ムハンナー氏、3人の娘サーラ・マフルーフ氏、シャフラー・マフルーフ氏、カンダ・マフルーフ氏。

マフルーフ氏が2020年9月に死去したのを受けた措置で、同氏の財産の使用を阻止するのが目的だという。

これにより、制裁対象者の数は292人となった。

AFP, February 22, 2022、ANHA, February 22, 2022、al-‘Arabi al-Jadid, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2022、Reuters, February 22, 2022、SANA, February 22, 2022、SOHR, February 22, 2022などをもとに作成。

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米軍の支援を受ける革命特殊任務軍はロシア軍の大型偵察機複数機と戦闘機複数機が、米占領下の「55キロ地帯」上空に飛来したと主張(2022年2月21日)

『クドス・アラビー』(2月21日付)は、米軍の支援を受ける革命特殊任務軍のムハンナド・アッターラ司令官(准将)の話として、ロシア軍の大型偵察機複数機と戦闘機複数機が、米国の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所やルクバーン・キャンプがあるいわゆる「55キロ地帯」上空に飛来したと伝えた。

タッラーア司令官は、ロシア軍の航空機は2月20日に55キロ地帯上空に飛来、他国の戦闘機1機に接近、衝突が起こりそうになったと主張した。

AFP, February 21, 2022、ANHA, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2022、al-Quds al-‘Arabi, February 21, 2022、Reuters, February 21, 2022、SANA, February 21, 2022、SOHR, February 21, 2022などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がロシアを訪問し、ラヴロフ外務大臣と会談、ウクライナ情勢をめぐる欧米諸国の姿勢が国際社会の緊張を高めていると非難(2022年2月21日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がロシアを訪問し、首都モスクワでセルゲイ・ラヴロフ外務大臣と会談した。

SANA(2月21日付)によると、会談では、シリア情勢、中東地域情勢、国際情勢の進捗について意見が交わされた。

シリア情勢をめぐっては、シリアの安定強化、主権維持、領土統合への西側の妨害を許さないこと、政治プロセスの継続の必要が確認され、西側諸国によるシリアへの一方的制裁への非難が表明された。

またウクライナ情勢をめぐっては、ミクダード外務在外居住者が米国や西欧諸国によるロシアへの誹謗中傷や偽情報の拡散を非難、こうした動きが国際社会の緊張を高め、国際社会におけるロシアの役割を低下させようとするものだと非難した。

AFP, February 21, 2022、ANHA, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2022、Reuters, February 21, 2022、SANA, February 21, 2022、SOHR, February 21, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2022年2月21日)

ハサカ県では、SANA(2月21日付)によると、兵站物資を積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など23輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

AFP, February 21, 2022、ANHA, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2022、Reuters, February 21, 2022、SANA, February 21, 2022、SOHR, February 21, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県、アレッポ県各所を砲撃(2022年2月21日)

ラッカ県では、ANHA(2月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のサファーウィーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(2月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村を砲撃した。

AFP, February 21, 2022、ANHA, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2022、Reuters, February 21, 2022、SANA, February 21, 2022、SOHR, February 21, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、ラタキア県各所を砲撃、トルコ軍憲兵隊がイドリブ県北部で農作業中の老人を銃殺(2022年2月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

またシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るサルキーン市近郊のマシュラファイーヤ村では、老人が農作業中にトルコ軍憲兵隊の発砲を受けて死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原各所で砲撃戦を行った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある区バイナ丘一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ムライハ町でシリアの司法当局から指名手配を受けていた元反体制武装集団の司令官が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3164513037124764

AFP, February 21, 2022、ANHA, February 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 21, 2022、Reuters, February 21, 2022、SANA, February 21, 2022、SOHR, February 21, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民323人と国内避難民(IDPs)12人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は753,777人、2019年以降帰還したIDPsは105,881人に(2022年2月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月20日に難民323人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民305人(うち女性92人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは18人(うち女性5人、子供9人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は753,777人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者356,134人(うち女性107,021人、子ども181,330人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,643人(うち女性119,345人、子ども202,812人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,829,838人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は983,057人(うち女性295,024人、子供501,064人)となった。

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一方、国内避難民12人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは12人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は12人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,881人(うち女性41,475人、子供34,133人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,477人(うち女性424,034人、子供677,899人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3164507683791966

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 21, 2022をもとに作成。

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ダイル・ザウル県内の砂漠地帯でダーイシュがシリア軍の拠点を襲撃し、兵士2人死亡(2022年2月20日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がアレッポ県・ハマー県・ラッカ県の県境の砂漠地帯、ダイル・ザウル県ビシュリー山、ラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県内の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍の拠点を襲撃し、兵士2人が死亡した。

AFP, February 20, 2022、ANHA, February 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2022、Reuters, February 20, 2022、SANA, February 20, 2022、SOHR, February 20, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民320人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は753,454人に(2022年2月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月19日に難民320人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民314人(うち女性94人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は753,454人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者355,829人(うち女性106,929人、子ども181,175人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,625人(うち女性119,340人、子ども202,803人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は982,734人(うち女性294,927人、子供500,900人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,869人(うち女性41,473人、子供34,127人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,465人(うち女性424,032人、子供677,893人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3163650207211047

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 20, 2022をもとに作成。

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カーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村の住民とシリア軍兵士らが村を通過しようとした米軍の装甲車4輌とシリア民主軍の車輌1輌の進行を阻止(2022年2月19日)

ハサカ県では、SANA(2月19日付)やシリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村の住民とシリア軍兵士らが、村を通過しようとした米軍の装甲車4輌と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1輌からなる車列の進行を同地の入口に設置されているシリア軍の検問所で阻止し、これを退却させた。


AFP, February 19, 2022、ANHA, February 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2022、Reuters, February 19, 2022、SANA, February 19, 2022、SOHR, February 19, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県北部でシリア国民軍憲兵隊が麻薬を所持していたアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバー2人を拘束、両者の戦闘で憲兵隊戦闘員1人負傷(2022年2月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市近郊のトゥーハール村でシリア国民軍所属の北部旅団のメンバー1人が何者かの狙撃を受けて死亡した。

一方、カッバースィーン村に近い街道では、シリア国民軍の憲兵隊が麻薬を所持していた同軍所属の武装集団の一つでアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバー2人を拘束したが、憲兵隊とシャーム自由人イスラーム運動の間で撃ち合いとなり、憲兵隊の戦闘員1人が負傷した。

AFP, February 19, 2022、ANHA, February 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2022、Reuters, February 19, 2022、SANA, February 19, 2022、SOHR, February 19, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年2月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊の穀物サイロ、フーシャーン村を砲撃した。

AFP, February 19, 2022、ANHA, February 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2022、Reuters, February 19, 2022、SANA, February 19, 2022、SOHR, February 19, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民344人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は753,134人に(2022年2月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月18日に難民344人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民336人(うち女性101人、子供171人)、ヨルダンから帰国したのは8人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は753,134人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者355,515人(うち女性106,835人、子ども181,015人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,619人(うち女性119,338人、子ども202,800人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は982,414人(うち女性294,831人、子供500,737人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,869人(うち女性41,473人、子供34,127人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,465人(うち女性424,032人、子供677,893人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3162110130698388

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 19, 2022をもとに作成。

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兵站物資を積んだ米主導の有志連合の車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2022年2月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など約40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、同県およびダイル・ザウル県に設置されている基地に向かった。

AFP, February 19, 2022、ANHA, February 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2022、Reuters, February 19, 2022、SANA, February 19, 2022、SOHR, February 19, 2022などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーはイスラエル領内にドローンを進入させたと発表、イスラエル軍はアイアン・ドームで迎撃するも撃墜に失敗(2022年2月18日)

レバノンのヒズブッラーが主導する「レバノン国民抵抗」は声明を出し、同組織が保有する無人航空機(ドローン)「ハッサーン」が占領下パレスチナ(イスラエル北部)上空で4分間にわたり偵察任務を実施、イスラエル軍に迎撃を受けつつも無事帰還したと発表した。

マナール・チャンネル(2月18日付)などが伝えた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、以下の通り発表した。

緊急:レバノンから敵小型ドローンがイスラエル領内に侵入し、ガリラヤ地区の警戒警報が発令され、アイアン・ドーム・システムの迎撃ミサイルが発射され、複数の戦闘機とヘリコプターが発進した。詳細は調査中である。

アドライ報道官のツイートによると、ドローンはその後レバノン領内に引き返したという。

AFP, February 18, 2022、ANHA, February 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2022、Qanat al-Manar, February 18, 2022、Reuters, February 18, 2022、SANA, February 18, 2022、SOHR, February 18, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がヒムス県、ハマー県、アレッポ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュに対して70回あまりの爆撃を実施(2022年2月18日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、ヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯、ハマー県・アレッポ県・ラッカ県の県境の砂漠地帯、ダイル・ザウル県西部の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して70回あまりの爆撃を実施した。

AFP, February 18, 2022、ANHA, February 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 18, 2022、Reuters, February 18, 2022、SANA, February 18, 2022、SOHR, February 18, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民349人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は752,790人に(2022年2月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月17日に難民354人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民349人(うち女性105人、子供178人)、ヨルダンから帰国したのは5人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は752,790人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者355,179人(うち女性106,734人、子ども180,844人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,611人(うち女性119,336人、子ども202,796人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は982,070人(うち女性294,728人、子供500,562人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,869人(うち女性41,473人、子供34,127人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,465人(うち女性424,032人、子供677,893人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3162110130698388

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 18, 2022をもとに作成。

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トルコ軍が武装ドローンでハサカ県タッル・タムル町にあるロシア軍基地一帯を爆撃し、基地の近くにいた複数人が負傷(2022年2月17日)

ハサカ県では、ANHA(2月17日付)によると、トルコ軍が武装した無人航空機(ドローン)でシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊にあるロシア軍基地一帯を爆撃し、基地の近くにいた複数の住民が負傷した。

これに関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会は声明を出し、爆撃の詳細を明らかにした。

それによると、トルコ軍のドローンは午後3時半、タッル・タムル町近郊にあるロシア軍の基地の20メートルしか離れていない場所を爆撃、これによってタッル・タムル軍事評議会の兵士2人が負傷した。

またこの爆撃と合わせて、トルコ軍はタッル・タムル町近郊のタッル・シャンナーン村を砲撃したという。

Liveuamap(2月17日付)によると、トルコ軍のドローンが爆撃を行ったのは、トルコ占領地(「平和の泉」地域)の南東の端に面するカムシャト・ザルカーン村(タッル・タムル町北東)に設置されているロシア軍基地近く。

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ラッカ県では、ANHA(2月17日付)、SANA(2月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がトルコ占領下のタッル・アブヤド市南西のヒルバト・バカル村、アリーダ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市のファーティマ・ザフラー・モスク近くで、シリア国民軍に所属するイスラーム軍のアブー・ラーティブ・マフシーを名乗るメンバー(シューラ評議会メンバー)の車で爆発が発生し、乗っていたマフシー氏が即死した。

AFP, February 17, 2022、ANHA, February 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 17, 2022、Reuters, February 17, 2022、SANA, February 17, 2022、SOHR, February 17, 2022などをもとに作成。

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革命特殊任務軍が米軍の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で米軍と合同軍事演習を実施(2022年2月16日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍は声明を出し、米軍と合同軍事演習を行ったと発表した。

AFP, February 17, 2022、ANHA, February 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 17, 2022、Reuters, February 17, 2022、SANA, February 17, 2022、SOHR, February 17, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダーイシュ拠点に対して集中的な爆撃を実施、ダーイシュ・メンバー少なくとも6人が死亡、11人が負傷(2022年2月16日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がアレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠、ヒムス県東部の砂漠地帯、ビシュリー山でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して集中的な爆撃を実施、ダーイシュ・メンバー少なくとも6人が死亡、11人が負傷した。

AFP, February 16, 2022、ANHA, February 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 16, 2022、Reuters, February 16, 2022、SANA, February 16, 2022、SOHR, February 16, 2022などをもとに作成。

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