イスラエルの偵察機がスワイダー市および同市南部地域上空で約1時間にわたって飛行(2025年10月28日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、イスラエルの偵察機が、スワイダー市および同市南部地域上空で約1時間にわたって飛行を続けた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ビイル・アジャム村の国連施設周辺で、新たな道路を開削し、掘削作業を開始した。

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欧州の市民社会組織からなる共同代表団が、北・東シリア地域民主自治局の渉外関係委員会を訪問(2025年10月28日)


ANHAによると、欧州の市民社会組織からなる共同代表団が、北・東シリア地域民主自治局の渉外関係委員会を訪問した。

渉外関係委員会を訪問したのは、ヨーロッパ・クルド連邦調整評議会、ドイツ・クルド弁護士連合、ドイツ・クルド社会機構、ヨーロッパ・クルディスタン女性連合の代表らで、ファナル・カイート渉外関係委員会共同議長らが応対した。

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アブー・カスラ国防大臣がロシアを訪れアンドレイ・ベロウソフ国防大臣と会談(2025年10月28日)

SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣はロシアを訪れ、首都モスクワでアンドレイ・ベロウソフ国防大臣と会談し、両国の国益に資する複数の共通軍事課題について協議した。

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シャルア暫定大統領と随行代表団は第9回未来投資イニシアティブ(FII)会議に参加するためサウジアラビアの首都リヤドを訪問、ファイサル外務大臣らと会談(2025年10月28日)


大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領と随行代表団は、サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港に到着した。

今回の公式訪問は、第9回未来投資イニシアティブ(FII)会議への参加が目的目的。

SANAによると、シャルア暫定大統領に同行している閣僚は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、ニダール・シャッアール経済産業大臣、ムハンマド・ヤスル・バルニーヤ財務大臣、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣、アブドゥッサラーム・ハイカル通信情報技術大臣、シリア投資庁のタラール・ハラーリー長官が出席。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領はサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣と会談した。

会談には、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、サウジアラビアのアブドゥルアズィーズ・ビン・サウード・ビン・ナーイフ・アール・サウード内務大臣と会談した。

会談には、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、サウジアラビアのハーリド・ファーリフ投資大臣と会談した。

SANAによると、会談には、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とシャッアール財務大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長と会談した。

会談にはシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、欧米諸国の有力な投資家らと会合を行った。

SANAによると、出席者は以下の通り。

・リシャール・アッティアス:未来投資イニシアティブ研究所執行委員会議長、理事会メンバー兼代行最高経営責任者(CEO)。
・エリック・マルティル:カナダの航空機メーカー「ボンバルディア(Bombardier)」の社長兼CEO。
・オミード・マリクおよびクリス・ボスカーク:米国投資会社「1789キャピタル(1789 Capital)」共同設立者。
・パトリック・プイヤネ:フランスのエネルギー企業「トタルエナジーズ(TotalEnergies)」会長兼CEO。
・クリストファー・J・ナシタ:世界的ホテル・ホスピタリティ企業「ヒルトン・ワールドワイド(Hilton Worldwide)」社長兼CEO。
・セバスチャン・バザン:世界最大級のホテルグループ「アコー(Accor)」会長兼CEO。
・メアリー・エルドス:国際金融機関「JPモルガン・チェース(J.P. Morgan)」資産運用・富裕層部門CEO。
・エリック・シュミット:米国の宇宙ロケット製造会社「リラティビティ・スペース(Relativity Space)」CEO。
・マッテオ・レンツィ:2014年から2016年までイタリア首相を務め、現職はイタリア上院議員。

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イスラエルでシリア人らがイスラエル人とともに「マイノリティ会議」を開催、シャルア暫定大統領と移行期政権を批判、シリア国内でのマイノリティの分離独立国家の樹立を求める(2025年10月27日)


イナブ・バラディーが28日に伝えたところによると、イスラエルの記者イディ・コーヘン氏の招待により、ハサン・マルハジュ(中東問題専門家を自称)、米マシュリク評議会のタミーム・ハルマシュ氏らシリア人、イスラエル在住のヨルダン人政治家アブドゥイラー・ムッラー氏らを含むアラブ人がイスラエル人と共に首都テルアビブに集まり、「マイノリティ会議」と題した会合を開いた。

約30名が参加した会議では、アフマド・シャルア暫定大統領と移行期政権を批判、シリア国内でのマイノリティの分離独立国家の樹立を求める発言が相次いだ。

会議には、スワイダー県のドゥルーズ派指導者の1人であるマルワーン・キヤワーン師もオンライン参加した。

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米国務省はシリア南部に対する人道支援を行っているとの報道声明を発表(2025年10月27日)

米国務省は、公式サイトを通じて、シリア南部に対する人道支援を行っているとの報道声明を発表した。

声明の内容は以下の通り。

米国は南シリアの安定回復に向けた取り組みの一環として、スワイダー県のドゥルーズ派、キリスト教徒、ベドウィンの各共同体に対し人道支援を実施する。これらの人々は、暴力や家屋の破壊により生活手段を失っており、今回の支援は約6万人の人々の生命を守るため、食料・水・衛生用品の供給に加え、住宅および水供給システムの復旧を支援するものである。
戦闘は概ね沈静化しているものの、治安情勢はいまだ予測不能な状態が続いている。このため物資の流通が制限され、民間人の安全や、約187,000人に及ぶ避難民の帰還が妨げられている。今回の食料および安全な飲料水の提供は、緊急避難所や受け入れ地域にいる避難家族、さらに流通の停滞によって市場や商店にアクセスできない人々の緊急の生活需要を満たすことを目的としている。
米国は、シリアの人々が再建に向け歩みを進める中で、協力国に対し、生命を守る支援への参加を呼びかける。これは、中東地域における恒久的な平和と安定を確保するために極めて重要である。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハッラーブ・ジール村の基地に米主導の有志連合の貨物機1機が電子装備、重火器、兵士などを輸送した。

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保健省は国際赤十字委員会との共催で2025年法医学全国会議を開催、アリー保健大臣、ワイス法相大臣、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア大統領府事務局長らが出席(2025年10月27日)


SANAによると、保健省は首都ダマスカスのウマイヤ・ホテルで、国際赤十字委員会との共催で、2025年法医学全国会議「シリアにおける法医学の将来の方向性と実務の進展」を3日間の予定で開催し、ムスアブ・アリー保健大臣、マズハル・ワイス法相大臣、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア大統領府事務局長らが出席した。

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サウジアラビアの首都リヤドでシリア・サウジアラビア円卓会議が開催:シャッアール経済産業大臣、バルニーヤ財務大臣、バシール・エネルギー大臣、ハイカル通信情報技術大臣、ヒラ―リー投資庁長官らが参加(2025年10月27日)


SANAによると、サウジアラビアの首都リヤドでシリア・サウジアラビア円卓会議が開催された。シリア側からは、ニダール・シャッアール経済産業大臣、ムハンマド・ヤスル・バルニーヤ財務大臣、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣、アブドゥッサラーム・ハイカル通信情報技術大臣、タラール・ヒラ―リー投資庁長官らが、サウジアラビア側からは、ハーリド・ビン・アブドゥルアズィーズ・ファーリフ投資大臣らが参加し、両国の政府および民間部門代表も同席した。

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中国船籍の「クイーン・ヴィヴィアン号」が前政権崩壊後初めて1万6000トンを超える鉄鋼および各種機材を積載してタルトゥース港に到着(2025年10月27日)


SANAによると、中国船籍の「クイーン・ヴィヴィアン号」が、1万6000トンを超える鉄鋼および各種機材を積載してタルトゥース港に到着した。これは、前政権崩壊後に同港を通じて行われた初の中国からの直接輸入となる。

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軍事・後方支援物資を積んだトラックの車列からなる米主導の有志連合の車列がイラクから進入し、ハサカ県カスラク村の基地に向かう(2025年10月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、軍事・後方支援物資を積んだトラックの車列からなる米主導の有志連合の車列がイラクから進入し、カスラク村の基地に向かった。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県ブライカ村に検問所を設置中にダマスカス大学法学部の学生を拘束(2025年10月26日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、4台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊が、サイダー・ハーヌート村方面に侵入し、臨時検問所を設置、その後撤退した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が、ブライカ村に検問所を設置中に、マアラカ村出身のダマスカス大学法学部の学生を拘束した。

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フール・キャンプに収容されていたアレッポ県、ハマー県、ヒムス県、イドリブ県出身の国内避難民(IDPs)55人が出身地に帰還(2025年10月26日)


ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたアレッポ県、ハマー県、ヒムス県、イドリブ県出身の国内避難民(IDPs)12世帯55人が「希望のキャラバン」と名付けられた帰還プロジェクトの一環として出身地に帰還した。

同プロジェクトは、弁務官事務所(UNHCR)との連携のもとに実施され、帰還者の多くは女性と子供。

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イスラエル軍がクナイトラ県内各所に侵入、検問所を設置(2025年10月25日)

クナイトラ県では、SANAによると、イスラエル軍がハミーディーヤ村に侵入した。

シリア人権監視団によると、5台の四輪駆動車からなるイスラエル軍部隊が、イッシャ村から出発し、ルフィード町北のルバイア地区と農地、アイン・アブド村方面に侵入し、その後西アフマル丘の前哨基地に移動した。

また、同地では無人航空機が頻繁に飛来した。

シリア人権監視団によると、戦車2両からなるイスラエル軍部隊がハミーディーヤ村に侵入した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍がトゥルナジャ村とハドル村を結ぶ道路沿線に侵入し、同地に臨時の検問所を設置、車輛2台と兵士数名が、西アフマル丘の基地から同丘東の基地に移動した。
シリア人権監視団によると、戦車3両など複数の車輛からなるイスラエル軍部隊が、破壊されたクナイトラ市の前政権の基地から、サラーム市の高速道路沿線のアイン・イーシャ検問所付近に侵入した。

また、4両の戦車などからなる軍用車輛の車列がクナイトラ郊外のサマダーニーヤ村方面に侵入、ジャッバー村とハーン・アルナバ市を結ぶ道路上に臨時の検問所を設置し、通行者の身体検査や車輛確認を行った

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フランスのマクロン大統領:「3月10日合意は非常に重要な前進で、シリアの統一に向けた意味のある動きだ」(2025年10月24日)

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ルダウ・チャンネルのインタビューに応じ、そのなかで以下の通り述べた。

(シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権が交わした3月10日合意は)非常に重要な前進で、シリアの統一に向けた意味のある動きだ。我々のシリアに対する立場は一貫して「統一と主権の維持」だ。
シャルア暫定大統領が、シリア社会のあらゆる構成要素を尊重し、異なるすべての勢力との対話に取り組むことが非常に重要だ。
シリア民主軍は「テロとの戦い」において極めて重要な役割を果たしてきた。それゆえに、この相互理解を基盤として国の統一を強化していくことが重要だ。

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フランス人ムハンマド・ジャウラーニー・グループ(ナブズ・メディア)はグラバー旅団とシャルア移行期政権の停戦に尽力したウズベク人に謝意:有志連合の無人航空機がイドリブ県ハーリム市上空に飛来(2025年10月24日)

フランス人ムハンマド・ジャウラーニー・グループ(ナブズ・メディア)は、テレグラムを通じて、グラバー旅団とアフマド・シャルア移行期政権の停戦合意が成立したと発表、アンサール(シリア人戦闘員)やムハージリーン(外国人戦闘員)、とりわけ「ウズベクの獅子たち」と、仲介に尽力したアブドゥルアズィーズ・ウズベキー、アブー・アナス・タージキー、アブー・アブドゥー・ターウームに謝意を示した。

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一方、フランス人ムハンマド・ジャウラーニー・グループ(ナブズ・メディア)は、Xを通じて、米主導の有志連合に所属する無人航空機が、イドリブ県北部のハーリム市およびその周辺上空に飛来、旋回を繰り返していると発表した。

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米主導の有志連合がタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)外のバグダード・ダマスカス国際道路沿線近くに新たな軍事拠点の建設を開始(2025年10月24日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が、タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)外のバグダード・ダマスカス国際道路沿線近くに新たな軍事拠点の建設を開始した。

拠点は、アフマド・シャルア移行期政権の内務省との調整のもとで建設が進行中で、有志連合の直接監督のもと、移行期政権の新兵の訓練を通じた能力向上と作戦即応性の改善を目指している。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、軍事・兵站資材を積載した35台以上のトラックからなる米主導の有志連合の車列がイラク・クルディスタン地域からワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を通過して、カスラク村の基地に到着した。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県バーブ市東部で、トルコの支援を受ける「関税部隊」が少女に向けて発砲、殺害(2025年10月24日)


アレッポ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市東部の農村で、トルコの支援を受ける「関税部隊」のメンバーが少女に向けて発砲、殺害した。

シリア人権監視団によると、事件が発生したのはアブー・ジャッバール村。

この一件を受けて、住民らの怒りが爆発し、アレッポ市とトルコのガジアンテップ市を結ぶ道路を封鎖した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区に設置されていたジャズィーラ洗車場検問所が撤去され、アフマド・シャルア移行期政権の支配地と北・東シリア地域民主自治局の支配地の交通路が再び開通された。

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シャルア暫定大統領はアラブ・オーストリア商工会議所およびアラブ・ドイツ商工会議所の代表団と会談(2025年10月24日)


SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アラブ・オーストリア商工会議所代表団(フェルナー・ファスラーベント団長)およびアラブ・ドイツ商工会議所代表団(オラフ・ホフマン団長)と首都ダマスカスで会談、シリアの実業界と両商工会議所との協力強化、移行期政権が提示している投資奨励策を活用した共同事業の立ち上げおよび投資機会の促進について協議が行われた。

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イスラエル人ブロガーのアヴィ・ゴールド氏が、シリアの首都ダマスカス中心部で撮影した動画をTikTokで公開(2025年10月23日)


RTアラビア語版によると、イスラエル人ブロガーのアヴィ・ゴールド氏が、シリアの首都ダマスカス中心部で撮影した動画をTikTokで公開した。

撮影日は不明だが、動画には、ユダヤ教徒とみられる一団とともに、ダマスカス中心街を徘徊する様子やアイスクリームを楽しむ様子が映っている。

動画のなかで、ゴールド氏は、みんなに2025年のシリアの様子を見せなければならない。今からカメラを反転させるから、自分の目で確かめて欲しい」などと言っている。

@avigold100♬ original sound – Avi Gold

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フランス司法当局は、アサド前大統領に対し人道に対する罪および戦争犯罪への共犯容疑で3度目の国際逮捕状を発行(2025年10月23日)

フランス24/AFPによると、フランス司法当局は、アサド前大統領に対し、人道に対する罪および戦争犯罪への共犯容疑で3度目の国際逮捕状を発行した。

この逮捕状は2名のパリ予審判事によって7月29日に署名されたもので、対象は2013年に発生した化学兵器攻撃疑惑事件で、アサド前大統領を指名手配するものとなっている。

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米主導の国際有志連合に所属する2機の輸送機がハサカ県ハッラーブ・ジール村の航空基地に武器・軍事装備・兵站資材に加え、高度な電子システムなどを積んで着陸(2025年10月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の国際有志連合に所属する2機の輸送機が、戦闘ヘリコプター2機を護衛として伴い、ハッラーブ・ジール村の航空基地に、武器・軍事装備・兵站資材に加え、高度な電子システムなどを積んで着陸した。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県ラッザーニーヤ村、アブー・ラジュム村、トゥルナジャ村方面に一時侵入(2025年10月23日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、5台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がサイダー・ジャウラーン村に近いラッザーニーヤ村、アブー・ラジュム村に一時侵入した。

また、シリア人権監視団によると、2台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊が、トゥルナジャ村方面に侵入し、サルブーフ井戸一帯に一時的に展開した。

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シリア民主軍は有志連合とともにアレッポ県マスカナ市で精密治安作戦を実施し、ダーイシュの幹部の1人を拘束(2025年10月23日)


シリア民主軍は、公式サイトを通じて声明を出し、同軍の作戦司令室師団(TOL)が23日に米主導の有志連合の支援を受けて、アレッポ県東部のマスカナ市で精密治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人であるアフマド・ハラフ・フサイン(マスカナ市出身)を拘束したと発表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ハサカ県カーミシュリー市、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ラッカ県ラッカ市でで、麻薬の販売および使用に関与した5人の容疑者と、窃盗容疑で関与した3人を逮捕した。

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アサーイシュは緊急対応部隊(HAT)、米主導の有志連合とともにダイル・ザウル県北部で治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー2人を拘束(2025年10月22日)

北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は、公式サイトで声明を出し、緊急対応部隊(HAT)、米主導の有志連合とともに、県北部で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を拘束したと発表した。

シリア人権監視団によると、治安作戦が実施されたのは、タキーヒー村とアッタール村の2ヵ所。

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イスラエル軍はクナイトラ県への侵入を続ける一方、ダルアー県を砲撃(2025年10月22日)


クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、2台の掘削機、1台のブルドーザー、1台の輸送トラックなどからなるイスラエル軍部隊がハミーディーヤ村に侵入し、村内で掘削作業を行った。

一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、占領下ゴラン高原で実施中の大規模軍事演習の一環として、クナイトラ県クードナ村郊外のアフマル丘の前哨基地から複数の砲弾を発射した。

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ダルアー県では、SANAによると、イスラエル軍部隊がヤルムーク川河畔のクーヤー村を砲撃した。

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シリア人権監視団は、イスラエル軍兵士が、クナイトラ県トゥルナジャ村に侵入した際に撮影した映像を公開したと発表、これを転載した。

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シリアの制裁緩和とシャルア暫定大統領に対する制裁解除を盛り込んだ米国安保理決議案への反対国は現時点で中国のみ(2025年10月22日)

アラビー・テレビ(インスタグラム)は、複数筋の話として、シリアの制裁緩和とシャルア暫定大統領に対する制裁解除を盛り込んだ米国安保理決議案について、中国が現時点で唯一の妨害国であると速報で伝えた。

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国連安保理:「移行期の初期的成果は多くの女性たちの期待に十分応えるものではなかった」(2025年10月22日)


国連SANAによると、安保理はシリア情勢への対応を協議するための会合(第10021回会合)を開催した。

ナジャート・ロシュディ事務総長副特使は会合で、国際社会による継続的な関与と迅速な制裁解除が、シリアの政治移行を支援し、女性や少数派の実質的な包摂を確保し、同国の主権と領土保全を守るために不可欠であると訴えた。

ロシュディ事務総長副特使は以下の通り述べた。

2024年12月、シリアの女性たちは新しい時代の到来を祝う中で、苦難からの解放、法の支配、真の平等へと至る持続的な歩みを期待した。アフマド・シャルア暫定大統領もその願いへの支持を表明しました。しかし、その後の数ヵ月で、移行期の初期的成果は多くの女性たちの期待に十分応えるものではなかった。
シリアの女性たちは、今後の選挙過程が彼女たちの正当な参加権を保護し、代表の機会を最大化するよう設計されることを期待し、かつ要求している。

ロシュディ事務総長副特使は、10月5日に実施された人民議会の間接選挙が概ね平穏に行われたことを歓迎しつつも、これまでに選出された議員119人の内訳は、キリスト教徒1名、イスマーイール派3名、アラウィー派3名、クルド人4名、そしてドゥルーズ派の議員はゼロであるとし、代表性のさらなる改善が必要であると訴えた。

一方、シリア民主軍とシャルア移行期政権による3月10日の合意についても言及、これを平和的に進展させるべきだと述べるとともに、イスラエルによる領土侵犯を終わらせるよう求め、「シリアへの外部干渉が続いていることは受け入れがたい」と付言した。

人道問題調整事務所(OCHA)のラメシュ・ラジャシンガム人道部門局長も報告を行い、シリアの人道状況を「世界最大級の人道危機の一つ」と形容し、人口の70%以上に影響が及んでいると述べた。

ラジャシンガム人道部門局長は、アレッポ県での新たな戦闘により民間人の犠牲と避難が発生しているほか、スワイダー県では治安不安から燃料やパンが不足し、各県での山火事が家族の避難と公共サービスの中断を招いていると警告した。

理事会で発言した各国代表のうち、韓国、ギリシャ、デンマーク、スロベニア、英国(ジェームズ・カリオキ)は、シリアで最近達成された成果を評価しつつも、女性および周縁化されたマイノリティ・コミュニティの代表性拡大を求める声が相次いだ。

米国のマイク・ウォルツ大使は、人民議会選挙を「歴史的な機会」と評し、ドナルド・トランプ大統領による制裁解除決定が開いた新しい経済的未来をシリアが積極的に受け入れるよう求めるとともに、安保理各国にも同様の措置を検討し、国連安保理決議第1267号の制裁対象だったシリア指導者らへの制裁解除を促した。

パナマ、パキスタン、フランス(ジェローム・ボナヴォ)の各代表も経済制限の解除の必要性を強調した。

10月の安保理議長国であるロシアのワシーリー・ネヴェンジャ大使は、「一方的な制裁が人道的必要を悪化させ、復興を妨げ、シリア国民の発展権を制限している」と述べ、国際的な投資と支援を呼びかけた。

中国の傅聰大使は、アサド政権崩壊後の混乱を外国人テロ戦闘員が利用しており、これらの集団を「完全に根絶しなければならない」と強調、制裁解除にあたっては、シリアの対テロ・治安状況およびそれがもたらす複雑な影響を十分考慮すべきだと述べた。

トルコは、「バランスの取れたアプローチ」を求め、宗派主義的な勢力の要求に屈することが国民統合を損なう恐れがあると警告、とりわけシリア民主軍の強圧的行為が、地元のキリスト教との緊張を悪化させていると指摘した。

アフリカ諸国を代表して発言したアルジェリアのアンマール・ベン・ジャーミア大使は、国際社会に対して建設的で支援的な役割を果たすべきであると述べた。

パキスタンと、アラブ諸国を代表して発言したオマーンのハーリド・ビン・サーリフ・ルブヒー大使は、米国が仲介するイスラエル・ダマスカス間対話の進展を歓迎しつつ、イスラエルの最近の軍事行動によるシリア主権の侵害およびゴラン高原の継続的占領を強く非難した。

シリアの国連常駐代表であるイブラーヒーム・アラビー大使は、自国の現状に関して多くの発言があったことに応じ、「現在の状況は前例のない成果である」と述べ、「数十年ぶりにシリア国民が選挙に参加できたことは、新しい自由の時代の幕開けである」とし、テロ組織との戦いにおける国際・地域協力の継続を誓い、「私たちは今、自らの手で歴史を書いている」と締めくくった。

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国連人間居住計画(UN-Habitat)の高林博史シリア事務所長がライード・サーリフ緊急事態災害大臣と会談(2025年10月22日)

緊急事態災害省(フェイスブック)によると、国連人間居住計画(UN-Habitat)のシリア事務所の高林博史所長ら代表団がライード・サーリフ緊急事態災害大臣と会談し、持続可能な都市計画の分野における協力強化の方法、災害リスク軽減のための都市データベース開発、そして復興支援の取り組みを推進する方策について協議した。

また、過去数年間におけるシリアの都市計画分野での課題や、安全・防災基準の適用、包括的な早期警戒システムの構築、精密な地理学的研究に基づく国家リスクマトリクスの策定といった現下の課題についても意見を交わした。

ラーイド大臣は、UN-Habitatによる開発・復興計画支援の努力に謝意を示し、、より安全で持続可能な都市づくりを促進する実践的なパートナーシップの構築への期待を表明した。

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