ラッカ県でイラク・シャーム・イスラーム国とクルド戦線旅団の間で人質・捕虜交換が行われるなか、シリア・クルド国民評議会は西クルディスタン社会契約を発表した民主統一党の単独行動を批判(2013年7月21日)

国内の暴力

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国が身柄拘束していたクルド人約300人を釈放したことを受け、クルド戦線旅団(自由シリア軍)がイラク・シャーム・イスラーム国のアミールを名のるアブー・ムスアブ(非シリア人)を3人のメンバーとともに釈放した。

アブー・ムスアブらは20日にヤービサ村での戦闘で拘束され、報復としてイラク・シャーム・イスラーム国もタッル・アブヤド住民を逮捕・拘束していた。

クッルナー・シュラカー(7月21日付)によると、人質・捕虜交換の交渉は、シャームの民のヌスラ戦線、クルド戦線旅団、民主統一党人民防衛隊の間で行われたという。

なお、ヤービサ村では、民主統一党人民防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線メンバー、イラク・シャーム・イスラーム国との戦闘が続き、現地の活動家によると、人民防衛隊の戦闘員5人(女性1人を含む)が死亡したという。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月21日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がラアス・アイン市東部を自家製の迫撃砲で攻撃した。

ヌスラ戦線は、同市南部のタッル・ハラフ村、アスファル・ナッジャール村、ミシュラーファ村を放棄し、近くの高台に布陣していたという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月21日付)によると、アドラー市工業団地(マディーナ・スィナーイーヤ)西部で軍が反体制武装集団を要撃し、多数の戦闘員を殲滅し、装備を破壊した。

戦闘員はシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団、アブー・リーフ大隊のメンバーで、その多くは、ヨルダン、エジプトなどのパスポートを所有していたという。

これに関して、クッルナー・シュラカー(7月21日付)は、マイダアー町・ドゥマイル市間で、軍が東グータ地方に進入しようとした反体制武装集団を要撃し、戦闘員50人を殺害したと報じた。

一方、シリア人権監視団は、アドラー市郊外で軍と反体制武装集団が交戦し、反体制武装集団の戦闘員28人が死亡したと発表(その後死者が49人にのぼると発表)、また戦闘に先立ち、アドラー市では共和国護衛隊の大佐を含む2人が殺害されたと付言した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(7月21日付)は、軍東グータ作戦司令官のムハンマド・アリー准将が反体制武装集団との戦闘で死亡した、と報じた。

このほか、SANA(7月21日付)、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊、またRTの特派員が、戦闘に巻き込まれて負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍がアリーハー市の市場を空爆し、少なくとも15人が死亡した。またビンニシュ市、サラーキブ市などに対しても軍は砲撃・空爆を行った。

一方、SANA(7月21日付)によると、アブー・ズフール航空基地周辺、バラーギーティー市、カフルシャラーヤー市、カニーヤ村、ジャーヌーディーヤ町などで、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市郊外のバイダー町で、子供6人、女性3人を含む一家13人の遺体が発見された。

同監視団によると、20日深夜から21日早朝にかけて、バイダー町周辺で国防隊と反体制武装集団が交戦し、この一家の男性3人が屋外で処刑されたほか、戦闘員2人が殺害され、また国防隊側も士官1人を含む3人が死亡したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村での戦闘で、「自由シリア軍」が同市の作戦司令官のハサン・ユースフ・ハサン大佐および副官2人を含む兵士5人とともに殺害した。

これに関連して、第9師団司令部を名のる武装集団が、ビデオ声明を出し、ハーン・アサル村を完全解放したと発表した。

またアレッポ市ではラーシディーン地区、ジャミーリーヤ地区、アターリブ市などで、軍と反体制武装集団が交戦、双方に死傷者が出た。

一方、SANA(7月21日付)によると、ハーン・アサル村、アターリブ市、カブターン・ジャバル村、カフルダーイル村、フライターン市、ヒーラーン村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、シャイフ・マクスード地区、ブスターン・カスル地区、旧市街で、軍が反体制武装集団と交戦、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、旧市街、ザーラ村などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月21日付)によると、ヒムス市のバーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、クスール地区、ハーリディーヤ地区、ワルシャ地区、ハミーディーヤ地区、カラービース地区、マサービグ地区、ラスタン市、ザーラ村郊外、タドムル市郊外、ダイル・サラーム遺跡、サムアリール村、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町、ナワー市、アイン・ズィクル村、バッカール村、ジュバイリーヤ村、アービディーン市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月21日付)によると、ダクル市、スーラ町、フラーク市、東ムライハ町、ブスル・ハリール市、シャイフ・マスキーン市、サイダー町、ウンム・ルークス市、アブー・マダッラート市、ジャースィム市、ダルアー市などで、軍がヤルムーク殉教者旅団と交戦し、同旅団司令官のムハンマド・タアーニーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対し、自由シリア軍南部戦線司令官でヤルムーク旅団を率いるバッシャル・ズウビーは『ハヤート』(7月22日付)の電話取材に応じ、「シリア南部の多くの都市・村々を急速に進軍し、政府軍が大規模に展開する同地域の約60%を制圧した…。ラマダーン月の開始とともに主導権を握った」と述べた。

ズウビーはまた「ラマダーン月に入って戦闘員の意志が高まり…、戦闘員が大量の武器を入手した…。ラマダーン月が終わるまでにシリア南部全土を解放区とすると発表したい」と強調した。

なお供与されている武器の一部に関して、ズウビーは「アラブ湾岸諸国2カ国が供与する一方、ヨルダン人密輸業者を通じて入手している」と付言した。

反体制勢力の動き

シリア・クルド国民評議会事務局が声明を出し、民主統一党が進める自治政府樹立の動きに関して、「将来のシリアにおける最善の体制が、シリア社会を構成するすべての集団の権利が保障される多元的他民族連邦民主制である旨…西クルディスタン人民議会と」合意したと主張し、疑義を呈した。

またシリア・クルド国民評議会は「どのクルド人当時者にも、クルド人民の要求を単独で規定するいかなる計画を提示する権利はない」と付言、西クルディスタン社会契約(憲法)を批判した。

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『ハヤート』(7月22日付)によると、タッル・アブヤド市での戦闘に関して、民主統一党の複数の幹部は、トルコ政府が対シリア国境地域におけるクルド人の影響力増大を阻止するため、過激派を支援していると疑っていると述べた。

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ムスタファー・トゥラース元国防大臣の長男でビジネスマンのフィラース・トゥラースが『カバス』(7月21日付)のインタビューに応じ「政治的資金の流入が、シリア革命の大部分、とりわけ武装部隊を腐食させた」と述べ、諸外国による援助を批判した。

また「トゥラース家には文字通り、財産を持っていない。前にも述べた通り、マース社に体現されている私の財産は、シリア社会の開発…のために活動する機関のために運用されるだろう」と述べ、反体制運動に資金援助する意思はないと強調した。

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シリア革命反体制勢力国民連立はフェイスブックを通じて声明を出し、軍がダマスカス県ヤルムーク区に対して化学兵器を使用したと主張、国際社会に対応を求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、20日の軍によるサラーキブ市空爆を受けて、声明を出し、国際社会に対して飛行禁止空域を設定するよう求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立はイスタンブールでの2日間(20~21日)にわたって政治委員会会合を開催した。

カマール・ルブワーニーによると、会合では、連立の財務を監督する財務監督者を任命することが決定された。

また防衛治安委員会、政治体制再検討委員会、経済委員会、渉外委員会が設置され、ルブワーニー自身が防衛治安委員会の委員長に選出されたという。

クッルナー・シュラカー(7月22日付)が報じた。

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クッルナー・シュラカー(7月21日付)は、ラタキア県出身でオリエント・チャンネルの記者として活動してきたアッブード・ハッダードが、1ヶ月前にイラク・シャーム・イスラーム国によって拉致され、現在も行方不明だと報じた。

諸外国の動き

デヴィッド・キャメロン英首相はBBC(7月21日付)に「状況はきわめて悲観的だ。シリアが間違った方向に進んでいると思えるような状況だ」と述べ、危機感を表明した。

AFP, July 21, 2013、BBC, July 21, 2013、al-Hayat, July 22, 2013, July 23, 2013、Kull-na Shuraka’, July 21, 2013, July 22,
2013、Kurdonline, July 21, 2013、Naharnet, July 21, 2013、Reuters, July 21,
2013、al-Qabas, July 21, 2013、SANA, July 21, 2013、UPI, July 21, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主的変革諸勢力国民調整委員会が西クルディスタン社会契約草案に対する「断固とした拒否」を表明するなか、人民防衛隊がハサカ県およびラッカ県でヌスラ戦線などと交戦し多数の戦闘員を殺害(2013年7月20日)

シリア政府の動き

サアド・ナーイフ保健大臣は、世界保健機構(WHO)のエリザベス・ホフ駐シリア代表と会談し、シリアへの人道支援の状況などについて意見を交換した。

SANA(7月20日付)が報じた。

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のラジャー・ナースィル報道官は、西クルディスタン社会契約(憲法)草案に関して、スカイ・ニュース(7月20日付)に「シリアの領土および人民の統合への觝触は、いかなる勢力によるものであれ、断固として拒否する」と述べた。

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『ハヤート』(7月21日付)によると、民主統一党は、民主的変革諸勢力国民調整委員会に対して、発足の準備が進められている自治政府が「公式な政府、ないしは国家という形式をとるものではなく、社会から選出され、社会の全構成員を代表する民主的行政を表現した者に過ぎない」とするメッセージを送った。

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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首はラアス・アイン市での戦闘に関して、『ハヤート』(7月21日付)に「過激な戦闘員が占拠クルド人地域の防衛」のために人民防衛隊が作戦を実施したと述べるとともに、「彼らがこの地域にイスラーム国を建設しようとしているとの情報を多数得ていた」ことを明らかにした。

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シリア・クルド国民評議会は声明を出し、ハサカ県でのシャームの民のヌスラ戦線によるクルド人拉致を非難、即時釈放を求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は『シャルク・アウサト』(7月20日付)に、自由シリア軍が高性能兵器を早急に入手することが、連立の最優先課題だと主張しつつ、シリアに安全地帯を設置することがアサド政権の終わりの始まりになるだろうと述べ、諸外国の介入を求めた。

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シリア国民変革潮流(アンマール・カルビー代表)のメンバー9人が共同声明を出し、メンバーが意思決定プロセスから排除されていることを理由に、脱退を宣言した。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、20日深夜から21日未明にかけて、タッル・アルー村、カッルフーク村、ジュワーディーヤ(ジル・アーガー)村周辺で、民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦、人民防衛隊が幹線道路の分岐点に位置する検問所を制圧した。

同監視団によると、過去3日間での戦闘により、民主統一党の戦闘員19人、サラフィー主義戦闘員35人が死亡したという。

一方、SANA(7月20日付)によると、スィーハ地方、トゥワイナ地方、はマーイル地方、カーナー地方、カラーマ地方、南部ダム地方などで、軍が反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、タッル・アブヤド市に近いヤービサ村の検問所で、民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線の指導者のアミールを名のるアブー・ムスアブ(非シリア人)らを拘束、また検問所を攻撃しようとしたヌスラ戦線の戦闘員4人を殺害した。

これに関して、シリア人権監視団は、アブー・ムスアブがイラク・シャーム・イスラーム国メンバー3人とともに、タッル・アブヤド市郊外のヤービサ村で拘束されたと発表した。

同監視団によると、彼らはクルド民族主義政党の一つが拠点としたヤービサ村の学校に爆弾を仕掛けようとしたところ、クルド人民兵(クルド戦線旅団)と交戦し、拘束されたという。

また拘束時、アブー・ムスアブらは自爆ベルトを着用しており、拘束時の戦闘で、イラク・シャーム・イスラーム国のメンバー2人が死亡したという。

クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、アブー・ムスアブの拘束を受け、タッル・アブヤド市に展開するシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国などすべてのサラフィー主義集団が、市民数百人を拉致、また市内にあるクルド民族主義政党に事務所閉鎖を求めた。またシャームの民のヌスラ戦線は、ヤービサ村に対して砲撃を行った。

一方、民主統一党人民防衛隊の幹部は『ハヤート』(7月22日付)に対して、タッル・アブヤド市での戦闘で、人民防衛隊はサラフィー主義戦闘員25人を殺害したと述べた。

また同幹部は、サラフィー主義戦闘員が西クルディスタン人民議会の「人民の家」の管理人に同施設の明け渡しを要求したことをきっかけにタッル・アブヤド市で戦闘が発生し、人民防衛隊がアブー・ムスアブを拘束したと述べた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍がサラーキブ市に対して少なくとも12回空爆を行い、子供3人を含む市民多数が死亡した。

シリア革命総合委員会によると、軍の空爆は、自由シリア軍がサラーキブ市郊外の検問所を襲撃したことを発端としていたという。

一方、SANA(7月20日付)によると、バーラ村、シャンナーン市、フリーカ市、カフルルーマー村、マアッラト・ヌウマーン市、ナフラ市、サラーキブ市、アリーハー市、煉瓦工場周辺、カンスフラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村で軍と反体制武装集団が交戦し、軍兵士12人が死亡した。

一方、SANA(7月20日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マーイル町、マンナグ村、マンナグ航空基地周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、シャイフ・マクスード地区、ハーリディーヤ地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、マズラア地区周辺、バーブ・フード地区などで軍、国防隊、人民諸委員会が反体制武装集団と交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月20日付)によると、ヒムス市ワアル地区、バーブ・フード地区、ザーラ村周辺、タッルドゥー市、カルアト・ヒスン市、タルビーサ市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がダーヒヤ・アサド市入り口の検問所を攻撃し、また、フジャイラ村、ハジャル・アスワド市では軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月20日付)によると、ナブク市郊外、ハラスター市、ダイル・サルマーン市、バービッラー市、フジャイラ村、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、アバービール・ハウラーン大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区に対する軍の砲撃で、反体制武装集団7人が死亡した。

また軍は、ヤルムーク区、バルザ区、ジャウバル区に対して砲撃を加え、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月20日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アマーラ地区では、反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、市民1人が死亡、5人が負傷した。

またアッバースィーイーン地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月20日付)によると、ダイル・ザウル市のハミーディーヤ地区、ハウィーカ地区、工業地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ムーハサン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサウワ村では、トルコに原油を密輸しようとしていた反体制武装集団の車列15輌と交戦、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月20日付)によると、ダルアー市の国立病院周辺、ムハッジャ村、西ムライハ村、サイダー町、ナワー市などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月20日付)によると、カサーティル村、サーキヤ・クルト村、マズィーン村、バイト・アワーン村、スッカリーヤ町で、軍が反体制武装集団と交戦し、ヨルダン人、ソマリア人など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月20日付)によると、フバイト村北東部で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

エジプトのナビール・ファフミー外務大臣は記者会見で「我々はシリア革命と、民主制をめざすシリア国民の権利を支持するが、両国関係は低迷した。すべてが(再)検討されることになる…。しかし、シリアでジハードを行う意思がないと言える。これ(この発言)は以前の姿勢を受けたものである」と述べた。

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ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は「バッシャール・アサドがシリア全土を再び支配することはないと思う。そうする権利や正統性を持つべきだとは思わないし、持っていないと考える」と述べた。

AFP, July 20, 2013、al-Hayat, July 21, 2013, July 22, 2013、Kull-na Shuraka’, July 20, 2013, July 21,
2013、Kurdonline, July 20, 2013、Naharnet, July 20, 2013、Reuters, July 20,
2013、SANA, July 20, 2013、Sky News-Arabic, July 20, 2013、al-Sharq al-Awsat, July 20, 2013、UPI, July 20, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ外相が人民防衛隊によるラアス・アイン市制圧を「きわめて深刻な事態」として警戒するなか、ハサカ県では人民防衛隊がさらにタッル・アッルー村、スワイディーヤ村を制圧(2013年7月19日)

シリア政府の動き

NNA(7月19日付)は、シリアの治安当局が、ラマダーン月に合わせてレバノン人女性服役者複数名を釈放したと報じた。

同通信社などによると、アレッポ県アアザーズ市で反体制武装集団に拉致(2012年5月)されているレバノン人9人の釈放に向けた措置だという。

シリア人権監視団によると、釈放された女性は23人に達し、彼女らは18日に釈放された。

これに対して、クッルナー・シュラカー(7月20日付)は、女性23人の釈放が、拉致されているレバノン人の釈放のため「人質交換」ではなく、女性の拘束をめぐって「アサド政権が圧力に曝されていた結果」だと報じた

反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線は、アレッポ県サフィーラ市でアブドゥッラー・ハマドゥーを逮捕した。

ハマドゥーは、イラクの覚醒評議会を模した自警団を戦闘員数十人とともに結成し、サラフィー主義者に対抗しようとしていたという。

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DPI(7月19日付)は、民主的変革諸勢力国民調整委員会幹部の一人のアブドゥルアズィーズ・ハイイルが拷問で死亡した(未確認情報)と報じた。

ハイイルは2012年9月、中国からの帰国直後に当局に逮捕されていた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区で軍、国防隊、人民諸委員会と反体制武装集団が交戦し、人民諸委員会のメンバー12人が殺害された。

またヒムス市各所に軍が砲撃・爆撃を加え、子供2人を含む複数名が死亡した。

一方、SANA(7月19日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、トゥルウマーン地区、カルアト・ヒスン市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマズラア町、ラッカ村では、反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民5人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山に軍が砲撃を加えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラーシディーン地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月19日付)によると、タッル・リフアト市、クワイリス市南部などで、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市シャイフ・サイード地区、ラーシディーン地区、アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、ハーリディーヤ地区、旧市街で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団などによると、サイイダ・ザイナブ町にあるザイナブ廟近くに迫撃砲が着弾し、ザイナブ廟事務局のアナス・ルマーニー局長が死亡した。

また軍はフジャイラ村、ハラスター市などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月19日付)によると、アルバイン市、ハラスター市、バールーキーヤ市、フジャイラ村、ヤブルード市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区、カーブーン区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

またクッルナー・シュラカー(7月19日付)によると、カーブーン区で反体制武装集団が軍兵士16人を要撃・殺害した。

一方、SANA(7月19日付)によると、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃、破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市で、軍と反体制武装集団が交戦し、子供を含む市民5人と反体制武装集団の戦闘員3人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、民主統一党人民防衛隊が、ジュワーディーヤ地方のタッル・アッルー村、スワイディーヤ村を制圧した。

これに対して、ジュワーディーヤ(ジル・アーガー)地方にある民主統一党人民防衛隊の拠点で、自爆テロが発生した。

なお、18日以降の戦闘で、民主統一党、サラフィー主義者双方の戦闘員29人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月19日付)によると、ダイル・ザウル市のシャイフ・ヤースィーン地区、工業地区、アルディー地区、ハウィーカ地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市で、シャームの民のヌスラ戦線がクルド人5人を逮捕した。

レバノンの動き

NNA(7月19日付)によると、シリア領内から発射された迫撃砲弾2発が北部県アッカール郡カワーシラ村に着弾し、妊娠中の女性が負傷した。

諸外国の動き

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、シリアへの反体制勢力への武器供与に関して「フランスは現在もまだ姿勢を修正してない。我々は殺傷兵器を供与しない。これが我々の姿勢だ」と述べた。

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『ザマン』(7月19日付)によると、トルコ軍参謀長が声明を出し、ハサカ県ラアス・アイン市からの流れ弾でトルコ軍兵士1人が軽傷を負ったと発表した。

同声明によると、これを受け、トルコ軍は、シリア領内タッル・ハラフ村近くの発射地点に対して応戦した。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、民主統一党人民防衛隊によるラアス・アイン市制圧に関して「きわめて深刻な事態をもたし得る危険がある」と述べ、「引き続き国境防衛のために必要な措置をとる」との意思を示した。

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エジプトのバドル・アブドゥルアーリー外務省報道官は、シリア情勢に関して『ハヤート』(7月20日付)に、シリア人の入国ビザ取得義務化が「国内治安に関わる一時的」措置だと述べ、民主制建設をめざすシリア国民を引き続き支持すると述べた。

AFP, July 19, 2013、DPI, July 19, 2013、al-Hayat, July 20, 2013, July 21, 2013、Kull-na Shuraka’, July 19, 2013, July 20,
2013、Kurdonline, July 19, 2013、Naharnet, July 19, 2013、NNA, July 19, 2013、Reuters,
July 19, 2013、SANA, July 19, 2013、UPI, July 19, 2013、Zaman, July 19, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民防衛隊がラアス・アイン市近郊でシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国といった武装集団と引き続き交戦するなか、西クルディスタン自治政府の基本法「西クルディスタン社会契約」草案の全文が公開される(2013年7月18日)

反体制勢力の動き

ヨルダンのジハード主義潮流の指導者ムハンマド・シャラビー(アブー・サイヤーフ)は、ヨルダン治安当局が過去3日間でシリアからヨルダンに帰還しようとした戦闘員3人を逮捕したと発表した。

シャラビーによると、この3人はダルアー市での戦闘に参加していたという。

またシャラビーは、現在シリア国内での戦闘に派遣しているサラフィー主義戦闘員の数が900人以上に達し、うち200人がアレッポ市での戦闘に参加していることを明らかにした。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー議長と自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、ハサカ県での民主統一党人民防衛隊の攻勢を受けて共同声明を出し、「東部地域での…同胞どうしによる戦闘」に遺憾の意を示した。

そのうえで、民族、宗教に基づく「対立の罠」に落ちないよう呼びかけるとともに、「東部地域に展開する自由シリア軍の全部隊に…偉大なるシリア革命に敵対するすべてに対し、シリア国民に奉仕し続ける」よう呼びかけた。

なお共同声明で、ジャルバーの名前はアフマド・アースィー・ジャルバーでなく、アフマド・ウワイナーン・ジャルバーとある。

この氏名は、クッルナー・シュラカー(7月10日付)によると、ジャルバーの議長就任への祝辞のなかで、西側諸国、湾岸諸国が使用した氏名だという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイナーン・ジャルバー議長がサウジアラビアを訪問、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子と会談し、シリア情勢について協議した。

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『ハヤート』(7月19日付)は、反体制勢力が現在のシリア国歌の歌詞の一部を変更した新たな国歌を採用する準備を進めている、と報じた。

現在のシリア国歌は、詩人のハリール・マルダムによる詩「ハマート・ディヤール」(家を守る者たち=シリア軍)と、1938年の公募で採用された旋律が採用されている。

反体制勢力が採用しようとしている新国歌は、メロディーや歌詞のほとんどはそのままだが、歌詞冒頭の「ハマート・ディヤール、あなた方が平安でありますよう。寛大なる魂が無駄になることはないよう」との歌詞が、「シャヒード・ディヤール(家の殉教者)、あなた方が平安でありますよう。人々を守るために血は流された…」と変更されている。

またヨルダンの首都アンマンで「シャーム自由人楽団」なる集団が新国歌を収録する予定だという。

なお2011年には、「ハマート・ディヤール、あなた方が平安でありますよう。国民は体制打倒を望んでいる」という歌詞の替え歌が作られたが、普及しなかったという。

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『ハヤート』(7月20日付)などによると、タルトゥース市で、芸術家フースフ・アブダルキーと、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアドナーン・ディブス中央評議会メンバー、共産主義行動党のタウフィーク・ウムラーンが治安当局に逮捕された。

逮捕の理由は不明だが、アブダルキーは18日に発表された有識者の共同声明に名を連ねていた。

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クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、自由シリア軍に属する武装集団や調整のメンバー130人以上が共同声明を出し、「在外反体制勢力の打倒」を主唱、7月19日にデモに参加するよう呼びかけた。

共同声明にはリヤード・アスアド大佐、ハーディー・アブドゥッラーなどが名を連ねている。

クルド民族主義勢力の動き

シリア人権監視団によると、ハサカ県では、民主統一党人民防衛隊が制圧したラアス・アイン市郊外のタッル・アッルー市、カルフール市などで、人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国といった武装集団と交戦、17日以降の戦闘員の死者数が19人に達した。

同監視団によると、人民防衛隊は、ラアス・アイン市に続いて、ジュワーディーヤ市南部のカスルーク町をシャームの民のヌスラ戦線との交戦の末に制圧した。

また人民防衛隊は、油田地帯のスワイディーヤ地方の大部分も制圧したという。

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『ハヤート』(7月19日付)が報じたところによると、トルコ軍が声明を出し、民主統一党人民防衛隊が「トルコのクルド人破壊分子とつながりがある」としたうえで、ラアス・アイン市が「PKKの手に落ちた」と発表した。

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これに対し、クッルナー・シュラカー(7月18日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線は、ハサカ市・タッル・タムル町間の街道で旅客バスを襲撃、ヒムス県から自宅に戻ろうとしていた学生15人を拉致した。

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リハーブ・ニュース(7月18日付)は、民主統一党などが樹立を進めている西クルディスタン自治政府の基本法(憲法)となることが見込まれる「西クルディスタン社会契約」草案の全文を掲載した(http://www.rihabnews.com/?p=41174)。

「我々は西クルディスタン人民である」との宣言をもって始められる同草案(全59条)の骨子は以下の通り:

1. シリアをダマスカスを首都とし、多元的代議民主連邦制の主権国家とみなす(第3条)。
2. 西クルディスタン(自治区)は地理上、行政上シリアと不可分で、カーミシュロー(カーミシュリー)を民主的自治区の首都とする(第3条)。
3. クルド語とアラビア語を自治区の公用語とする(第5条)。
4. 信仰、信条の自由を完全に保障する(第6条)。
5. 人民防衛隊は国境防衛、テロとの戦いを任務とする(第10条)。
6. 表現の自由、平和的デモ権、結社の自由を保障する(第15、21条)。
7. エスニック集団、宗教宗派集団、文化共同体、言語共同体などの帰属アイデンティティの自由を保障する(第19、27条)。
8. 人民議会を設置し、すべての地域を代表する20,000人の議員を選出(第31条)。任期は4年。
9. 政府は、人民議会が選出する首相および11人の閣僚から構成される(第39条)。任期は4年。
10. 内務、財務、法務、保健、教育、環境観光、人権、労働社会問題、文化、スポーツ青年、農業、工業、通商経済、通信、電力、石油地下資源、地方自治、女性家族、防衛、高等教育、殉教者問題を担当する省を設置(第47条)。
11. 司法の独立(第48条)。
12. 最高構成府、再審人民裁判所、第一審人民裁判所、検事局、軍事裁判所を設置する(第48条)。

シリア政府の動き

アサド大統領は、マアン・サラーフッディーン・クナイトラ県知事、タラール・バラーズィー・ヒムス県知事の両名の認証式を行った。

SANA(7月18日付)が報じた。

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シリアのテロ法廷検事局は、シリア革命反体制勢力国民連立のミシェル・キールー民主ブロック代表、スハイル・アタースィー副議長らを、シリアに対する陰謀への参加、テロ支援、シリア人どうしの戦闘助長といった容疑で、同法廷第2判事に起訴した。

クッルナー・シュラカー(7月18日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区で、軍と反体制武装集団の交戦が続き、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月18日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムカイラビーヤ市で、軍の地対地ミサイル攻撃によると思われる大きな爆発が起きた。

またダーライヤー市で、軍と反体制武装集団の交戦が続き、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月18日付)によると、バハーリーヤ農場、ハラスター市、ドゥーマー市、リーハーン農場、キスワ市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市、シャイフ・マスキーン市、アイン・ズィクル村の軍検問所、バッカール村で、軍と反体制武装集団が交戦、軍の砲撃により市民4人が死亡、6人が負傷した。

一方、SANA(7月18日付)によると、アイン・アファー遺跡一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、フバイリーヤ市、ハーヌート市、サイダー町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派が多く住むヒムス市のヌズハ地区、アクラマ地区にロケット弾が着弾した。またカラム・シャーミー地区にも迫撃砲弾が着弾する一方、ワアル地区では爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

またSANA(7月18日付)などによると、ヒムス市ダブラーン地区のアンダルス学校に迫撃砲弾が着弾し、避難中の市民3人が死亡、数十人が負傷した。

一方、SANA(7月18日付)によると、ヒムス市ワーディー・サーイフ地区、ハミーディーヤ地区、ワルシャ地区、ハーリディーヤ地区、カラム・ミシュミシュ地区、バーブ・フード地区、ガントゥー市、キースィーン市、タッルドゥー市、タルビーサ市、ラスタン湖、タドムル市郊外、ラスタン市、タッルカラフ市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市が軍の砲撃を受け、女性・子供を含む複数名が死傷、またマアッルザーフ市、カフルラータ市が空爆を受けた。

アリーハー市でも子供1人が殺害されたという。

一方、SANA(7月18日付)によると、軍がブサンクール村で全長500メートルの地下トンネルを発見、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカフルシャラーヤー市、クーリーン市、クマイナース村、アブー・ズフール市、マジャース市、カフルルーマー村、イブリーン村、イフスィム町、マアスラーン市、サルミーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、ダーウド旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サラーフッディーン地区に迫撃砲弾が着弾、また同地区に突入しようとした軍と反体制武装集団が交戦した。

また旧市街周辺での戦闘で、軍兵士3人が死亡、7人が負傷した。

一方、SANA(7月18日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マーイル町、マンナグ村、ワディーヒー村、シャイフ・ナッジャール市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、シャイフ・マクスード地区、ハーリディーヤ地区、旧市街で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月18日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、アリー・ベーク地区、ハウィーカ地区、旧空港地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンをめぐる動き

自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官は、17日のムハンマド・ディラール・ジャンムー(アラブ在外居住者世界機構政治交際関係局長)暗殺に関して、『ナハール』(7月18日付)に「公正な裁判にかけられるべきだった」と述べ、その親政権の姿勢を非難する一方、「2年半にわたってシリア国民を殺している…体制に、現在起きている異常な振る舞いすべての責任がある」と非難した。

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レバノン軍司令部は声明を出し、17日のムハンマド・ディラール・ジャンムー(アラブ在外居住者世界機構政治交際関係局長)暗殺に関して「犯罪の背後に政治的動機がないことが初動捜査から判明した」と発表した。

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自由国民潮流代表のミシェル・アウン元国軍司令官(国民議会議員)は、北部県マトン郡ラブエ市にある自宅でシリアのアリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣と会談した。

会談後、アウン元司令官は、OTV(7月18日付)にレバノンで避難生活を送るシリア人避難民の帰国に関する計画があると述べ、シリア政府が帰国先での住居、学校施設などの提供を準備していることを明らかにした。

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NNA(7月18日付)は、シリア軍の戦闘機とヘリコプターがレバノン領空を侵犯し、ベカーア県バアルベック郡アルサール地方に空爆を行ったと報じた。

諸外国の動き

ライラー・ズルーキー児童と武力紛争に関する国連事務総長特別代表はシリアのダマスカスを訪問し、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長らシリア政府高官と会談した。

会談後、ベイルートに移動したズルーキー特別代表は、記者との懇談会を開き、そのなかでシリア側が、「児童保護のための真摯な取り組み」を行う意思を示したと述べる一方、その背後に「政権は反体制勢力に勝利するとの念があり、実際に勝利した際、別の顔を見せようとしている」との懸念を表明した。

ズルーキー特別代表は、作業グループとともに4日間にわたってシリアに滞在、その間、ダマスカス郊外県などの被災地域や、避難民収容施設を視察した。

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ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣は、ジュネーブ2会議に関して、インテルファクス通信(8月18日付)に対し、「国連総会前の9月開催について現在話し合っている。この目標が実現することを希望している」と述べた。

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ヘルマン・ファン・ロンパウ欧州理事会議長は、訪問先の南アフリカで「シリアにおいて軍事的解決はあり得ない。唯一の解決策は政治プロセスを前進させることだ」と述べた。

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ジョン・ケリー米国務長官がヨルダン北部のザアタリー・キャンプを訪問し、シリア人避難民6人と40分にわたり面談した。

『ハヤート』(7月19日付)などによると、この面談で、避難民は、国際社会の対応の悪さへの不満を露わにし、シリア領空に飛行禁止空域を設置するよう求めたという。

AFP, July 18, 2013、al-Hayat, July 19, 2013, July 20, 2013、Kull-na Shuraka’, July 18, 2013、Kurdonline,
July 18, 2013、Naharnet, July 18, 2013、al-Nahar, July 18, 2013、NNA, July
18, 2013、OTV, July 18, 2013、Reuters, July 18, 2013、Rihab News, July 18,
2013、SANA, July 18, 2013、UPI, July 18, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国やシャームの民のヌスラ戦線との戦闘の末ラアス・アイン市をほぼ制圧、民主統一党のムスリム共同党首を首班とする「西クルディスタン政府」が近く発足することが明らかに(2013年7月17日)

クルド民族主義勢力の動き

『ハヤート』(7月18日付)などによると、民主統一党人民防衛隊は、ハサカ県ラアス・アイン市で、イラク・シャーム・イスラーム国、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとする反体制武装集団を戦闘の末に放逐し、対トルコ国境の国境通行所を含む同市を「ほぼ完全に制圧」した。

また、クルドオンライン(7月17日付)によると、民主統一党人民防衛隊は、武装集団が拠点としていたラアス・アイン市内の穀物サイロも制圧した。

これに関して、民主統一党のサーリフ・ムスリム書記長は『ハヤート』(7月18日付)に「人民防衛隊の戦闘員は、過激なイスラーム主義武装集団の戦闘員に、別の地域に逃走する余地を与え、トルコ領内で戦闘が起きないようにした」と述べた。

一方、クルドオンライン(7月17日付)は、民主統一党人民防衛隊が制圧したラアス・アイン市内のイラク・シャーム・イスラーム国の拠点の一つ(マハッタ地区)からトルコ人のIDカード3枚が発見、押収されたと報じ、その写真を公開した。

同報道によると、ラアス・アイン市でのこれまでの戦闘でも、トルコ人1人が殺害されたほか、トルコの救急車両が目撃されているという。

またハサカ市サッド地区でもトルコ軍兵士の認識票が発見されたほか、アフリーン地方では、アル=カーイダの戦闘員がアサーイシュに対して、トルコ軍士官の支援を受けてシリアに入国していると証言していた、という。

Kurdonline, July 17, 2013
Kurdonline, July 17, 2013

なお、シリア人権監視団やクルド人活動家によると、ラアス・アイン市住民は、ラマダーン月に入ってからのイラク・シャーム・イスラーム国やシャームの民のヌスラ戦線の振る舞い(断食の強要、女性のヒジャーブ着用を強いるなど)に憤慨していた、という。

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クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、民主統一党の複数の消息筋の話として、同党の主導のもと、西クルディスタン政府が近く樹立される、と報じた。

同消息筋によると、西クルディスタン政府は民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首を首班とし、以下のような閣僚から構成されるという。

首相:サーリフ・ムスリム(民主統一党党首)
副首相:スィーナム・ムハンマド(西クルディスタン人民議会議員)
外務大臣兼副首相:アブドゥルハミード・ダルウィーシュ(シリア・クルド進歩民主党書記長)
エネルギー石油資源大臣:ムハンマド・ムーサー(シリア・クルド左派党書記長)
財務投資大臣:ムハンマド・ファーリス(タイイ部族シャイフ)
法務移行期問題大臣:フアード・アリークー(シリア・クルド・イェキーティー党)
情報大臣:シーラザード・アーディル・ヤズィーディー(西クルディスタン人民議会報道官)
社会団結大臣:サーリフ・カッドゥー
内務大臣兼武装部隊司令官:アールダール・ハリール(大佐、西クルディスタン人民議会)

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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、西クルディスタン自治政府樹立構想に関して、『ハヤート』(7月18日付)に、民主統一党が2007年に自治構想を提起、その後、同構想の内容に沿って、民主的変革諸勢力国民調整委員会と、住民へのサービス提供のための地方自治行政、経済、救済・支援、通商などについて協議したことを明らかにした。

またシリアのクルド民族主義政党が、7月11日にイラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市で同構想について協議したとしたうえで、近くエルビル市で協議を再開すると述べた。

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シリア・クルド進歩民主党のアブドゥルハミード・ダルウィーシュ書記長は『ハヤート』(7月18日付)に、7月11日のイラク・クルディスタン地域スライマーニーヤ市でのクルド民族主義政党の会合で、民主統一党の代表者の提案を受け、「シリアのクルディスタンでの自治」について協議したと述べた。

ダルウィーシュ書記長によると、会合は、アームーダー市での民主統一党とシリア・クルド・イェキーティー党などとの対立によってもたらされた悪影響を解消することがめざされたとしたうえで、「いかなる自治の宣言も…一つの政党のみが行えば、大きな誤りとなるだろう」と述べた。

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西クルディスタン人民議会のシーラーザード・アーディル・ヤズィーディー報道官は『シャルク・アウサト』(7月17日付)に、同議会選挙の準備、暫定憲法草案の作成が進められていることを明らかにした。

シリア政府の動き

アサド大統領は2013年政令第255号および256号を発し、マアン・サラーフッディーンをクナイトラ県知事、タラール・バラーズィーをヒムス県知事に任命した。

クッルナー・シュラカー(7月17日付)によると、バラーズィー新知事は、ドバイを拠点とするビジネスマンで、ラーミー・マフルーフの資金のマネーロンダリングを担当している人物だという。

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クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、テロ法廷が先週、ムハンマド・ハバシュ前人民議会議員を起訴した、と報じた。

ハバシュ前人民議会議員は現在、イスラーム研究センター(在ダマスカス)所長を務める。

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クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、タルトゥース港当局が7月17日17時より港湾施設を一時閉鎖すると発表した。

同報道によると、この措置は、ロシア船籍による武器搬入に伴う措置だという。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、『デイリー・テレグラフ』(7月17日付)に、デヴィッド・キャメロン英首相がシリアの反体制勢力への武器供与を断念したことにより「政府軍の殺戮に(自由シリア)軍を曝し、アル=カーイダによる反乱軍制圧への道を開く」と非難した。

イドリース参謀長はまた「西側の約束はもう消え去った。我々が殺されるよう放置するのか、とキャメロンに個人的に尋ねる機会もない…。西側の友人たちは何を期待しているのか?イランとヒズブッラーがシリア国民を皆殺しにすることを待っているのか?」と述べた。

さらに「西側がより穏健な武装集団への武器供与を拒否したことで、シリアの革命は過激集団の手に渡ってしまうだろう…。武器が供与されるはずの自由シリア軍は存在しなくなるだろう。なぜなら、イスラーム主義集団がすべてを制圧してしまうからだ。これは英国の国益にはならない」と強調した。

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シリアの有識者100人が共同声明を発表し、「シリアの独立、安全、領土の統一性をめざす多元的民主体制樹立のために戦う革命諸勢力への支持」、「シリアの愛国的決定の独自性の追及と、域内諸国の戦略的・宗派主義的紛争にシリアを曝すことへの拒否」、そして「バッシャール・アサドとその幹部の退任」を呼びかけた。

共同声明には、サーディク・ジャラール・アズム、ユースフ・アブダルキー、ヤースィーン・ハーッジ・サーリフ、ハイサム・ハッキー、ムハンマド・アリー・アタースィーらが在外の活動家が著名している。

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Elaph(7月17日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー議長を団長とする使節団が近くサウジアラビアを訪問し、執行委員会の発足など今後の戦略などについて協議する予定だと報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カナーキル村で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、子供を含む7人が死亡した。

またムウダミーヤト・シャーム市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、ザバダーニー市で反体制活動家6人が刑務所で拷問を受け、死亡したと報じた。

他方、SANA(7月17日付)によると、ドゥーマー市、アドラー市、フジャイラ村、ハラスター市、アルバイン市、バハーリーヤ農場、ザバダーニー市、ハーン・シャイフ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカナーキル村で反体制武装集団が車に爆弾を仕掛け爆破し、市民3人を殺害した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区、座ブラターニー地区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマッザ区では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、11歳の子供が死亡、8歳の子供を含む2人が負傷した。

さらにファイハー・スポーツ・サロンにも迫撃砲弾が着弾した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で軍がバーブ・フード地区への再突入を試み、同地区などが砲撃を受けた。

またラスタン市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、ラスタン市、キースィーン市、アクラブ町、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市、ナワー市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、フラーク市、東ムライハ町、ブスラー・シャーム市、サフム・ジャウラーン村、シャジャラ町、ムザイリーブ町、シャブラク村、ナーフィア村、ナワー市、ティーラ市、ハマド丘、ヒルバト・スィニーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、交戦した。

この戦闘で、軍は、シャームの民のヌスラ戦線の「ダルアーのアミールの代理」と称されるヨルダン人のサミール・タワーイナらヨルダン人、サウジ人、リビア人、パレスチナ人戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ワディーヒー村、アレッポ中央刑務所周辺、ダイル・ハーフィル市、カブターン・ジャバル村で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

アレッポ市では、ハーリディーヤ地区などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月17日付)によると、アアザーズ市南部で、トルコから武器弾薬を運び込もうとしていた反体制武装集団の車列を軍が攻撃、複数の戦闘員を殺傷、車輌・武器弾薬を破壊した。

またカフルハムラ村、マアーッラト・アルティーク村・バービース村間の街道、カフルダーイル村、アターリブ市、ハーン・アサル村郊外、ムスリミーヤ街道で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、サーフール地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アクラブ町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月17日付)によると、フワイズ市、ジャービリーヤ村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジューズィフ市、バサーミース市、ナビー・アイユーブ高地、マアッルバリート市、マアスラーン市、ナイラブ村周辺、アリーハー市・サラーキブ市間の街道、マアッラト・ヌウマーン市、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、イドリブ市郊外の煉瓦向上近くの軍拠点(カルミード軍事基地)を襲撃しようといた反体制武装集団を軍が撃退した。

またダーナー市、バサーミス市、ダイル・サンバル村、ハーン・スブル村、バーラ村、イブリーン村、マルイヤーン村、ハーッス村、アリーハー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の赤新月社地区、ラサーファ地区、ガリーバ村で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タブカ航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(7月17日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村、タルナジャ市、ビイルアジャム市の郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月17日付)によると、ラビーア町、サーミヤ村、カラク村、ハーン・ジャウズ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

アラブ在外居住者世界機構のムハンマド・ディラール・ジャンムー政治交際関係局長が、サラファンド市(南部県サイダー郡)の自宅前で深夜、武装集団に暗殺された。

ジャンムー局長は親政権のシリア人政治活動家で、LBCI(7月17日付)によると、22発の銃弾を受けて、即死だったという。

諸外国の動き

ヨルダンの治安当局はシリアに不法入国しようとしたソマリア人12人を身柄拘束したと発表した。彼らの多くは妻と子供を連れていたという。

UPI(7月17日付)が報じた。

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国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長はジュネーブで記者会見を開き、シリアでおよび周辺諸国で人道支援を行う73,000人の活動を支援するため約40億ドルが必要だと述べた。

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イランのハサン・ロウハーニー次期大統領は、シリアとイランの緊密な関係を通じて「シオニスト政体をはじめとする地域の敵」に対抗すると述べる一方、シリアが「現下の危機を克服するだろう」との書簡をアサド大統領に送った。

またロウハーニー次期大統領はヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長にも書簡を送り、対イスラエル闘争における「努力」を賞賛する一方、レバノンの国家の安定を支持するとの意思を表明した。

IRNA(7月17日付)が報じた。

AFP, July 17, 2013、The Daily Telegraph, July 17, 2013、Elaph, July 17, 2013、al-Hayat, July 18, 2013, July 19, 2013、IRNA, July 17, 2013、Kull-na Shuraka’, July
17, 2013、Kurdonline, July 17, 2013、Naharnet, July 17, 2013、Reuters, July
17, 2013、SANA, July 17, 2013、al-Sharq al-Awsat, July 17, 2013、UPI, July 17, 2013などをもとに作成。

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自由シリア軍筋によってアル=カーイダがシリア北部でイスラーム国家樹立を宣言しようとしていることが明らかに、同組織は構想の実現に向けイドリブ県バーブ・ハワー市、ハーリム市の攻略を本格化(2013年7月16日)

反体制勢力の動き

『シャルク・アウサト』(7月16日付)は、自由シリア軍の指導者(匿名)が、アル=カーイダがシリア北部でイスラーム国家樹立を宣言しようとしていることを明らかにしたと報じた。

同報道によると、この計画は7月6日のイドリブ県ダーナー市での「自由シリア軍」とサラフィー主義武装集団の衝突で、後者の司令官ファーディー・カッシュとその弟が殺害されたことを受けて浮上、ラマダーン月1日(7月9日)からそのための作戦を開始、イドリブ県内の対トルコ国境に面するバーブ・ハワー市、ハーリム市の攻略を本格化したという。

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バッラー大隊はビデオ声明を出し、軍が突入したダマスカス県カーブーン区に戦闘員数十人を派遣したと発表した。

声明で同大隊は「ダマスカスのカーブーン区住民の要請に応じ、我々は同地区の包囲解除と民間人保護…同地に駐留する諸部隊支援のために援軍を派遣することを発表する…。カーブーンは東グータ地方の不可分の一部であり、同地区の陥落は東グータ全体の陥落に等しい」と主張した。

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シリア国内で活動するシリア人避難民救済委員会のムハンマド・ダルアーウィーを名のる調整官は『ハヤート』(7月17日付)に「対ヨルダン国境近くの道路が数日前から封鎖されている」としたうえで、ヨルダンに避難しようとしているシリア人数万人の「人権状況が悪化している」と述べた。

またヨルダン側も「タッル・シハーブ地方近くに多数の避難民が押し寄せてきた」ことを受け、違法に開設されていた国境通行所を閉鎖していると付言した。

ダルアーウィー調整官はヨルダンの複数の士官に電話で閉鎖の理由を尋ねたが、満足できる回答は得られなかったという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のミシェル・キールー(シリア民主主義者連合)は滞在先のパリでロイター通信(7月16日付)に、国内の反体制武装集団を再構成し、資金・武器供与を行うため、移行期政府に代えて、「執行評議会」(執行委員会)を結成する準備を行っていると語った。

キールーによると、「執行評議会」は10名のテクノクラートからなり、連立の指導部から独立した機関になるという。

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シリア国民評議会元事務局長のブルハーン・ガルユーンはフェイスブックで「シリア革命反体制勢力国民連立は、革命と国の行方を決定するうえで大きな比重を占めていない。最大の比重は、(反体制)武装組織と、アサド体制が安定しないことを国益とする支援国にある…。私見では、連立には、(反体制)武装組織の状況改善、組織化、統合、支援国との調整、動員、武器供与のレベル向上のために活用する以外には価値はない」と述べた。

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(7月17日付)などによると、カーブーン区、バルザ区などで、軍と反体制武装集団の交戦が続き、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月16日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またバルザ区、マイダーン地区では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人を含む複数の市民が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市および同市周辺、ドゥーマー市周辺、ザバダーニー市などで、軍と反体制武装集が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月16日付)によると、ハラスター市、ダイル・サルマーン市、マルジュ・スルターン村、ハーミスィーヤ村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民4人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市に複数の迫撃砲弾が着弾し、子供1人が死亡、また反体制武装集団が同市内の中部および東部の検問所4カ所を制圧した。

これを受け、軍はナワー市への空爆を行った。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が15日に突入・制圧したカフターニーヤ町周辺で、軍と反体制武装集団が交戦、この戦闘で反体制武装集団は軍の戦車4輌を破壊し、複数の兵士を殺傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市および同市周辺で、軍と反体制武装集が交戦、軍が砲撃を加えた。

またクッルナー・シュラカー(7月16日付)によると、ハーン・アサル村での軍との戦闘で、クルド・アーザーディー大隊(別名アリー・シーシャーニー大隊)のジハード・シャアブー司令官が戦死した。

一方、SANA(7月16日付)によると、アルカミーヤ村、マンナグ航空基地周辺、マンナグ村、マンスーラ村、ハーン・アサル村、アレッポ中央刑務所周辺、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市のラーシディーン地区、アシュラフィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カルミード軍事基地周辺、ジャーズィル軍事基地周辺、アリーハー市などで、軍と反体制武装集の交戦が続く一方、反体制武装集団はアリーハー・アレッポ街道の検問所1カ所を制圧した。

一方、SANA(7月16日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市内で、軍が反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市で、民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、ヌスラ戦線戦闘員4人が死亡、3人が負傷した。

この戦闘で人民防衛隊は、ヌスラ戦線に拉致されていた隊員1人に釈放に成功、また同戦線が占拠していた政治治安部施設を制圧した。

一方、SANA(7月16日付)によると、タッル・アフマル村で、軍が反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、カアカーア旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、対イラク国境に近いフール市を軍が空爆した。

一方、SANA(7月16日付)によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、工業地区、マリーイーヤ村で、軍と反体制武装集団が交戦し、ハドラー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月16日付)によると、ハウワーシュ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人旅団の戦闘員を殲滅した。

またサラミーヤ市では、反体制武装集団が道路に仕掛けた爆弾が爆発し、市民2人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ザーラ市で、「ラマダーン休戦」の実施に尽力していた「地元和解委員会」のメンバー7人が人民諸委員会(自警団)によって殺害された。

殺害された「地元和解委員会」は退役士官2人、モスクのイマームらからなっていた。

その他の国内の動き

SANA(7月16日付)によると、ダマスカス郊外県のドゥーマー市、ハサカ県シャッダーディー市で、武装テロ集団の退去を求めるデモが発生し、多数の市民が参加した。

レバノンの動き

AFP(7月16日付)などによると、ベカーア県ザフラ郡の対シリア国境に位置するマスナア市の街道で爆弾が爆発し、シリアに向かっていたヒズブッラーの車列(2台)が被弾、2人が負傷した。

国連の動き

国連安保理で、オーストラリアとルクセンブルクの提案のもと「中東情勢」に関する会合が開かれ、人権関連団体およびシリア周辺諸国の代表が参加、シリア情勢への対応について協議した。

会合に参加したアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は「これほどの規模での避難民の流出は、約20年前のルワンダでの大虐殺以降見たことがなかった…。(シリアの)この危機は、我々が恐れていた以上のものになっており、人道面への悪影響は耐えがたい」と述べた。

またバレリー・アモス人道問題担当事務次長は「この危機は地域的だ」としたうえで「国際社会全体の継続的関与」が必要だと主張、国際社会に対して、シリア領内への「越境支援」を行うよう呼びかけた。

これに対して、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、現下の紛争状態が「テロとの戦い」だと述べ、「我々は世界全体に代わってタクフィール主義・原理主義的テロと戦っている」と主張、「テロリストを養っている国々にもテロはいずれ達するだろう」と警鐘を鳴らした。

また会合に提示された「約180万人」という避難民数の集計に関して「プロらしからぬ」かたちでなされたと批判した。

一方、レバノンのナウワーフ・サラーム国連代表は「レバノンのシリア人避難民の数が今年末までに122万9,000人に達することが見込まれる」と述べ、危機感を表明した。

諸外国の動き

パキスタンのターリバーン幹部で、同シューラー会議メンバーの一人はAFP(7月16日付)に対して、「ターリバーンに戦術上の何らの変化も生じていないし、シリアに部隊を派遣する決定も下されていない…。こうしたニュースは正しくない。我々には現地でより優れた目標がある。米国が指導するNATO軍が依然としてアフガニスタンに駐留しているからだ」と述べた。

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イラクの法治国家連立(ヌーリー・マーリキー代表)のイッザト・シャーバンダル議員は『ハヤート』(7月17日付)に「イラクは独立国であり、米国、イスラエルの命令を受けない。またシリアの反体制勢力への西側の武器供与に反対する権利がある。なぜなら、これらの武器の半分は、イラクに流れてくるからであり、こうした状況には自衛に対する断固たる姿勢が求められるからだ」と述べた。

またイラクからシリアへの武器兵站の空輸に関しては「武器流入を阻止する能力をイラクは持っていない」と述べた。

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イランのアッバース・アラクジー外務省報道官は、「我々は(シリアの反体制勢力に)完全休戦を実施し、武器を置き、シリア政府との交渉を始めることを忠告する…。軍事的解決はない。唯一の道は政府と真の反体制勢力による国民対話だ」と述べた。

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イスラエル軍報道官は、イスラエルが占領するゴラン高原南部の兵舎にシリアの武装集団が侵入し、軍パトロール部隊に発砲してきたと発表した。

同報道官によると、この兵舎は現在使用されておらず、イスラエル軍は武装集団に対して応戦した、という。

この交戦で死傷者が出たかについては明らかにしなかった。

AFP, July 16, 2013、al-Hayat, July 17, 2013, July 18, 2013、Kull-na Shuraka’, July 16, 2013、Kurdonline,
July 16, 2013、Naharnet, July 16, 2013、Reuters, July 16, 2013、SANA, July
16, 2013、al-Sharq al-Awsat, July 16, 2013、UPI, July 16, 2013などをもとに作成。

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アレッポ県で民主統一党人民防衛隊とクルド戦線旅団が共同で管理する検問所の近くに迫撃砲弾が着弾、またシリア国内の携帯会社2社がトルコへの国際通話料を40倍に値上げ(2013年7月15日)

シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(7月15日付)によると、モロッコの週刊紙『マー・ワラー・ハバル』などは、ファールーク・シャルア副大統領がモロッコへの「自主的亡命」をアサド大統領に進言し、拒否されていたと報じた。

同報道によると、シャルア副大統領は、シリア国内の治安状況の悪化に備えて、自身と家族がモロッコに「自由的亡命」することを進言、マーヒル・アサド准将から支持を受けたが、アサド大統領に反対されたのだという。

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SANA(7月15日付)は、アレッポ大学が、2009年に同大学がトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相に授与した名誉博士号を剥奪する決定を下した、と報じた。

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アサド大統領は、2013年政令第250号を発し、計画国際協力委員会のガッサーン・ハバシュ委員長(前駐日本シリア大使)を解任、ダマスカス大学経済学部教授のハマーム・ジャザーイリーを後任の委員長に任命した。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長はフェイスブックのページで声明を出し、「我々が活動する現状、状況はきわめて困難だ。我々に届くさまざまな支援は、各戦線での必要を大幅に下回っている」と発表した。

Kull-na Shuraka', July 15, 2013
Kull-na Shuraka’, July 15, 2013

イドリース参謀長はまた「高性能兵器は…各勢力に支給、戦線で使用され、絶大な成果をもたらした。しかしすべての戦線に支給するだけの量は届いていない。我々は新たな増援を得られるよう全力を尽くす…。我々が活動している状況が困難であることをみなに理解して欲しい」と述べた。

さらに「我々の体制との戦争は長く、厳しいもので、フェイスブックやスカイプのうえで行われているものではない…。現地情勢は困難で、ダマスカス、同郊外、ヒムス、同郊外で政府軍からの激しい圧力に曝されている。犯罪者体制が、ロシア、イランから無制限の支援を受け、ヒズブッラーの犯罪者、イラク、イラン、パキスタン、アフガニスタンの過激な傭兵と協力して戦っていることを、君たちは知っているはずだ」と強調した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、シリア軍がダマスカス県カーブーン区制圧のために、地区内に民間人を「人質」として閉じ込め、またその一部を「人間の盾」として利用している、と非難し、国連などに対して、民間人の救済を求めた。

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イスラーム旅団の広報局は声明を出し、ダマスカス県カーブーン区、バルザ区の戦闘に参戦すると発表した。

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(7月16日付)などによると、シリア軍地上部隊がカーブーン区に突入した。

また、シリア人権監視団によると、バルザ区、カーブーン区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月15日付)によると、アルカーブーン区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備、地下トンネルを破壊した。

またカーブーン区で迫撃砲弾が着弾し、市民24人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市などを軍が砲撃した。

また同監視団によると、カーラ市近くの軍検問所で、軍が子供を含む市民9人を「戦場処刑」したという。

一方、SANA(7月15日付)によると、ドゥーマー市、ハラスター市、バハーリーヤ市、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区、ラスタン市などを軍が砲撃した。

一方、SANA(7月15日付)によると、ヒムス市カラービース地区、ワアル地区、クスール地区、マサービグ地区、バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区、タルビーサ市、バイト・ハッジュー市、ラスタン市、ガジャル村、キースィーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カルミード軍事基地周辺、サラーキブ市・アリーハー市街道沿いの検問所、マアッルバリート市、ブサンクール村、バフタームーン市、不ルール市、イラーキーヤ市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月15日付)によると、ジスル・シュグール市とアリーハー市の間に位置するバクリード村、サンカラ村で、軍が反体制武装集団の掃討を完了、同地の治安を回復した。

またブサンクール村周辺などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区を軍が空爆、民主統一党人民防衛隊とクルド戦線旅団が共同で管理する検問所の近くに迫撃砲弾が着弾した。

一方、SANA(7月15日付)によると、武器弾薬を搭載してトルコから侵入した車5台をアアザーズ市西部で軍が攻撃・破壊し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷した。

またフライターン市、ハーン・アサル村、カフルナーハー村、カフルハムラ村、アレッポ中央刑務所周辺などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらにアレッポ市では、シャイフ・マクスード地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月15日付)によると、ダルアー市、ダーイル町、東ムライハ町、タファス市、サフム・ジャウラーン村、シャジャラ町、タスィール町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団の戦闘員や外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月15日付)によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区、工業地区、ジュバイラ地区、ブーカマール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月15日付)によると、フワイジャ村、カフルヌブーダ町で、軍がシャーム自由人大隊の拠点を攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、SANA(7月15日付)によると、カサーティル村、バイダー町、ジュッブ・アフマル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、イエメン人、イラク人など外国戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア革命総合委員会によると、「自由シリア軍」が占領下のゴラン高原に面するカフターニーヤ町を制圧した。

レバノンの動き

レバノンのシリア人避難民問題担当局のハーリド・ムスタファー局長は、北部県ミンア郡にあるイルムッディーン病院が、院内の財政面の対立を受け、シリア人患者30人を強制的に退院させたと発表した。

30人はヒムス県クサイル市での戦闘で負傷したシリア人で、このほかにもレバノン人従業員とシリア人看護師複数名も病院を追放された。

30人は救急車で北部県トリポリ市のザフラー病院に転院させられたという。

イルムッディーン病院の従業員によると、強制退院は、入院費用の支払いの延滞や、同病院がシリア人の避難センターと化し、地元の住民の通院・治療が困難になっていたことが原因だったという。

国内のその他の動き

シリアの携帯電話会社のシリアテルとMTNは、外国への通話料の値上げを発表した。

うちトルコへの通話料は、1分間30SPから1,214SPに40倍の値上げとなった。

またレバノンへの通話料は、98SPから193SPに、ヨルダンへの通話料は185SPから587SPに値上げとなった。

このほかにも、UAE、エジプト、イラン、フランスへの通話料が値上げとなった。

諸外国の動き

『デイリー・テレグラフ』(7月15日付)などは、英国のデヴィッド・キャメロン首相が軍幹部(国家安全保障会議)からの反発・説得を受け、シリアの反体制勢力への武器供与を断念したと報じた。

同報道によると、軍幹部はキャメロン首相に対して、アサド政権が優勢を回復した現下において、軽火器、ミサイルを供与したとしても事態に変化はないと進言したのだという。

また、英国が供与する武器が穏健な反体制勢力ではなく、過激派の手に渡り、長期的に英国の安全保障を脅かす可能性が指摘される一方、飛行禁止空域の設定などの軍事介入が、英国を紛争に巻き込む危険性が強調されたという。

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ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は「シリアへの支援に関して、我々は毎日定期的に議会と協議している…。オバマ大統領は反体制勢力の能力を支援するうえで、シリアへの我々の支援が重要だと考えている」と述べた。

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フランスのフランソワ・オランド大統領はパリで潘基文国連事務総長と会談した。

会談後の記者会見で、オランド大統領はジュネーブ2会議開催のためにすべてのことを行う必要があると述べた。

AFP, July 15, 2013、The Daily Telegraph, July 15, 2013、al-Hayat, July 16, 2013, July 17, 2013、Kull-na Shuraka’, July 15, 2013, July 18,
2013、Kurdonline, July 15, 2013、Naharnet, July 15, 2013、Reuters, July 15,
2013、SANA, July 15, 2013、The Times, July 15, 2013、UPI, July 15, 2013などをもとに作成。

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ヨルダン・ジハード主義潮流のシャラビー指導者いわく「サラフィー主義組織と自由シリア軍の世俗的な戦闘員の間の衝突は必然」、ネタニヤフ首相はCNNなどによって報じられたラタキア県に対する越境攻撃についてコメントを留保(2013年7月14日)

シリア政府の動き

Damas Post(7月13日付)は、アレッポ県での反体制武装集団掃討を指揮していたシリア軍作戦司令官のムハンマド・ハドゥール准将が治安委員長を解任され、ムルシド・ダーヒル少将が後任の司令官に任命された、と報じた。

またイサーム・ザフルッディーン准将が同作戦司令室司令官に任命された。

反体制勢力の動き

ヨルダンのジハード主義潮流の指導者ムハンマド・シャラビー(アブー・サイヤーフ)は『ハヤート』(7月15日付)に「我々と自由シリア軍の世俗的な戦闘員との間で…方法の相違ゆえに最近武力衝突が起きた」と述べた。

シャラビーはまた「彼らが先に戦闘を始めた。我々の戦闘員が何度もこの軍に属す手先の標的となった。彼らはダマスカスの政府と通じている…。イスラーム主義戦闘員と世俗主義戦闘員の間にはヴィジョンや目的の違いがある。例えば、自由シリア軍は、世俗的な民主制を科そうとしているが…、ヌスラ戦線などのサラフィー主義戦闘組織は、アッラーの法を適用しようとしている。それゆえ、衝突の発生は必然的なのだ」と述べた。

さらに「自由シリア軍のなかには、体制を支持する者も多く、バアス党支配の汚れを浄化することをいまだに拒否している者もいる。この組織には、イスラーム的支配体制の採用を激しく拒否する者もいる」と指摘した。

一方、「ヨルダン当局はイスラーム主義者が(対シリア)国境を越え、シリアでの戦闘に参加することを阻止しようとしている。それゆえ、彼らはトルコ経由で潜入するようになった」と付言した。

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反体制活動家がフェイスブック(7月14日付)を通じて、声明を出し、エジプトの政変に倣ってタマッルド運動の結成を発表、アサド政権の打倒を呼びかけた。

同声明は、シリア革命反体制勢力国民連立とシリア国民評議会のメンバーに辞任を求めるとともに、「外国に依存していない愛国的な人々に移行期の指導を任せる」よう主張した。

国内の暴力

共和国護衛隊住宅ニュースネットワーク(7月14日付)は、国防省殉教者局の統計データによると、2011年以降のシリア軍の戦死者数は50,000人に達し、うち30,000人が地中海岸地域出身者である、と報じた。

同報道によると、タルトゥース県出身の軍人の死者数は13,440人、ラタキア県ジャブラ市が4,477人。

この数値には、反体制武装集団に拉致された士官、下士官約5,000人は含まれていないという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区を包囲する軍と反体制武装集団が激しく交戦、また軍が砲撃を加え、少なくとも13人が死亡した。

同監視団によると、カーブーン区では約700世帯が包囲され、地区内から避難できずにいるという。

一方、SANA(7月14日付)によると、軍が反体制武装集団が化学物質の製造・保管に使用していたアジトを発見した。

押収した化学物質の一部はサウジアラビア製だという。

またバルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団と交戦し、カースィユーン自由人大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市郊外、ザマルカー町、フジャイラ村、ダーライヤー市などに、軍が空爆・砲撃を行った。

一方、SANA(7月14日付)によると、ダーライヤー市、ハルブーン市、ドゥーマー市、アドラー市、カースィミーヤ市、ダイル・サルマーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、ファーティフ・ナースィル旅団(シャームの民のヌスラ戦線)の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダイル・アティーヤ市では、反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車で自爆テロを行い、複数の市民が死傷した。

この自爆テロに関して、クッルナー・シュラカー(7月15日付)は、警察署の近くで発生し、警察官7人が死亡、10人が負傷したと報じた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市内各所で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月14日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ワーディー・サーイフ地区、クスール地区、ダール・カビーラ村、タルビーサ市、バイト・ハッジュー市、南マシュジャル市、ラスタン市、アーミリーヤ市、バイト・キスワート市、ウユーン・フサイン市、キースィーン市、タドムル市南東部、フィッラ村、タッルドゥー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタッルカラフ市郊外のザーラ村にある燃料中継貯蔵所を反体制武装集団が襲撃し、火災が発生した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アクラブ町などを軍が砲撃した。

一方、SANA(7月14日付)によると、タッル・カサービーン市、カフルヌブーダ町、ルマイラ村で、軍が反体制武装集団と交戦、シャームの民のヌスラ戦線、マジュド旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カンスフラ村、バサーミス市、バーラ村、ブサンクール村で、軍と反体制武装集団が交戦した。

また同監視団によると、マガーラ村、イブリーン村、バサーミス市、カフルナブル市、バーラ村などに対して軍が激しい砲撃・空爆を加え、女性8人、子供6人を含む29人が死亡した。

一方、SANA(7月14日付)によると、ムウタリム村、カフルヤーヤー市、マルイヤーン村、バルシューン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、マズィーン村が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月14日付)によると、シャムスィーヤ村、ズワイク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月14日付)によると、アルカミーヤ村、マンナグ航空基地周辺、アレッポ中央刑務所周辺、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、サーフール地区、ラーシディーン地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月14日付)によると、カバージブ村、ダイル・ザウル市工業地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(7月14日付)によると、タッル・タイイブ村、タッル・ナスル村、ウワイナ村、ラフバ村、ハズナ村、バースィル・ダム近く、カラーマ市、シャッダーディー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月14日付)によると、ダルアー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

その他の国内の動き

SANA(7月14日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区で武装テロ集団の退去を求めるデモが発生し、市民数百人が参加した。

諸外国の動き

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエル軍がシリアのラタキア県を越境攻撃し、ロシア製のヤコント地対艦ミサイルを破壊したとのCNNの報道に関して、直接回答することを避けつつ、イスラエルの政策が「ヒズブッラーなどのテロ組織に大量破壊兵器が運び込まれることを阻止することを前提としている」と述べた。

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イスラエル軍報道官によると、シリア国内での軍と反体制武装集団の戦闘で発射されたと思われる迫撃砲弾1発が、占領下のゴラン高原に着弾した。

またシリア人負傷者2人をイスラエル領内の病院に搬送したことを明らかにした。

AFP, July 14, 2013、Damas Post, July 13, 2013、al-Hayat, July 15, 2013, July 16, 2013、Kull-na Shuraka’, July 14, 2013, July 15,
2013、Kurdonline, July 14, 2013、Naharnet, July 14, 2013、Reuters, July 14,
2013、SANA, July 14, 2013、UPI, July 14, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ県でイラク・シャーム・イスラーム国が地元評議会のメンバー22人全員を逮捕、2ヶ月前にアフガニスタン・ターリバーンの使節団が「ジハード支援」を目的としてシリアを訪問していたことが明らかに(2013年7月13日)

反体制勢力の動き

『ハヤート』(7月14日付)などによると、対トルコ国境に面するラッカ県タッル・アブヤド市で、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が、地元評議会のメンバー22人全員を逮捕した。

同報道によると、評議会メンバー逮捕は、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が外国によって供与された発電設備をタッル・アブヤド経由でシリア領内に持ち込もうとしたことに評議会が反対したことがきっかけだったという。

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地元調整委員会は声明を出し、イドリブ県やラタキア県での自由シリア軍司令官殺害、ラッカ県タッル・アブヤド市の地元評議会メンバーの拘束などを行うイラク・シャーム・イスラーム国を批判、アサド政権に奉仕している、と指弾した。

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シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、9日にアレッポ市ブスターン・カスル地区で起きた検問所開放を求める住民のデモ排除に関して、関与を否定する一方、シャリーア委員会に、政府支配地域からの食糧品などの搬入を行う検問所の監督を要請した。

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クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、ハサカ県アームーダー市で民主統一党のアサーイシュが身柄拘束中だった活動家8人のうち7人を釈放した。

釈放されたのはシリア・クルド・イェキーティー党のムハンマド・ハイル・バンクー、同じくアブドゥッラー・アウジーら。

アブドゥッラー・タハウウビーは依然として身柄拘束中。

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クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、アレッポ県の国家治安局政党課長のムハンマド・バシール・ダアブール中佐が離反し、トルコのガズィアンテップ市に避難したと報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区に対して、軍が激しい砲撃・空爆を加えた。

一方、SANA(7月13日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市、ライーバ市、ムウダミーヤト・シャーム市、タッル市、ドゥーマー市、ドゥマイル市で、軍が砲撃を加え、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月13日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、リーハーン農場、アルバイン市、フジャイラ村、ダーライヤー市、ドゥマイル市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ザーラ村に、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月13日付)によると、ザーラ村、カルアト・ヒスン市、ヒムス市クスール地区、バーブ・フード地区、バイト・スワイス地区、マルワハ村、アッバースィーヤ村、ラスタン市、タルビーサ市、ヒルブナフサ村、ウユーン・フサイン市、キースィーン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市各所に、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月13日付)によると、ダルアー市国立病院周辺などで、軍が反体制武装集団と交戦し、タウヒード旅団戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のフルースィーヤ地区などで、軍が逮捕摘発活動を行った。

またサラミーヤ市の国際幹線道路で反体制武装集団が軍の車列を襲撃し、複数の兵士を殺傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山に軍が砲撃を加えた。

また軍は、ブサンクール村などアレッポ・ラタキア街道各所を空爆、また反体制武装集団が制圧している検問所周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。これにより、反体制武装集団の戦闘員11人が死亡したという。

一方、SANA(7月13日付)によると、ビンニシュ市北東部で、軍が反体制武装集団を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マイダーン地区、アシュラフィーヤ地区、バヤーヌーン町などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月13日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ダーラト・イッザ市、マンナグ航空基地周辺、タッル・リフアト市、ハーン・アサル村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、サラーフッディーン地区、スッカリー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アレッポ市スライマーニーヤ地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、4人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、ラサーファ地区、ハウィーカ地区、カバージブ村が軍の砲撃を受けた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市の第93旅団本部などが反体制武装集団の砲撃を受けた。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月13日付)によると、カーミシュリー市の軍住宅機構の警備員2人が頭を切断されるなどして殺害された。

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ラタキア県では、SANA(7月13日付)によると、ハーン・ジャウズ村、カサブ村、ドゥッラ村、ワーディー・シャイハーン村、カサーティル・シャムスィーヤ村、アティーマ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、パキスタン人など外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

CNN(7月13日付)は米高官3人からの情報として、イスラエル軍戦闘機が7月5日にラタキア県を空爆し、ロシア製のヤコント対艦ミサイルを破壊していた、と報じた。

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BBC(7月13日付)は、アフガニスタンのターリバーンの使節団が2ヶ月前に、シリアを訪問していたと報じた。

使節団は12人の専門家・戦闘員からなり、シリア国内での拠点の設置と「ジハード支援」を行うことが目的だったという。

ターリバーンのシリア本部調整役のムハンマド・アミーンは「ジハードへの参加を志願するパキスタン人数十人が、シリアでの反体制武装活動に参加するのを待っている。しかし、現時点で我々が得たアドバイスは、シリアには充分な戦闘員がいる、というものだった」と述べた。

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赤十字国際委員会は、人道支援配給のため、軍による制圧作戦本格化を受けて戦闘が激化しているヒムス県ヒムス市での「休戦」を呼びかけた。

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アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は声明を出し、エジプト当局がシリア人に入国ビザの取得を義務づけたことに関して懸念を表明、難民としての受け入れを要請するすべてのシリア人を受け入れ、保護するよう求めた。

AFP, July 13, 2013、BBC, July 13, 2013、CNN, July 13, 2013、al-Hayat, July 14, 2013、Kull-na Shuraka’, July 13, 2013、Kurdonline, July 13, 2013、Naharnet, July 13, 2013、Reuters, July 13, 2013、SANA, July 13, 2013、UPI, July 13, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

最近になって自由シリア軍とイラク・シャーム・イスラーム国の間で対立が激化していると報告される一方、ヒムス県では軍が世界文化遺産カルアト・ヒスンを空爆、破壊する映像が確認される(2013年7月12日)

シリア政府の動き

DPI(7月11日付)は、シリアの複数の消息筋の話として、シリア国内で軍を支援しているとされるレバノンのヒズブッラー戦闘員やイラクの戦闘員約40,000人に国籍を付与する措置を始めたと報じた。

戦闘員らはシーア派で、ドゥルーズ派が多く住み、イスラエルに近いスワイダー県に主に居住しているという。

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ムハンマド・アナス・ムハンマド・シャーミー人民議会(アレッポ市、A部門、無所属)はフェイスブック(7月12日付)で、アレッポ市に対する軍の包囲に抗議して、議員資格を自ら停止する、と宣言した。

反体制勢力の動き

ロイター通信(7月12日付)によると、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、自由シリア軍とイラク・シャーム・イスラーム国の間で最近になって対立が激化していると述べた。

アブドゥッラフマーン代表によると、7月5日にはイドリブ県で、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が自由シリア軍の司令官の首を切断して、殺害するなど、緊張が高まっているという。

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シリア・イスラーム解放戦線司令官でシャイフのアナス・アルヌートは、ロイター通信(7月12日付)に対して、「我々は彼ら(アラウィー派)の村、彼らの住居に集中せねばならない…。彼らのインフラに打撃を与えねばならない。彼らを安全に暮らしたままにしておいたら、何も変わらない。なぜなら彼らは体制の庇護のもとにあるからだ」と述べた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団、SANA(7月12日付)によると、アマーラ地区(タフリール広場近くのサーダート通り)に迫撃砲弾が3発着弾し、市民6人が死亡、数十人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、バルザ区、カーブーン区、ジャウバル区、アサーリー地区に対する軍の砲撃が激化し、カーブーン区では迫撃砲弾が着弾し、市民9人が死亡した。

さらに、ヤルムーク区では、カーブーン区にいたる検問所を制圧した反体制武装集団と軍が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市、アイン・タルマー村、バービッラー市などで、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月12日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、アドラー市、ムライハ市、ズィヤービーヤ町で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市内各所、ダーイル町、タスィール町、ワーディー・ヤルムークの村々で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

また、クッルナー・シュラカー(7月13日付)によると、県内の検問所を視察していた与党シリア民族社会党のサラーム・サアディーが乗っていた車が、反体制武装集団の襲撃を受け、サアディーが暗殺された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区、トゥルクマーン地区、ハーリディーヤ地区、ワルシャ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ダール・カビーラ村、カルアト・ヒスン市、ザーラ村、ハスラジーヤ村周辺、クマイリー村で、軍と反体制武装集団が交戦、また軍が空爆・砲撃を加え、複数人が死傷した。

うちカルアト・ヒスン市とタッルカラフ市郊外のザーラ村では、軍が空爆に先立って、住民に対して12日午前9時までに退去するよう通達し、砲撃の準備を行っていた。

またユーチューブなどに、UNESCO世界文化遺産のカルアト・ヒスン(クラック・デ・シュヴァリエ)を軍が空爆、破壊する映像(http://www.youtube.com/watch?v=QipF67RhX9Yなど)がアップされた。

一方、SANA(7月12日付)によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、ワルシャ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区、カラービース地区、バイト・ハッジュー市、キースィーン市、ラスタン市、タルビーサ市、クマイリー村で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のクスール地区、ウライリーヤート地区、シャリーア地区、バーブ・クブラー地区、および同市郊外のアビー・フィダー地区、ダーヒヤ・シャヒード地区に軍が展開し、逮捕摘発活動を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフリーン市および同市周辺の村々が、ダイル・ジャマール地方の鉄塔を反体制武装集団が破壊したことで、停電に見舞われた。

アレッポ市では、アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ヒーラーン村、マンナグ航空基地周辺、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、旧市街で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の工業地区、航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区、工業地区、労働者住宅地区、ジュバイラ地区、マリーイーヤ村、マヤーディーン市で、軍が反体制武装集団と交戦、ユーフラテス殉教者大隊、ハック大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市の第93旅団本部に複数の迫撃砲弾が着弾した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市のシリア・アラブ航空事務所前の街道で、爆弾を仕掛けた車を爆発させようとしていた男を民主統一党人民防衛隊が殺害した。

また反体制武装集団が、カフターニーヤ市(クルド語名ディルベ・スピーイェ)郊外でクルド人2人を誘拐した。

レバノンの動き

LBCI(7月12日付)によると、シリアの反体制武装集団に参加して、シリア軍と戦っていたレバノンの北部県トリポリ市出身の男性1人が死亡、1人が負傷した、と報じた。

諸外国の動き

イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣がトルコを訪問、アフメト・ダウトオール外務大臣と会談し、シリア情勢などについて協議した。

会談後の記者会見で、両国外相は、ラマダーン月の停戦を呼びかけた。

UPI(7月12日付)などが報じた。

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英国下院は、シリアの反体制勢力への武器供与に関して、内閣が議会に「事前に明確な同意」を得ることを義務づける決議案を114対1で可決した。

ロイター通信(7月12日付)が報じた。

AFP, July 12, 2013、al-Hayat, July 13, 2013、Kull-na Shuraka’, July 12, 2013, July 13, 2013、Kurdonline, July 12, 2013、LBCI, July 12, 2013、Naharnet, July 12, 2013、Reuters, July 12, 2013、SANA, July 12, 2013、UPI, July 12, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍参謀委員会のイドリース参謀長が最近供与が活発化した高性能兵器によって戦車90輌を破壊したことを明らかに、イラク・クルディスタン地域ではクルド民族主義政党6党がPUK政治局と会合を開き「合同移行機関」の発足について協議(2013年7月11日)

シリア政府の動き

バッシャール・アサド大統領はバアス党機関紙『バアス』(7月11日付)の単独インタビュー(http://www.albaath.news.sy/user/?id=1760&a=147399)に応じ、新地域指導部のもとでの党の政策方針などについて語った。

SANA, July 11, 2013
SANA, July 11, 2013

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り。

「危機が発生して以来、二つの理解の混同が見られる。第1に、(バアス)党が民衆から乖離してしまったというもの…、第2に、党員が党に反対するようになったというものだ。第1の理解に関して、民衆からの乖離はいかなるものであれ過ちであり、指導部の交代は常に、党を発展させることを目的としている。同時に、民衆からの乖離などあらゆる過ちを避けるのに、指導部交代は資するものである。他方、第2の理解に関して、バアス党最大の基盤と目されている労働者、農民、職人といった勤労者こそが、党に反旗を翻し、時にテロ活動を行ってきたとの一部の人々の主張は、現実に反している」。

「現在祖国を防衛しているのは、こうした勤労者階層、労働者や農民の子息である…。彼らの一部は軍に所属しているが、それ以外の大部分は、地元、とりわけ軍武装部隊への支援が必要とされている場所にいる」。

「つまりは、現在起きている紛争とは、無知なる者と意識の高い者との戦いであり、愛国者と手先の戦いであり、過激分子と穏健派の戦いなのだ。党員が党に反旗を翻したとの主張は、まったくもって不正確な言葉だ」。

「いかなる党幹部であれ…、これまでの過ちに対処しなければ、この幹部は処罰される。党指導部も、そのメンバーの役割分担に応じて処罰される。これこそが党中央委員会の真の役割だったが…、過去数年にわたってこうしたことは行われてこなかった」。

「党中央委員会会合において…、過ちが指摘されることさえなかった。処罰を科すこともなければ、過ちを解消するための真摯な提案もなかった。制度レベルで欠陥があったのであれば、我々みなが責任を負うことになる」。

「指導部が誤っていたとしたら、その責任を負わねばならない。これは指導部の活動を監督、評価、処罰することを基本的な任務とする中央委員会を経てなされるものだ。党内規にはそう規定されている。あるいは、中央委員会は、数日前に拡大会合を開いて、指導部全員の交代がなされたように、指導部メンバー個人、ないしは指導部全体の解任を提言することもできる」。

(世俗主義政党であるバアス党が、イランやヒズブッラーといった同盟者をいかに理解すべきかとの問いに関して)「私が(『サウラ』紙とのインタビューで)述べた政治的イスラーム、あるいは現在より一般的な概念として広まっているムスリム同胞団の類は、宗教を自らの狭量で身勝手な目的のために利用する集団で…、自らのために宗教を独占し、他者に背教宣告を行うような集団だ…。しかしこうしたことはイラン、ヒズブッラーには当てはまらない。なぜなら彼らは、そもそも宗教的、宗派的な時限で人々に接することはなく、愛国的、政治的な時限で接しているからだ」。

「つまり、自らの狭量な利益のために宗教を利用するものと、正当で合法的な大義を守るために宗教に依拠する者は区別されなければならない」。

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『ワタン・アラビー』(7月11日付)は、クルド政治筋の話として、アサド政権が6月、ハサカ県カーミシュリー市に使節団を派遣し、シリア・クルド国民評議会と「クルド問題の解決」の方途をめぐって交渉を行った、と報じた。

使節団はクルド人のムハンマド・ハイイル・ウースーほか3人からなっていたという。

なおこの交渉に関して、シリア・クルド国民評議会側は否定している。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長はアラビーヤ(7月11日付)に、最近入手した高性能兵器によって、シリア軍の戦車90輌を破壊したと述べた。

イドリース参謀長はまた「高性能兵器、通常兵器が充実すれば、バランスを変えることができる。我々が現在持っているものは、自分たちとその家族を守ることに資してはいる」と付言した。

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自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官はAFP(7月11日付)に「弾薬、カラシニコフ銃の銃弾、対戦車ミサイルが最近になって供給された…。(供給国は)EUでも、米国でもなく…、ミサイルはさほど大量ではないが…、政府軍戦車90輌以上と多数の検問所を破壊した」と述べた。

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ロイター通信(7月11日付)、アラビーヤ(7月11日付)は、離反士官のアスアド・ズウビー空軍士官の話として、反体制武装集団が最近、高性能兵器を供与され、アレッポ県などでの軍事バランスに明らかな変化が生じている、と報じた。

またシリア革命反体制勢力国民連立政治委員会メンバーのハーディー・バフラも、ヒムス市での戦況に関して、「アラブ諸国からの支援」によって、反体制武装集団が反撃に転じている、と述べた。

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アレッポ市のシャリーア委員会は声明を出し、ブスターン・カスル地区にあるカラージュ・ハジュズ検問所を開放し、政府が支配する同市西部に必需品を搬送するよう呼びかけた。

『ハヤート』(7月12日付)によると、同検問所は反体制武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員から明け渡され、10日に閉鎖されていた。

イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員は(シリア方言ではなく)アラビア語のフスハーを話していたという。

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スーマリーヤ・ニュース(7月11日付)は、複数のシリア人戦闘員が、アラブ人戦闘員とともに、イラクのサラーフッディーン県などに潜入、「ラマダーン襲撃」作戦の名のもと、自爆テロを行おうとしていると報じた。

同報道によると、これらの戦闘員は、イラク・イスラーム国を支援するために、シリアからイラクに潜入したという。

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ヨルダンのジハード主義潮流の指導者ムハンマド・シャラビー(アブー・サイヤーフ)はUPI(7月11日付)に「10人のメンバーがトルコを経由してシリア北部のアレッポ市に到達した…。トルコの同胞は…シリア政府と戦闘するため、国境を容易に通過させてくれた」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(7月16日付)は、イラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市で、クルド民族主義政党6党がPUK政治局と会合を開き、西クルディスタン地域(シリア北東部)での「合同移行機関」(自治政府、自治議会)の発足について協議した、と報じた。

なおこれに関して、トルコのアラビア語サイト「トゥルキーヤ」(7月14日付)は、民主統一党がシリア北部での自治政府樹立の準備を進めていると報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区、ブスターン・ディーワーン地区、ジャウラト・シヤーフ地区、サフサーファ地区、ハーリディーヤ地区、アクラマ地区、バアス大学周辺などに対して、軍が砲撃を続け、各所で反体制武装集団と交戦した。

同監視団によると、軍とともに、国防隊、ヒズブッラーの戦闘員が反体制武装集団と戦っているという。

一方、SANA(7月11日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なお『ハヤート』(7月12日付)は、シリア政府に近い複数の消息筋の話として、ヒムス市での「戦闘の決着」は近いと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ地方のマシーク検問所で反体制武装集団が爆弾を積んだ車を爆発させ、軍の拠点を破壊、複数の兵士を殺傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ナビー・ユーヌス地方、スーラース遺跡一帯で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月11日付)によると、ブルジュ・ザーヒー村、ジュッブ・アフマル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アブー・バクル大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ラタキア県北部の山岳地帯(通称、トゥルウマーン山地方で、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員がイッズ・ブン・アブドゥッサラーム大隊(自由シリア軍)司令官で自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)メンバーのカマール・ハマーミー(アブー・バスィール・ジャブラーウィー)を殺害した。

ハマーミー司令官は、同地方にある大隊の検問所の撤去を試みたイラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員と交戦し、殺害されたという。

同検問所が位置する地域は、トルコとシリア各地を結ぶ兵站線上に位置する戦略拠点の一つだという。

『ハヤート』(7月13日付)などは、この暗殺に関して、シリアの反体制活動家らが「宣戦布告」だとサラフィー主義者への反発を強めたと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境に近いアフリーン地方のバーシャムラ村に反体制武装集団が侵入し、女性1人を含むクルド人市民7人を逮捕、またアレッポ市からアフリーン市に向かっていたバスに乗っていた複数の市民を誘拐した。

アレッポ市のアシュラフィーヤ地区、ラーシディーン地区、サブア・バフラート地区、サラーフッディーン地区、スライマーニーヤ地区、サイイド・アリー地区で軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(7月11日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、アイン・ダクナ村、マンナグ村、ハーン・アサル村郊外、マンスーラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国が、イバードッラフマーン旅団司令官でシリア自由通信代表のジャースィム・アウワード氏を含む反体制活動家10人を釈放した。

10人は数週間前に身柄を拘束されていた。

なおラッカ市では、イラク・シャーム・イスラーム国が女性数十人を含む約1500人を逮捕拘束しているという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、軍がジスル・スィヤーサ地方を空爆、また同地方とハトラ村間の一帯を砲撃した。

一方、SANA(7月11日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ハミーディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がイラク国境に近い部ジャーリーヤ村で軍と交戦し、同村を制圧した。

この戦闘で、国防隊兵士3人が死亡、12人が負傷したという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区、ジャウバル区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(7月11日付)によると、カッサーア地区、座ブラターニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がムウダミーヤト・シャーム市、ムライハ市、ザマルカー町、ドゥーマー市、ハラスター市などを空爆した。

一方、SANA(7月11日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、アルバイン市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、ダーライヤー市、カタナー市、ハーン・シャイフ・キャンプで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月11日付)によると、ダルアー市国立病院周辺、フラーク市、シャジャラ町、タファス市、シャブラク村、サフム・ジャウラーン村、タスィール町、ムサイフラ町などで、軍が反体制武装集団と交戦し、ヨルダン人、サウジ人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月11日付)によると、タルナジャ市、ジュバーター・ハシャブ村、バイト・ジン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団、シャーム自由人旅団戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月11日付)によると、ムウタリム村、ブサンクール村、バスタームーン市、マガーラ村、マアッラト・ヌウマーン市、ハーッス村、マルイヤーン村、カフルナジュド市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内のその他の動き

「カフィー・カフィー(もうたくさんだ)運動」なる組織がクッルナー・シュラカー(7月11日付)を通じて声明を出し、シリア国内の治安、安定の回復、シリア社会のすべての成員の不和の解消を呼びかけた。

「カフィー・カフィー運動」はまた、ゴラン高原、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)を含むシリアの完全統合を主唱している。

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SANA(7月11日付)は、アレッポ県のムハンマド・ワヒード・アッカード知事の話として、反体制武装集団の攻撃によって操業を中止していたアレッポ市のハムダーニーヤ・パン製造工場がパンの生産を再開したと報じた。

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AFP(7月11日付)は、アレッポ県マンビジュ市で、イラク・シャーム・イスラーム国のメンバーの退去を求めるデモが発生するなど、反体制勢力支配地域でサラフィー主義者の排斥を求める動きが強まっていると報じた。

こうしたデモには、民間人だけでなく、「自由シリア軍」の戦闘員が参加することもある、という。

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SANA(7月11日付)によると、ダマスカス県ヤルムーク区、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市で、「武装テロ集団」の退去を求めるデモが発生した。

レバノンの動き

ノルウェーのFafo研究基金がレバノンの900人を対象にシリア人避難民の流入に関する世論調査を行った。

同調査の主な結果は以下の通り:

52%が、シリア人避難民の流入によって、レバノンの治安、安定が脅かされると回答。
44%が、これ以上の避難民の流入を望まないと回答。
82%が、シリア人避難民によってレバノン人の雇用機会を奪い、賃金低下を招くと回答。
61%が、シリア人が隣人になることを心地よく思わないと回答。
67%が、シリア人と食事で同席したくないと回答。
82%が、家族にシリア人と結婚して欲しくないと回答。
90%以上が、シリアの紛争が、レバノン政府による統治能力や市民を保護する能力に悪影響を与えると回答。

AFP(7月11日付)が報じた。

諸外国の動き

『ハヤート』(7月12日付)は、フランス外交筋の話として、ローラン・ファビウス外務大臣とシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長で電話会談を行ったと報じた。

同報道によると、この電話会談で、ファビウス外務大臣は、「ラマダーン月の休戦」の可否に関して楽観視していないとしつつ、その実現をめざすべきだとの立場を示した。

またファビウス外務大臣は、ガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班を辞任に関して、暫定政府の樹立をめざすのではなく、執行委員会を設置し「解放区」の行政を行うよう求めた、という。

AFP, July 11, 2013、Alarabia.net, July 11, 2013、al-Hayat, July 12, 2013, July 13, 2013、Kull-na Shuraka’, July 11, 2013, July 12,
2013, July 16, 2013、Kurdonline, July 11, 2013、Naharnet, July 11, 2013、Reuters,
July 11, 2013、SANA, July 11, 2013、al-Turkiya, July 14, 2013、UPI, July 11,
2013、al-Watan al-‘Arabi, July 11, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バアス党シリア地域指導部が第2回会合を開き新地域指導部各メンバーの担当部局(14ポスト)を新たに確定させるなか、ロシア外相がジュネーブ2会議への参加に消極的なジャルバー新議長を非難(2013年7月10日)

シリア政府の動き

反体制活動家のアブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領はアラビーヤ(7月10日付)に、8日に選出されたバアス党の新シリア地域指導部に関して、「兄弟で合意のうえ、マーヒル・アサドの影響力のもとに選出された」と批判した。

ハッダーム前副大統領は、ファールーク・シャルア副大統領の地域指導部退任に関して、アサド大統領が副大統領にジュネーブ2会議の使節団代表への就任を確約したとみられると述べた。

そのうえで、現体制内におけるシャルア副大統領の役割が終わった訳ではないと指摘、「シャルアの役割が終わったら、アサドは彼を解任するか、辞任を支持するはずだ」と付言した。

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クッルナー・シュラカー(7月10日付)は、複数の活動家の話として、軍事情報局パレスチナ課がダマスカス郊外県で身柄拘束した女性活動家を戦場処刑している、と報じた。

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バアス党シリア地域指導部は第2回会合を開き、書記長、副書記長を除く新地域指導部各メンバーの担当部局を以下の通り確定した。

1. バッシャール・アサド:書記長
2. ヒラール・ヒラール:副書記長、財務経済局長
3. ファイルーズ・ムーサー:教育局長
4. マーリク・アリー:高等教育局長
5. ハラフ・ミフターフ:出版文化情報局長
6. アブドゥンナースィル・シャフィーウ:農民局長
7. アブドゥルムウティー・マシュラブ:組織局長
8. ラーカーン・シューフィー:組合局長
9. ユースフ・アフマド:地域組織局長
10. ムハンマド・シャアバーン・アッズーズ:労働者局長
11. アンマール・サーアーティー:青年局長
12. ワーイル・ハルキー(首相)
13. ムハンマド・ジハード・ラッハーム(人民議会議長)
14. イマード・ハミース(電力大臣)
15. ナジュム・アフマド(法務大臣)
16. フサイン・アルヌース(公共事業大臣)

『バアス』(7月11日付)、クッルナー・シュラカー(7月10日付)が報じた。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長は、エジプトへの再入国に際してカイロ国際空港で一時身柄拘束されたことに関して、アジア・ニュース通信(7月10日付)に「エジプトで起きている事態はシリア革命に影響を及ぼすだろうと言える。なぜならムハンマド・スィースィー国防大臣と彼の軍は、エジプト国民がシリア国民を支持しているにもかかわらず、シリア人に対して動員を試みている。こうしたことはこれまでに見られなかったことだ」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のワリード・サフール駐英代表(大使)は、サウジアラビア日刊紙『ウカーズ』(7月10日付)に、英国がジュネーブ2会議開催までは反体制勢力に武器を供与しないとの姿勢をとることで、反体制勢力の活動を抑制している、と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長はフェイスブック(7月10日付)でジュネーブ2会議に関して「反故となった。いつ開催されるかなど知らない。状況に応じて、いつ開催されるかは我々が決めることだ。ジュネーブに行くと我々が決定するとき、革命をめぐるバランスは非常に強力なものとなっていなければならない…。現地のパワー・バランスが今後6ヶ月で変わることを希望する。今後3ヶ月で変わるだろう。数年単位ではく、数ヶ月単位の話をしているのだ」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、化学兵器使用に関する国連調査団のアキ・セルストロム団長に、反体制勢力の「解放区」に入り、調査を行うよう呼びかけた。

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クッルナー・シュラカー(7月10日付)は、民主統一党消息筋の話として、6月28日付のアームーダー市(ハサカ県)でのデモ弾圧をめぐるクルド民族主義勢力内の対立激化を受け、民主統一党の使節2人がイラクのエルビル市でイラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領と会談、シリア情勢などについて協議した。

会談では、アサーイシュが拘束中のクルド人活動家らの処遇などが議題となったという。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区などで、軍と反体制武装集団が交戦、戸籍管理事務所ビルなど同地区内の複数の地点を軍が制圧したとの情報が流れた。

またヒムス市中心街にあるハーリド・ブン・ワーリド・モスクが砲撃を受け、煙をあげる映像がユーチューブなどを通じてアップされた。

軍による砲撃・空爆は、ヒムス市ワーディー・サーイフ地区、ハミーディーヤ地区、バーブ・トゥルクマーン地区などに対しても行われた。

一方、タッルカラフ市郊外のザーラ村で、軍と反体制武装集団が交戦、軍の兵士11人が死亡した。

他方、シャームプレス(7月10日付)によると、ヒムス市旧市街などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村、アレッポ市ラーシディーン地区、旧市街などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、シャームプレス(7月10日付)によると、ハーン・アサル村、フライターン市、アナダーン市、マンナグ村、マンスーラ村、アレッポ市ブスターン・カスル地区などで、軍が反体制武装集団と交戦、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ナフラ村、ムハムバル村などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ラッカ県では、『ハヤート』(7月11日付)によると、対トルコ国境に位置するタッル・アブヤド市の地元評議会メンバーがイラク国境近くで逮捕され、所有していた発電機を没収されたと報じた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区フィラスティーン通りで、軍と反体制武装集団が交戦した。

またシャッラーフ地区では、軍の迫撃砲が自動車に着弾し、乗っていた子供1人、女性4人の合わせて5人が死亡、複数人が負傷した。

一方、シャームプレス(7月10日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ミスラーバー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ザマーニーヤ市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、シャームプレス(7月10日付)によると、フジャイラ村、バハーリーヤ市、ダイル・サルマーン市、ズブダイン市、ムライハ市、ハルブーン山、ハーン・シャイフ・キャンプなどで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またドゥーマー市で、シャームの民のヌスラ戦線を含む複数の反体制武装集団どうしが略奪品の分配をめぐって衝突し、戦闘員数十人が死亡したという。

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ダイル・ザウル県では、シャームプレス(7月10日付)によると、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦、ジュンド・ラフマーン旅団、ユーフラテス・フィダーイーン大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シャームプレス(7月10日付)によると、ダルアー市、ムザイリーブ町、ジッリーン村、ナースィリーヤ村、サフム・ジャウラーン村、ジャムラ村、タファス市、ナワー市、ムハッジャ村、インヒル市で、軍が反体制武装集団と交戦、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シャームプレス(7月10日付)によると、ラビーア町、バイト・アワーン村、ドゥッラ村、シャムスィーヤ村、マアイティマ村で、軍が反体制武装集団と交戦、リビア人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、カーミシュリー市とアレッポ市を結ぶ国際幹線道路と、タッル・ハミース市の街道で、軍と反体制武装集団が交戦、軍の兵士4人が死亡、19人が負傷した。

シリア国内のその他の動き

クッルナー・シュラカー(7月10日付)は、民主統一党が実効支配するシリア北西部の「クルド地域」(カーミシュリー市など)で、シリア・ポンドが1ドル300~310SP代に下落、これを受け食糧品などの物価が約2倍に急騰した、と報じた。

なお『ハヤート』(7月11日付)によると、ラマダーン月に入ったのを受けるかたちで、9日シリア・ポンドが1ドル325SPに下落、以降、1ドル300SP前後で推移している。

レバノンをめぐる動き

「第313旅団特殊任務」はフェイスブックで、ベイルート南部での爆弾テロ(9日)を実行したとする犯行声明を発表した。

声明で、第313旅団は「我々は何度も繰り返し、レバノンの「イランの党」(ヒズブッラー)にシリアに介入しないよう警告してきた…。ハサン・ナスルッラーの傭兵が参加することでヒムス市が曝されている激しい攻撃に対し、第313旅団特殊部隊は(ベイルート)南部郊外ビイル・アブド地区にあるヒズブッラーの治安拠点の一つを爆弾を搭載した車で攻撃した」と発表した。

また、この攻撃により「党(ヒズブッラー)の傭兵多数が死傷した」と主張した。

さらに「攻撃はこれが最初でもなければ最後でもない。イランの党は先月のザフレ郡クサーラ地方で誰が兵を襲ったのかをよく知っているはずだ。我々は、レバノンの党の拠点がどこにあっても攻撃する。このテロ組織の残党を追撃する」と付言した。

第313旅団は「アッラーの言葉を高めるためシリアで戦闘を行う独立軍事組織」を自称している。

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自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官は、AFP(7月10日付)に対して、「参謀委員会の立場は明白だ。民間人へのいかなるテロ行為にも反対しており、それを軍事行動とはみなさないというものだ」と述べ、ベイルート郊外での爆弾テロ(9日)への関与を否定した。

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イスラエルのモシェ・ヤアロン国防大臣は、ベイルート南部郊外での9日の爆弾テロに関して、「ヒズブッラーの干渉を受け、シリアの内戦がレバノンに波及している…。(爆弾テロは)レバノン国内のシーア派とスンナ派の闘争だ」と述べ、イスラエルの関与を否定、ヒズブッラーと対立するレバノン国内の勢力(サラフィー主義者)の犯行だと推定した。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでのベラルーシ外相との記者会見で「もし我々がこの論理に従えば、いかなる大会の開催も成功しない…。西側諸国は反体制派を無条件でジュネーブ大会に出席させると誓約した」と述べ、ジュネーブ2会議への参加に消極的なシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長を非難した。

また米国による反体制組織への武器供与に関して「彼ら(反体制勢力)はすでに様々な種類の兵器を充分入手しており、これらの兵器を実際に使用している」と述べた。

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英議会諜報委員会は年次報告を出し、そのなかで「アル=カーイダとつながりがある過激派がアサド政権の武器庫からサリンガス、VXガス、リシン、マスタード・ガスを手に入れたら、大災難だ」と懸念を表明した。

また「アル=カーイダのメンバーとシリアで個別に戦うジハード主義者は現在、英国と西側にとって最大の新たなテロ脅威となっている」と強調、「アサド政権が崩壊すれば、(化学兵器の)拡散が大いに懸念される」と警鐘を鳴らした。

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ロンドンに本社があるパン・アラブ日刊紙『クドス・アラビー』(7月10日付)は、社説で、アブドゥルバーリー・アドワーン編集長が近く退任することを明らかにした。

退任の理由には触れられてない。

アドワーン氏(63歳)は1989年以来、編集長を務めてきた。

AFP, July 10, 2013、Alarabia.net, July 10, 2013、al-Ba’th, July 11, 2013、Champress, July 10, 2013、al-Hayat, July 11, 2013、Kull-na Shuraka’, July 10, 2013, July 11, 2013、Kurdonline,
July 10, 2013、Naharnet, July 10, 2013、Reuters, July 10, 2013、SANA, July
10, 2013、al-‘Ukaz, July 10, 2013、UPI, July 10, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県内でロシア製の地対艦ミサイルが格納されていた兵舎にミサイルが着弾するも自由シリア軍参謀委員会は犯行を否定、アフリーン地方の複数村では人民防衛隊が自由シリア軍と交戦(2013年7月9日)

シリア政府の動き

アサド大統領は、ラマダーン月に合わせて2013年政令第45号を発し、関税法違反者(罰金刑)に対する恩赦を実施すると発表した。

SANA(7月9日付)が報じた。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)報道官のカースィム・サアドッディーン大佐は、7月5日未明、ラタキア港に近い海軍兵舎が攻撃されたと発表しつつ、「自由シリア軍が攻撃したのではない」と述べ、外国軍の関与を示唆した。ロイター通信(7月10日付)が報じた。

この兵舎には、2013年6月にロシアからシリア海軍に供与された地対艦ミサイルが格納されていた、という。

サアドッディーン大佐はまた『ハヤート』(7月10日付)に対して、ラタキア港への攻撃が地中海上からの長距離ミサイルによる可能性が高く、「自由シリア軍が得た情報は、地域の同盟国の結論と合致する」と述べた。

これに関連して、シリア人権監視団は「ラタキア市東部のサーミヤ村に近くで発生した爆発は、正規軍の大隊本部近くの武器庫の爆発だと判明した」と発表していた。

またマナール・チャンネルも、シリア軍消息筋の話として「サーミヤ村の軍兵舎の一つに若干のミサイルが着弾して爆発した…。攻撃は海上、ないしは敵機から軍の兵舎に対するものだ」と報じていた。

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サウジアラビア紙『ワタン』(7月8日付)は、「自由シリア軍」に所属する大隊司令官の話として、武器・弾薬不足を補いつつ政府軍に対抗するため「自爆ベルト」、「自爆部隊」を駆使した戦術的計画を策定した、と報じた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が、反体制活動家でジャーナリストのムハンマド・ヌール・マタル氏を県庁ビル前で逮捕した。

逮捕前、マタル氏は「座り込みデモを行おうとしていた女性1人と一緒にいた」という。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区に対して軍が砲撃を加える一方、ティシュリーン地区、タダームン区、ヤルムーク区で軍と反体制武装集団が交戦、ヤルムーク区の軍検問所を反体制武装集団が制圧したとの情報が流れた。

一方、SANA(7月9日付)によると、ジャウバル区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の掃討を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアッバースィーイーン地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市、ザマルカー町、サイイダ・ザイナブ町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月9日付)によると、フジャイル市、ハラスター市郊外、バハーリーヤ市周辺、ハルブーン市などで、軍が反体制武装集団の掃討を続け、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市で反体制武装集団が車に発砲、市民1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市のビラール・モスク周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、ワーディー・ヤルムークの村々を軍が砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市各所に対する軍の包囲作戦にヒズブッラーの戦闘員が参加するなか、軍が各所への空爆・砲撃を継続した。

攻撃はクスール地区、ハーリド・ブン・ワリード・モスク周辺、バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区、旧市街などに集中したという。

またカフルラーハー市でも、軍が車を攻撃し、2人を殺害した。

一方、SANA(7月9日付)によると、ナアーミヤ村、サダド村、カルアト・ヒスン市、西タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村、ナイラブ航空基地周辺、アレッポ市サラーフッディーン地区などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

またトルコ国境に近いアフリーン地方のバーシャムラ村、クワンディー村では、民主統一党人民防衛隊が反体制武装集団(自由シリア軍)と交戦した。

戦闘は、反体制武装集団がクワンディー村の人民防衛隊の拠点を襲撃したことで発生、反体制武装集団の戦闘員6人が死亡した。

一方、SANA(7月9日付)によると、ハーン・アサル村、ブアイディーン市、カフルダーイル村、アナダーン市、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、アーミリーヤ地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市中心街、シャイフ・ヤースィーン地区、クーリーヤ市近郊のアイン・アリー地域に対して、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月9日付)によると、マヤーディーン市郊外、ダイル・ザウル市工業地区、労働者住宅地区、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル市・ラッカ市間の街道で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムーハサン市とブーライル村の反体制武装集団どうしが略奪品の分配をめぐって衝突、複数の戦闘員が死傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山の村々を軍が空爆した。

一方、SANA(7月9日付)によると、軍がカフルルーマー村、ヒーシュ村近郊のサワーミウ地域および周辺の山間部で反体制武装集団の掃討を完了、同地の治安を回復した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月9日付)によると、カーミシュリー市南部の農村が軍の無差別砲撃に曝された。

国内のその他の動き

シリア人権監視団によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区の住民がデモを行い、政府軍が支配するマシャーリファ地区との間に設置された反体制武装集団の検問所を開放し、シリア政府が支配する地域への食糧品の受け入れを許可するよう求めた。

ユーチューブ(7月9日付)にアップされた映像によると、デモには若者数十人が参加、「国民は包囲解除を望む」とシュプレコールを上げ抗議行動を行っていたが、まもなく小銃を携帯し黒いシャツを着た反体制武装集団と思われる男性4人が表れ、デモを強制排除した。

レバノンの動き

ベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)のビイル・アブド地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民53人が負傷した。死者は出なかった。

NNA(7月9日付)などによると、イスラーム協力ショッピング・センター近くの駐車場で発生した。

ヒズブッラーのアリー・アンマール議員は、マナール・チャンネル(7月9日付)に対して、爆弾テロが「イスラエルの指紋がついている」と断じ、犯行が米国・イスラエルの支持者による者だと主張した。

マルワーン・シルビル法務大臣は、爆弾テロに関して「スンナ派とシーア派の対立を作り出そうとする試み」と非難した。

諸外国の動き

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は記者団に対して、シリアの反体制勢力が3月19日にアレッポ市近郊でサリンガスを使用した証拠をロシアは持っていると述べた。

チュルキン国連大使は「ロシアの専門家が攻撃地点のサンプルを回収、潘基文事務総長に証拠を提出した」と述べた。

これに対して、ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は「こうした(ロシアの)断定を支持する証拠は今のところないと思う」と述べ、ロシアの主張に反論した。

AFP(7月9日付)が報じた。

なお同様の応酬は、「シリア政府が化学兵器を使用した」と断定する米英仏と、「証拠がない」と否定するロシアの間で散々行われてきた。

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ロイター通信(7月9日付)は、米国家安全保障局に近い消息筋の話として、米国議会内の複数の委員会が、バラク・オバマ政権によるシリアの反体制勢力への武器供与計画を中止させたと報じた。

同報道によると「これらの武器が現地の戦闘を決着させないまま、イスラーム主義武装集団の手に渡ることを恐れた」動きだという。

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エジプト外務省のバドル・アブドゥルアーティー報道官は、エジプトへの入国を希望するシリア人に対して事前にビザ取得を求める決定を下したと発表した。

同報道官によると、この決定は「エジプトの現状に関わる」措置で、シリア人の安全を守ることが目的で、「シリア革命への原則支持というエジプトの姿勢に影響はない」という。

『ハヤート』(7月9, 10日付)によると、この措置を受け、カイロ国際空港は8日には189人のシリア人の入国を拒否、また9日には、ダマスカス・カイロ便に乗っていたシリア人200人とベイルート・カイロ便に乗っていたシリア人76人の入国を拒否した。

さらにカイロ国際空港はシリア・アラブ航空などの旅客機の着陸を禁じ、シリア(ラタキア県バースィル・アサド国際空港)への帰還を要請した、という。

一方、同紙によると、カイロには、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ、リヤード・サイフ、ハイサム・マーリフら著名な反体制指導者が活動拠点を構えている。

このうちマーリフは、正規の入国ビザを取得していなかったため、空港で2時間にわたって留め置かれたという。

AFP, July 9, 2013、al-Hayat, July 10, 2013, July 11, 2013、Kull-na Shuraka’, July 9, 2013、Kurdonline,
July 9, 2013、Naharnet, July 9, 2013、NNA, July 9, 2013、Reuters, July 9,
2013、SANA, July 9, 2013、UPI, July 9, 2013、al-Watan (Riyad), July 8, 2013などをもとに作成。

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バアス党中央委員会がダマスカスで拡大会合を開き新シリア地域指導部を選出、アサド大統領は書記長に留任(2013年7月8日)

シリア政府の動き

シリアのバアス党(アラブ社会主義バアス党シリア地域)の中央委員会はダマスカスで拡大会合を開いた。

SANA, July 8, 2013
SANA, July 8, 2013

会合には地域指導部、中央委員会メンバーなど300人が出席した。マナーフ・トゥラース、ナウワーフ・ファーリスら離反者は出席しなかった。

議長を務めたアサド大統領(シリア地域指導部書記長)は「シリア国民が曝されている戦争、最近の情勢、アラブ世界、国際社会の対応に関する政治的分析的報告」を行うとともに、現段階における党の役割を提言した。

アサド大統領はこの報告のなかで、党および党員の活動への自己批判を通じて、積極的側面の伸長と消極的側面の克服を訴えるとともに、国民との関係深化のために党指導部と人民基盤を結びつけるチャンネルの拡充の必要を強調した。

また今後の党活動における最優先事項として、人民諸組織、職業諸組合を通じた国民統合の強化をあげた。

党組織に関しては、上意下達の徹底、国家機関への適材の登用の必要を強調した。

アサド大統領の報告後、質疑応答が行われた。

その後、中央委員会は、新シリア地域指導部を選出して閉幕した。

新指導部メンバーは以下の通り。

1. バッシャール・アサド:1965年、ダマスカス県生まれ、大統領
2. ワーイル・ハルキー:1964年、ダルアー県生まれ、首相
3. ムハンマド・ジハード・ラッハーム:1954年、ダマスカス県生まれ、人民議会議長
4. アンマール・サーアーティー:1967年、ダマスカス県生まれ、人民議会議員、バアス党中央委員会メンバー、シリア国民学生連合総裁
5. イマード・ハミース:1961年、ダマスカス郊外県生まれ、電力大臣
6. ムハンマド・シャアバーン・アッズーズ:1953年、アレッポ県生まれ、労働者総連合総裁
7. ヒラール・ヒラール:1966年生まれ、アレッポ支部指導部書記長
8. アブドゥンナースィル・シャフィーウ:1956年、ハマー県生まれ、バアス党ハマー支部指導部前書記長
9. アブドゥルムウティー・マシュラブ:1953年、ヒムス県生まれ、人民議会議員(書記)、バアス党ヒムス指導部メンバー
10. ファイルーズ・ムーサー:1961年、ヒムス県生まれ、バアス党バアス大学支部書記長
11. ラーカーン・シューフィー:1957年生まれ、スワイダー県生まれ、バアス党スワイダー支部書記長
12. ユースフ・アフマド:1947年、アレッポ県生まれ、在エジプト・シリア大使
13. ナジュム・アフマド:1969年、アレッポ県生まれ、法務大臣
14. ハラフ・ミフターフ:1955年、ラッカ県生まれ、バアス党ラッカ支部指導部メンバー、情報省次官
15. フサイン・アルヌース:1953年、イドリブ県生まれ、公共事業大臣
16. マーリク・アリー:1956年、タルトゥース県生まれ、クナイトラ県知事

15人中、アサド大統領とラッハーム人民議会議長を除く13人は新人で、地域指導部内の担当部局は不明。

ファールーク・シャルア副大統領ら旧メンバー13人は退任した(改選前のシリア地域指導部メンバーはhttp://www.tufs.ac.jp/ts/personal/aljabal/biladalsham/syria/bath_rc/2012_07.htmを参照のこと)。

また中央委員会拡大会合閉幕後、新地域指導部は第1回会合を開き、ヒラール・ヒラールを地域指導部副書記長に任命した。

書記長にはアサド大統領が留任した。

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シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、シリア政府が、化学兵器使用に関する国連調査団のアキ・セルストロム団長とアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表に対して、化学兵器使用に関する問題を協議するためにダマスカスを訪問するよう招聘した、と述べた。

ジャアファリー国連代表は「我々はキーン女史とセルストロム博士がシリアの高官と建設的な交渉を行い、(調査団の)の任務、しくみ、スケジュールに関して合意に達することができると信頼している」と述べた。

また「バーニヤース市でシリアの当局は危険な化学物質が入った281もの樽を発見した」と述べ、反体制武装集団による化学兵器使用を疑った。

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クッルナー・シュラカー(7月9日付)は、法務省内の信頼できる複数の消息筋の話として、アフマド・ナジュム法務大臣がダマスカス県第一検事長に対して書面で、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長をテロ煽動、武器資金供与容疑(死刑求刑)でテロ法廷に起訴するよう指示した、と報じた。

反体制勢力の動き

ガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班は、イスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立総合委員会で組閣を辞退、連立がこれを正式に受理した。

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『ハヤート』(7月9日付)によると、ムスタファー・サッバーグ前事務局長は、議長選挙落選を受け、シリア・ムスリム同胞団のメンバーら30人の代表メンバーとともに「無所属決定ブロック」を結成した。

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ロイター通信(7月8日付)は、シリア国内の反体制武装集団に、中国製、クロアチア製の高性能対戦車ミサイル(RPG-6など)、対空ミサイル(RPG-22など)が供与されたと報じた。

同報道によると、高性能兵器を供与しているのはサウジアラビアで、トルコやヨルダンの空輸を経由して、シリア領内に陸路で搬入、西側諸国がそれを支援していると思われる。

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ダルアー県軍事作戦司令室に解任されたダルアー軍事評議会のアフマド・ファフド・ニウマ議長(大佐)が声明を出し、自身が自由シリア軍参謀委員会によって議長職を務めていたと反論した。

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クッルナー・シュラカー(7月8日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国の名で武装解除を呼びかけるビラが配布されたと報じた。

ビラには「金曜日に武器を携帯するすべての者へ、今日の晩までにイラク・シャーム・イスラーム国の本部に進んで武器を引き渡すこと。さもなくば暴君の処遇を受けよう。備えあれば憂いなし」と書かれていたという。

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SANA(7月8日付)によると、ヒムス県のタッル・シュール村、ラビーア町、がースィビーヤ村、タンバ村、マシャーヒダ村で、約350人の指名手配者(反体制活動家)が関係当局に出頭し、武器を引き渡した。

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国内で活動する反体制組織の民主的変革諸勢力国民調整委員会はダマスカスで執行部会合を開き、国内外の情勢への対応を協議した。

会合後に発表された声明で、調整委員会は「シリア危機のすべての関係当事者にジュネーブ2会議開催の前にいかなる障害物も置かないよう呼びかける。なぜなら紛争継続、軍事的決着、現地でのパワー・バランス変更の検討は、現下の破壊、包囲、殺戮を踏まえるともはや有用ではないからである。ここかしこの地域をいずれかの陣営が制圧したとしても、政治的な結果が変わることはなく、危機を悪化させるだけだ」と述べ、アサド政権、「自由シリア軍」、シリア革命反体制勢力国民連立を暗に批判した。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区に対して、軍が総攻撃を続け、同地区の約20%と同地区東部の住宅地区11ブロックを完全制圧した。

ハーリディーヤ地区の35~40%では、依然として軍と反体制武装集団の交戦が続いているという。

一方、SANA(7月8日付)によると、ヒムス市アクラマ地区で爆弾が仕掛けられた車2台が連続して爆発し、市民4人が死亡、女性・子供を含む約40人が負傷した。

また、SANA(7月8日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団、リジャールッラー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アウラム・ジャウズ市、ムハムバル村で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月8日付)によると、タッル・スルターン村、カフルシャラーヤー市、ブサンクール村、マアッラト・ヌウマーン市、バサーミス市、マルイヤーン村、バーラ村、カフルルーマー村、ラスム・アービド市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市郊外、クワイリス航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

またアレッポ市のブスターン・バーシャー地区、サラーフッディーン地区、アシュラフィーヤ地区、旧市街などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月8日付)によると、タッル・リフアト市、ハーン・アサル村、フライターン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市ではラーシディーン地区、ダウワール・ブアイディーン、シャッアール地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区の国際幹線道路で複数回の爆発音が聞こえ、ジャウバル区で軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月8日付)によると、カフルスーサ区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が負傷した。

またジスル・ライース下のガレージでも爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民3人が負傷した。

さらにウルード地区でも爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民3人が負傷した。

このほか、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が、ダマスカス国際空港街道、ダーヒヤ・アサド市を迫撃砲で攻撃した。

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一方、SANA(7月8日付)によると、リーハーン農場、ドゥーマー市、フジャイラ村、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月8日付)によると、フバイト村、ハウワーシュ村で、軍がアッツ=シャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃・破壊し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、SANA(7月8日付)によると、ムアイティマ村、シャムスィーヤ村、ダッラ村で、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃・破壊し、サウジ人ら複数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(7月8日付)によると、タイバ町で、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃・破壊し、サウジ人、リビア人ら複数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月8日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムーハサン市では、略奪品の分配をめぐって反体制武装集団どうしが衝突、複数の戦闘員が死傷した。

レバノンの動き

AFP(7月7日付)は、シリア領(ヒムス県)から発射されたロケット弾2発がベカーア県ヘルメル郡ヘルメル市に着弾した。死傷者は出なかった。

諸外国の動き

マーティン・デンプスィー米陸軍参謀長は、CNN(7月8日付)にシリアの紛争が、レバノン、イラクなどといった周辺諸国を巻き込んだ問題に発展していることへの懸念を表明する一方、「スンナ派とシーア派の紛争」としての様相を帯びていると宣伝した。

また「10年は続く地域全体の問題だということを理解しなければ、我々は間違いを犯すことになるだろう」と述べた。

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ロシア外務省は声明を出し、最新兵兵器の入手に固執したシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長のロイター通信(7月7日付)での発言に関して「今のところ期待に応じておらず、連立が危機の政治的解決にいたろうとしているのかという点で多くの疑問を呈している」と批判した。

しかし声明は「ロシアは、シリアの破壊的紛争停止のために連立の新指導部と連絡をとる用意がある」と付言した。

AFP, July 8, 2013、al-Hayat, July 9, 2013, July 10, 2013、Kull-na Shuraka’, July 8, 2013, July 9, 2013、Kurdonline,
July 8, 2013、Naharnet, July 8, 2013、Reuters, July 8, 2013、SANA, July 8,
2013、UPI, July 8, 2013などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立総合委員会が政治委員会のメンバー計19人を選出するなか、同委員会のジャルバー新議長は反体制勢力の劣勢を理由にアサド政権との対話を拒否、ジュネーブ2に参加しない意思を示す(2013年7月7日)

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長は、自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長と会談した。

『ハヤート』(7月8日付)などによると、会談は「シリア国内」で行われたとのことだが、詳細な場所は明らかにされなかった。

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イスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立総合委員会は、選挙に政治委員会の定数を11人から19人に8増させ、そのメンバーを選出した。

政治委員会には、議長、副議長(2人)、事務局長、そして15人のメンバーから構成される。

新政治委員会メンバーの氏名は以下の通り:

1. アフマド・アースィー・ジャルバー議長(シリア民主主義者連合、民主ブロック)
2. ムハンマド・ファールーク・タイフール副議長(シリア・ムスリム同胞団)
3. スハイル・アタースィー副議長
4. サーリム・ムスラト
5. バドル・ジャームース事務局長
6. ルワイユ・サーフィー(シリア国民評議会)
7. アブドゥルバースィト・スィーダー(シリア国民評議会前事務局長)
8. ムワッファク・ニールビーヤ(市民権潮流)
9. ミシェル・キールー(シリア民主主義者連合代表、民主ブロック)
10. カマール・ルブワーニー(シリア民主主義者連合)
11. ハーディー・バフラ
12. アナス・アブダ
13. ファーイズ・サーラ(シリア民主主義者連合)
14. ムナー・ムスタファー
15. ザカリヤー・サッカール
16. ナズィール・ハキーム
17. アクラム・アッサーフ
18. ムンズィル・マーフース(駐フランス代表)
19. アフマド・ラマダーン(シリア国民評議会)

また総合委員会は、ガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班の進退をめぐって集中審議を行った。

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シリア革命反体制勢力国民連立のズィヤード・アブー・ハムダーンは『グムフーリーヤ』(7月7日付)に、「ムハンマド・ムルスィー大統領の退陣はシリアの同胞団にも影響を及ぼすだろう」と述べた。

またアブー・ハムダーンは、カタールのハマド・ビン・ジャースィム首長退位によって、「シリア・ファイルがドーハからリヤードの手に移ったかのようだ」と述べ、タミーム首長のもとでのカタールの外交政策が「慎重になり、これまでのように強硬ではなくなった」と指摘した。

さらに「言われている通り、シリア国民連立議長への(アフマド・アースィー)ジャルバーの就任をサウジは支持していた。しかしこれは悪いことではない。なぜなら、サウジアラビアは地域において影響力があるからだ…。革命の目標の達成と政権交代のための支援なら、サウジによるものであれ、カタールによるものであれ、我々は歓迎する」と付言した。

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シリア・ムスリム同胞団はツイッター(7月7日付)を通じて声明を出し、米国およびEUに対して、自由シリア軍への武器供与を求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長は、ロイター通信(7月7日付)に対して「この状況下でジュネーブに行くことは不可能だ。ジュネーブに行くことを検討するのなら、現地で強者とならねばならない。しかし我々の現状はというと、弱者だ」と述べ、反体制勢力の劣勢を理由にアサド政権との対話を拒否した。

また自身を後援するサウジアラビアがカタールに代わって反体制勢力支援を主導するようになっていることに関して「我々はこの方向に向かっている。事態は以前より良くなっている。これらの武器(サウジアラビアからの武器)はシリアにまもなく届くだろう」と述べた。

そのうえで「シリア国民支援は軍事的側面と人道的側面によって保障される。それが私の優先事項だ。先端兵器と中距離兵器を自由シリア軍と解放区に供与するために活動する」と強調し、ラマダーン月(7月9日~)であってもアサド政権との停戦に応じる意思はないと述べた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ハミーディーヤ地区などを軍が砲撃し、両地区などで反体制武装集団と交戦した。

シリア人権監視団によると、軍の攻撃により、ヒムス市ハーリディーヤ地区の60%から70%が全壊、ないしは半壊したという。

一方、SANA(7月7日付)によると、タドムル市郊外のタイバ村、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、カラービース地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市郊外で旅客バスが反体制武装集団によって襲撃され、市民1人が死亡、複数が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市などに軍が砲撃を加え、ダーライヤー市、フジャイラ村、ハジャル・アスワド市などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月7日付)によると、軍がフジャイラ村ウカイラ地区で反体制武装集団の浄化を完了、同地区の治安を回復した。

またザマルカー町、アルバイン市、ハラスター市、バハーリーヤ市、ダイル・サルマーン市、ズィヤービーヤ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、ヤルムーク区が軍の砲撃・空爆を受け、バルザ区では軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月7日付)によると、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カンスフラ村、ブサンクール村などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月7日付)によると、シュグル市、ジャーヌーディーヤ町、スッカリーヤ町、アルバイーン山、ラーミー村、ジャウバート市、ナフリーヤ市、アーファス市、ダイル・サンバル村、マアッラト・ニウマーン市、イフスィム町、マガーラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マイサルーン地区に迫撃砲弾複数発が着弾、またサブウ・バフラート地区の学校で爆発が発生した。

またザフラー町などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、シリア人権監視団は、アレッポ中央刑務所を包囲する軍と、イラク・シャーム・イスラーム国、シャーム自由人大隊が交戦し、収監者6人が死亡したと発表した。

同監視団によると、4月以来軍によって包囲されている刑務所の人道衛生状況は劣悪を極め、約120人いるとされる収監者らはネコや鳥を食べて飢えをしのいでいる、という。

他方、SANA(7月7日付)によると、アレッポ中央刑務所にマーリア・イスラーム戦線を名のる武装集団が突撃を試みたが、軍によって撃退された。

またヌッブル市、ザフラー町では、住民の協力のもと、軍が反体制武装集団を撃退し、チェチェン人を含む複数の戦闘員を殺害した。

さらにアレッポ市では、シャイフ・ヒドル地区、スライマーニーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、サラーフッディーン地区、サーリヒーン地区、アシュラフィーヤ地区、マンスーラ村、カフルダーイル村、ダフラ・カルア村、ヒルバト・アンダーン村、マンナグ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市を軍が空爆した。

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ハマー県では、SANA(7月7日付)によると、カフルヌブーダ町、カルアト・マディーク町、ハウワーシュ丘、カサービーヤ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線などの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

イラク・シャーム・イスラーム国は声明を出し、エジプトでの政変に関して「イスラーム国は、権利の獲得が力によってのみなされることを改めて知り、投票箱ではなく弾薬庫を選んだ」と発表した。

また「不正の撤廃と変革は、剣によってのみなされる。ホテル(ファナーディク)ではなく、塹壕(ハナーディク)において交渉することを強く主張する」と付言した。

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米国務省は、シリア革命反体制勢力国民連立総合委員会によるアフマド・アースィー・ジャルバー新議長選出を受けて声明を出し、新議長との協力の意思を示すとともに、反体制勢力に統合を呼びかけた。

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フランス外務省報道官は、シリア革命反体制勢力国民連立によるアフマド・アースィー・ジャルバー新議長選出を歓迎し、「自由で民主的なシリア建設のための政治的解決にいたるため、連立と協力を続ける」と表明した。

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『ハヤート』(7月8日付)は、カタール外務省高官の話として、シリア革命反体制勢力国民連立の議長らの選出を「民主的方法」を評価し、新議長との協力の意思を示すとともに、新指導のもとにすべての反体制勢力が結集するよう呼びかけた、と報じた。

AFP, July 7, 2013、al-Hayat, July 8, 2013、al-Jumhuriya, July 7, 2013、Kull-na Shuraka’, July 7, 2013, July 8, 2013、Kurdonline,
July 7, 2013、Naharnet, July 7, 2013、Reuters, July 7, 2013、SANA, July 7,
2013、UPI, July 7, 2013などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立の新議長はサウジアラビアが後援するジャルバー氏に、イドリブ県ではイドリブ自由青年連合が「アル=カーイダとつながりがある」反体制武装集団と交戦(2013年7月6日)

シリア政府の動き

アサド大統領は、アルジェリアの政治、メディア、研究関係者からなる青年使節団(アブドゥルマジード・ハーミディー団長)とダマスカスで会談した。

SANA, July 6, 2013
SANA, July 6, 2013

SANA(7月6日付)が報じた。

反体制勢力の動き

イスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会(定数114人)は、正副議長、事務局長の選挙を実施し、シリア民主主義者連合(民主ブロック、22人)のアフマド・アースィー・ジャルバー氏を新議長に選出した。

議長選挙には以下6人が立候補し、投票は5、6日の2日に分けて行われた。

ジョルジュ・サブラー暫定議長(シリア国民評議会事務局長)
ブルハーン・ガルユーン(シリア国民評議会元事務局長)
アフマド・アースィー・ジャルバー
ムスタファー・サッバーグ事務局長
ルワイユ・サーフィー(イスラーム主義者)
ズィヤード・アブー・ハムダーン

初日の第1回投票では、ジャルバーが49票、サッバーグが46票、サーフィーが10票、アブー・ハムダーンが2票を獲得、過半数を獲得した立候補者がいなかったため、決選投票の実施が決定された。

2日目に行われた決選投票では、ジャルバーが55票、サッバーグが52票を獲得し、ジャルバーの当選が決まった。

ジャルバーには、民主ブロックのほか、自由シリア軍ブロック(15人)、世俗派ら投票したという。

ジャルバーは、1969年、ハサカ県カーミシュリー市生まれ。シャンマル部族のシャイフの一人。

なお、地元評議会ブロック(14人)を代表するサッバーグは、議長職の落選により、事務局長職も失った。

クッルナー・シュラカー(7月5日付)によると、ジャルバーはサウジアラビアが、サッバーグはカタールがそれぞれ後援していた。

al-Hayat, July 7, 2013
al-Hayat, July 7, 2013

一方、副議長選挙には、以下の4人が立候補した。

スハイル・アタースィー副議長
ムハンマド・ファールーク・タイフール(シリア・ムスリム同胞団)
サーリム・ムスラト
ワースィル・シャマーリー

投票により、アタースィーは副議長に再選(76票獲得)、またタイフールが新副議長に選出された。

事務局長選挙には、以下の3人が立候補した。

ウンス・アブダ(公正建設党党首)
バドル・ジャームース
ハーディー・バフラ

第1回投票では、アブダが49票、ジャームースが42票、バフラが18票を獲得、決選投票で、ジャームースが54票を獲得して、新事務局長に当選した。

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クッルナー・シュラカー(7月6日付)によると、ミシェル・キールーが代表を務めるシリア民主フォーラムが事務局、政治局の選挙を行い、キールーが政治局メンバーから落選した。

同報道によると、選挙は3日にわたって行われ、新政治局には、リーム・ファルハ、サミール・イータ、マズィン・ガリーバが当選したという。

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シリア・ムスリム同胞団のムハンマド・リヤード・シャカファ最高監督者は、DPI(7月6日付)に対して、エジプトの政変を「軍事支配に再び戻ることは間違いで…、不安定をもたらす危険がある」と述べた。

また「我々シリアの同胞団は、アサド体制が崩壊後、民主的で自由な選挙を実施することをみなと合意しており、いかなる結果をも受け入れる…。たとえ共産党が勝ってもだ」と強調した。

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ヒムス県議会(反体制勢力の自治評議会の一つ)メンバーで反体制活動家のワースィフ・シャマーリーは、AFP(7月6日付)に対して、「シリア軍、ヒズブッラー、イランが行う猛攻撃に抗議する一方、国際社会が何もしない状況を踏まえ、(シリア革命反体制勢力国民連立への)参加資格を停止する」と発表、シリア革命反体制勢力国民連立に抗議の姿勢を示した。

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ダルアー県軍事作戦司令室は、ダルアー軍事評議会のアフマド・ファフド・ニウマ議長(大佐)を解任し、革命法廷に起訴することを決定した。

解任の理由に関して、作戦司令室は「革命家の隊列に継続的に亀裂をもたらそうと活動し、彼らの間に内乱をもたらし、彼らどうしの戦闘を煽動した」と発表した。

またニウマ議長のこうした行動ゆえに「ヒルバト・ガザーラ町とムライハ市(ダマスカス区外県が陥落」し、さらに「ハウラーン(地方)にとどまり、革命家たちとともに戦闘に参加することを拒否し、アンマンのホテルに拠点を構えた」と非難した。

『ハヤート』(7月8日付)などが報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アサーリー地区、カーブーン区周辺、バルザ区、ヤルムーク区、マイダーン地区、ナフル・イーシャ地区、南部環状道路沿いに軍が空爆・砲撃を行う一方、カダム区ブール・サイード地区に突入しようとした軍と反体制武装集団が交戦した。

またザブラターニー地区で、軍と反体制武装集団が交戦したという。

一方、SANA(7月6日付)によると、軍がカーブーン区で反体制武装集団の掃討を完了し、同地区の治安を回復した。

またバルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市、ザマルカー町などに、軍が空爆を行った。

一方、SANA(7月6日付)によると、軍がサイイダ・ザイナブ町の避難民キャンプ北西部で反体制武装集団の掃討を完了し、同地の治安を回復した。

またフジャイラ村、ハラスター市郊外、ドゥーマー市郊外、ザマルカー町、アルバイン市、バハーリーヤ市郊外、タッル市郊外、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、第15旅団基地近くの軍拠点を反体制武装集団が砲撃、またスィヒム・ジャウラーン市、ジーザ町などを軍が砲撃した。

一方、SANA(7月6日付)によると、ジャースィム市内の反体制武装集団のアジト(爆弾製造所)で爆発が起き、戦闘員10人が死亡した。

またジーザ町、西ガーリヤ村、ヌアイマ村、(東)カラク村、ムサイフラ町、サフワ村、ブスラー・シャーム市、サフワ・カムフ市、ハイト村、シャジャラ町、スィヒム・ジャウラーン市、ダルアー市内各所で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区など各所が、軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月6日付)によると、ヒムス市ワアル地区、カラービース地区、クスール地区、ワルシャ地区、バーブ・スィバーア地区、バーブ・フード地区、タドムル市、キースィーン市、カフルラーハー市、タッルドゥー市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、AFP(7月6日付)は、レバノンのベカーア県バアルベック郡マシュルーウ・カーアに面するシリア領内の国境地帯にシリア軍が土塁の建設・増強を始めたと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マアーッラト・アルティーク村で爆弾が仕掛けられた車が爆発(自爆)し、軍の兵士複数名が死傷した。

またアレッポ市アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、ハムダーニーヤ地区、タッル・リフアト市などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月6日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ヒーラーン村、ムスリミーヤ・アレッポ街道沿い、アレッポ・イドリブ街道沿い、マンナグ村、マンナグ軍時飛行場周辺、カフルダーイル村、ワディーヒー村、フライターン市、カースティールー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市ガザル地区の学校近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、軍の兵士2人が死亡、複数が負傷した。

これに関して、SANA(7月6日付)は、ハサカ市ガザル地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が死亡、5人が負傷したと報じた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ムハムバル村、マアッラト・ヌウマーン市、ラファキーヤ村、シャッターン村、サルジャ村、サンガラ市、イーナーター市、カムルミード市、アブー・ズバイル市、シャジャラ・イラーキーヤ市、バフタームーン市、ハディーディーヤ市、ブサンクール村、イフスィム町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、イドリブ自由青年連合を名のる武装集団は、「アル=カーイダとつながりがある」反体制武装集団とダーナー市で交戦し、数十人の戦闘員を殺傷、拘束したと発表した。

これに関して、シリア人権監視団は、「デモに発砲したイラク・シャーム・イスラーム国に抗議するかたちで戦闘が発生したとしたうえで、イスラーム旅団の司令官を含む2人の首を切断された遺体が発見された、と発表した。

しかしイドリブ県の活動家によると、この戦闘は「デモであったというよりは権力闘争だった」と証言した。

他方、SANA(7月6日付)によると、マジャース市、アブー・ズフール市、マサーキン市、ブワイティー市、カフルルーマー村、バーラ村、イブリーン村、バルシューン市、マガーラ村、バルユーン・ラーミー村、カフルシャラーヤー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサラーキブ市では、略奪品の分配をめぐって、反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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タルトゥース県では、SANA(7月6日付)によると、バーニヤース市郊外の農場にある反体制武装集団のアジトで、取引が禁じられてる大量の化学物質を関係当局が発見・押収した。

押収されたのは、ポリエチレングリコール79缶、モノエチレングリコール67缶、モノエタノールアミン25缶、ジエタノールアミン68缶、トリエタノールアミン42缶。

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ラタキア県では、SANA(7月6日付)によると、上ズワイク村、ダイル・ハンナー村、ワーディー・シャイハーン村、カンダースィーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、チェチェン人など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月6日付)によると、ガーブ地方で軍がシャームの民のヌスラ戦線メンバーの拠点を攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

諸外国の動き

オーストラリアとルクセンブルグが国連安保理に共同提出していたヒムス市への人道支援に関する決議案に対して、ロシアは「二重基準」だと指摘、軍が包囲するヒムス市だけでなく、反体制武装集団が包囲する他の都市にも人道支援を行うべきだと主張、決議案を拒否する姿勢を明示した。

AFP(7月6日付)が報じた。

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AFP(7月6日付)によると、シリア国内で2月前に失踪したドイツ人3人のうちの2人が遺体で発見されたとドイツ外務省が発表した。

ドイツ外務省は2人の身元については明らかにしなかったが、5月中旬にイドリブ県で誘拐されたグリューンヘルメ(Gruenhelme、緑のヘルメット)の3人のうちの2人だと思われる。

AFP, July 6, 2013、DPI, July 6, 2013、al-Hayat, July 6, 2013, July 7, 2013, July 8, 2013、Kull-na Shuraka’, July 5, 2013,
July 6, 2013, July 7, 2013、Kurdonline, July 6, 2013、Naharnet, July 6, 2013、Reuters,
July 6, 2013、SANA, July 6, 2013、UPI, July 6, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍参謀委員会副司令官が「ヒムス陥落は時間の問題」としつつ自軍の窮地を訴える、民主統一党のアサーイシュが西クルディスタン人民議会とシリア・クルド国民評議会の地元評議会の交渉を受け6月27日のデモで逮捕していた人々を釈放(2013年7月5日)

反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、反体制勢力が制圧する各地区で「大隊よ、注意し、目覚めよ」金曜日と銘打ってデモが行われ、反体制武装集団の統合、アサド政権打倒が呼びかけられた。

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ザマーン・ワスル(7月5日付)は、自由シリア軍参謀委員会副司令官でヒムス戦線司令官のファーティフ・ハッスーン大佐が、ヒムス市の人口の約30%を占めるアラウィー派とシーア派が「ヒムス市周辺の道路網を完全に掌握し…、兵站路は完全に包囲されており、武器を入れることが困難になっている」と述べたと伝えた。

ハッスーン大佐はまた「ヒムス市周辺には、レバノンからの兵站線を確保しているヒズブッラー、イランからの兵站線を確保しているアブー・ファドル・アッバース旅団がおり、ヒムス陥落は時間の問題だ」と付言した。

さらに「話題になっているのとは異なり、我々のもとに高性能兵器は届いていない…。我々を支援している国々は例外なく、条件付きで武器を供与しているだけだ。つまり、彼らはこの武器は特定の部隊に届けられねばならない、と言っているようなものだ。こうした部隊の代理人がやって来て、武器を受け取ってしまうこともある…。我々のもとには20%程度の武器が届いているだけだ」と主張した。

そのうえで「我々が保持する武器はきわめて乏しい。一戦線を武装するには不十分だ。一方、一部の部隊は必要以上の武器を持っていて、武器を供与する国々が要請しない限り戦闘に参加しない部隊もある。このことをクサイル市での戦闘で目の当たりにした。あるアラブの国が支援する部隊の一つは、その国の要請がなかったために、クサイルの戦闘に参加することを拒んだのだ。彼らが戦闘に参加していれば、クサイルは陥落しなかった」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、国連、シリアの友などに対して、軍が包囲するダルアーとヒムスへの人道回廊を設置し、「民間人を防衛するに充分な力を革命家に支援するべく緊急に行動」するよう呼びかけた。

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クッルナー・シュラカー(7月5日付)は、西クルディスタン人民議会とシリア・クルド国民評議会の地元評議会の交渉を受け、ハサカ県アームーダー市で、民主統一党のアサーイシュが6月27日のデモで逮捕した15人を釈放したと報じた。

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自由シリア軍参謀委員会は、シリア国内情勢に関する報告書をシリア革命反体制勢力国民連立総合委員会会合(4日からイスタンブールで開催)に提出、一部地域の「軍事化」への警鐘を鳴らした。

『ハヤート』(7月6日付)が報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市の旧市街、ハーリディーヤ地区など各所で、軍、国防隊がヒズブッラーの支援を受けて、反体制武装集団と交戦、また軍が砲撃・空爆を行った。

なお『ハヤート』(7月6日付)は、反体制武装集団司令官の話として、ヒムス市内(全14地区)には5月以来4,000人の戦闘員が籠城していると報じた。

一方、SANA(7月5日付)によると、ハッバート地方、ヒムス市ジャウラ・シヤーフ地区、クスール地区、ワーディー・サーイフ地区、カラム・シムシム地区、ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、カラービース地区、ハウラ地方、カフルラーヤー市、タッルドゥー市、ラスタン市、タルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、軍がアレッポ市アシュラフィーヤ地区への突入を試み、反体制武装集団が交戦した。

またハイダリーヤ地区を軍が砲撃する一方、ラーシディーン地区で反体制武装集団が軍戦車を破壊した。

このほか、ハーン・アサル市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月5日付)によると、ハーン・アサル市、マンナグ村、マンスーラ村、マーイル町、カフルハムラ村、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市ではラーシディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市シュハダー地区を軍が空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のシャウラ検問所、同市近くの高台の軍拠点などを反体制武装集団が襲撃し、戦車1輌、装甲車2輌を破壊した。

またマルバイーヤ市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月5日付)によると、ダイル・ザウル市労働者住宅地区、ハウィーカ地区、工業地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカナージブ市の街道で、反体制武装集団が旅客バスを襲撃、市民2人が死亡、複数が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ナビー・アイユーブ市、ジューズィフ市、バーラ村、イーナーター市、バルシューン市、マアッラト・ニウマーン市を軍が砲撃・空爆した。

これに対して、反体制武装集団はアリーハ市・アウラム・ジャウズ市間の街道沿いの検問所を砲撃した。

また反体制武装集団はブサンクール村の検問所でシリア軍の戦車を破壊する映像を公開した。

一方、SANA(7月5日付)によると、カフルハーヤー村、カフルシャラーヤー市、マジュダリヤー村、バルシューン市、アブー・ズフル市、イドリブ中央刑務所周辺、カフルルーマー村、カフルナブル市、ビンニシュ市、マガーラ村、マルイヤーン村、ムウタリム村、サースィム市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダーナー市では、シャームの民のヌスラ戦線と反体制武装集団が衝突し、戦闘員14人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サーミヤ村にある軍の弾薬庫が爆発した。

複数の活動家によると、この爆発は、反体制武装集団の砲撃の直後に起きた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で反体制武装集団が軍の戦車1輌を破壊した。

またマイダーン地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

このほか、カーブーン区では、軍の砲撃によって負傷していたジャーナリスト1人が死亡した。

一方、SANA(7月5日付)によると、マイダーン地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が死亡、子供3人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サイイダ・ザイナブ町周辺、ハジャル・アスワド市で軍と反体制武装集団が交戦し、ダーライヤー市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月5日付)によると、アフマディーヤ市、ザマーニーヤ市、ダイル・サルマーン市、リーハーン農場、ドゥーマー市郊外、ズィヤービーヤ町、アドラー市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャバーター・ハシャブ市、タルナジャ市、アジュラフ村、マシャーイラ村、マアルバ町などに軍が砲撃を加えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、ナワー市、ジーザ町、ブスラー・シャーム市などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月5日付)によると、ダーイル町、タファス市、ムザイリーブ町、ヤードゥーダ村、ナーフィア村、シャジャラ町、スィヒム・ジャウラーン市、ダルアー市、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

レバノンの声(7月5日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡ナビー・シート村、フドル村で、「自由シリア軍」とヒズブッラーの戦闘員が交戦した。

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LBCI(7月5日付)は、南部県サイダー郡アブラー市のサラフィー主義指導者アフマド・アスィールは、アブラー市脱出後、整形し、シリア国内に潜伏している(未確認情報)と報じた。

諸外国の動き

『ハヤート』(7月6日付)によると、FAOとWFPは5~6月にかけてシリア国内で現地調査を行い、小麦生産量が紛争前の40%に落ち込むなど、紛争により農業が深刻な打撃を被っているとの報告書を作成した。

AFP, July 5, 2013、al-Hayat, July 6, 2013、Kull-na Shuraka’, July 5, 2013、Kurdonline, July 5, 2013、Naharnet,
July 5, 2013、Reuters, July 5, 2013、SANA, July 5, 2013、UPI, July 5, 2013、Zaman
al-Wasl, July 5, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立がイスタンブールで2日間の予定で総合委員会会合を開催、アラブ部族連合を名のる組織が「ハサカ県での民主統一党による国防隊兵士2人の暗殺」を非難(2013年7月4日)

シリア政府の動き

『サウラ』(7月4日付)は、創刊50周年を記念して、アサド大統領への単独インタビューを行い、その全文を掲載した(http://thawra.alwehda.gov.sy/_View_news2.asp?FileName=63241515720130704021727)。

SANA, July 4, 2013
SANA, July 4, 2013

インタビュー記事におけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「植民地主義がシリアから出ていったときも、我々を解放したまま出ていくことなかった。植民地主義は別の方法で我々を支配するために出ていっただけであり、その方法とは、様々な新たな手段を必要とした。そうした手段のなかで最も重要なのが、分裂をもたらすような内乱を発生させることだ」。

「最も危険な真の分裂とは、アイデンティティの分裂だ。我々はみな一つのくに暮らすが、さまざまなアイデンティティを持ってしまっている。このことは一つの祖国だと我々が思っている場所に、分断された複数の祖国が存在してしまっているということを意味する…。植民地主義は、互いを拒絶するような隔絶された集団を作り出すことに一定程度成功を収めたのだ」。

「現在、結果として見ることができるこの(社会の)亀裂は、ムスリム同胞団の成長とともに生じた。独立後、シリアを含む多くのアラブ諸国において同胞団が悪しき役割を果たすことで、この亀裂は強まってしまった。彼らこそがウルーバ(アラブ性)とイスラーム教の間に根本的な亀裂を作り出し、イスラーム主義者の祖国と民族主義者の祖国という二つの祖国を作り出した」。

「我々は今日、『サウラ(革命)』紙創刊50就任を迎えた。私は当初から、今シリアで起きていることは革命ではない、と言ってきた…。真の革命は純粋に国内だけの革命でなければならず、外国とは一切関係がないはずだ…。しかし、シリアで起きていることは当初から、外的要因が顕著だった。彼らはそれを隠そうとしたが、今日それはきわめて明らかになっている。我々はシリアでああすべきだ、ああすべきでないといった多く声明が外国から発せられているのを耳にする」。

「アラブ本来のアイデンティティとは、社会的、文化的、政治的、そして宗教的に穏健なアイデンティティである…。外国がこのアイデンティティを、矛盾した二つの方向に引き裂こうすることで作り出されたのが…宗教的過激主義と西側に執着しようとする過激主義なのだ。これらはいずれもアイデンティティを破壊し、この破壊がシリアなどでの混乱をもたらしたのである」。

「シリアに敵対的な西側諸国の敵対的メディアでさえ、シリア情勢が革命ではないという真実を覆すことはできなかった。彼らはもはや革命という言葉にさえ言及していない。彼らは今、テロについて言及している。彼らは新たな段階に入ったのだ。アメリカと同様、良いテロと悪いテロを分けるという段階に。しかし革命という言葉にはもう言及しなくなった…。しかしそのことを様々な理由で認めることができない人々がいる。その一部は、おそらくはテロリストと同じ考え方、すなわち過激なタクフィール主義的思考なのだろう…。また知的盲目に苛まれている者もいる。こうした者は自分の目で見ても、知性をもってそれを見ようとはしない」。

「シリアはジハードが行われる土地とはならなかった。ジハードとは善のためのジハードである。それは祖国や啓示を護り、それに基づき建設、発展を行うべきものである…。シリアで起きていることはそもそも、こうしたジハードの概念に反するものだ…。今起きていることはシリアをテロの土地にしようとするものだ。それにはさまざまな理由があるが、テロとは混沌という名の肥料によって成長、増殖する…。またこうしたテロを支援する諸外国がある」。

「こういったワッハーブ主義的タクフィール主義者が行っていることは、預言者が啓示の前後に行ったこととどれほど似通っているというのか?」

「(クサイル地方は)レジスタンスの後背地に関わる場所だ。レジスタンスは、真の深層部分がなくして強力ではあり得ず、シリアはレジスタンスの深層なので。この地は…シリアとレバノン、とりわけレジスタンスとの関係において戦略的な意味を持っている。こうした状況ゆえ、レジスタンスが同地、さらにはシリアに関わる戦闘を行うために存在する必要があるのだ。それ(クサイルでの戦闘へのレジスタンスの参加)は必要なことなのだ。我々はこのことに躊躇しないし、隠しだてもしないし、恥じることもない」。

「国家(アサド政権)が宗派主義的環境の創出に寄与するということは、国家がシリア社会の分断に寄与していることを意味する。つまり、国家は祖国の分断をめざしていることになる。しかし、これはシリアを統合するために我々が各地で行っている戦闘と一致することなのか?…国家は複数の多数派によって支えられている。しかしそれは、民族的多数派、宗派的多数派、宗教的多数によってではなく、国民の多数派によってである…。国民の多数派が国家を支えてきたのであり、多数派について言及するのであれば、それはすべての宗派が包摂されているのが当然で、少数派から国民の多数派が構成されることなどあり得ない」。

「残念ながら…、我々が現在耳にする宗派主義的な言説の多くは、過激なタクフィール主義者だけでなく、世俗主義者を自負する人々によっても発せられている。我々は今日、宗派主義について言及する二つの集団を前にしている。第1に、自ら世俗主義的だと名のり、宗派主義は宗教と矛盾せず、信仰の自由を意味すると言う集団。第2に、宗教の本質…について知らない無理な人々である…。宗教への無知こそが、宗派主義的思考をもたらすのだ」。

「エジプトで起きていること…はいわゆる政治的イスラームの崩壊だ…。政治、ないしは特定集団のために宗教を持ち出し、利用してきた者は世界のどこでも退陣するだろう…。ムスリム同胞団の支配の経験は始まる前に頓挫した。なぜなら、こうした支配は人々の性格と合致することがないからだ。同胞団の計画は実際のところ、アラブ世界に内乱を引き起こすことをめざした偽善に満ちた計画で、意識の高い社会では持続し得ない」。

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アサド大統領は2013年法律第18号を施行し、2012年法律第29号が定める無許可での両替に対する罰則(罰金刑)を強化した。

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『ハヤート』(7月5日付)は、複数の消息筋の話として、バアス党が近くシリア地域の「縮小大会」を開催する予定だと報じた。

大会には、シリア地域指導部、中央委員会メンバーらが参加し、地域指導部メンバーの刷新などが決定される見込みだという。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立がイスタンブールで総合委員会会合を開催した。

al-Hayat, July 5, 2013
al-Hayat, July 5, 2013

5月にシリア民主主義者連合(民主ブロック)の代表メンバーへの新規参加が決定されて以降、初となる会合には、同連合のミシェル・キールー代表らも参加した。

会合は2日間の予定で、議長、事務局長、政治委員会メンバー(11人)、移行期政府首班の選出するほか、ジュネーブ2会議、欧米諸国による反体制勢力への武器供与への姿勢が改めて審議される予定だという。

アフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長の後任の選出をめぐっては、ジョルジュ・サブラー暫定議長、ブルハーン・ガルユーン(シリア国民評議会元事務局長)、ルワイユ・サーフィー(シリア国民評議会)、アフマド・アースィー・ジャルバー(シリア民主主義者連合)らが立候補すると思われている。

またガッサーン・ヒートゥー暫定首班の後任としては、アフマド・トゥウマが最有力だという。

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サラフィー主義者と思われる軍服姿の反体制活動家がビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?v=cjb4F9YQXvQ)を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県で活動する複数の武装集団が「第四師団ダマスカス護衛隊」を名のる連合組織を結成したと発表、首都ダマスカスを「軍事戦闘活動地域」に指定したと宣言し、住民に「即時退去と安全な地域への移動」を呼びかけた。

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アラブ部族連合を名のる組織が声明を出し、ハサカ県で民主統一党が国防隊の兵士2人を暗殺したと非難した。

暗殺されたとされる兵士は、タイイ部族の子息だという。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆、またバルザ区、カーブーン区で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月4日付)によると、バラームカ地区で、労働省のラーカーン・イブラーヒーム次官の自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、次官が負傷、病院に搬送された。

またドゥワイラア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲1発が着弾し、市民3人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ザマーニーヤ市、ハラスター市、カラムーン山地一帯郊外、ムウダミーヤ・シャーム市を軍が砲撃・空爆した。

一方、SANA(7月4日付)によると、フジャイラ村、ドゥーマー市郊外、ナブク市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャバーブ・フダー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市にある国立病院の検問所の大部分を反体制武装集団が制圧、これに対して、軍はウマリー・モスク周辺を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルヌブーダ町を軍が砲撃する一方、ハマー市各所で軍が逮捕摘発活動を行った。

一方、SANA(7月4日付)によると、ガーブ地方のバドリーヤ農場で、軍が特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市、ヒムス市各所で、軍と反体制武装集団が交戦、また軍が砲撃を行った。

一方、SANA(7月4日付)によると、タドムル市、ヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラ・シヤーフ地区、クスール地区、ハーリディーヤ地区、ラスタン市郊外、マシュジャル・ジャヌービー市、タッルドゥー市、ザアフラーナ村、タルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市とイドリブ市を結ぶ幹線道路沿いで軍と反体制武装集団が交戦、反体制武装集団はブサンクール村内の同街道にかかる第2の橋を破壊した。

またムウタリム村、アウラム・ジャウズ市、カフルナブル市などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月4日付)によると、クーリーン村、アブー・ズフール市、ブサンクール村、カフルシャラーヤー市、アルバイーン山、ムウタリム村、サルジャ村、カフルルーマー村、マガーラ村、マルイヤーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、リビア人、サウジ人、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアーファス村では、反対対武装集団どうしが略奪品の分配で衝突、複数の戦闘員が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラーシディーン地区で、軍と反体制武装集団が交戦し、後者の司令官が死亡した。

またブスターン・アスル地区、アシュラフィーヤ地区、イザーア地区、ハムダーニーヤ地区では、子供1人を含む複数人が殺害された。

このほかハーン・アサル市で、反体制武装集団が軍の拠点を迫撃砲で攻撃した。

一方、SANA(7月4日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ハーン・アサル市、マンスーラ村、マアーッラト・アルティーク村、アターリブ市、マンナグ村、マーイル町、ズィラーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、マイダーン地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区などが、軍の砲撃を受けた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、軍がラッカ市住民に対して反体制武装集団との戦闘を支援するよう呼びかけた。

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ラタキア県では、SANA(7月4日付)によると、ラビーア町、ジュッブ・アフマル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 4, 2013、al-Hayat, July 5, 2013、Kull-na Shuraka’, July 4, 2013、Kurdonline, July 4, 2013、Naharnet,
July 4, 2013、Reuters, July 4, 2013、SANA, July 4, 2013、al-Thawra, July 4, 2013、UPI, July 4, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領がインタビューのなかでエジプト情勢を「いわゆる政治的イスラームの崩壊」と評する、ロシアはヒムス市で包囲されている市民への人道支援を受け入れるようシリア政府に求める決議案の審議を延期するよう求める(2013年7月3日)

シリア政府の動き

アサド大統領は『サウラ』紙のインタビューに応じた。

SANA, July 3, 2013
SANA, July 3, 2013

SANA(7月3日付)によると、アサド大統領はエジプト情勢に関して「いわゆる政治的イスラームの崩壊」と位置づけ、「政治、ないしは特定集団のために宗教を持ち出し、利用してきた者は世界のどこでも退陣するだろう」と述べた。

そのうえで「ムスリム同胞団の支配の経験は始まる前に頓挫した。なぜなら、こうした支配は人々の性格と合致することがないからだ。同胞団の計画は実際のところ、アラブ世界に内乱を引き起こすことをめざした偽善に満ちた計画で、意識の高い社会では持続し得ない」と付言した。

『サウラ』(7月3日付)によると、インタビュー全文は7月4日号に掲載される。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、『インディペンデント』(7月3日付)のインタビューで、「米国は自らが武器供与する過激派を制御などできない…。反体制派に資金や武器を供与しているが、彼らを制御できず、誰も米国には耳を傾けていない。米国は2年間、彼らを統合しようとしてきたが、分裂は進み、この半年、事態はシリア政府に有利に動いている」と述べた。

また、デヴィッド・キャメロン首相とウィリアム・ヘイグ外務大臣に関して「過激派に武器を供与し、軍事バランスが彼らにとって有利に傾くと考えているとは、まったく愚かで間違っている」と非難した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のジョルジュ・サブラー暫定議長は滞在先のドーハで声明を出し、4日にイスタンブールで開催予定の連立総合委員会会合に関して、「互いに対立するのではなく、体制に対抗するコンセンサスに達した反体制勢力でありたい…。もしコンセンサスに達しなければ、深刻な分裂が生じるだろう」と警鐘を鳴らした。

一方、国内情勢に関しては、反体制武装集団の劣勢を「イラン、ヒズブッラーの部隊、イラクが派遣したマーリキー(イラク首相)の部隊の侵略」の結果だと断じ、「シリア国民に武器を供与するための計画を依然として期待している」と述べ、西側諸国に武器供与を求めた。

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ハビーブ・ムスタファー旅団は声明を出し、アブー・バッシャール・サクバーに代えて、ハールーン・ラシード旅団司令官のアブー・ハサンを副司令官に任命したと発表した。

ハビーブ・ムスタファー旅団はダマスカス郊外県で活動する反体制武装集団の連合体で、2013年2月3日、ダマスカス県アダウィー街道・バグダード街道交差点の検問所を襲撃した。

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俳優のジャマール・スライマーンは声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立加入後の連立の活動に不満の意を示し、辞意を表明した。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ムライハ市周辺、アルバイン市、サクバー市、ナシャービーヤ町、ダーライヤー市、ザマルカー町、ハジャル・アスワド市などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を行った。

これに対し、反体制武装集団はクタイファ市の軍第155旅団の本部に砲撃を加えた。

一方、SANA(7月3日付)によると、アイン・タルマー村、アルバイン市、ハラスター市、ドゥーマー市、ヤブルード市、ワーディー・アアワジュ地方で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カッサーア地区のジョルジュ・フーリー広場に迫撃砲が着弾した。

一方、SANA(7月3日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアマーラ地区の住宅街とカッサーア地区のカルーロス教会に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人が負傷した。

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『ハヤート』(7月4日付)によると、シリア軍のヘリコプターが、イドリブ県ザーウィヤ山で、反体制武装集団に「投降」を呼びかけるビラ(通行許可書)を散布した。

al-Hayat, July 4, 2013
al-Hayat, July 4, 2013

ビラには「残されたチャンスを活かせ。正しい判断を下せ。自らを危険に曝すな。家族とともにいることがあなたのためになる。武器を棄て、最寄りの検問所に直ちに出頭せよ」と書かれているという。

シリア人権監視団によると、ラーミー村、ムハムバル村、ラタキア・アレッポ街道沿いなどで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月3日付)によると、カフルシャラーヤー市、アーリヤ市、マーニア市、ブサンクール村、ムウタリム村、タッル・マルディーフ市、ブワイティー市、ハーン・サブル市、シャイフ・ダーミス市、カフルバッティーフ市、カフルアウム市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のラサーファ地区、ハミーディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、旧空港地区、マリーイーヤ村などで、軍と反体制武装集団が攻撃、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月3日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、工業地区、スィーニマー・フアード地区、フワイジャ地区、ジスル・スィヤーサ地区、ブーサイード村、フワイジャ・マリーイーヤ村、マリーイーヤ村、ムーハサン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャイフ・イスラーム大隊、アブー・バクル・スィッディーク大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村で、軍と反体制武装集団が交戦、後者の司令官1人が死亡した。

また軍は、アレッポ国際空港周辺を空爆した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、ハムダーニーヤ地区で、軍と反体制武装集団が交戦、複数の消息筋によると、反体制武装集団は軍のラーシディーン地区で戦車2輌を破壊、ハムダーニーヤ地区とハーン・アサル村を結ぶ街道やダマスカス・アレッポ国際幹線道路を遮断、アレッポ国際空港街道に向かって兵を進めたという。

このほか、マイサルーン地区に複数の迫撃砲が着弾、カーティルジー地区で軍に逮捕された市民1人の遺体が発見された。

一方、SANA(7月3日付)によると、マーイル町、フライターン市、マンナグ村、アレッポ中央刑務所周辺、アレッポ市旧市街各所(ウマイヤ・モスク南部など)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市マイダーン地区の住宅街に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、子供2人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市南部、ムザイリーブ町、シャイフ・ミスキーン市、ブスル・ハリール市を軍が砲撃・空爆した。

一方、SANA(7月3日付)によると、(東)カラク村、シャブラク村、ナースィリーヤ村、ヌアイマ村、タファス・ダーイル街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムザイリーブ町の街道で、反体制武装集団が略奪品の分配をめぐって衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ラタキア県では、SANA(7月3日付)によると、サーキヤ・クルト村、ズワイク村で、軍がシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、SANA(7月3日付)によると、マナーヒール地方で、軍が反体制武装集団のアジトを攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、対イラク国境に近いタッル・ブラーク町を軍が空爆した。

一方、SANA(7月3日付)によると、タッル・ブラーク町、ヒッティーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アクラブ町、ラターミナ町などで、軍と反対し武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月3日付)によると、カルアト・マディーク町、カフルヌブーダ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市郊外のバイダー町に軍が突入した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、旧市街などへの砲撃を軍が続けた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャッバー村周辺を軍が砲撃した。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はアルジェリア紙『ハバル』(7月3日付)のインタビューで、「考えられているのとは異なり、我々にはシリアにおいて戦略的狙いなどない。自分たちの意思を押し付けるために影で人形を操ってもいない。我々がめざしているのは、シリア人が自分たちの将来を民主的に、そして主権に基づいて決定できるようになることである」と述べた。

またラブロフ外務大臣は「我々はシリアの内紛に干渉はしない…。我々は明確、かつ無条件にテロ行為や過激な行為、とりわけ宗教・宗派的憎悪を動機とする犯罪を…非難する」と付言した。

さらに「我々は前提条件を示して対話のテーブルに着くことを拒むすべての者が行っていることに同意しない。彼らは事態をさらなる対立、暴力、流血に導き、力尽くで現体制を崩壊させるという欲望を実現しようとしているだけだ」と強調した。

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『ハヤート』(7月4日付)は、安保理の外交筋の話として、ヒムス市で包囲されている市民への人道支援を受け入れるようシリア政府に求める決議案(英国提案)の審議の「延期」をロシアが求めたと報じた。

AFP, July 3, 2013、al-Hayat, July 4, 2013、The Independent, July 3, 2013、Kull-na Shuraka’, July 3, 2013, July 4, 2013、Kurdonline,
July 3, 2013、Naharnet, July 3, 2013、Reuters, July 3, 2013、SANA, July 3,
2013、al-Thawra, July 3, 2013、UPI, July 3, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

第四機甲師団司令官のマーヒル・アサド准将が反体制派掃討作戦で大きな成果を上げていることが明らかに、米国務長官「(ジュネーブ2会議の開催は)EUなどにとって8月は非常に困難」(2013年7月2日)

シリア政府の動き

ダマスポスト(7月2日付)は、複数の消息筋の話として、マーヒル・アサド准将がアレッポ県での「嵐作戦」やヒムス県解放作戦を指揮し、大きな成果を上げていると報じた。

同消息筋は「マーヒル・アサド准将は、一歩一歩武装部隊を進め、前進し、武装集団を殲滅している。アレッポでの戦闘で反体制勢力を撹乱したのち、ヒムスでの作戦を成功裏に進めた…。第四師団の司令官として、ヒムス市での戦闘を早急に終えるよう指揮をしており…、第四師団は戦闘を終わることのできる力を充分持っている…。アレッポでも第四機甲師団の部隊にさらなる努力を行うよう指示を下しており…、アレッポ市南部の郊外などで大勝利を収め、アレッポ包囲は同市の治安回復に資するだろう」と述べた。

反体制勢力の動き

『ハヤート』(7月2日付)は、アレッポ市内で活動する反体制サラフィー主義者「アレッポ・シャリーア委員会フィルドゥース地区センター)がフェイスブックを通じて、ヒジャーブをまとっていない女性の外出を禁じるとのファトワーを発し、一部住民の怒りを買っていると報じた。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長は『ハヤート』(7月3日付)のインタビューに応じ、そのなかで国際社会に対して飛行禁止空域を設置し、アサド政権の拠点に軍事的「外傷」を与えるべきだと述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立の最高教育委員会は声明を出し、周辺諸国および「解放区」で2013年度の高校修了試験を実施すると発表した。

声明によると、試験は、8月15日から29日にかけて実施される。

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『ハヤート』(7月3日付)は、複数の活動家の話として、アレッポ県、イドリブ県で、反体制武装集団が最近供与されたとされる赤外線誘導ミサイルを使用し、シリア軍の戦車20輌以上を破壊した、と報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市の制圧をめざす軍が、ハーリディーヤ地区、カーヒラ地区、バーブ・フード地区に対して砲撃・空爆を継続、また反体制武装集団と交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

またワアル地区では、軍の拷問などにより市民2人が死亡したという。

このほか、タルビーサ市、タッルドゥー市に、軍が砲撃を加え、市民2人が死亡した。

一方、SANA(7月2日付)によると、ヒムス市のバーブ・フード地区、ジャウラ・シヤーフ地区、カルアト・ヒスン市、ラスタン市、タルビーサ市、ガントゥー市、タッルドゥー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市バーブ・クブラー地区、マハッタ地区、シャイフ・アンバル地区、ジャラー地区、カラーマ地区、バーシューラ地区に軍が突入し、逮捕摘発活動を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ブサンクール村で反体制武装集団が橋(ラタキア県とアレッポ県を結ぶ橋)を爆破し、また市内にある軍の検問所を破壊した。

一方、軍はハザーリーン村などに砲撃を加えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、カフルアンマ村、ハーン・アサル村、アブザムー市、サフィーラ市、ナイラブ航空基地周辺、タッル・ハダーラ村、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区で軍と反体制武装集団が交戦、双方に死傷者が出た。

一方、SANA(7月2日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マーイル町、フライターン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、アグユール地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊する一方、反体制武装集団はバーブ・ファラジュ地区に迫撃砲を撃ち、市民4人を殺害、6人を負傷させた。

このほか、タッル・リフアト市では、トルコから送られてきた資金や武器・装備の分配をめぐって反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。またアレッポ市ブスターン・カスル地区でも、略奪品の分配をめぐって、反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区郊外で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月2日付)によると、ジャウバル区で軍が反体制武装集団の掃討を続け、同地区の大部分を制圧、治安を回復した。

またバルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、カッバース地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民3人が死亡、13人が負傷、さらにカーブーン区でも同様に迫撃砲弾が着弾し、子供を含む10人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カフルバトナー町、ムライハ市、ドゥーマー市、ザバダーニー市、ヤブルード市郊外、ザマルカー町、バイト・ジン市、ヤルダー市などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加え、複数人が死傷した。

一方、SANA(7月2日付)によると、アドラー市、ドゥーマー市、ザバダーニー市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、ハーン・シャイフ・キャンプおよび周辺一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、リビア人戦闘員など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヤブルード市では、略奪品の分配をめぐって、シャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスル・ハリール市、ダルアー市の国立病院周辺などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

またElaph(7月2日付)は、中東地域の複数の治安当局高官の話として、中国からの情報提供により、米国製の武器を積載してヨルダンからシリアに潜入した貨物車輌をシリア軍が空爆・破壊した、と報じた。

一方、SANA(7月2日付)によると、シャクラー村で、略奪品の分配をめぐって、反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月2日付)によると、ダイル・ザウル市のジュバイル地区、ウルフィー地区、シャイフ・ヤースィーン地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アブー・バクル・スィディーク大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

ジョン・ケリー米国務長官がロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がASEAN安全保障会議参加のために訪問中のブルネイで会談し、シリア情勢などについて協議した。

90分にわたる会談後、ケリー国務長官は、「早急に(ジュネーブ2)大会を開催することで合意した」としつつ、「EUなどにとって8月(開催)は非常に困難だ」と述べた。

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国連の潘基文事務総長は、軍によるヒムス市包囲により、2,500人の民間人が市内にとり残されていると述べ、軍および反体制武装集団の双方に民間人が犠牲にならないよう努力を尽くすよう呼びかけた。

AFP, July 2, 2013、DamasPost, July 2, 2013、Elaph, July 2, 2013、al-Hayat, July 2, 2013、July 3, 2013、Kull-na Shuraka’, July 2, 2013、Kurdonline,
July 2, 2013、Naharnet, July 2, 2013、Reuters, July 2, 2013、SANA, July 2,
2013、UPI, July 2, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主的変革国民調整委員会が「全ての当事者への武器供与の停止を求める国連安保理決議の採択」を呼びかけるなか、軍・治安部隊がヒムス市内の複数区に対する攻勢を強化し米国務省はこれを非難(2013年7月1日)

反体制勢力の動き

民主的変革国民調整委員会は声明を出し「すべてのアラブ人・外国人戦闘員の出国、両当事者への武器供与の停止を求める国連安保理決議の採択」を呼びかけた。

声明は、ハサン・アブドゥルアズィーム代表とカレル・シュワルツェンベルグ外務大臣との会談後に発表された。

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シリア革命反体制勢力国民連立のジョルジュ・サブラー暫定議長ら在外の反体制活動家がカタールのドーハで、タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー新首長と会談した。

タミーム首長と会談したのは、サブラー暫定議長、アブドゥルバースィト・スィーダー・シリア国民評議会前議長、ファールーク・タイフール(シリア・ムスリム同胞団)。

会談でタミーム首長は「シリア国民に対する支援政策を継続し、シリア問題を最優先事項とする」ことを確認した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長は『ラアユ』(7月1日付)に、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊、イエメンのフースィー派、イラク人戦闘員がアサド政権側についてシリア国内の戦闘に参加していると述べた。

しかしマーリフ委員長はこの数字の根拠については示さなかった。

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「クサイルのこだま」作戦司令室を名のる組織はビデオ声明を出し、シーア派住民が住むアレッポ県ヌッブル市、ザフラー町の「解放」を決意したうえで、「流血のない平和的解決のための(停戦)項目に…応じない場合、両村の軍および武装集団への軍事行動を開始する」と最後通告を出した。

同声明によると、停戦項目は、「殺戮…を行った軍の殺人者とシャッビーハの身柄引き渡し」、「両村に政権が供与した武器の反体制勢力司法当局への引き渡し」、「政権からの離反の宣言」、「体制との関係断絶の誓約」など6項目からなる。

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ザマーン・ワスル(7月1日付)は、複数の地元消息筋の話として、反体制勢力の自治司法組織、アレッポ西部郊外裁判所(アレッポ県ダール・イッザ市)が、アンサール旅団司令官を批判する記事を書いた反体制ジャーナリストのアブドゥッラー・マルイー氏を逮捕したと報じた。

同報道によると、マルイー氏はアターリブ市で発行されている『ズィー・カール』紙にアンサール旅団の地元司令官の「アブー・バクル」を非難する記事を書いていた。

この記事を受け、アブー・バクルはアターリブ市の裁判所に告訴し、マルイー氏は逮捕された。

シリア政府の動き

シリア人権ネットワークによると、ダマスカス郊外県のサイドナーヤー刑務所などの実情を伝える記事をフェイスブックなどを通じて公開していた「フィラスティーン・ヤウム」元記者のビラール・アフマド・ビラール氏が逮捕され、軍事裁判所で禁固15年の有罪判決を受けた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区などで、軍と反体制勢力が激しく交戦、ハミーディーヤ地区、バニー・スィバーイー地区、ハーリディーヤ地区、旧市街などに対して、軍が集中的に砲撃を行った。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ヒムス市での2日間の戦闘で、軍および国防隊の兵士32人が死亡したという。

また同監視団によると、ヒムス市のバーブ・アムル地区で市民1人が軍に狙撃され、死亡した。

このほか、ハウラ地方などに対して、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(7月1日付)によると、カルヤタイン市郊外のアイン・ジャヌービーヤ農場、アイン・シャルキーヤ農場で軍が反体制武装集団の掃討を完了、治安を回復した。

またヒムス市では、ハーリディーヤ地区、カラービース地区、バーブ・フード地区、クスール地区などで、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃、破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

このほか、タッルドゥー市、カフルラーハー市、ガントゥー市、ラスタン市、ダール・カビーラ市、マヒーン町、タイフール村、タルビーサ市、タドムル市郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ザブーラ市の文化センター近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、複数の消息筋によると、軍に所属する約60人が死亡した。

しかしSANA(7月1日付)は同市での爆発により、市民3人が死亡したと報じた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がブサンクール村の検問所(ラタキア市・アリーハー市間)を制圧した。

また反体制武装集団は、マアスィア検問所(ムハムバル村)などの制圧を試みたが、対する軍はブサンクール村、ムハムバル村一帯を空爆した。

このほか、バルシューン市、アブディーター村、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月1日付)によると、カニーヤ村、マアッラトミスリーン市、サラーキブ市、ビンニシュ市、ムウタリム村、マアッラト・ニウマーン市、カフルナブル市、ハーン・サブル市、サルジャ村、イフスィム町、マアッラディブスィー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ中央刑務所周辺などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

アレッポ市のシャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区、裁判所地区、カルア地区、マイダーン地区などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月1日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マンナグ航空基地周辺、マンナグ村、アルカミーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ジャンドゥール交差点、カーディー・アスカル地区、旧市街、カーティルジー地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ラサーファ地区、ハウィーカ地区、ブーサラヤー地区、ジュバイラ地区、工業地区、マリーイーヤ村、ムーハサン市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月1日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、マリーイーヤ村、ムーハサン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダイル・ザウル市内では、シャームの民のヌスラ戦線を含む複数の反体制武装集団が略奪品の分配をめぐって衝突、複数の戦闘員が死傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アッバースィーイーン広場周辺に、迫撃砲弾1発が着弾、またカーブーン区、バルザ区では、軍と反体制武装集団の交戦により、後者の戦闘員2人が死亡した。

一方、SANA(7月1日付)によると、カフルスーサ区の駐車場に迫撃砲弾が着弾した。

この爆発に関して、クッルナー・シュラカー(7月2日付)は、シャーム旅団が総合情報部内で爆弾を爆発させ、同部付の士官6人を殺害、32人を負傷させたと報じた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市、ドゥーマー市、ムウダミーヤト・シャーム市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月1日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、アルバイン市、バハーリーヤ市、カースィミーヤ市、ハルブーン市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月1日付)などによると、カーミシュリー市のマディーナ・シャバーブ近くで爆弾が爆発し、少女1人が死亡、8人が負傷した。

一方、SANA(7月1日付)によると、タッル・ハミース市郊外などで、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(7月1日付)によると、シャイフ・ミスキーン地方、ナースィリーヤ村、シャブラク村、アイン・フライハ市、タスィール町、ムザイリーブ町、ダルアー市、インヒル市、ダルアー市郊外の避難民キャンプなどで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人戦闘員、ヨルダン人戦闘員など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月1日付)によると、ラビーア町、バイト・アワーン村で、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃・破壊、外国人戦闘員ら複数の戦闘員を殺傷した。

諸外国の動き

GCC定例外相会議が開かれ、シリア情勢などについて協議された。

会議終了後に発表された声明では、アサド政権がヒムス市で「ヒズブッラーの民兵、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援のもと…民族・宗派浄化」を行おうとしていると非難、国連安保理に対して、「シリア国民の自衛を支援するため」の迅速な行動を求めた。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は声明を出し、ヒムス市の治安回復に向けたシリア軍の攻勢を「平和への回復には無関心で、数万人の無実の人々を殺戮し、数百万人の人々に人道支援が届くのを阻止しようとしている」と非難、アサド政権に「野蛮な攻撃の停止」、「暴力の停止と責任者の処罰」を求めた。

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米国務省は声明を出し、ヒムス市の治安回復に向けたシリア軍の攻勢に関して、「ヒムスとダマスカス一帯での無実の民間人に対するアサド政権の継続的攻撃を非難する」としたうえで、国際社会に攻撃停止と人道支援を求めるよう呼びかけた。

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ロイター通信(7月1日付)によると、『グローバル・タイムズ』紙など中国政府系の複数メディアは、新疆ウィグル自治区でイスラーム国家(東トルキスタン)の建設を目指す過激なイスラーム主義者が、2012年からトルコ経由でシリアに潜入し、シリアの反体制武装集団に加わり、軍との戦闘を行っていると報じた。

同報道によると、シリアの反体制勢力も新疆ウィグル自治区への戦闘員の潜入や軍事教練などを支援しており、そのことが同自治区の混乱を助長しているという。

AFP, July 1, 2013、al-Hayat, July 2, 2013、Kull-na Shuraka’, July 1, 2013, July 2, 2013、Kurdonline,
July 1, 2013、Naharnet, July 1, 2013、al-Ra’y, July 1, 2013、Reuters, July 1, 2013、SANA, July 1, 2013、UPI, July 1, 2013、Zaman al-Wasl, July 1, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主統一党のムスリム共同党首が一昨日発生した同党への要撃の背後にシリア・クルド国民評議会がいることを示唆、EU・GCC諸国は外相会議後に発した共同声明のなかで「ヒズブッラーなどによるシリアでの軍事作戦への参加」を批判(2013年6月30日)

シリア政府の動き

アサド大統領は、18歳以下の幼児・未成年を戦闘に参加させた者に10年から20年の禁固刑、ないしは300万シリア・ポンドの罰金刑に処するための刑法改正を定めた2013年法律第11号を施行した。

反体制勢力の動き

シリア・イスラーム戦線は声明を出し、ハサカ県アームーダー市のデモに対する民主統一党アサーイシュの弾圧を「平和的座り込みを排除するため直接発砲し、平和的参加者を殺戮、脅迫した」と非難、「体制の手先である犯罪者を近く、処罰することを約束する」と発表した。

またシリア・イスラーム戦線は、アームーダー市でのデモ弾圧が、人民防衛隊と、武装集団、ないしはサラフィー主義集団の交戦の結果だとする民主統一党の発表を拒否するよう呼びかけた。

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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、ハーヴァール通信(6月30日付)のインタビューに応じ、そのなかで、ハサカ県アームーダー市での28日のデモや民主統一党要撃の背後にシリア・クルド国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長がいると疑った。

ムスリム共同党首は「人民防衛隊戦闘員を要撃した集団と彼が無関係だと希望するが、彼は国家反逆罪を犯している…。我々はスィーダーが関与しなければよかったと思っている」と述べた。

一方、ジュネーブ2会議に関して、ムスリム共同党首は、クルド最高委員会ではなくシリア革命反体制勢力国民連立を通じて、クルド人の代表者を大会に参加させようとしていた米国の方針を拒否していたことを明らかにした。

そのうえで「クルド最高委員会を選ばない(代表として)者は、クルド人民を代表できない。それゆえに我々はジュネーブ2に参加し、大会でクルド人民を代表しようと計画している。クルド人の意思から逸脱したいかなる在外の者も、クルド人を代表できない」と主張した。

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シリア国民評議会は声明を出し、エジプト、レバノン、ヨルダン、トルコに滞在するシリア人に対して、これらの国の内政に干渉しないよう呼びかけた。

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シリア自由人旅団は声明を出し、アレッポ市ブスターン・カスル地区で、軍事情報局の支持を受け、自由シリア軍内で諜報活動を行っていた「アブー・ウマル」を名のるスパイを摘発したと発表した。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍がヒムス市ハーリディーヤ地区と旧市街に対して集中的に空爆・砲撃を加え、他の地区との分断を試みた。

一方、SANA(6月30日付)によると、カルヤタイン市周辺、ヒムス市ハーリディーヤ地区、クスール地区、カラービース地区、ジャウラ・シヤーフ地区、ダーラ・カビーラ市、ガントゥー市、ラスタン市、タルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(7月1日付)によると、反体制武装集団がヌッブル市上空を飛行中のシリア軍のヘリコプターを赤外線誘導方式の地対空ミサイルで攻撃、撃墜した。

SANA(6月30日付)によると、ヘリコプターに乗っていた6人が死亡、そのなかには、学校の学年末試験の問題を運ぶために同乗していたアレッポ県教育局の職員もいたという。

このほか、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市、マーイル町が、軍の空爆を受けた。

またアレッポ市では、シリア人権監視団によると、旧市街各所、ブスターン・カスル地区などで軍と反体制武装集団が交戦、ザバディーヤ地区には迫撃砲が着弾した。

一方、SANA(6月30日付)によると、マンナグ村、マーイル町、アウラム・クブラー町、アブティーン村、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、サイフ・ダウラ地区、ザバディーヤ地区で、軍が反体制武装集団と交戦、両地区の制圧を進め、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。さらに、カーディー・アスカル地区、旧市街でも、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バーラ村、マアッラト・ハルマ村、バンシュ市などに対して、軍が砲撃を行い、女性、子供を含む3人と、戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(6月30日付)によると、ビンニシュ市、ブワイティー市、サルジャ村、マアッラトダブサ市、カフルルーマー村、カフルシャラーヤー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第17師団基地周辺、フナイズ村で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月30日付)によると、軍がアイン・イーサー地方で反体制武装集団の掃討を完了し、同地方の治安を回復した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で、軍と反体制武装集団が交戦し、反体制武装集団の司令官が死亡した。

一方、SANA(6月30日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ハミーディーヤ地区、工業地区、アルディー地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマヤーディーン市では、シャームの民のヌスラ戦線を含む反体制武装集団どうしが略奪品の分配をめぐって交戦し、双方に死傷者が出た。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャルムーフ市、タッル・ハミース市・カーミシュリー市間のバフリー農場で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月30日付)によると、カラーマ村、カーナー村、アリーシャ村、カーミシュリー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、クッルナー・シュラカー(6月30日付)によると、カーミシュリー市でアームーダー市との連帯を呼びかける反民主統一党デモが行われ、約100人が参加した。

このデモに対して、民主統一党のアサーイシュが介入、デモを排除した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍と反体制武装集団が交戦し、複数の迫撃砲弾が軍警察署、総合情報部第211課などに着弾した。

一方、SANA(6月30日付)によると、バルザ区のスワイダ、タッラ・ミスターフの両街区で、軍が反体制武装集団の掃討を完了し、治安を回復した。

またカーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続けた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市の市庁舎近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、治安要員複数名が死傷した。

またドゥーマー市、ナシャービーヤ町、ダイル・サルマーン市、ムライハ市、ヒッラーン・アワーミード村、アイン・タルマー村、ダーライヤー市郊外などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月30日付)によると、ドゥーマー市、ハラスター市、ダイル・サルマーン市、ハーミスィーヤ市、ズィヤービーヤ町、ナブク市東部、ランクーシュ市、カーラ市、アドラー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団、ドゥーマー殉教者旅団メンバー、外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、反体制活動家によると、ダルアー市郊外の対ヨルダン国境地帯に位置する軍の「第37ポイント」を反体制武装集団が制圧した。

一方、SANA(6月30日付)によると、ジャースィム市郊外、ジッリーン村、ナースィリーナ市、スィースーン市、シャブラク村、シャジャラ町、ダルアー市郊外の避難民キャンプで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムサイフラ町では、反体制武装集団どうしが略奪品の分配をめぐって交戦し、20人以上が死傷した。

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ラタキア県では、SANA(6月30日付)によると、ドゥーリーン村の反体制武装集団の拠点を軍が攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線に属すムハージリーン・イラー・アッラー大隊の司令官らを殲滅した。

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ハマー県では、SANA(6月30日付)によると、反体制武装集団がイドリブ県ザーウィヤ山からジューリーン村に向けてロケット弾を発射し、住居、森林、畑で火災が発生した。

またムーリク市では、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

EUとGCCはバーレーンの首都マナーマで第23回合同外相会議を開催し、シリア情勢などについて協議した。

会議後、EUとGCCは共同声明を発表し、「ヒズブッラーなど外国の部隊のシリアでの軍事作戦への参加」を批判、「シリア危機の早急な政治的正常化と、すべての当時者がこの目的を実現するために積極的に貢献することが火急に必要…ジュネーブ2会議を成功させるための条件を作り出すべくあらゆる努力を行うことを誓約」すべきだと表明した。

これに先だって、GCCは29日から30日にかけて外相会議を開き、ヒズブッラー、イラン・イスラーム革命防衛隊の介入、アサド政権へのロシアの無制限な軍事支援を非難する声明を出していた。

なおEUとGCCの共同声明に関連して、サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣は「シリア政府への武器供与阻止…、シリアからの外国の占領軍の撤退」を求めるとともに、「シリアのレジスタンスは、今や正統性を失った体制と戦っているのではなく、外国の占領者に対する熾烈な戦争を行っている」と述べ、シリアの紛争を執拗にスンナ派対シーア派の宗派対立として位置づけようとした。

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『ハヤート』(7月1日付)は、複数の消息筋の話として、米上院武器問題特別委員会のメンバー2人が近く、ヨルダンとトルコを訪問し、両国高官と、シリアの反体制勢力への武器供与の可否に関する意見交換を行うと報じた。

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イラン軍のハサン・フェイルーズ・アーザーディー参謀長は、「シリアの合法的な政権に対するテロリストの活動を支援するいわゆるシリアの友連絡グループは、アル=カーイダに依存して孤立したカタールの主張の末路を教訓としなければならない…。それは最近カタールで開催されたシリアの友の会合の全出席者の末路を映し出している」と述べた。

メフル通信(6月30日付)が報じた。

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イラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領は報道官を通じて声明を出し、ハサカ県アームーダー市でのデモや人民防衛隊要撃を受けて緊張が高まる民主統一党とシリア・クルド・イェキーティー党などの関係に関して、「西クルディスタンのいかなる問題における意見の相違の解決に武力が行使されることを拒否する」との意思を示した。

AFP, June 30, 2013、al-Hayat, July 1, 2013、Kull-na Shuraka’, June 30, 2013、Kurdonline, June 30, 2013、Naharnet, June 30, 2013、Reuters, June 30, 2013、SANA, June 30, 2013、UPI, June 30, 2013などをもとに作成。

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民主統一党のムスリム共同党首が「武装集団の進入を阻止するためにアームーダー市への通行を禁止している」と述べつつ、シリア・クルド国民評議会によるシリア革命反体制勢力革命連立への参加交渉に自党が一切関与していないことを明らかに(2013年6月29日)

反体制勢力の動き

民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は『ハヤート』(6月30日付)に、人民防衛隊がハサカ県アームーダー市を保護下に置いており、武装集団の進入を阻止するために同市への通行を禁止していると述べた。

また28日のアームーダー市でのデモに関して、シリア・クルド・イェキーティー党など一部のクルド人組織が反民主統一党の煽動を行うために誇張していると非難した。

一方、シリア・クルド国民評議会のシリア革命反体制勢力革命連立への参加交渉に関して、「クルド人の名のもとに対話を行うのを認められた唯一の当時者だと主張するが、それは誤りだ」としたうえで、民主統一党がこの交渉に一切関与していないことを明らかにした。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ロシア、イラン、ヒズブッラーがヒムス市攻撃に「あからさまに介入」していると主張、またアサド政権が化学兵器を使用しようとしていると警鐘を鳴らした。

また、シリアの友連絡グループに対して、飛行禁止空域を設置し、「政府軍の拠点に的確な軍事的打撃」を与えるよう求めた。

国内の暴力

『ハヤート』(6月30日付)は、軍がヒムス県ヒムス市完全制圧、ハマー県とアレッポ県分断、そしてアレッポ市制圧に向けて攻勢を激化させた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区、ブスターン・ディーワーン地区に対して、軍が砲撃・空爆を激化させた。

また軍は四方からヒムス市に進軍、ハーリディーヤ地区、サフサーファ地区、ワーディー・サーイフ地区、バーブ・フード地区、ジャウラ・シヤーフ地区で軍と反体制武装集団が激しく交戦、バーブ・ドゥライブ地区に進入しようとした軍戦車を反体制武装集団が破壊した。

一方、SANA(6月29日付)によると、軍がヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、ワルシャ地区、カラービース地区、ジャウラ・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区に進軍し、複数の反体制戦闘員を殲滅、その拠点を制圧した。

また、タドムル市郊外、ラスタン市、キースィーン市、ガジャル村、タルビーサ市、カルヤタイン市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ヒムス市アッバースィーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民3人が死亡、6人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃・空爆を行った。

一方、SANA(6月29日付)によると、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアマーラ地区の学校、カーブーン区のフマースィーヤ通商工業統合社に迫撃砲弾が複数発着弾した。死傷者は出なかった。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤ・シャーム市などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月29日付)によると、アドラー市郊外、ドゥーマー市、シャイフーニーヤ村郊外、ハラスター市、フサイニーヤ町、ズィヤービーヤ町、ダイル・サルマーン市、フジャイラ村で、軍が反体制武装集団の拠点・武器庫などを攻撃・破壊し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ガブガーブ市内のバアス党支部周辺の検問所数カ所を反体制武装集団が襲撃した。

一方、SANA(6月29日付)によると、スィヒム・ジャウラーン市、シャブラク村、スィースーン市、ジッリーン村、アーリヤ市、ラフィード市などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバー(ヨルダン人)など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(6月29日付)によると、シャワーギラート市、アルカミーヤ村、アイン・ダクナ村、マンナグ航空基地周辺、アレッポ中央刑務所周辺、カフルハラブ市、ワディーヒー村、アウラム・スグラー市、ナッカーリーン村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、マルジャ地区、カーディー・アスカル地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、「シャリーア委員会」メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月29日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月29日付)によると、ムウタリム村、カフルシャラーヤー市、マアッラト・ニウマーン市、サルジャ村、マアッラトシューリーン市、カフルルーマー村、ブワイティー村、アブー・ズフール市、ウンム・ジャリーン村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(6月29日付)によると、ハサカ市の裁判所前で反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、市民1人が死亡、7人が負傷した。

レバノンの動き

北部県トリポリ市のバッカール地区・ジャバル・ムフスィン地区間で衝突があり、2人が死亡、6人が負傷した。

AFP(6月29日付)が報じた。

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レバノン国軍は声明を出し、シリア領内で「自由シリア軍」にレバノン軍兵士が身柄拘束されたとして公開されたビデオや写真について、「ねつ造だ」と否定した。

諸外国の動き

『ハヤート』(6月29日付)は、ヒズブッラー・イラク機構が、イランで義勇兵を教練し、シリアに派遣しようとしていると報じた。

バスラ県出身の元民兵によると、「主にバスラ県とバグダード県出身の若者数百人」の教練・派遣が予定されているが、「イラク政府との調整、協力のもとに行われていない」という。

AFP, June 29, 2013、al-Hayat, June 29, 2013、June 30, 2013、Kull-na Shuraka’, June 29, 2013、Kurdonline,
June 29, 2013、Naharnet, June 29, 2013、Reuters, June 29, 2013、SANA, June
29, 2013、UPI, June 29, 2013などをもとに作成。

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ハサカ県で民主統一党の治安部隊が同党によって拘束中の逮捕者の釈放を求める座り込みに対して発砲、仏紙がダマスカス県ジャウバル区とダマスカス郊外県グータ地方でサリンガスが使用されたと断定(2013年6月28日)

反体制勢力の動き

パリを活動拠点とする自由シリア軍参謀委員会政治広報調整官のルワイユ・ミクダードは、『ハヤート』(6月28日付)に対して、「自らの土地のために戦う革命家と英雄がいるなか、シリア国民は、兵器、食糧、資金、薬など、マンパワー以外のあらゆる支援を必要としている…。問題は装備であって、数ではない」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立を脱会したアフマド・ムアーッズ・ハティーブ前議長は『ハヤート』(6月29日付)に対して、NATO軍によるパトリオット・ミサイルの配備を増強することで「安全回廊」(飛行禁止空域)を設け、シリア国民の保護を拡充すべきだと述べた。

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シリア人権監視団は声明を出し、27日のダマスカス県バーブ・トゥーマー地区で発生した自爆テロに関して、調査の結果、爆発は即席爆弾によるもので、自爆犯だと思われていた男性は犠牲者だったと発表した。

また爆発の直後に、現場に迫撃砲弾が2発撃ち込まれたことも明らかにした。

国内の暴力

ハサカ県では、『ハヤート』(6月29日付)などによると、アームーダー市で、民主統一党が拘束中の逮捕者の釈放を求める座り込みに対して、治安部隊(アサーイシュ)が発砲し、3人が死亡した。

これに関して、アサーイシュは、座り込みに参加したシリア・クルド・イェキーティー党とシリア・クルド・アーザーディー党の支持者が、人民防衛隊を襲撃し、部隊が応戦を余儀なくされたと非難した。

一方、シリア・クルド国民評議会は声明を出し、評議会加盟政党の事務所を襲撃したアサーイシュとデモ参加者が衝突し、死者が出たと発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カラク村が軍の砲撃を受け、女性6人と子供4人の合わせて10人が死亡した。

またブスラー・シャーム市、ダルアー市各所、ワーディー・ヤルムークに対して軍が砲撃を加えたほか、ジャースィム市などで軍と反体制武装集団が交戦した。

さらに、同監視団によると、ダルアー市内にあるビナーヤート検問所を反体制武装集団が2週間におよぶ包囲の末に制圧した。

制圧に際して、反体制武装集団は、検問所前で爆弾を積んだ車を爆発させ、兵士多数を死傷させた。

なお、反体制武装集団は、インヒル市でも爆弾を仕掛けた車を爆発させ、複数の軍兵士を死傷させた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市、ドゥーマー市、ザマルカー町、ダイル・サルマーン市、ムウダミーヤト・シャーム市、サイイダ・ザイナブ町、などを軍が砲撃した。

また、同監視団によると、ハラスター市の男性16人が、軍刑務所での拷問を受けて死亡、家族が遺体を引き取りに来るよう連絡を受けた。

一方、SANA(6月28日付)によると、ズィヤービーヤ町、フサイニーヤ町、フジャイラ村、バフダリーヤ村郊外、シャイフーニーヤ村、アイン・タルマー渓谷、カフルバトナー町、ザマルカー町、アルバイン市、ダイル・サルマーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、使徒末裔大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャバター・ハシャブ市、トゥルナジャ村を軍が砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市、ダミーヤ市、ジャルニーヤ市で、軍が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月28日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、カラービース地区、タルビーサ市、ガントゥー市、バイト・ハッジュー市、カルア・ヒスン市、キースィーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、キンサバー村、サルマー町などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(6月28日付)によると、フルワ村、グナイミーヤ村、ラビーア町で、軍がシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃・破壊、戦闘員を殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がヌッブル市、ザフラー町にある軍の拠点を攻撃する一方、軍はサフィーラ市、サービキーヤ村、ワディーヒー村、マンナグ航空基地周辺を砲撃・空爆した。

一方、SANA(6月28日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、バービース村、マンスーラ村、アナダーン市、ハイヤーン町、マンナグ村、アルカミーヤ村、カフル・アントゥーン村、ニブル市、マンナグ航空基地周辺、タッル・リフアト市、フライターン市、マーイル町で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タブカ航空基地周辺の反体制武装集団が軍の砲撃を受けた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ラサーファ地区、ムーハサン市などで軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

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ダマスカス県では、SANA(6月28日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月28日付)によると、ジャーヌーディーヤ町、ミシュミシャーン市、バスラ-ムーン市、アルバイーン山、ラーム・ハムダーン市、ムウタリム村、サラーキブ市、マアッラト・ニウマーン市、カフルナブル市、カフルルーマー村、ハイシュー市、カトルーン村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、反体制勢力への武器供与に関して「(ジュネーブ2)大会の趣旨に反する」と述べ、西側諸国を批判する一方、「西側などが支援する反体制勢力はシリア政府が降伏に同意しない限り会議に出席しないと述べた」とし、アサド政権の退任を対話の前提条件としている反体制勢力の姿勢を非難した。

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『ル・モンド』(6月28日付)は、同紙記者2人がシリア国内から持ち出したとされる尿、毛髪、衣服のサンプルの分析により、2013年4月と5月にダマスカス県ジャウバル区とダマスカス郊外県グータ地方で、サリンガスが使用されたとの最終結果が出たと報じた。

同紙によると、これにより、少なくとも13人が負傷したという。

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ドイツの支援団体、グリューンヘルメ(Gruenhelme、緑のヘルメット)の創設者、ルパート・ヌーデック氏は、同団体の職員3人がイドリブ県で5月中旬に誘拐され、現在も行方不明であることを明らかにした。

ヌーデック氏が発表した声明によると、5月14日の深夜から15日未明にかけて、トルコとの国境に近いイドリブ県ハーリム市で、団体の職員3人が誘拐されたという。

ヌーデック氏はまた、「ドイツ国内のメディアが(事件を)一切報道していないことに、非常に驚いている。だが、これ以上黙っているわけにはいかない」と語っている。

同団体は、シリア北部のインフラ再建と医療活動を支援するため、数か月前からこの地域に職員を派遣している。

AFP, June 28, 2013、al-Hayat, June 28, 2013、June 29, 2013、Kull-na Shuraka’, June 28, 2013、Kurdonline, June 28, 2013、Le Monde, June 28, 2013、Naharnet, June 28, 2013、Reuters, June 28, 2013、SANA, June 28, 2013、UPI, June 28, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県の旧市街バーブ・トゥーマー地区にあるマリアム教会近くで自爆テロが発生するなか、CIAが「穏健」な反体制武装集団を軍事支援するためヨルダンへの武器搬入を開始したと報じられる(2013年6月27日)

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(6月28日付)などによると、旧市街バーブ・トゥーマー地区にあるマリアム教会近くで自爆テロが発生し、市民4人が死亡、複数人が負傷した。

Naharnet, June 27, 2013
Naharnet, June 27, 2013

OTV(6月27日付)によると、自爆テロは、レバノンから帰国したギリシャ正教アンタキア総主教区のヨハネ10世ヤーズジーの車列が総主教区の本部に入った直後に発生した。

一方、シリア人権監視団は、自爆テロが、キリスト教地区内のシーア派の慈善施設を狙ったものだと断じ、スンナ派対シーア派という対立を煽った。

またシリア人権監視団によると、アミーン通りに面する旧市街に迫撃砲弾が2発、またルクンッディーン区にも迫撃砲弾1発が着弾したが、死傷者はなかった。

このほか、バルザ区、カダム区、ジャウバル区、カーブーン区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

他方、SANA(6月27日付)によると、バルザ区、カーブーン区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、ザマーニーヤ市、アフマディーや市、ザバダーニー市、ムライハ市、ハルブーン市郊外、ヤルダー市、ハジャル・アスワド市で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(6月27日付)によると、ハラスター市、ザマルカー町、アルバイン市、ドゥーマー市郊外、バハーリーヤ市、ダイル・サルマーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市各所、サイダー町、西ガーリヤ村で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月27日付)によると、ダルアー市ハマーディーン地区、サッド地区、ムハイヤム地区、シャブラク村、スィースーン市、タファス市、ヌアイマ村、ナスィーブ村、サイダー町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区、ラスタン市、タッルカラフ市、ガントゥー市、カルヤタイン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続けた。

複数の反体制活動家によると、軍が奪還、治安回復したタッルカラフ市内では、15人が「戦場処刑」され、家々が破壊されたという。

しかし、SANA(6月27日付)によると、タッルカラフ市および周辺の村の住民が同市で、治安回復を祝い、軍による武装テロ集団掃討支持を訴える行進・集会を行った。

行進・集会には、ヒムス県のアフマド・ムニール・ムハンマド知事も参加した。

またSANA(6月27日付)によると、軍がカルヤタイン市で反体制武装集団の掃討を完了し、治安を回復した。

このほか、タッルドゥー市、カフルラーハー市、タラス市、フーシュ・ターリブ市、ザマーミール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ガドファ村、マアッラト・ヌウマーン市、マアズーラ村、バーリア村、バフターヌーン村、カフルミード村、イラーキーヤ村、ブサンクール村、バシーリーヤ村、ムハムバル村、カフルナブル市などで、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市中心部にある県庁舎に軍の迫撃砲弾が着弾し、複数名が死亡し、またラーシディーン地区では軍と反体制武装集団が交戦した。

このほか、アシュラフィーヤ地区では「クルド戦線大隊」を名のる武装集団が軍の拠点で爆弾を爆発させ、複数の兵士を殺傷、またハムダーニーヤの軍士官学校を迫撃砲で攻撃した。

一方、SANA(6月27日付)によると、マンナグ軍事基地周辺、タナブ村、タータムラーシュ村、アレッポ中央刑務所周辺、アブティーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ダウワール・ハイダリーヤ地区、カラム・マイサル地区、サーフール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で政権を支持する武装集団によって医師が殺害された。

またダイル・ザウル市ラサーファ地区など各所を軍が砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月27日付)によると、サラーキブ市、ビンニシュ市、ズアイニーヤ市、ダーマー市、タイイバート村、アーリヤ市、バシーリーヤ市、ブサンクール村、カフルシャラーヤー市、マアッラトミスリーン市、サクラジャ市、マアスラーン市、マアッラト・ニウマーン市、カフルナブル市、イドリブ中央刑務所で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(6月27日付)によると、カタフ・リマール村、マフミーヤ・ファルラク村、ラビーア町、シュルーク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、チェチェン人戦闘員ら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クルド・オンライン(6月27日付)によると、アームーダー市で、民主統一党人民防衛隊兵士の乗った車を武装集団が襲撃、兵士1人が死亡した。

これに関して、民主統一党人民防衛隊は声明を出し、ハサカ市とダルバースィーヤ市を結ぶ街道の安全確保のために行われたサッド・シャルキー地方での反体制武装集団浄化作戦を終えて基地に帰還途中だった部隊が、アームーダー市で「武装した傭兵集団」に襲撃されたと発表した。

シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(6月27日付)は、信頼できる消息筋の話として、シリア政府が先週、北朝鮮の軍機術者を受け入れた(未確認情報)と報じた。

同報道によると、北朝鮮の軍記述者のなかには、防空ミサイル、電波妨害などの専門家からなるという。

反体制勢力の動き

シリア・クルド国民評議会国民渉外関係委員会(アブドゥルハミード・ダルウィーシュ委員長)の使節団がイスタンブールでシリア革命反体制勢力国民連立幹部と会談した。

使節団が会談したのは、ムスタファー・サッバーグ事務局長、ガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班、ジョルジュ・サブラー暫定議長。

会談で使節団は、シリア革命反体制勢力国民連立に対して、クルド人の権利を承認するよう求めたが、複数の消息筋によると、連立側は、「自分たちはそうしたことを実行する政府ではないが、協力の用意はある」との消極的だったという。

『ハヤート』(6月28日付)が報じた。

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シリア民主主義者連合のミシェル・キールー代表は、『シャルク・アウサト』(6月27日付)に対して、紛争激化に伴い「軍閥」が台頭し、「革命」運動を脅かしていると指摘、西側諸国が軍事支援しようとしている自由シリア軍参謀委員会に対して、こうした「軍閥」に武器を供与しないよう呼びかけた。

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アサーラ・ワ・タンミヤ戦線を名のるダイル・ザウル県の武装集団に拉致されているシリア軍兵士12人(アラウィー派)が、当局によって拘束中の逮捕者と自らの「捕虜交換」を行うため、アサド政権に圧力をかけるよう地中海岸地方の住民に対して呼びかけるビデオがインターネットを通じて配信された。

『ハヤート』(6月28日付)が報じた。

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「ヒムス市および同郊外記者連合」なる組織が声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍参謀委員会に対して、ヒムス県での軍の攻勢に対抗するため現地での反体制活動に参加するよう呼びかけたうえで、4日以外に行動がなされなければ、独自の活動を行うと離反の意思を示した。

諸外国の動き

『ウォール・ストリート・ジャーナル』(6月27日付)は、CIAがシリアの「穏健」な反体制武装集団を軍事支援するため、ヨルダンへの武器の搬入を開始したと報じた。

同報道によると、武器の搬入には約3週間を要し、軽火器、対戦車ミサイル、さらには地対空ミサイル(MAN-PADS)などを供与したうえで、2週間かけて反体制武装集団の教練を行う予定だという。

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相と電話会談を行い、シリア情勢などについて協議、「危機の政治的正常化のための努力を調整するために準備を行う意思を互いに表明」した。

RT(6月27日付)が報じた。

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国連安保理はUNDOFの活動を6ヶ月間延長することを決定した。

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シリアでの化学兵器使用に関する国連調査団がトルコ入りした。

ロイター通信(6月27日付)などが報じた。

AFP, June 27, 2013、al-Hayat, June 28, 2013、Kull-na Shuraka’, June 27, 2013、Kurdonline, June 27, 2013、Naharnet, June 27, 2013、OTV, June 27, 2013、Reuters, June 27, 2013、SANA, June 27, 2013、al-Sharq al-Awsat, June 27, 2013、UPI, June 27, 2013、The Wall Street Journal, June 27, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・クルド国民評議会がイスタンブールで会合を開きシリア革命反体制勢力国民連立を含む反体制組織との関係を強化することで合意、国連では米英が「シリア政府によって10回化学兵器が使用された」と主張していたことが明らかに(2013年6月26日)

反体制勢力の動き

ロンドンで活動する反体制組織のシリア人権監視団は、2013年3月以降のシリアでの紛争による死者数が、100,191人に達したと発表した。

死者の内訳は以下の通り:

民間人:50,200人(うち児童は5,144人、18歳以上の女性は3,330人、反体制武装集団の戦闘員は13,539人)
離反兵:2,015人
軍兵士:25,407人
人民諸委員会、国防隊、「シャッビーハ」、親政権の諜報工作員:17,311人
身元不明者:2,571人
シリア人以外の外国人戦闘員および身元不明の戦闘員:2,518人
ヒズブッラーの戦闘員:169人

シリア人権監視団による死者数の分類は、反体制武装組織の戦闘員を民間人に分類する一方、政権支配地域での互助会・自警団である人民諸組織と犯罪集団であるシャッビーハをまとめて集計するなどといった偏りが見られる。

しかしこの分類からは、反体制勢力の死者数に対して、民間人とアサド政権支持者の死者数が多いことが分かる。

なお上記の死者数には、10,000人以上の逮捕者・行方不明者、さらには軍兵士および親政権武装集団の死者2,500人以上は含まれていない。

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シリア・クルド国民評議会の国民渉外関係委員会がイスタンブールで会合を開き、シリア革命反体制勢力国民連立をはじめとする国内外の反体制組織との関係を強化することで合意した。

シリア・クルド進歩民主党のアブドゥルハミード・ダルウィーシュ書記長が『ハヤート』(6月27日付)に対して明らかにした。

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元共和国護衛隊准将のフィラース・トゥラースはフェイスブック(6月26日付)で、「アブー・バナート」が率いるチェチェン人武装集団を「反革命的」と断じ、アレッポ県で武装闘争を指導するアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐(自由シリア軍アレッポ軍事評議会前議長)、アブドゥルカーディル・サーリフ(タウヒード旅団司令官)、アブー・バクル(ファトフ旅団司令官)に対して彼らを追放するよう呼びかけた。

「アブー・バナート」は2013年4月にアレッポ県でキリスト教主教2人を誘拐・拉致した実行犯と目されている。

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『クドス・アラビー』(6月26日付)は、軍を離反したザイド・トゥラース空軍大佐の情報として、シリア政府には戦闘可能な戦闘機が90機しか残っていない(未確認情報)、と報じた。

トゥラース大佐によると、シリア政府はかつては350機以上の戦闘機を保有していたという。

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民主的市民国家のためのシリア人外交官連合は24日と26日に声明を出し、ラマー・イスカンダル、ハイサム・フマイダーンの2人が外務在外居住者省を「離反」したと発表した。

クッルナー・シュラカー(6月26日付)が報じた。

国内の政治勢力の動き

シリアの与野党使節団がイランを訪問し、サイード・ジャリーリー国家安全保障最高会議書記、アミーン・ホセイン・アミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣らと会談した。

使節団は、野党のファーティフ・ジャームース(平和的変革の道潮流)、マーヒル・ムルヒジュ(シリア国民青年党書記長)、与党のファイサル・アズーズ人民議会議員(バアス党)、フサイン・ラーギブ人民議会議員(無所属)、ターリフ・アフマド(シリア民族社会党)、アラー・アラファート(国民意思党)、マーリヤー・サアーダ人民議会議員(無所属)、バルウィーン・イブラーヒーム(国民青年公正成長党書記長)、アーディル・ナイーサ(変革解放人民戦線)、ムイハンマド・ムティーウ人民議会議員(バアス党)。

クッルナー・シュラカー(6月26日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ザバダーニー市、ムウダミーヤ・シャーム市、シャイフーニーヤ村、ズィヤービーヤ町、サイイダ・ザイナブ町、フサイニーヤ町、ドゥーマー市で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(6月26日付)によると、アドラー市および同市周辺、ザマルカー町、アルバイン市、ハラスター市、ダイル・サルマーン市、カーラ市、ナブク市、ハルブーン市郊外、ザバダーニー市、ダーライヤー市、ヤブルード市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市、タドムル市郊外のシャーイル・油田で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、ヒムス市カラービース地区、ハーリディーヤ地区、クスール地区、タドムル市郊外、キースィーン市、ラスタン市、タルビーサ市、ダイル・フール村、ウユーン・フサイン市、ガントゥー市、バイト・ハッジュー市、ガジャル村、サフワーニーヤ村、アブー・イーリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(6月26日付)によると、ハサカ市南部で、軍がシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃、破壊し、複数の戦闘員を殲滅した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カルアト・マディーク町、ジュナイナ村、トゥッファーハ村、バイユード村、ハムダーニーヤ村、ジュッブ・ハンタ村などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、サルジーヤ村、イーサー村、タルファーウィー村、ラスム・ワルド村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジャーヌーディーヤ町、マアッラトミスリーン市、カニーヤ村、ハントゥーニーン村、ムアスラーン村、ラーミー村、ナフラ市、マアッラー市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、ジャーヌーディーヤ町、ハーッジ・ハンムード農園、ダイル・ウスマーン市、カニーヤ村、マアッラ・ミスリーン市、タッル・トゥーカーン市、マアッラト・ヌウマーン市、ナフラ村、ラーミー村、ラウズ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル市、ザフラー町周辺、バヤーヌーン町、ダービク村、アアザーズ市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

アレッポ市シャイフ・マクスード地区、ハイダリーヤ地区、ザフラー地区、ラーシディーン地区、サラーフッディーン地区、アシュラフィーヤ地区、ライラムーン地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

またシリア人権監視団は、ハーン・アサル市だとされる場所で、アラビア語のフスハーを話すチェチェン人と思われる武装集団が、住民の前で男性2人を「体制に協力した」として処刑する映像が送られてきたと発表した。

一方、SANA(6月26日付)によると、マンスーラ村、マンナグ航空基地周辺、アルカミーヤ村、カフルアントゥーン市、マーリキーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市ではサーフール地区、ラーシディーン地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市の検問所などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、ジャースィム市、タファス市、ダルアー市郊外の避難民キャンプで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、軍がカーブーン区を空爆、またバルザ区、カダム区で反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、カーブーン区にあるカーブーン第3変電所が反体制武装集団の攻撃を受け、従業員1人が死亡、3人が負傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第17師団基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市を軍が空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市工業地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

レバノンの動き

MTV(6月26日付)などレバノンの複数のメディアは、南部県サイダー郡アドラー市での軍によるサラフィー主義武装集団の掃討に関して、シリアへの逃走が一時報じられた指導者のアフマド・アスィールが依然としてサイダー郡内に潜伏していると報じた。

諸外国の動き

AP(6月27日付)は、複数の駐ニューヨーク外交官の話として、米国と英国が国連に「シリア政府によって10回化学兵器が使用された」と主張する一方、反体制勢力による化学兵器保有および使用に関する「いかなる証拠も発見できなかった」との報告を行ったと報じた。

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クウェートを訪問中のジョン・ケリー米国務長官は「過激派が強力になり、テロの可能性が増えれば、地域にとって事態はさらに危険なものになる」と述べたうえで、「シリア情勢において、軍事的解決はなく、我々は外交的解決をめざさねばならない」と強調した。

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イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ゴラン高原の占領地でのイスラエル軍の訓練を視察し、「我々がここで行っている訓練は、理論的なものではない。我々をめぐる情勢は急速に緊張している。事態は混乱、急変しており、我々はこれに対して備えなければならない」と述べた。

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ヨルダンの内務省が声明を出し、フサイン・マジャーリー内務大臣がアン・リチャード米国務次官補(人口・難民・移民担当)に対して、「人道的観点に基づき、ヨルダンは避難民に対して(対シリア)国境を封鎖することはない」と伝えたことを明らかにした。

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フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、アレッポ県地元評議会の使節団と会談した。

使節団は、アレッポ県議会のヤフヤー・ナアナーア議長、アフマド・アズーズ県地元評議会議長、アブドゥルカリーム・アニースから構成されていた。

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ロシア日刊紙『ヴェドモスチ』(6月26日付)は国防省消息筋の話として、「タルトゥースには、軍人、国防省の民間職員のいずれも残っていない…。シリアの紛争に関連する危険を軽減するため職員の退避を決定した」と報じた。

AFP, June 26, 2013、al-Hayat, June 27, 2013、Kull-na Shuraka’, June 26, 2013、Kurdonline, June 26, 2013、Naharnet, June 26, 2013、al-Quds al-ʻArabi, June 26, 2013、Reuters, June 26, 2013、SANA, June 26, 2013、UPI, June 26, 2013などをもとに作成。

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サウジアラビア外相が米国務長官とジェッダで会談、記者会見では「イランとヒズブッラーの介入に対して沈黙するわけにはいかない」との意向を示す(2013年6月25日)

シリア政府の動き

アサド大統領は、シリア国内に不法入国するすべての者を、禁固1~5年の実刑ないしは500万~1,000万シリア・ポンドの罰金刑に処することを定めた2013年法律第9号を施行した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は、カタールのハマド・ビン・ハリーファ首長の退位とタミーム・ビン・ハマド皇太子の新首長就任に合わせて声明を出し、新首長誕生への祝辞を述べるとともに、「アラブ諸国民の権利を支援するカタールの原則姿勢の継続においてさらなる成功を収める」ことを望むと発表し、支援の継続を要請した。

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ザマーン・ワスル(6月25日付)は、シリア・ムスリム同胞団の一部活動家がイスタンブールで「民主的」で「穏健」な政党の結成を準備していると報じた。

同報道によると、新党結成の動きは、ムハンマド・ワリードが、キリスト教徒のライムーン・マアジューンらとともに推し進めているという。

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自由シリア軍のアブドゥルハミード・ウマル・ザカリヤー大佐は、ムスタクバル・チャンネル(6月25日付)に対して、「自由シリア軍参謀委員会は、数ヶ月前に声明を出し、バッサーム・ダーダーとの関係を否定している」と述べ、レバノン南部県サイダー郡アドラー市のサラフィー主義者シャイフ、アフマド・アスィールが自由シリア軍の保護を受け、シリア領内に逃走したとのダーダーの発言を否定した。

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『ハヤート』(6月25日付)は、アレッポ県で、女子大学生らが「我らが母アーイシャ大隊」と名のる反体制武装集団を結成し、自由シリア軍の戦闘員とともに戦闘に参加すると発表したと報じた。

「我らが母アーイシャ大隊」の参加者によると、同大隊はいかなる反体制武装集団にも属さないが、自由シリア軍参謀委員会とともに戦うという。

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反体制活動家のリーバール・アサド(アサド大統領のいとこ)は、ニューヨークでの『ハアレツ』(6月25日付)記者とのインタビューで、シリアのサラフィー主義武装勢力を「ナチスよりも極悪」と非難、米国などが反体制勢力に武器供与を行えば、トルコやイスラエルをも巻き込んだ「地域戦争」に発展すると警鐘を鳴らした。

リーバール・アサドは「彼ら(サラフィー主義者)は、中東各地に反乱を拡散しようとしている。彼らを止めることができなければ、結果として地域戦争が生じ、トルコやイスラエルに及ぶだろう…。ワシントンはこの宗派戦争のいかなる勢力にも与するべきではない…。過激派に武器を供与するのではなく、米国はロシア、中国と協力し、挙国一致政府樹立に向けた国際合意を結ぶべきだ」と述べた。

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『テレグラフ』(6月25日付)は、アサド大統領のおじで反体制活動家のリフアト・アサド前副大統領が、パリの邸宅を7,000万ユーロで売却したと報じた。

この邸宅はパリの一等地に位置し、7階建てで資産価値は1億ユーロ。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区に軍が砲撃を行う一方、アダウィー地区に迫撃砲弾が着弾し、複数の市民が負傷した。

また複数の反体制消息筋によると、ダマスカス大学医学部に治安部隊が突入し、複数の学生を逮捕、連行した。

一方、SANA(6月25日付)によると、ジャウバル区、バルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、ダイルハビーヤ市、ドゥーマー市、アルバイン市、ヤルダー市、アドラー市、ヤブルード市郊外、ハルブーン市、ハムーリーヤ市、ザバダーニー市などで軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃・空爆を加えた。

またバイト・サフム市、シャブアー町近くで大きな爆発が2度発生した。

一方、SANA(6月25日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市、アドラー市、アルバイン市、ナブク市、ハルブーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団で複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、第15旅団基地周辺、ダルアー市で軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(6月25日付)によると、ダルアー市各所、シャブラク村、ムザイラア市、ナーフィア村、ハイト村、スィヒム・ジャウラーン市、ジャニーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、タウヒード旅団で複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、タルナジャ市、ジャバーター・ハシャブ市、カフターニーヤ市、ハミーディーヤ市、バアス市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダイル・フール村、ラスタン市、カルヤタイン市、ダーラ・カビーラ市、スッカリーヤ町、タッルカラフ市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(6月25日付)によると、タッルドゥー市、カフルラーハー市、タイバ村、カルヤタイン市、タルビーサ市、バイト・スワイス市、タドムル市南部、タッルカラフ市郊外、スッカリー村、ラスタン市、タッルダハブ市、ダイル・フール村、ウンム・ダワーリー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ラーミー村、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(6月25日付)によると、ジャーヌーディーヤ町、カストゥーン村、ダルクーシュ町、アリーハー市、カフルナーヤー市、アウラム・ジャウズ市、ラーミー村、イドリブ中央刑務所周辺、マアッラトミスリーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、チェチェン人戦闘員など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サイフ・ダウラ地区、マアーディー地区、ラーシディーン地区、アシュラフィーヤ地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

またアレッポ中央刑務所周辺でも、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月25日付)によると、マンナグ航空基地、アイン・ダクナー市・アアザール市間の街道、マンスーラ村、フライターン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ハイダリーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第17師団基地で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マリーイーヤ村で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月25日付)によると、ダイル・ザウル市サイフ・ヤースィーン地区、工業地区、ハウィーカ地区、マリーイーヤ村、ムーハサン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(6月25日付)によると、スライジーヤ村、ファトラーウィー村、ラスム・ティーナ村、ジャズダーニーヤ村、カフルヌブーダ町、ラスム・ワルド市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(6月25日付)によると、シャフルーラ村、ズワイク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣は、ジェッダでジョン・ケリー米国務長官と会談し、シリア情勢などについて協議した。

会談後の記者会見で、サウード・ファイサル外務大臣はシリアを「占領地以外の何ものともみなしえない」と形容し、「イランとヒズブッラーの介入に対して沈黙するわけにはいかない」と述べた。

またアサド政権が「正統性を失っているがゆえ」に、同政権がシリアの現在、そして未来に参与することをサウジアラビアは拒否する、と述べた。

そのうえで国際社会が「シリア政府の武器が増強されることを阻止する」必要があると強調する一方、「シリア国民に対する国際社会の保護、あるいは彼らの自衛を可能とするような軍事的支援の評価をめぐって手をこまねく」べきではないとの見解を示した。

これに対して、ケリー米国防長官は、米国が反体制勢力に対して実質的な支援を拡充するべく行動していると述べつつ、支援内容の詳細についての言及を避けた。

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バラク・オバマ米大統領はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相と約1時間にわたり電話会談を行い、シリア情勢について協議した。

ホワイトハウスによると、この会談で、オバマ大統領は、シリア革命反体制勢力国民連立および自由シリア軍参謀委員会への追加支援の必要を強調したという。

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イスラエル軍報道官は、負傷したシリア人男性2人がゴラン高原のクナイトラ国境通行所を経由し、イスラエル領内に入国、サファド市の病院に搬送されたと発表した。

同報道官によると、この2人は脚を撃たれており、民間人なのか、反体制武装集団の戦闘員なのかは分からないという。

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イラクのハーディー・アーミリー運輸大臣は、ダイル・ザウル県ハトラ村でのシーア派虐殺と同様の事件が再発したら、イラクを含む世界中のシーア派の若者数千人がシリアでの戦闘に赴くことになるだろう、と述べた。

アーミリー運輸大臣はイラク・イスラーム最高評議会の軍事部門であるバドル機構の書記長。

ロイター通信(6月25日付)が報じた。

AFP, June 25, 2013、Haaretz, June 25, 2013、al-Hayat, June 26, 2013、Kull-na Shuraka’, June 25, 2013, June 26, 2013、Kurdonline,
June 25, 2013、al-Mustaqbal Channel, June 25, 2013、Naharnet, June 25, 2013、Reuters,
June 25, 2013、SANA, June 25, 2013、The Telegraph, June 25, 2013、UPI, June 25, 2013、Zamān al-Wasl, June 25, 2013などをもとに作成。

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ムアッリム外相が記者会見を開き「我々は外国から押し付けられるいかなる解決策も受け入れない」としつつもジュネーブ2大会に参加する意思を表明、化学兵器の使用に関しては改めて否定(2013年6月24日)

シリア政府の動き

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が記者会見を開き、ジュネーブ2会議に関して「我々は外国から押し付けられるいかなる解決策も受け入れない。外国からもたらされるアイデアも受け入れないし、在外の反体制勢力と国内の反体制勢力だけによるシリア人どうしの対話も受け入れない。我々は彼ら反体制勢力とともにシリアを建設する」と述べた。

また「我々はジュネーブ2会議を主催するモスクワとワシントンが、大会開催にふさわしい雰囲気を醸成することを望む。我々は大会のための大会は望まない」と付言した。

そのうえで「我々は、シリアの未来を建設するためのパートナーシップを構築したい。このパートナーシップとは反体制勢力の一派閥だけ(との対話)を意味しない」と述べた。

一方、化学兵器に関しては「我々は一日たりとも、化学兵器を保有しているなどと発表していない。我々はシリア政府がこうした兵器を保有しているという米大統領の発言を疑っている。このことに関して可能な唯一の解釈は、米国民が反体制勢力への武器供与を支持していないということを米国の世論調査が示しており、(シリア政府が)化学兵器を使用したとの嘘を用いることで、米国民がシリアの反体制勢力への武器供与を奨励するようになる、というものだ」と反論した。

そのうえで「反体制武装勢力への武器供与やドーハでの(シリアの友連絡グループ)の決定は、非常に危険だ。なぜなら、シリアの紛争を長引かせ、暴力、殺戮、テロ、反体制勢力の武装化を促し、ジュネーブ大会を妨げるからだ」と述べた。

他方、レバノンの南部県サイダー郡のアブラー市で、シャイフ、アフマド・アスィールの支持者による軍検問所襲撃に関して、「ドーハでの秘密の決定の結果の一つ」と述べ、シリアの友連絡グループの関与を疑った。

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アフバール・アーン(6月24日付)は、シリアの諜報機関士官の話として、シリア国内にヒズブッラーの戦闘員が約14,000人展開しており、6月半ば現在の戦死者数が1,092人にのぼると報じた(未確認情報)。

同報道によると、ダマスカス県・ダマスカス郊外県に4,500人、ヒムス県に5,000人、アレッポ県に3,500人、ダルアー県に1,000人展開しているという。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立はワリード・ムアッリム外務在外居住者省の会見を受けて声明を出し、アサド政権によるジュネーブ2会議参加への意思表明が、「現地でのパワー・バランスを変えようとするための時間稼ぎであり、自由シリア軍が頓挫させた試み」だと批判した。

また、ムアッリム外務在外居住者大臣の発言が「アサド政権がシリア国民に対して化学兵器を使用したことを示す数十の証言、報告、政府の声明、ビデオ、文書、証拠などのすべてを欺くものだ」とする一方、「反体制勢力の武装が、自衛のためで、国家テロから国民を守るために必要だ」と主張、アサド政権が「ヒズブッラーの民兵や外国の戦闘員の支援を受けることで、あらゆる宗派主義的動員をかけている」と指弾した。

さらに、声明は「政治的解決」をめざすと明言しつつ、「アサド、すべての体制幹部の退任とシリア人殺戮に参加した全員の処罰なくして、ジュネーブ2(への参加)には同意できない」との姿勢を改めて明示した。

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(6月25日付)によると、カーブーン区、バルザ区への突入に備え、軍が激しい砲撃を行い、反体制武装集団と交戦した。また、ルクンッディーン区に軍が突入した。

一方、SANA(6月24日付)によると、ジャウバル区で反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、アルバイン市、ドゥーマー市で、軍が反体制武装集団と交戦、ムウダミーヤト・シャーム市、ハーン・シャイフ・キャンプ周辺、ハムーリーヤ市、アイン・タルマー村、ムライハ市などを軍が砲撃した。

一方、SANA(6月24日付)によると、軍がハーミスィーヤ市の大部分を制圧し、同市、ダイル・サルマーン市、ビール・クサイブ市などで、反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市では、反体制武装集団の発砲により、市民1人が死亡、2人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市各所、ジャースィム市で、軍が反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市、ハウラ地方、タルビーサ市で、軍が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月24日付)によると、ヒムス市カラービース地区、クスール地区、ジャウラ・シヤーフ地区、ワーディー・サーイフ地区、バーブ・フード地区、ラッフーム村、ウンム・ラジーム村、サアン村、ヒルブナフサ村、タッルダハブ市、カルマス村、ラスタン市、西タイバ村、バールージャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またSANA(6月24日付)によると、ダイル・ガッサーニーヤ村入り口で、フランシスコ会修道士のフランソワー・ムラード神父が修道院で反体制武装集団の暴行を受けて、殺害された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムハルダ市、タルファーウィー村、ハムダーニーヤ村、バイユード村、トゥッファーハ村、カフルヌブーダ町、シャフシャブー山で、軍が反体制武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、ジューズィフ市、タッル・ナビー市、カフルルーマー村で、軍が反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市、マンスーラ村、サフィール市、マンナグ航空基地周辺、シュハイフナ山で、軍が反体制武装集団と交戦した。

またアレッポ市のラーシディーン地区、ハラブ・ジャディーダ地区で、軍が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月24日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マンナグ航空基地内の農業研究センターで軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市ではカースティールー地区、サーフール地区、旧市街、ライラムーン地区で軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市で市民2人が何者かに撃たれて死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダルバースィーヤ・ハサカ街道で民主統一党人民防衛隊が反体制武装集団と交戦した。

またマブルーカ村に対して、軍が砲撃を行った。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、第17師団本部が軍の砲撃を受けた。

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ハマー県では、SANA(6月24日付)によると、ジュッブ・ハンタ市、ジュッブ・ウスマーン市、ラスム・ダーヒリーヤ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(6月24日付)によると、スッカリーヤ町、カタフ・リマール村で軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

レバノンの複数のメディアによると、レバノン軍は南部県サイダー郡アブラー市にあるサラフィー主義者アフマド・アスィールのビラール・ブン・ラバーフ・モスク一帯を立入禁止区域に指定し制圧、外国人を含む複数の戦闘員を逮捕、アスィールを含む一部の戦闘員は逃走した。

この戦闘により、軍の士官・兵士16人が死亡、またサラフィー主義者戦闘員も20人以上が死亡した。

LBCI(6月24日付)は、自由シリア軍政治顧問を名のるバッサーム・ダーダーの話として、アスィールは自由シリア軍に保護され、シリア国内に逃れた、と報じた。

諸外国の動き

チュニジアのアンサール・シャリーア機構はフェイスブックを通じて声明を出し、アレッポ県マンナグ航空基地での軍と反体制武装集団の戦闘で、チュニジア人のマルワーン・ベルハーッジ・サーリフ(通称、アブー・イスマーイール・ファールーク)が戦死したと発表した。

サーリフは、2013年2月にチュニスで発生した野党指導者シュクリー・ベルード暗殺事件の首謀者としてチュニジア内務省が写真を公開していた5人のうちの一人。

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EU外相会議がブリュッセルで開催され、キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長のイニシアチブのもとに作成されたシリア紛争をめぐる包括的アプローチを承認した。

アシュトン上級代表によると、同アプローチは、「移行期プロセスの開始を可能とする政治的解決策の導出を最優先事項」とし、「すべての紛争当事者に前進計画を確定するための交渉のテーブル」に付くよう求めるため、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の活動を改めて支援する姿勢を打ち出す一方、近隣諸国への紛争の波及回避、人道状況改善に向けた取り組みにも力点を置いている、という。

アシュトン上級代表は、『ハヤート』(5月25日付)に対して、「シリアの将来においてアサド大統領が果たすべき役割はない」と述べたが、同アプローチには、英仏が推し進める反体制勢力への武器供与への支持は明確に打ち出されていない。

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フランスのフランソワ・オランド大統領はカタールに次いでヨルダンを訪問し、国王アブドゥッラー2世と会談した。

会談後、オランド大統領は、「ドーハで…反体制勢力が現地で活動を続けられるよう必要なあらゆる支援をすることを決定した」と述べる一方、この支援が「ジュネーブ2開催を可能とする圧力とならねばならない」と強調した。

また「ヨルダンに軍事支援の調整を望んでいるが、それはヨルダンが決める問題だ…。我々はシリアの反体制勢力が自らを組織できることを確認したい…。そうした兆候が、自由シリア軍、そしてサリーム・イドリース司令官に見られる」と付言した。

そのうえで「反体制勢力は、混乱をもたらそうとする過激な集団から分離せねばならない…。シリア政府は、政治的移行プロセスに入らなくて済むよう、これらの組織が作り出す状況を利用している」と指摘した。

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ロシア外務省は声明を出し、シリアの友連絡グループが反体制勢力への武器供与を決定したことに関して、紛争の迅速な政治的解決をめざす努力を妨害すると非難した。

AFP, June 24, 2013、Akhbar al-An, June 24, 2013、al-Hayat, June 25, 2013、Kull-na Shuraka’, June 24, 2013、Kurdonline, June 24, 2013、LBCI,
June 24, 2013、Naharnet, June 24, 2013、Reuters, June 24, 2013、SANA, June
24, 2013、UPI, June 24, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

軍がヒムス県タッルカラフ市への突入に備え砲撃を激化、仏大統領とカタール首長が自由シリア軍参謀委員会を通じて反体制勢力に軍事支援を行うことで合意したと報じられる(2013年6月23日)

シリア政府の動き

人民議会は、シリア国内に不法入国するすべての者を、禁固1~5年の実刑ないしは500万~1,000万シリア・ポンドの罰金刑に処することを定めた法案を可決した。

SANA(6月23日付)が報じた。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立の会派「民主ブロック」に所属するシリア民主主義者連合メンバー23人が会合を開き、連合代表のミシェル・キールーをブロックの代表に選出する事を決定した。

また、アフマド・アースィー・ジャルバーを連立議長候補に、リーマー・フライハーンを副議長候補に、カマール・ルブワーニーを書記長候補に擁立することを決定、ムアーッズ・アフマド・ハティーブ前議長に、緊急総合委員会会合を召集し、新議長らの選出を行うよう求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ヒズブッラーの「民兵」の支援を受けたシリア軍がヒムス県タッルカラフ市で「虐殺」を行おうとしていると主張、国際社会に対して「民間人を保護」するよう呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ドーハでのシリアの友連絡グループ外相級会合での決議に謝意を示した。

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シリア革命総合委員会は、ヒムス県タッルカラフ市に対する軍の攻撃激化に関して、自由シリア軍参謀委員会とシリア革命反体制勢力国民連立による「タッルカラフ市への支援は明らかに限定的」と批判した。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ルクンッディーン区で3人の戦闘員からなる武装集団が警察署に向かって発砲しながら突入し、うち2人が自爆した。

この自爆テロにより戦闘員3人と警察署員4人が死亡、また7人が負傷した。

またバーブ・ムサッラー地区では、3人の戦闘員からなる武装集団が刑事治課本部に発砲しながら突入を試み、自爆した。

これにより、戦闘員3人を含む5人が死亡、兵士、民間人9人が負傷した。

さらにマッザ86地区では、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、少なくとも市民2人が死亡した(SANA(6月23日付)によると、この爆破で子供1人を含む3人が死亡した)。

このほか、バルザ区、カーブーン区で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月23日付)によると、アッバースィーイーン広場で、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾3発が着弾し、市民1人が死亡、7人が負傷した。

また、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、フジャイラ村、サイイダ・ザイナブ町周辺などに対して、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(6月23日付)によると、ジャルマーナー市で、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、子供1人が死亡、市民4人が負傷した。

また、ダイル・サルマーン市、ハラスター市、ズィヤービーヤ町、ハルブーン市、ヤブルード市郊外、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部入り口にある軍の検問所(アウド検問所)に対して、シャーム自由人大隊の戦闘員が爆弾を仕掛けた車を突入させ、兵士12人を殺害した。

またアレッポ市旧市街、アカバ地区、アワーミード地区、ハイダリーヤ地区、ハラブ・ジャディーダ地区、ラーシディーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦した。

このほか、反体制武装集団は、マンナグ航空基地司令部に対しても爆弾を仕掛けた車を突入させ、攻撃し、士官1人を含む複数の兵士を殺害した。

これに対して、軍はマンナグ航空基地を空爆した。

またマズラア市、ハナースィル市で、軍が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月23日付)によると、軍がマンナグ航空基地に対する反体制武装集団の攻撃を退けるとともに、アルカミーヤ村、マンナグ村にある武装集団の拠点を制圧した。

またアレッポ市ラーシディーヤ地区、ブスターン・バーシャー地区、サーフール地区、ライラムーン地区、アレッポ・イドリブ街道沿いのザイドゥー・ガソリン・スタンド、マンスーラ村、アレッポ中央刑務所で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アレッポ市サーフール地区では、反体制武装集団が仕掛けようとしていた爆弾が爆発、戦闘員全員が死亡した。

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ヒムス県では、シリア革命総合委員会、シリア人権監視団によると、軍がタッルカラフ市への突入に備え、砲撃を激化させた。

シリア人権ネットワークによると、軍は18日にタッルカラフ市を包囲、20日に市内への砲撃を本格化させ、22日に市の西部および北部から突入、23日に市内の大部分を奪還した。

一方、SANA(6月23日付)によると、タドムル市郊外のベル神殿南東部、デデマン・ホテル(旧メリディアン)、タッルドゥー市、タッルダハブ市、キースィーン市、ラスタン市、タルビーサ市、アーミリーヤ市、ガジャル村、タウィール村、タイバ村、ヒムス市カラービース地区、ハーリディーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、SANA(6月23日付)は、タッルカラフ地方で関係当局に投降した反体制武装集団の戦闘員のうち、殺人を犯していない39人を当局が釈放した、と報じた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アウラム・ジャウズ市・ラーミー村間の軍検問所を反体制武装集団が襲撃した。

またタウヒード旅団などからなる反体制武装集団はアイン・イーサー市の第93旅団本部に対して攻撃を行った。

一方、SANA(6月23日付)によると、ジャーヌーディーヤ町、バシーリーヤ市、カフルルーマー村、ダイル・シャルキー村、カフルサジュナ市、ラーブール市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、キンサッバー地方の対トルコ国境の村々を軍が空爆した。

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ハマー県では、SANA(6月23日付)によると、軍がダフシュ市で反体制武装集団の掃討を完了、同市の治安を回復した。

また、ウンム・スフライジュ村、バイユード村、アンダリーン村、カスル・ブン・ワルダーン村軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区などに軍が砲撃を行った。

一方、SANA(6月23日付)によると、ダイル・ザウル市クスール地区、ガーズィー・アイヤーシュ地区などに反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾する一方、軍はウルフィー地区などで、反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市、タルタブ市などに軍が砲撃を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、アービディーン市、タファス市、ムザイリーブ町などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(6月23日付)によると、ラジャート高原などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(6月23日付)によると、反体制武装集団がハーン・アルナバ市で県救急機構のラフィーク・アッバース代表を誘拐した。

レバノンの動き

南部県サイダー郡アドラー市で、サラフィー主義者のシャイフ、アフマド・アスィールを支持する武装集団が軍の検問所を襲撃し、NNA(6月23日付)によると、戦闘により、兵士10人が死亡、35人が負傷、また武装集団の戦闘員1人が死亡、15人が負傷した。

LBCI(6月23日付)によると、襲撃は、軍がビラール・ブン・ラバーフ・モスク関係者2人を逮捕したことへの報復だという。

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アドラー市でのサラフィー主義者と軍の交戦を受け、北部県、ベカーア県、ベイルート県の各所で、若者らが道路を封鎖し、衝突に抗議した。

諸外国の動き

フランスのフランソワ・オランド大統領は、カタールのドーハを訪問し、ハマド・ビン・ハリーファ首長と会談、シリア情勢などについて協議した。

会談後の記者会見で、オランド大統領は、ヒズブッラーがシリアの紛争に介入したことを非難し、レバノン大統領に対して、不関与政策を貫徹するよう呼びかけた。

またシリアの反体制勢力に対して「あらゆる支援を行う」としたうえで、「何よりもまず政治的支援(を行い、次いで)物的、人道的、軍事的な支援(を行う)。紛争当初から政治的支援を行っている…。軍事的支援も行う。(シリアへの武器輸出を)禁止し続けることができないと欧州で初めて言ったのは我々だ」と述べた。

そのうえで「我々は反体制勢力が自分たちを政治的、軍事的に組織することを条件として示した。民主的なシリアの公益や我々に対抗するような組織に武器が渡るとは思っていない」と付言、「過激派の手に落ちている地域がある。反体制勢力はこうした地域への支配を回復し、過激派を遠ざけねばならない。それが反体制勢力とシリアにとっての利益となる」と強調した。

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『ハヤート』(6月24日付)は、フランスの高官からの情報として、オランド大統領とハマド首長が、自由シリア軍参謀委員会を「シリアの革命家たちへの軍事支援の基本チャンネル」と定め、同委員会を通じて反体制勢力に軍事支援を行うことで合意し、「過激なジハード主義者の手に武器が渡ることはないだろう」と報じた。

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イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、ドーハでのシリアの友連絡グループ外相級会合での決定(反体制勢力への武器供与)に関して、「シリアへの武器供与を支援するものは、無実の人々に対する殺戮と地域の不安定化の責任を負っている」と非難した。

IRNA通信(6月23日付)が報じた。

AFP, June 23, 2013、al-Hayat, June 24, 2013, June 28, 2013、Kull-na Shuraka’, June 23, 2013、Kurdonline,
June 23, 2013、LBCI, June 23, 2013、Naharnet, June 23, 2013、NNA, June 23,
2013、Reuters, June 23, 2013、SANA, June 23, 2013、UPI, June 23, 2013などをもとに作成。

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ドーハでシリアの友連絡グループの閣僚級会合開催される、参加各国は閉幕声明のなかで特にヒズブッラー、イラン、イラクの戦闘員によるシリア情勢への介入を非難(2013年6月22日)

シリアの友連絡グループによるシリアへの干渉

シリアの友連絡グループの閣僚級会合がドーハで開催され、米英仏独伊、サウジアラビア、エジプト、ヨルダン、カタール、UAE、トルコ、スペインの11カ国の外務大臣が参加した。

会合は「シリアの友連絡グループ会合」でなく、「シリア特別閣僚会合」の名で行われた。

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議長を務めたカタールのハマド・ビン・ジャースィム首相兼外務大臣は開会の辞で「レバノン政府はシリアの紛争へのいかなる組織の介入をも阻止すべきだ」と述べた。

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会合において、ジョン・ケリー米国務長官は、アサド大統領が「イランとレバノンの戦闘員からの支援を求めることで事態を悪化させた」と述べたうえで、現地におけるシリア政府との「バランス喪失」を抑えるため、参加国が政治的、軍事的支援を増加させるだろうとの意思を表明した。

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ファビウス外務大臣は会合の最後に、「バッシャール・アサドは、この(ジュネーブ2会議開催への)機会を活かすのではなく、イランとヒズブッラーの増援部隊を入れた。また我々はシリアでアサド政権が化学兵器を使用した証拠について発表した。こうした枠組みのなか、我々の会合は、反体制勢力をさまざまなかたちで支援することを決定した」と述べた。

また「我々は人道支援を強化した…。我々はジュネーブ2を結実・開催させるための努力を続ける。なぜならシリアにおける唯一の解決策は平和的解決であり、それには反対勢力の力を強化することが必要だからだ」と主張した。

さらに自由シリア軍参謀委員会に高性能武器を供与されたことに関して「反体制勢力がイラン、ヒズブッラーの戦闘員から自衛するために非常に重要だ」と述べた。

そのうえで「我々は平和的解決を呼びかける。なぜなら、アサド、イランとヒズブッラーの部隊は、紛争を「国際問題化」させているからだ…」と付言した。

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閉幕時に発表された声明において、11カ国は「現地の反体制勢力に対して、シリア政府およびその同盟者の野蛮な攻撃に対抗し、シリアの民間人を保護する能力を与えるべく、各国の判断であらゆる機器を緊急に送ること」を決定したと発表した。

声明では、ヒズブッラー、イラン、イラクの戦闘員の参加を非難し、イラクとレバノンに戦闘員や武器の流入を阻止するよう要請したが、参加国による武器供与、戦闘員潜入支援については何ら言及しなかった。

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会合後、ハマド首相はケリー国務長官と共同記者会見を開き、そのなかで会合が「シリア国内の状況を変化させるため実質的にどう動くかに関して、極秘決定を含む複数の決定を行った」と述べた。

また、アサド政権による「弾圧」や、ヒズブッラーによる支援に関して、「地域に脅威を与え、テロをもたらす」としたうえで、「すべての参加者が、シリア国民を支援するため、迅速な介入を行うべきだと考えている。ただし、それを軍事介入だとは言わない。我々は政治的解決をめざしているが、シリア政府は殺戮に次ぐ殺戮、そして破壊を続けている」と強調した。

一方、イランやヒズブッラーの介入に関して、地域の当時者、国際社会の当時者の介入は不健全で、事態を悪化させる。我々は地域で宗派戦争が生じないよう試みている」と非難したが、自国を含む西側諸国の介入がもたらす悪影響については認めなかった。

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一方、ケリー国務長官は、「ヒズブッラーとイランの介入、そしてアサド政権への支持は危険だ…。我々は地域戦争を避けたいと考えている…。我々は宗派主義戦争を望んでいない…。しかしイランはそれをめざしている。こうしたことを避けるため、我々は全力を尽くす」と述べた。

「また、(シリア政府による)化学兵器使用、そしてヒズブッラーを通じた暴力…を受け、別の種類の支援をさらに行うことなしに交渉にいたるという選択肢がないと決心した」と付言した。

しかし「別の種類の支援」が何なのかについては明言しなかった。

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フランスのファビウス外務大臣は、会合後の記者会見で、フランスがシリアの反体制勢力に対して、サリン・ガスに対処するための医療品1,000人分を供与したことを明らかにした。

また「我々はイランとヒズブッラーに紛争への介入を止めるよう要求する」と述べ、紛争を「国際問題化」させたと非難、「ヒズブッラーは特にクサイルへの攻撃で、非常に否定的な役割を果たした…。我々は紛争の国際問題化に強く反対する」と強調した。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、自由シリア軍参謀委員会作戦室がアレッポ市内の「西部諸地区解放作戦」を開始し、ハラブ・ジャディーダ地区などを攻撃、反体制武装集団が撃った迫撃砲により、科学研究センターで火災が発生した。

反体制武装集団が出した声明によると、この作戦には、使徒末裔大隊、タウヒード旅団、ファールーク大隊、イスラームの鷹大隊など13のサラフィー主義組織が参加しており、アレッポ広報センター(反体制組織)のムハンマドを名のる活動家によると、攻撃はハラブ・ジャディーダ地区内のシーア派が多く居住する地域に対して重点的に行われている。

またシリア人権監視団によると、マンナグ航空基地周辺などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月22日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、アアザーズ・マンナグ街道沿い、アレッポ・イドリブ街道沿い、シャイフ・ナッジャール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、マサーキン・ハナーヌー地区、カッラーサ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区、マサーキン・バルザ地区で軍・人民諸委員会と反体制武装集団が交戦、軍と反体制武装集団の双方が砲撃戦を行った。

一方、SANA(6月22日付)によると、カーブーン区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(6月22日付)によると、ナブク市、アドラー市、カーラ市、ランクース市、フーシュ・アラブ村、ワーディー・アルクーブ地方の街道沿い、ドゥーマー市郊外、ズィヤービーヤ町、ハルブーン市、ジャイルード市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ジュンド・リサーラ団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(6月22日付)によると、ダルアー市、シャブラク村、サフム・ジャウラーン村、ジッリーン村、タスィール町

、タファス市、ジャースィム市、アジャミー村、シャジャラ町、アービディーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市、ラスタン市、ヒムス市各所で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(6月22日付)によると、ラスタン湖で軍が反体制武装集団の乗った船を攻撃、沈没させた。

またヒムス市カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハーリディーヤ地区、ワアル地区郊外、キースィーン市、タッルドゥー市、タッルダハブ市、ブルジュ・カーイー村、カフルラーハー市、ラスタン市、タルビーサ市、カルアト・ヒスン市、ガントゥー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バスナクール市周辺の検問所、アウラム・ジャウズ市・アリーハ市間の街道の軍検問所、ジャーズィル軍事基地周辺、ザーウィヤ山の村々などで軍と反体制勢力が交戦し、軍が空爆・砲撃を加えた。

複数の反体制消息筋によると、シャームの鷹旅団、シャーム解放イスラーム運動などの反体制武装集団は、「開城」作戦として軍検問所の制圧をめざし、アウラム・ジャウズ市、バスナクール市、カイヤーサート市、カフラバー市、カフルシャラーヤー市の検問所を制圧したという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月22日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、カナーマート地区、工業地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダイル・ザウル市とタドムル市(ヒムス県)を結ぶ街道で、反体制武装集団が人道支援物資数十トンを積載した貨物車輌2台を襲撃し、物資を略奪した。

シリア政府の動き

アサド大統領は2013年政令第38号を発し、民間公務員、軍関係者、地方公務員の給与を最高で75%引き上げることを決定した。

またアサド大統領は合わせて2013年政令第39号を発し、民間公務員および軍関係者の退職者に対する年金を最高で65%引き上げることを決定した。

レバノンの動き

NNA(6月22日付)によると、北部県アッカール郡ドゥバービーヤ村に、シリア領から発射された迫撃砲弾が12発着弾した。

諸外国の動き

スペイン内務省は、セウタで摘発・解体されたテロ・ネットワークによってシリアに派遣された戦闘員5人のうちの1人が、2012年6月にイドリブ県のナイラブ航空基地で自爆攻撃を行ったことがビデオ映像の解析結果から判明した、と発表した。

AFP(6月22日付)が報じた。

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フランスのフランソワ・オランド大統領は、シリア情勢を協議するためカタールのドーハを訪問した。

AFP(6月23日付)によると、この訪問でオランド大統領は「軍事的圧力を行使することなしに政治的解決はもたらされない」、「アサド政権は力を持っていると感じている限り、対話には応じず、反体制勢力はアサドの方が強いと感じている限り、対話には応じない」とのメッセージを伝えた予定だという。

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イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、レバノンのアドナーン・マンスール外務大臣とテヘランで会談した。

会談後の記者会見で、サーレヒー外務大臣は、国際社会の総意を拒否するかたちで、西側諸国がシリアで犯罪を繰り返す「テロ集団」に武器を供与していると述べた。

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