ハサカ県カスラク村の米軍(有志連合)基地に駐留する防空部隊がイランが発射したと見られる航空目標を撃墜(2025年6月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合のヘリコプター1機が低空でユーフラテス川上空を飛行した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合とシリア民主軍が、イラク国内の核関連施設に対する米国の攻撃への報復を警戒して、シャッダーディー市とカスラク村に設置されている基地で警戒態勢を強化した。

また、最新兵器や対空ミサイルを積んだ米軍の貨物機がハッラーブ・ジール村の基地に着陸した。

さらに、兵站物資などを積んだ軍用車輛30台からなる米軍の車列が、ワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経てイラク(イラク・クルディスタン地域)からシリア領内に入り、カスラク村の基地へ向かった。

こうしたなか、カスラク村の米軍(有志連合)基地に駐留する防空部隊がイランが発射したと見られる航空目標を撃墜した。

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イスラエル軍がダルアー県、クナイトラ県でイランの無人航空機を撃墜する一方、マアラカ村に一時侵入(2025年6月23日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がヒルバト・カイス村上空で飛行していたイラン所属とされる無人航空機1機を迎撃し、爆発・墜落させた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエルの防空部隊が、占領下ゴラン高原の空域に接近しようとしたイランの無人航空機1機を撃墜、同機はラフィード町付近に墜落し、これにより大規模な火災が発生した。

これを受けるかたちで、イスラエル軍地上部隊がマアラカ村に一時侵入した。


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ヒムス県タッルカラフ市近郊のアリーダ村で内務省総合治安局がアラウィー派住民の自宅に押し入り、若者を殺害(2025年6月23日)

シリア人権監視団によると、ヒムス県タッルカラフ市近郊のアリーダ村で、内務省総合治安局の要員がアラウィー派住民の自宅に押し入り、若者を殺害、父親を負傷させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッルアラン村で内務省総合治安局が住宅に対して家宅捜索を行い兄弟3人を逮捕した。

一方、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のラージュー町で、TikTokにクルディスタンを賛美する映像をアップした18歳の若者が、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局によって逮捕された。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で、40歳代の男性が頭部を銃撃されて死亡しているのが発見された。

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ダイル・ザウル県ダルナジュ村でダーイシュのスリーパーセルがブーハサン部族の有力者1人を含む2人を銃撃し殺害(2025年6月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダルナジュ村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがブーハサン部族の有力者1人を含む2人を銃撃し殺害した。

ANHAによると、死亡したのは。アカイダート部族の有力者であるナジュム・アブドゥッラー・ナジャルス氏およびその同行者1人。

ANHAによると、これに関して、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の総司令部は、ダイル・ザウル県のダルナジュ村にある検問所に対してRPG弾で攻撃を行ったダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員らを同部隊が撃退したと発表した。

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ANHAによると、ラッカ県のラッカ市で北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が麻薬を所持していた容疑者1人を逮捕した。

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ANHAによると:アサーイシュはまた、ラッカ地区(ラッカ県ラッカ市)とジャズィーラ地区(ハサカ県)で麻薬密売グループを摘発、麻薬などを押収した。

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内務省は総合情報機関とともにダマスカス郊外県ダーイシュのテロ細胞に対する精密作戦を実施し、聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件に関与したテロリストを摘発したと発表(2025年6月23日)

SANAによると、アナス・ハッターブ内務大臣と、総合諜報機構のフサイン・サラーマ長官、マール・イリヤース教会に対する自爆テロ爆破事件に関する捜査の最新状況を確認するため、緊急会合を開催した。

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SANAによると、ダマスカス郊外県で内務省は、総合情報機関とともに、ハラスター市およびカフルバトナー町でダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞に対する精密作戦を実施し、6月22日にダマスカスドゥワイラア地区の聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件に関与したテロリストを摘発、武器、弾薬、自爆ベスト、地雷、バイクなどを押収したと発表した。

作戦では、首謀者1人とメンバー5人が逮捕され、さらに2人が殺害された。殺害された2人のうち、1人は、自爆犯を聖マール・イリヤース教会へ侵入させる手引きをした人物、もう1人は首都ダマスカスで別の攻撃を準備中だったとされる。


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聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件の死者は25人、負傷者は63人に:シャルア暫定大統領は声明を出し、犠牲者に哀悼の意を示す(2025年6月23日)

SANAによると、保健省は、6月22日にダマスカスドゥワイラア地区の聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件による人的被害について、死者25人、負傷者63人に上ったと発表した。

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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は声明を出し、6月22日にダマスカスドゥワイラア地区の聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件の遺族に対して深い哀悼の意を示すとともに、負傷者の早期回復を心から願うと表明した。

シャルア暫定大統領は声明のなかで以下の通り強調した。

礼拝所で無実の市民が狙われたこの忌まわしい犯罪は、我々全シリア国民にとって深い痛みであり、今こそ政府と国民が一致団結して、祖国の安定と安全を脅かすすべてのものに立ち向かわなければならない。
我々は本日、すべての不正と犯罪に立ち向かう決意を新たにし、悲しみに暮れる方々に誓う。この卑劣な犯行に関与した者を必ず突き止め、裁判にかけ、正義をもって裁く。そのために、関係治安機関の力を総動員して昼夜を問わず捜査を続ける。
「すべての遺族に忍耐と慰めがもたらされ、負傷者が癒され、我らが愛するシリアがあらゆる災厄から守られるようにアッラーに祈る。

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ダマスカス県各所、ラタキア市で聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件に抗議するデモ:外国人戦闘員の排斥を訴える(2025年6月23日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、キリスト教徒が多く住むカッサーア地区、ドゥワイラア地区、バーブ・トゥーマ地区で、6月22日にダマスカスドゥワイラア地区の聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件に抗議するデモが行われ、住民ら数百人が参加した。


このうちドゥワイラア地区でのデモでは、「自由、自由、シーシャーニーは出ていけ」などと参加者が連呼、アフマド・シャルア移行期政権下で活動を黙認されている外国人戦闘員の排斥が訴えられた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のビント・シャーウィーシュ通りでも同様のデモが行われ、住民ら数十人が参加した。

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ダマスカス県の聖マール・イリヤース教会、スワイダー市のギリシャ正教会で、聖マール・イリヤース教会での自爆テロ爆破事件の犠牲者を追悼するミサ(2025年6月23日)

SANAによると、ダマスカス県ドゥワイラア地区の聖マール・イリヤース教会で、ギリシャ正教アンタキヤ総主教区のヨハネ10世ヤーズジー総主教は、前日の自爆テロ爆破事件の犠牲者を追悼するミサを執り行った。

フランス24(アラビア語版)などによると、ギリシア正教アンタキヤ総主教区のヨハネ10世ヤーズジー総主教は、葬儀での弔辞で、アフマド・シャルア移行期政権がマイノリティを保護できていないと厳しく批判した。

ヤーズジー総主教は以下の通り述べた。

大統領から昨日、電話を受け、哀悼の意が示された。だが、それだけでは足りない。
我々は大統領の心遣いには感謝するが、この犯罪はあまりにも重大で、電話だけでは済まされない。
政府はすべての国民の保護を最優先すべきである。
今回の教会襲撃に対して、政府は完全な責任を負っている。

こう発言すると、参列者からは大きな拍手が起きた。

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SANAによると、スワイダー県では、スワイダー市のギリシャ正教会が、マール・イリヤース教会に対する自爆テロ爆破事件での犠牲者を追悼するためのミサを執り行った。

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日本、ロシアなどが聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件を非難:北・東シリア地域民主自治局で活動する33の政治組織からなるクルディスタン国民大会はテロの責任はシャルア移行期政権にあると非難(2025年6月23日)

シリア日本大使館は、6月22日にダマスカスドゥワイラア地区の聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件に関して、Xを通じて、強く非難するとしたうえで、犠牲者に深い哀悼の意を表するとともに、負傷者、ご遺族、そしてシリア国民にお見舞いの言葉を送った。

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タス通信によると、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、事件を非難、犠牲者の家族に哀悼の意を示した。

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a href=”https://www.sana.sy/” target=”_blank”>SANAによると、6月22日にダマスカスドゥワイラア地区の聖マール・イリヤース教会で発生した自爆テロ爆破事件について、ムハンマド・アンジャラーニー地方行政環境大臣、社会平和維持高等委員会のハサン・スーファーン委員(シャーム自由人イスラーム運動元司令官、シリア解放戦線元司令官)、ムハンマド・サーミフ・ハーミド・スポーツ青年大臣ムスタファー・アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣アブドゥッラヒーム・アトゥーン大統領府宗教問題顧問室の室長アンティオキアおよび全東方ギリシャ正教総主教庁。シリア・アラブ共和国の大ムフティーウサーマ・リファーイー師は、Xなどを通じて非難した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局においても、シリア民主評議会シリア・スリヤーニ連合スィタール大会、民主社会組織連合、クルディスタン平和民主党、民主平和大会などが声明を通じて事件を非難した。

また、クルディスタン国民大会(KNK)に加盟する民主統一党(PYD)など33の政治組織が共同声明を発表し、非難の意を示すとともに、事件の全責任はアフマド・シャルア移行期政権にあると批判、事件を3月に沿岸部で発生したアラウィー派住民らへの虐殺の延長線上にあると断じたうえで、再発防止のためにすべての宗派・民族を代表する包括的な国民会議の開催、移行統治機構の設置などを求めた。

ステファノ・ラファニャン駐シリア・イタリア大使、エジプトのコプト正教会およびカトリック教会世界イスラーム連盟(MWL)クウェート外務省、レバノンのマロン派のブトルス・ラーイー総大司教、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長、湾岸協力会議(GCC)欧州連合(EU)、エジプトのウサーマ・アズハリー宗教問題大臣アラブ議会イエメン外務省ギリシャ外務省アゼルバイジャン外務省、国連教育科学文化機関(UNECSO)のオードレ・アズレ事務局長、ドイツのヨハン・ファーディフォル外務大臣スペイン外務省アラブ内務大臣評議会、なども、Xなどを通じて、攻撃を非難、犠牲者と負傷者に哀悼の意を表した。

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イスラエル軍の地上部隊がイッシャ村、西サムダーニーヤ村に侵入(2025年6月22日)

クナイトラ県では、軍用車輛5台からなるイスラエル軍の地上部隊が、イッシャ村に侵入し、複数の民家を捜索した。

また、戦車2輌と軍用車2台からなるイスラエル軍部隊が西サムダーニーヤ村に侵入し、複数の民家を捜索した。

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ダルアー県では、イスラエル軍の地上部隊がマアリーヤ村の北部郊外に展開した。

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ダマスカス県の聖マール・イリヤース教会を狙った爆破テロ攻撃が発生:内務省はダーイシュの犯行と断じる(2025年6月22日)

SANAによると、ダマスカス県のドゥワイラア地区にある聖マール・イリヤース教会を狙った爆破テロ攻撃が発生した。


内務省がFacebookを通じて以下の通り発表した。

ダマスカス県ドゥワイラア地区にある聖マール・イリヤース教会に、テロ組織ダーイシュ(イスラーム国)の自爆犯が侵入し、発砲したのち、自爆ベストで自爆した。
初期情報によると、複数の民間人が殉職・負傷、治安部隊が現場に急行して一帯を封鎖した。専門チームが事件現場で証拠収集と捜査を開始した。

緊急治安対策の一環として、ダマスカス県のサーマ・ムハンマド・ハイル・アーティカ治安総局長(准将)が聖マール・イリヤース教会の爆発現場を視察し、初動調査の進捗を確認した。

ダマスカス県の聖マール・イリヤース教会を標的としたテロ爆破事件の犠牲者の遺族に対し、深い哀悼の意を表する。内務省の専門チームはすでに事件の背景解明と詳細な調査を開始している。
こうしたテロ行為はシリア国家の社会的平和の実現を阻むことはなく、シリア国民が一致団結して安定を守るという選択を妨げることはできない。

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SANAによると、外務在外居住者省は、シリア駐在の各国大使および外交・領事団長に対して、事件現場を、同省の許可なしに訪問しないよう要請した。

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SANAによると、ハムザ・ムスタファー情報大臣はXを通じて、事件を強く非難し、犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は、声明を出し、事件を強く非難した。

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ANHAによると、シリア・ムスタクバル党とシリア女性評議会も声明を出し、事件を厳しく非難した。

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ANHAによると、シリア民主軍は声明を出し、事件を「シリア国民に対する攻撃」、「シリア人に共通の敵」と非難した。

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SANAによると、レバノンのナウワーフ・サラーム首相は事件をもっとも強い言葉で非難し、多くの無辜の犠牲者が出たことに哀悼の意を表した。

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SANAによると、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は、事件についてもっとも強い言葉で非難し、多数の民間人が死傷したことに深い憤りを表明した。

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SANAによると、在シリア・ドイツ大使館は事件をもっとも強い言葉で非難した。

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SANAによると、UAEの外務省は事件について激しい非難と深い憤りを表明した。

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トーマス・バラック在トルコ米大使兼シリア担当特使はXを通じて事件を非難し、不安と恐怖を拡散させようとする者たちに立ち向かうシリア政府を引き続き支援すると表明した。

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SANAによると、イラク外務省は事件を強い表現で非難する声明を発表した。

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SANAによると、フランス外務省は事件をもっとも強い言葉で非難すると表明した。

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SANAによると、カタール外務省は事件をもっとも強い言葉で非難し、強い憤りを表明すると発表した。

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SANAによると、ヨルダン外務省は事件をもっとも強い表現で非難した。

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SANAによると、バーレーン外務省は事件に対して強い非難と深い哀悼の意を表明した。

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SANAによると、ベルギー外務省は事件を強い非難の意を表明した。

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SANAによるとレバノンのジョゼフ・アウン大統領は、事件を強く非難した。

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ダマスカス郊外県ドゥンマル市で21日深夜から22日にかけて銃撃戦が発生(2025年6月22日)

ダマスカス郊外県では、ドゥンマル市で21日深夜から22日にかけて銃撃戦が発生した。

一方、カフルバトナー町出身の若者が、ダマスカスのカフルスーサ地区で治安部隊に20日に拘束された際に銃撃を受けて死亡、22日に遺体は家族に引き渡された。

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スワイダー県では、スワイダー市中心部の絞首台広場近くで、銃弾を受け死亡した男性の遺体が発見された。

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アレッポ県では、アレッポ市のハラク地区で、19日に正体不明の武装グループの銃撃を受け重傷を負っていたクドス旅団の元司令官が死亡した。

また、SANAによると、アレッポ県の遺跡・博物館総局は、密輸の準備がされていた遺物多数を押収した。

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ダイル・ザウル県では、元バアス党支局長を務めた人物が、汚職容疑で治安当局により逮捕された。

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タルトゥース県では、フルバ・サナースィル村で、治安部隊と民兵が家禽農場で働く若者を拘束、その際宗派差別的な罵倒が行った。

また、バーニヤース市で若者1人が逮捕された。

さらに、バーニヤース市郊外のバイダー村にある海岸で、40代の男性が営利な凶器で刺されて、遺体が発見された。

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ヒムス県では、クサイル市近郊で、レバノンへの出稼ぎを試みた若者2人(うち1人は未成年)が検問所で逮捕された。

イナブ・バラディーによると、ヒムス県の内務治安部隊が県内での覆面着用を禁止した。

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ラタキア県では、カルダーハ市近郊アイン・アルース村で、アラウィー派の兄弟2人が治安当局への召喚中に検問所で逮捕された。

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イドリブ県では、サルマダー市でオートバイに乗った正体不明の武装グループが若者1人を銃撃し、殺害した。

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司法高等研究所から解雇された司法研修生たちが、司法省前で抗議デモを行った。

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イスラエル軍がダルアー県、クナイトラ県でイランの無人航空機を撃墜(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、ダルアー県では、イスラエルの防空部隊が早朝、ムサイフラ町上空で、イランの無人航空機1機を迎撃、破片の一部が民家前に落下した。

イスラエル軍また、マハッジャ町上空でも無人航空機1機を撃墜したほか、イランのミサイル1発が(南北)カリーム村近郊に着弾したが、人的・物的被害はなかった。

このほか、イスラエル軍戦闘機が県西部を低空で旋回した。

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シリア人権監視団によると、クナイトラ県では、イスラエル軍がジャッバー村上空でイランの無人航空機3機をウンム・バーティナ村上空で1機を迎撃、またカフターニーヤ町近くで1機を撃墜した。

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アレッポ県タッル・アラン町のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴いていたとして治安当局に逮捕されていたスウェーデン国籍の若者が釈放される(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、アレッポ県では、タッル・アラン町のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴いていたとして、18日に治安当局に逮捕されていたハリール・サファル氏が釈放された。

サファル氏は、スウェーデン国籍を持ち、欧州で約14年を過ごした後に帰郷したばかりで、村のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴く自身の動画をSNSで公開していた。

また、逮捕と合わせて、カフェも「集会許可を得ていない」として閉鎖された。


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ダイル・ザウル県シュハイル村にあるアサーイシュの検問所がダーイシュのスリーパーセルの襲撃を撃退(2025年6月21日)

ANHAによると、ダイル・ザウル県では、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターが21日晩に、シュハイル村の検問所がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受けたが、アサーイシュがこれを迎撃、撃退したと発表した。

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ラッカ県では、ハウィージャト・スワーフィー村付近で、身元不明の2体の遺体が発見された。

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総合情報機関が内務省関係機関と連携して、アサド前大統領のいとこのワスィーム・アサドを逮捕(2025年6月21日)

SANAによると、内務省は、総合情報機関の特殊任務部隊が、レバノン国境に近いヒムス県タッルカラフ市近郊で内務省関係機関と連携して待ち伏せ作戦を実施、ワスィーム・アサド容疑者をおびき出し、逮捕したと発表した。
同容疑者は麻薬取引の主要人物で、前政権下で複数の犯罪に関与していたことで知られているという。

イナブ・バラディーによると、ワスィーム・アサドは、1980年生まれで、バッシャール・アサド前大統領のいとこ。
カプタゴンの製造・密輸ネットワークに関与したことが疑われており、EUが制裁対象に指定している。
ハムザ・ムスタファー情報大臣は、Xを通じて、ワスィーム・アサド容疑者の逮捕について、シリア人に対する人権侵害の加害者たちを追及する日々強化される取り組みの一環であると強調した。

アナス・ハッターブ内務大臣もXを通じて、逃亡中のバッシャール・アサドの体制の犯罪象徴たちを追及する国家の努力の一環であると強調した。


マズハル・ワイス法務大臣もXを通じて逮捕の歓迎の意を示した。

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シリア人権監視団によると、ヒムス県では、ヒムス市とタッルカラフ市を結ぶハワーシュ橋(ハワーシュ町)付近で、治安機関所属と自称する3人組の武装グループがタルカルフ市出身の若者2人を制止し、バイクへの給油を要求、拒否されると2人に向けて発砲した。

このうち1人はレバノン国境近く(ワーディー・ハーリド)で拘束されたが、残る2人は逃走中。

また、ヒムス市タッル地区でタッルカラフ市出身の若者が自宅で就寝中に武装グループの襲撃を受け射殺された。

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シリア人権監視団によると、治安当局はまた、前政権の民兵の一つバーキル旅団の幹部であるファーディー・アフィース容疑者、ダイル・ザウル県西部出身で、前政権の総合情報局やシリア軍第86師団に配属されていたダウード・トゥーカーン容疑者も逮捕した。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県では、ラタキアのマズィーラ橋付近で、アラウィー派の22歳の若者が正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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シリア人権監視団によると、アレッポ県では、アフリーン市出身の若者が、ムスタファー・シャイフー氏殺害に抗議するデモに参加したとして、内務省総合治安局の要員によって激しい暴行を受けた。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県では、シャイフ・バドル市近郊のスーラーニー村で、内務省総合治安局所属とされるグループが住居を襲撃し、家財道具を略奪・破壊、女性に暴行を加えた。

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、サナマイン市で、住民の男性がバイクに乗った2人組の武装グループの銃撃を受け、死亡した。

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シリア人権監視団によると、スワイダー県では、スワイダー県南部のクーム地区で30代の男性が自宅の部屋でライフル銃で撃たれて死亡しているのが発見された。

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シャルア移行期政権、北・東シリア地域民主自治局の両支配地域で修了試験開始:ダルアー県で試験関連書類を運搬中の車輌が襲撃を受ける(2025年6月21日)

SANAによると、アフマド・シャルア移行期政権の支配地域で、一般および宗教基礎教育修了試験、職業高校(工業・商業・女子)修了試験が開始された。
試験期間は、一般および宗教基礎教育修了試験が7月9日、職業高校(工業・商業・女子)修了試験が7月10日まで。

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SANAによると、通信通信情報技術と教育養育省は共同声明を発表し、試験会場周辺地域において一時的な通信遮断措置を行うとして、その実施日程を明らかにした。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配地各所で、同自治局教育養育委員会とアフマド・シャルア移行期政権の教育養育省との共同合意に基づき、国連児童基金(UNICEF)の支援のもと、中等教育修了試験が実施された。

試験は前政権のカリキュラムに基づくもので、ジャズィーラ地区(ハサカ県)、ダイル・ザウル地区(ダイル・ザウル県)、ラッカ地区(ラッカ県ラッカ市)、タブカ地区(同タブカ市)、ユーフラテス地区(アレッポ県北部)の複数の試験会場で、26,445人の生徒が受験した

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、ヤードゥーダ村とムザイリーブ町を結ぶ街道で、修了試験の試験・解答用紙を運んでいた治安当局の車輌が武装グループに襲撃され、銃撃戦が発生、武装グループのメンバー1人が死亡した。

車輌は、西ダルアーのシャジャラ町の教育センターの試験関連文書を運搬中だった。

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イスラエル軍はダルアー県上空でイランの無人航空機多数を撃墜、1機がテント近くに墜落し女性1人が重傷(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダルアー県では、イスラエル軍が防空システムや戦闘機でイラン所属と見られる無人航空機多数を迎撃、2機が県東部で、1機がキヒール村とタイバ町の間に位置するタクターカ地区に、1機がナスィーブ国境通行所近く、1機がナワー市、1機がタファス市に墜落した。

このうち、タクターカ地区では、女性が滞在していたテントの近くに無人航空機が墜落し、女性が重傷を負い病院に搬送された。

また、イスラエル軍の防空システムはサフム・ジャウラーン村の上空でも迎撃を行った。

また、イスラエル軍戦闘機1機が首都ダマスカス上空に飛来した。

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シリア人権監視団によると、クナイトラ県では、イスラエル軍地上部隊がガリーバ村に新たに侵入、また西サムダーニーヤ村で巡回と検問作戦を実施した。

また、戦車3両と車両6台からなるイスラエル軍の部隊がフッリーヤ村に侵入し、検問所を設置、道路を封鎖した。

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ダマスカス警察が老舗ホテルのウマイヤ・ホテルに強制立ち入りを行い、「飲料と水タバコの提供」を理由に一方的に営業停止処分を科す(2025年6月20日)

ダマス・ニュース通信によると、ダマスカス警察が6月18日、老舗ホテルのウマイヤ・ホテルの4階にあるバーに強制立ち入りを行い、音楽を止めさせ、店内に展開、施設内の様子を撮影し、緊張と不安のなか、恐怖を感じた来店客は次々と逃げ出した。

強制立ち入りは、ホテル側が滞在客や来店客に不安を与えないようにと求めたにもかかわらず行われた。

その後、警察はすべての営業許可証の提示を要求し、ホテル側はこれに応じたが、警察は、すべての書類を確認するため翌日(19日)に出頭するよう要請した。

ホテルの担当者は19日にダマスカス警察の担当部署へ出向き、すべての書類と支払済みの手数料などを提示したが、午後6時頃、ダマスカス県庁職員がホテルを訪れ、県知事の命令により営業停止処分を実施すると通達した。

19日はホテルの全室が予約で埋まっており、営業停止処分は事前の警告や違反報告もないまま行われた。

ホテル側が営業停止にかかる書類の提示を求めると、職員はスマートフォンに表示された画像のみを見せ、書類については閉鎖後に正式な書類を渡すと告げたうえで、従わなければ拘束の可能性があると警告したという。

6月21日に手渡された営業停止命令書の理由は「飲料と水タバコの提供」と記載されていたが、ホテル側はこれについて正式な営業許可を有していた。

 

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ダマスカス郊外県のカタナー市でドゥルーズ派が経営する複数の店舗のシャッターなどに脅迫的な文言が書き込まれる事件が発生(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県のカタナー市で、ドゥルーズ派が経営する複数の店舗のシャッターなどに、何者かによって脅迫的な文言が書き込まれる事件が発生した。
書かれた文言には「戻ってくるぞ」「ドゥルーズ=ユダヤ人」「開けるな、血が流れるぞ」などがあり、住民の間に強い不安と恐怖が広がっている。

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タルトゥース県、ハマー県でアラウィー派が武装グループによって殺害される(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県では、前政権の国防隊の一つカラムーンの盾旅団の司令官だったラーミズ・バフブーフ氏がナブク市で銃で撃たれ殺害された。

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シリア人権監視団によると、アレッポ県では、治安部隊がハーン・アサル村で、違法薬物の取引に関与したとされる犯罪組織に対して大規模な強制捜索を実施し、銃撃戦の末に2人を殺害、他数人を拘束、大量の違法薬物と武器を押収した。

また、ヒムス県でも南東部で治安部隊が武装グループが激しく交戦、1人を殺害、1人を拘束した。

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、タファス市で、地元武装グループの元指導者の兄弟2人を含む3人がが、同グループのメンバーだった家族によって殺害された。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県では、バニヤース市郊外のバイダー村付近で、アラウィー派の男性がオートバイに乗った武装グループの銃撃を受けて死亡した。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、サルハブ市で、前政権の協力者と非難を受けていたアラウィー派の男性が銃撃され、死亡した。

また、マラフ町の30代女性の遺体が、サルハド市に至る街道で発見された。

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シリア人権監視団によると、スワイダー県では、イラー村で地元の部族どうしの銃撃戦が発生し、10歳の子どもが流れ弾で死亡した。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県では、治安部隊はジャブラ市で前政権の国防隊の幹部だったフィラース・ムフィード・サイード容疑者を逮捕した。

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アレッポ県では「トルコの傭兵」(シリア国民軍)が、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で発生した若者らによる抗議デモを弾圧、参加者複数名を逮捕(2025年6月20日)

ANHAによると、アレッポ県では、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)が、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で発生した若者らによる抗議デモを弾圧、参加者複数名を逮捕した。

抗議デモは、前日のムスタファー・シャイフー氏殺害を受けたもの。

また、シリア人権監視団によると、タッル・アラン町で、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局に所属するスルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャート師団)のメンバーが若い男性を銃撃し、殺害した。

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イスラエル軍がクナイトラ県、スワイダー県、ダルアー県でイランのミサイル、無人航空機を撃破(2025年6月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の防空システムがイランから飛来した無人航空機やミサイルをシリア領空で迎撃し、ナブア・サフル村、アイン・ティーナ村、スワイサ村などで複数回の爆発が確認された。



また、ガディール・ブスターン村で無人航空機1機が撃墜された。


また、車輌3台と兵士15人からなる地上部隊がジュバーター・ハシャブ村に侵入し、村の入口に検問所を設置した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、サニーム・ハッフ地区にミサイルが落下し、激しい爆発が発生した。

また、マジュダル村に無人航空機1機が墜落した。

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ダルアー県は、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がサフム・ジャウラーン村近郊、タファス市、ヤードゥーダ村、イズラア市近郊で無人航空機それぞれ1機ずつを撃墜した。

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SANAも、ダルアー県のダルアー市とヤードゥーダ村の間の地域、サフム・ジャウラーン村、タファス市、アジャミー村、ジッリーン村、そしてダルアー市西のヤルムーク郊外地区に近いマフタラ地区などに、イランとイスラエルの航空戦によって破壊されたミサイルなどの残骸が落下したと伝えた。


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米主導の有志連合がダイル・ザウル県でイランによると見られるミサイル、無人航空機を撃破(2025年6月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、アームーダー市上空に無人航空機1機が飛来した。

これに対して、重火器や対空装備を積んだ28台の貨物車輛からなる米主導の有志連合の車列が、ワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラクからシリア領内に進入、カスラク村の基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合の部隊が、シャンナーン村近郊の砂漠の上空でイランが発射したと見られるミサイル1発を迎撃し、ミサイルは民家の近くに落下した。

また、有志連合は防空システムでタヤーナ村近郊の砂漠地帯上空に飛来したイラン所属と見られる無人航空機1機を撃墜した。

さらにこれと前後して、県東部のフライティム地区にも同様の無人航空機1が飛来し、有志連合が撃破した。

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ヒムス県アクラビーヤ市でムルシド派の住民ら数千人が集まり、抗議デモ(2025年6月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アクラビーヤ市で、ムルシド派の住民ら数千人が集まり、抗議デモを行った。

デモは、ヒムス市クスール地区で17日に正体不明の武装グループによって拉致されていたムルシド派の50歳代の農業技師が殺害され、18日遺体で発見されたことなどを受けたもの。


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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で、軍の退役将兵、警察退職者ら数十人がデモを行い、退職金の支払いを求めた。

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トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアレッポ県ジンダリース町近郊で太陽光パネルを盗難から守るため警備をしていた若い男性が「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の銃撃を受けて死亡(2025年6月19日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンダリース町近郊のハッジ・フスニー村出身のムスタファー・ジャミール・シャイフー氏(2007年生まれ)が深夜1時ごろ、太陽光パネルを盗難から守るため警備をしていたところ、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の銃撃を受けて殺害された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダルバースィーヤ市の天井に上っていた若い男性に向けてトルコ軍国境警備隊が発砲し、殺害した。

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内務省総合治安局がヒムス県タッルカラフ市近郊でレバノンに密輸されようとしていた対戦車ミサイルを積んだ貨物車輛を押収(2025年6月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がタッルカラフ市近郊でレバノンに密輸されようとしていた対戦車ミサイルを積んだ貨物車輛を押収した。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市で、ダーイシュのスリーパーセルに所属すると見られるオートバイに乗った武装グループが、呪術を行っていたとされる女性2人を殺害(2025年6月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が18日深夜から19日未明にかけてシリア民主軍とともに、カラーマ村で特殊空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の武器輸送部門の責任者1人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに所属すると見られるオートバイに乗った武装グループが、呪術を行っていたとされる女性2人を殺害した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の麻薬撲滅部隊が緊急対応部隊(HAT)とともに、ハサカ県ハサカ市のアズィーズィーヤ地区、ヌシューワ地区、グワイラーン地区で大規模な治安作戦を実施し、麻薬密輸グループのメンバー10人を逮捕し、大量の麻薬類、武器、通信機器、薬物使用器具を押収した。

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ダマスカス郊外県、アレッポ県でシャルア移行期政権の治安部隊の「シャッビーハ化」が顕著に(2025年6月19日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市で住民1人がアフマド・シャルア移行期政権傘下の武装グループによって誘拐され、その後殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・ダーリー村の貯水井戸内で、前政権時代に殺害されたと見られる身元不明の8人の遺体が発見された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ルハイバ市に設置されている検問所の要員が、旧政権時代と同じように通過する車の運転手から「みかじめ料」を徴収しているとして、そのことを裏づける映像を公開した。

徴収は旧シリア軍第4師団を想起させるという。

また、ナブク市で正体不明の武装グループが前政権の国防隊に協力していたとされる男性1人を銃で撃ち殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局傘下の治安グループがアレッポ市近郊のナイラブ・キャンプで、武器が隠されているとして民家1棟に押し入り、なかにいた女性に暴行を加え、窃盗を働いた。

アレッポ県では、前政権のシャッビーハを想起させるこうした犯罪が増えているという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアイスラ村で正体不明の武装グループが民家を襲撃し、住民1人を拉致、その後殺害した。

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イスラエル軍はダルアー県、クナイトラ県各所でイランの無人航空機の撃墜を続ける一方、クナイトラ県各所への侵入を強化、アフマル丘に国旗を掲揚(2025年6月18日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍はダルアー県のタファス市上空でイランの無人航空機1機を、ナーフィア村上空で2機を撃墜した。

イスラエル軍はまた、クナイトラ県のサイダー・ジャウラーン村上空でイランの無人航空機3機を撃墜した。

同監視団によると、イスラエル軍はさらにダルアー県のヤードゥーダ村、マサーキン・ジャリーン村、ジャースィム市でもイランの無人航空機を撃破した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がジュバーター・ハシャブ村に近いシャハール森林地帯に軍用車輛や重機で侵入し、大規模伐採作業を実施した。

作業は少なくとも500ドゥーナムに及び、松などの樹木が伐採された。

イスラエル軍はまた、クードナ村とアスバフ村を結ぶ街道に土塁を積み、これを封鎖した。

イスラエル軍はさらに、クードナ村東のアフマル丘にイスラエル国旗を掲揚した。

これに加えて、イスラエル軍地上部隊は、東サムダーニーヤ村に侵入し、同村とアジュラフ村を結ぶ街道に検問所を設置した。

イスラエル軍はこのほかにも、以下3方面からシリア領内に侵入、展開した:マスハラ村の西、ジャッバー村の南にあるブフース道路沿いに、戦車および四輪駆動の軍用車輌を伴う部隊が展開、西サマダーニーヤ村方面に、戦車2輌とハンヴィー(HMMWV)1輌が侵入、ムシャイリファ村に、軍用車輌10台からなる部隊が侵入。

加えて、ラスム・ハワーリド村に戦車4輌と軍用車輌2台を伴う部隊が進入し、マスハラ町に向けて移動中だという。


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シリア人権監視団は、イスラエル軍がクナイトラ県、ダルアー県に散布したビラの画像を公開した。

ビラには以下の通り記されている。

親愛なる住民の皆さん
地域における最近の治安状況を受け、同空域は封鎖中である。
ドローンなどの無人航空機の使用はすべて、敵対的な標的と識別され、対処および攻撃の対象となり、使用者および地域全体が危険にさらされる可能性がある。

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