国連安保理はイドリブ県ハーッス村の学校への爆撃を非難する声明を発表(2016年10月28日)

国連安保理は、10月25日のイドリブ県ハーッス村の学校への空爆を非難する報道声明を採択した。

AFP, October 29, 2016、AP, October 29, 2016、ARA News, October 29, 2016、Champress, October 29, 2016、al-Hayat, October 30, 2016、Iraqi News, October 29, 2016、Kull-na Shuraka’, October 29, 2016、al-Mada Press, October 29, 2016、Naharnet, October 29, 2016、NNA, October 29, 2016、Reuters, October 29, 2016、SANA, October 29, 2016、UPI, October 29, 2016などをもとに作成。

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英シリア協会がダマスカスでシリアの現状について意見を交わすためののワーク・ショップを計画、メンバーどうしの意見対立表面化(2016年10月28日)

『ハヤート』(10月29日付)は、駐英心臓外科医でアスマー・アフラス大統領夫人の父親ファウワーズ・アフラル氏やシリア人ビジネスマンらがシリアの首都ダマスカスでのワーク・ショップ開催を呼びかけ、これにより英シリア協会(BSS)内での意見対立が表面化していると伝えた。

BSS(http://www.britishsyriansociety.org/)は2003年に英国で発足し、英国人およびシリア人などから構成され、両国関係強化などをめざしてきた団体。

Alarabia.net
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『ハヤート』によると、10月30、31日の2日の予定でダマスカスで「シリアの現状」について意見を交換するためのワークショップ開催の招待状が数週間前にBSSのメンバーに送付されてきたという。

招待状には、「すべての戦争にはさまざまな視点を持つ当事者がおり、真実こそが戦争のなかでの第1の被害者である」としたうえで、「人道危機、経済状況、将来の安定の可能性…、シリアとの外交関係、外交的対話の可能性、シリア紛争解決の可能性」について検討すると記されているという。

また、トルコ、中国のイニシアチブのもとに和解プロセスについて議論を行い、シリアの高官、宗教関係者、ビジネスマン、軍人らとの面談の機会を設け、「複雑な危機へのよりよい理解」をめざすとされているという。

しかし、このワークショップをめぐって、一部の英国人およびシリア人メンバーは、「シリア政府が政治的対話を拒否し、民間人数十万人を包囲している」なか、開催は不適切と拒否する一方、別のメンバーは、英国がロシアに対して「過激」な姿勢をとる国の一つで、「英国による軍事的挑発」がシリアをはじめとする世界各地で行っているとして、消極的な姿勢を示しているという。

しかし、アフラス氏、技師のウマル・タクラー氏、ビジネスマンのナージー・シャーウィー氏らは「シリアの現体制がいかなる行為や違反を行っていようが、同体制とのやりとりする形式について検討することが現実的」と考え、ワークショップ開催に積極的だという。


AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍、シリア軍、米軍主導の有志連合がそろってダイル・ザウル市一帯を爆撃し、民間人12人が死亡(2016年10月28日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(10月28日付)によると、ロシア・シリア両軍はジャフラ村一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

また米主導の有志連合の戦闘機もダイル・ザウル市内を空爆し、民間人12人以上が死亡、15人以上が負傷した。

ARA News, October 28, 2016
ARA News, October 28, 2016

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団がダーイシュから2カ村を奪取(2016年10月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マーリア市近郊のタッル・マディーク村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)と交戦した。

ARA News(10月28日付)によると、トルコ軍航空部隊と戦車部隊と共闘する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アアザーズ市郊外のガルナータ村、タッル・マディーク村を制圧した。

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ市郊外のクワイリース航空基地一帯でシリア軍の拠点を攻撃(2016年10月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部郊外のクワイリース航空基地一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

一方、SANA(10月28日付)によると、シリア軍が、アレッポ市東部郊外の航空士官学校に侵攻しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はイスラーム軍などとの戦闘の末、ダマスカス郊外県ハーン・シャイフ・キャンプを完全包囲(2016年10月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ザーキヤ町一帯の反体制武装集団(イスラーム軍)拠点を地対地ミサイルと思われる砲弾、「樽爆弾」で攻撃、反体制武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(10月28日付)によると、シリア軍はこの戦闘でハーン・シャイフ・キャンプを完全包囲したという。

Kull-na Shuraka', October 28, 2016
Kull-na Shuraka’, October 28, 2016

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍がシリア駐留ロシア空軍の本拠地フマイミーム航空基地などを砲撃(2016年10月28日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(ファトフ軍)が、シリア駐留ロシア空軍の本拠地フマイミーム航空基地、カルダーハ市一帯、ナビー・ユーヌス山のシリア軍拠点などに対して、イドリブ県側からグラード・ロケット弾複数発を撃ち込み、1人が死亡、6人が負傷した。

一方、SANA(10月28日付)によると、反体制武装集団がカルマーフー村を砲撃し、3人が負傷した。

これに対して、シリア軍は、ウンム・ガール村、カルフース村、バアルバーヤー村、キンダ村一帯の反体制武装集団拠点を空爆した。

Kull-na Shuraka', October 28, 2016
Kull-na Shuraka’, October 28, 2016

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフーン市のファトフ軍拠点を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がスーラーン市一帯で反体制武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(10月28日付)によると、シリア・ロシア両軍戦闘機はタイバト・イマーム市を空爆した。

一方、SANA(10月28日付)によると、シリア軍が、サラミーヤ市とハマー市を結ぶ街道のシリア軍拠点(ヴィーラート地区)に対するシャーム・ファトフ戦線の攻撃を撃退した。

シリア軍はまた、タイバト・イマーム市、ムーリク市、ラターミナ町、マサースィナ村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(10月28日付)によると、シリア軍がサアン・アスワド村でシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(10月28日付)によると、シリア軍がトゥルナジャ村一帯でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(10月28日付)によると、シリア軍がサイダー刑務所西部、ヌアイマ村東部でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

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イドリブ県では、SANA(10月28日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、サルジャ村、マアッラトミスリーン市、バーラ村、ヒーシュ村でファトフ軍の拠点を空爆した。

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線の主導のもと、反体制派がシリア政府支配下のアレッポ市西部への一大攻勢を開始、その砲撃で民間人6人が死亡(2016年10月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線が主導する反体制派の武装連合体のファトフ軍が、シリア軍の包囲下にある反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)支配下のアレッポ市東部解囲に向け、アレッポ市西部のザフラー協会地区から、ダンボール工場、ファミリー・ハウス、科学技術センター、ダーヒヤト・アサド地区、第1070集合住宅建設地区を経由してアレッポ市南部郊外に至る全長15キロの地域で一大攻勢(アレッポ大血戦)を開始し、同地に迫撃砲弾数百発を撃ち込む一方、シリア軍、親政権の武装勢力(ヒズブッラー、ヌジャバー運動など)と交戦した。

Kull-na Shuraka', October 28, 2016
Kull-na Shuraka’, October 28, 2016
Kull-na Shuraka', October 28, 2016
Kull-na Shuraka’, October 28, 2016
Kull-na Shuraka', October 28, 2016
Kull-na Shuraka’, October 28, 2016
Kull-na Shuraka', October 28, 2016
Kull-na Shuraka’, October 28, 2016

ファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室の双方に参加するシャーム自由人イスラーム運動の前線司令官兼報道官のアブー・フースフ・ムハージル氏は、これに関して、ファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室の双方が、アレッポ市東部解囲のための「アレッポ大血戦」を開始したことを明らかにした。

また、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室に参加する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動の政治局メンバーのヤースィル・ユースフ氏は、AFP(10月28日付)に対して、「ロシア軍の攻撃から民間人、学校、病院を守る」と述べ、アレッポ市西部の市街地への砲撃を自己正当化した。

シリア人権監視団によると、ファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室の砲撃により、子供2人を含む民間人15人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(10月28日付)などによると、戦闘は、シャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シャーム自由人イスラーム運動、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム戦線などが主導、ダーヒヤト・アサド地区などで、トルキスターン・イスラーム党のフランス人戦闘員らが自爆攻撃を敢行し、ダーヒヤト・アサド地区内のマンヤーン製材所、スーラ検問所などを制圧したという。

これに対して、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市西部郊外一帯を空爆するなどして応戦したという。

また、ARA News(10月28日付)によると、ファトフ軍はまたアレッポ市南部郊外のハーン・トゥーマーン村一帯のシリア軍拠点を攻撃したという。

しかし、シリア・アラブ・テレビ(10月28日付)は、「テロ組織は(アレッポ市西部および南部の)どの回廊地域でも何らの進軍も記録していない」と伝えた。

一方、SANA(10月28日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がアレッポ市西部のザフラー協会地区、ラーシディーン地区(シリア政府支配地域)および東部地区(反体制武装集団支配地域)を砲撃し、民間人6人が死亡、36人が負傷した。

SANA, October 28, 2016
SANA, October 28, 2016

また、シリア軍は、アレッポ市南部の航空技術科方面に侵攻したシャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍と交戦、これに対して、シリア軍はマンスーラ村、アブー・シャイラム村、ハーン・トゥーマーン村、バーズー丘一帯の反体制武装集団拠点を空爆したという。

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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ロシア・イラン・シリア外相会議、「テロとの戦い」を「最後まで」続けることで合意(2016年10月28日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はロシアを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、同じくロシアを訪問中のイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談した。

ラブロフ外務大臣とザリーフ外務大臣が会談を行った後、ムアッリム外務在外居住者大臣がこれに加わり三者会談を行った。

会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、イランとともに、シリアの主権、領土の一体性を確認、シリアでの「テロリスト」の殲滅、和平交渉再開、経済およいインフラの復興・復旧を遂行するために行動すると表明、「最後までテロリストを粛清する。西側諸国が「テロとの戦い」に言葉だけでしか対応していないなか、我々は最後まで行動を継続することを決心した」と強調した。

SANA, October 28, 2016
SANA, October 28, 2016

一方、アレッポ市一帯での戦闘に関しては、米国は「アレッポ市で、ヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と「穏健な反体制派」を率先して区別しようとしない…。穏健な反体制派をテロリストと同じように、合法的な標的とみなすときが来た」と強調した。

また、ムアッリム外務在外居住者大臣は、会談においてシリア・ロシア・イラン参加国の協調態勢が重要であることを改めて確認したとしたうえで、シリアでのテロとの戦いにおけるロシア、イランの支援に信頼を置いていると表明した。

ザリーフ外務大臣も、またシリアの主権、統一、独立の維持が必要だとしたうえで、シリア人自身がシリアの未来を決し、シリア人どうしの対話と「テロとの戦い」を通じて危機を解決すべきだと述べた。

『ハヤート』(10月29日付)、SANA(10月28日付)などが伝えた。

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は27日にシリア領内で3回の爆撃を実施(2016年10月28日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月27日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して9回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ブーカマール市近郊(1回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 28, 2016、AP, October 28, 2016、ARA News, October 28, 2016、Champress, October 28, 2016、al-Hayat, October 29, 2016、Iraqi News, October 28, 2016、Kull-na Shuraka’, October 28, 2016、al-Mada Press, October 28, 2016、Naharnet, October 28, 2016、NNA, October 28, 2016、Reuters, October 28, 2016、SANA, October 28, 2016、UPI, October 28, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は、25日のハーッス村(イドリブ県)の学校に対する爆撃時に米軍無人戦闘機が飛来していたと指摘、ロシア軍の関与を否定(2016年10月27日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、25日にイドリブ市のハーッス村の学校一帯への空爆がロシア空軍戦闘機によるものだとするUNICEFの発表を否定し、空爆が実施された際、米軍の無人航空機RQ-1
プレデターが同地上空に飛来していたと発表した。

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なお、シリア人権監視団によると、25日のハーッス村の学校一帯に対する所属不明戦闘機の空爆によって、子供15人を含む36人が死亡した。

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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EUは対シリア制裁(資産凍結、渡航禁止)の対象者を217人、69機関に拡大(2016年10月27日)

EU理事会は、シリア軍士官およびシリア政府とつながりがある個人10人を資産凍結、渡航禁止などの制裁対象に追加した。

これにより、EUによる対シリア制裁の対象は217人、69機関となった。

AFP(10月26日付)などが伝えた。

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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ハサカ市内のユーフラテス大学ハサカ分校都市工学部と経済学部が封鎖、バアス党は市内に初等教育のための教室を確保(2016年10月27日)

ハサカ県では、ARA News(10月27日付)によると、ユーフラテス大学のハサカ分校のナジュム・ハミーディー学長の指示のもと、ハサカ市で開校されていた都市工学部と経済学部が封鎖された。

ハサカ分校に近い消息筋によると、西クルディスタン移行期民政局の青年連合が都市工学部の事務棟に青年連合の旗を掲揚したことを受けた措置だという。

この封鎖措置をうけ、両学部の事務関連の部局は、シリア政府が市内で唯一支配を維持している中心部の治安厳戒地区内の法学部に移設されたという。

ARA News, October 27, 2016
ARA News, October 27, 2016

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また、ARA News(10月27日付)によると、シリアの支配政党バアス党のハサカ支部は、シリア政府が定めたカリキュラムに沿って初等教育を実施するため、シリア政府が市内で唯一支配を維持している中心部の治安厳戒地区内の4カ所に教室を設けた。

なお、ハサカ市内での初等・中等教育のほとんどは、西クルディスタン移行期民政局が用意したカリキュラムを採用している一方、大学はユーフラテス大学(本部ダイル・ザウル市)のハサカ分校が担っている。

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団はアレッポ県北部でダーイシュから3カ村を奪取する一方、YPG主体のシリア民主軍はこの反体制武装集団から1カ村を奪取(2016年10月27日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(10月27日付)によると、トルコ軍航空部隊・戦車部隊と共闘する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がマーリア市西方でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、タッル・アリー村(カルバジュリー村)など3カ村を制圧した。

Kull-na Shuraka', October 25, 2016
Kull-na Shuraka’, October 25, 2016

一方、シリア軍の航空支援を受けるかたちで、反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)と戦闘を続ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はタッル・マディーク村を制圧した。

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スワイダー県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がシャアフ村東部に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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サウジアラビア国防省顧問のアフマド・アスィーリー准将は、ラッカ市奪還作戦に参加する用意がある、と述べた。

ARA News(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍などとの戦闘の末、ハマー県北部の戦略的要衝スーラーン市を完全制圧(2016年10月27日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部で反体制武装集団と交戦の末、戦略邸要衝の一つスーラーン市を奪還した。

スーラーン市は、ジハード主義武装集団のジュンド・アクサー機構、「穏健な反体制派」のイッザ軍、ナスル軍、タフリール軍などが8月末に開始した「マルワーン・ハディードの戦い」で反体制武装集団の手に落ちていた。

また、SANA(10月27日付)も、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北部でシャーム・ファトフ軍(旧ジュンド・アクサー機構、シャーム・ファトフ戦線など)と交戦の末、スーラーン市およびその一帯地域を完全制圧したと伝えた。

シリア軍はまた、カフルズィーター市、タルマラ村などでシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

SANA, October 27, 2016
SANA, October 27, 2016

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ヒムス県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がワアラ村、トゥータ村、アブー・サナースィル丘、ガジャル村、フーシュ・シャムスィー村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がダルアー市避難民キャンプ一帯、ハマーディーン地区、アルバイーン地区、旧税関地区などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がカフルサンドゥー村、タルディーン村、ダフラト・タルディーン村などで反体制武装集団(シャーム・ファトフ戦線、トルキスターン・イスラーム党など)の拠点を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(10月27日付)によると、シリア軍が反体制武装集団(イスラーム軍など)との戦闘の末、タッル・クルディー町近郊の拠点複数カ所を制圧した。

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市シャフバー地区の学校を砲撃し、子供3人を含む6人が死亡する一方、シリア軍がイスラーム軍の拠点ドゥーマー市を砲撃し、子供1人を含む9人が死亡(2016年10月27日)

アレッポ県では、SANA(10月27日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市シャフバー地区、ハムダーニーヤ地区、ダーヒヤト・アサド地区を砲撃、シャフバー地区内の学校に迫撃砲弾が着弾し、供3人を含む6人が死亡、15人以上が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(10月27日付)によると、シャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍がフーア市を砲撃し、5人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍などの反体制武装集団の中心拠点であるドゥーマー市をシリア軍が砲撃し、子供1人を含む9人が死亡した。

、SANA(10月27日付)によると、イスラーム軍がマッザ86地区、ダマスカス大学文学部(マッザ・オートストラード地区)を砲撃し、2人が負傷した。

Kull-na Shuraka', October 27, 2016
Kull-na Shuraka’, October 27, 2016

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領は投降者の恩赦を定めた2016年政令第15号の有効期間を3ヶ月延長(2016年10月27日)

アサド大統領は2016年政令第32号を施行、2016年7月28日に施行された政令第15号の有効期間を3ヶ月延長し、2017年1月28日に定めた。

2016年政令第15号は、武器を保持する者、ないしは裁判を逃れてきた者すべてに対して、3ヶ月以内に武装解除、投降することを条件に恩赦すると定めている。

SANA(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領は県知事会合に出席するために首都ダマスカスに参集した各県知事と会談(2016年10月27日)

アサド大統領は、イマード・ハミース内閣主催の県知事会合でダマスカス県に参集した各県知事と会談した。

会談にはハミース首相、フサイン・マフルーフ地方自治問題担当国務大臣が同席した。

会談で、アサド大統領は知事らに対して、地域の特性を活かした開発計画への参画、法律遵守、戦死者・戦傷者の補償に力を入れるよう要請するとともに、国家として「テロとの戦い」を継続することを強調した。

SANA, October 27, 2016
SANA, October 27, 2016

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は26日にシリア領内で7回の爆撃を実施(2016年10月27日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月26日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(4回)、ラッカ市近郊(Ⅰ回)、アイン・イーサー市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 27, 2016、AP, October 27, 2016、ARA News, October 27, 2016、Champress, October 27, 2016、al-Hayat, October 28, 2016、Iraqi News, October 27, 2016、Kull-na Shuraka’, October 27, 2016、al-Mada Press, October 27, 2016、Naharnet, October 27, 2016、NNA, October 27, 2016、Reuters, October 27, 2016、SANA, October 27, 2016、UPI, October 27, 2016などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はアレッポ市に軍事介入の意思がないことを明らかにする一方、ラッカ市奪還作戦へのYPGの参加を拒否(2016年10月26日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は首都アンカラでの演説で、シリア情勢に関して「テロ組織に対して合同の戦いを始めよう。しかし、アレッポは住民のものだ。我々はそのことを明らかにしておかねばならない」と述べ、アレッポ県北部での「ユーフテスの盾」作戦が、ダーイシュ(イスラーム国)、西クルディスタン移行期民政局を標的としており、アレッポ市の戦闘に介入する意思がないことを明らかにした。

また「我々はマンビジュで早急に民主統一党を浄化しようと計画している。米国の友人にこう言っている。問題がダーイシュとの戦闘に関わっているのならば来るがいい。私たちはともに戦うだろう。だが、我々は民主統一党も人民防衛隊も必要としていない」と付言した。

一方、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は「ユーフラテスの盾」作戦に参加する反体制武装集団に対するシリア軍の空爆(25日)に関して「この手の攻撃はダーイシュに対する我々の攻撃を食い止めることはない…。作戦はバーブ市に到達するまで続けられる」と述べた。

なお、トルコ軍は、シリア軍と思われるヘリコプターが25日、反体制武装集団の支配下にあるアフタリーン市一帯を「樽爆弾」で空爆し、戦闘員2人が死亡したと発表していた。

『ハヤート』(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2016、AP, October 26, 2016、ARA News, October 26, 2016、Champress, October 26, 2016、al-Hayat, October 27, 2016、Iraqi News, October 26, 2016、Kull-na Shuraka’, October 26, 2016、al-Mada Press, October 26, 2016、Naharnet, October 26, 2016、NNA, October 26, 2016、Reuters, October 26, 2016、SANA, October 26, 2016、UPI, October 26, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合司令官はダーイシュの中心拠点ラッカ市孤立化に向けた作戦にYPG主体のシリア民主軍が参加すると述べる(2016年10月26日)

アシュトン・カーター米国防長官はベルギーの首都ブリュッセルで英国のマイケル・ファロン国防大臣と会談、シリア国内でのダーイシュ(イスラーム国)との「テロとの戦い」に関して、「数週間以内にラッカ市奪還作戦を開始する」だろうと述べた。

また米軍主導の有志連合を指揮するステファン・タウンゼント司令官(中将)は、ラッカ市孤立化に向けた作戦に、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍も参加するだろう、と述べた。

『ハヤート』(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2016、AP, October 26, 2016、ARA News, October 26, 2016、Champress, October 26, 2016、al-Hayat, October 27, 2016、Iraqi News, October 26, 2016、Kull-na Shuraka’, October 26, 2016、al-Mada Press, October 26, 2016、Naharnet, October 26, 2016、NNA, October 26, 2016、Reuters, October 26, 2016、SANA, October 26, 2016、UPI, October 26, 2016などをもとに作成。

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シリア軍の「樽爆弾」による爆撃とYPG主体のシリア民主軍の反転攻勢により、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がアレッポ県北部の複数拠点から撤退(2016年10月26日)

アレッポ県では、ARA News(10月26日付)によると、トルコ軍航空部隊・戦車部隊とともに県北部でダーイシュ(イスラーム国)、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する掃討作戦(「ユーフラテス」の盾作戦)に参加する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、25日にシリア軍が実施した空爆とシリア民主軍の反転攻勢を受け、タッル・マディーク村一帯の複数の拠点から撤退した。

なお、『ハヤート』(10月27日付)によると、トルコ軍は、シリア軍と思われるヘリコプターが25日、反体制武装集団の支配下にあるアフタリーン市一帯を「樽爆弾」で空爆し、戦闘員2人が死亡したと発表していた。

ARA News, October 26, 2016
ARA News, October 26, 2016

 

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ヒムス県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がシャーイル油田一帯、ラッフーム村、ウンム・リーシュ村、アブー・アラーヤー村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がブサイナ丘方面に潜入したダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。


AFP, October 26, 2016、AP, October 26, 2016、ARA News, October 26, 2016、Champress, October 26, 2016、al-Hayat, October 27, 2016、Iraqi News, October 26, 2016、Kull-na Shuraka’, October 26, 2016、al-Mada Press, October 26, 2016、Naharnet, October 26, 2016、NNA, October 26, 2016、Reuters, October 26, 2016、SANA, October 26, 2016、UPI, October 26, 2016などをもとに作成。

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シリア外務省は国連・OPCWの合同査察機構の報告書を「正確さと客観性を反映していない」と批判(2016年10月26日)

外務在外居住者省は声明を出し、22日に国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同査察機構(Joint Investigation Mechanism、JIM)が安保理で回付したシリア国内での化学兵器(塩素ガスを含む)の使用実態に関する第4回報告書に関して、「具体的な証拠」に依拠しておらず、「正確さと客観性を反映していない」と批判した。

SANA(10月26日付)と伝えた。

AFP, October 26, 2016、AP, October 26, 2016、ARA News, October 26, 2016、Champress, October 26, 2016、al-Hayat, October 27, 2016、Iraqi News, October 26, 2016、Kull-na Shuraka’, October 26, 2016、al-Mada Press, October 26, 2016、Naharnet, October 26, 2016、NNA, October 26, 2016、Reuters, October 26, 2016、SANA, October 26, 2016、UPI, October 26, 2016などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍はシャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍支配下のイドリブ県ハーッス村の学校を爆撃し、児童7人を含む22人が死亡(2016年10月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、シャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍支配下のハーッス村にある学校およびその一帯を空爆し、22人が死亡、数十人が負傷した。

死亡した22人のうちの7人が学校内にいた児童たちだという。

戦闘機はまた、バーラ村を空爆し、女性2人を含む3人が死亡、またマルアンド村などでも空爆で複数人が負傷した。

一方、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がラターミナ町、ムーリク市、カフルズィーター市、スーラーン市、バッザーム丘一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアナダーン市、タームーラ村、ハーン・トゥーマーン村、バウワービーヤ村、カラースィー村、マンスラ村、ハーン・アサル村、カフルナーハー村を空爆、またアレッポ市ブアイディーン地区一帯、ブスターン・バーシャー地区一帯、サラーフッディーン地区一帯、ラーシディーン地区、第1070集合住宅建設地区で、シリア軍、親政権武装勢力が反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)と交戦した。

さらにアレッポ市マイダーン地区(シリア政府支配地区)に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、複数人が負傷した。

一方、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区、アブー・シャイラム村、カブターン・ジャバル村、ハーン・トゥーマーン村、アウラム・スグラー村東部でファトフ軍の拠点を空爆した。

ARA News, October 26, 2016
ARA News, October 26, 2016

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部のスーラーン市、タイバト・イマーム市、ムーリク市、カフルズィーター市、ラターミナ町、ラトミーン村、サイヤード村、バッザーム丘、サルハブ市、カストゥーン村、カムハーナ町などを空爆・砲撃、反体制武装集団(ファトフ軍)との戦闘を続ける一方、反体制武装集団はムハルダ市を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が地対地ミサイルと思われる砲弾や「樽爆弾」で、ドゥーマー市一帯、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯を攻撃する一方、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに着弾した。

一方、SANA(10月26日付)によると、イスラーム軍がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを砲撃し、住民10人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカッバーナ村一帯を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がマシュラファ村方面に潜入しようとした反体制武装集団と交戦、これを撃退した。

また、ラスタン市、アイン・フサイン裏、タルビーサ市でシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(10月26日付)によると、ヒムス市ワアル地区にシリア赤新月社と国連の支援チームが食糧物資などを搬入した。

AFP, October 26, 2016、AP, October 26, 2016、ARA News, October 26, 2016、Champress, October 26, 2016、al-Hayat, October 27, 2016、Iraqi News, October 26, 2016、Kull-na Shuraka’, October 26, 2016、al-Mada Press, October 26, 2016、Naharnet, October 26, 2016、NNA, October 26, 2016、Reuters, October 26, 2016、SANA, October 26, 2016、UPI, October 26, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は25日にシリア領内で3回の爆撃を実施(2016年10月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月25日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して11回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 26, 2016、AP, October 26, 2016、ARA News, October 26, 2016、Champress, October 26, 2016、al-Hayat, October 27, 2016、Iraqi News, October 26, 2016、Kull-na Shuraka’, October 26, 2016、al-Mada Press, October 26, 2016、Naharnet, October 26, 2016、NNA, October 26, 2016、Reuters, October 26, 2016、SANA, October 26, 2016、UPI, October 26, 2016などをもとに作成。

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イスラーム軍との合同作戦司令室結成に応じたラフマーン軍団が指導者、所属部隊の相次ぐ離反で事実上消滅(2016年10月25日)

ダマスカス郊外県東グータ地方を中心に活動するラフマーン軍団の創設者の一人アブー・ムーサー・アシュアリー少将がフェイスブックを通じて声明を出し、同軍団を離反すると発表した。

離反は、指導部レベルでの内部対立(バラー旅団との統合)、支配地域の喪失を受けたものだという。

Kull-na Shuraka', October 25, 2016
Kull-na Shuraka’, October 25, 2016

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ラフマーン軍団における最大勢力のウンム・クラー旅団は声明を出し、「指導部レベルでの対立と支配地域の喪失」を理由に、同軍団から離反すると発表した。

ARA News, October 25, 2016
ARA News, October 25, 2016

ARA News(10月25日付)によると、アシュアリー氏とウンム・クラー旅団の離反により、ラフマーン軍団は実質的に消滅したという。

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ラフマーン軍団は24日、長らく対立を続けてきたイスラーム軍との合同作戦司令室結成に応じると発表していた。

AFP, October 25, 2016、AP, October 25, 2016、ARA News, October 25, 2016、Champress, October 25, 2016、al-Hayat, October 26, 2016、Iraqi News, October 25, 2016、Kull-na Shuraka’, October 25, 2016、al-Mada Press, October 25, 2016、Naharnet, October 25, 2016、NNA, October 25, 2016、Reuters, October 25, 2016、SANA, October 25, 2016、UPI, October 25, 2016などをもとに作成。

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アレキサンドレッタ地方解放人民戦線の指導者カヤーリー氏が7ヶ月ぶりに健在ぶりをアピール(2016年10月25日)

シリア軍を後援する人民防衛諸集団の一つで、ラタキア県やトルコのハタイ県(アレキサンドレッタ地方)の住民らによって構成されるアレキサンドレッタ地方解放人民戦線の指導者アリー・カヤーリー氏(別名ミフラチュ・ウラル)氏がインターネットを通じてビデオ声明(https://youtu.be/pPuofYX_GsY)を出し、健在ぶりをアピールした。

クッルナー・シュラカー(10月25日付)によると、ビデオ声明は10月22日にヒズブッラーの拠点で撮影され、自身がトルコ諜報機関によって暗殺未遂に遭ったが、シリア軍諜報機関がこの試みを阻止したことを明らかにした。

カヤーリー氏は2016年3月に戦死したと報じられていた(https://syriaarabspring.info/?p=27733)。

またアレキサンドレッタ地方解放人民戦線も4月に、カヤーリー氏が3月27日以降消息を絶ったと発表していた。

Youtube, October 25, 2016
Youtube, October 25, 2016

 

AFP, October 25, 2016、AP, October 25, 2016、ARA News, October 25, 2016、Champress, October 25, 2016、al-Hayat, October 26, 2016、Iraqi News, October 25, 2016、Kull-na Shuraka’, October 25, 2016、al-Mada Press, October 25, 2016、Naharnet, October 25, 2016、NNA, October 25, 2016、Reuters, October 25, 2016、SANA, October 25, 2016、UPI, October 25, 2016などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外相「クルド人部隊がマンビジュから退去しない場合、彼らをどう退去させるかを米国には伝えている」(2016年10月25日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、トルコのカナル24(10月25日付)で、アレッポ県のユーフラテス川西岸のマンビジュ市が、米国の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にある状況を批判、「PYD(民主連合塔)/PKK(クルディスタン労働者党)がマンビジュ市から退去しなければ、我々は自らの手段で彼らをどう退去させるかを知っているし、そのことを米国にも伝えている」と述べた。

『ハヤート』(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2016、AP, October 25, 2016、ARA News, October 25, 2016、Champress, October 25, 2016、al-Hayat, October 26, 2016、Iraqi News, October 25, 2016、Kull-na Shuraka’, October 25, 2016、al-Mada Press, October 25, 2016、Naharnet, October 25, 2016、NNA, October 25, 2016、Reuters, October 25, 2016、SANA, October 25, 2016、UPI, October 25, 2016などをもとに作成。

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カーター米国防長官「ラッカ市孤立化の基礎作りにロシアは参加していない」、ファロン英国防大臣「シリア国外での穏健な反体制派への教練を強化する」(2016年10月25日)

米国のアシュトン・カーター国防長官はフランスの首都パリでジャン=イヴ・ル・ドリアン国防大臣と会談した。

会談後の共同記者会見で、カーター国防長官は、シリア領内におけるダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点である「ラッカ市を孤立化させるための基礎造りを始めている」と述べるとともに、有志連合によるラッカ奪還計画にロシアは参加してないことを明らかにした。

一方、英国のマイケル・ファロン国防大臣は、ダーイシュと戦う「穏健な反体制派」に対するシリア国外での教練を強化すると発表した。

AFP, October 25, 2016、AP, October 25, 2016、ARA News, October 25, 2016、Champress, October 25, 2016、al-Hayat, October 26, 2016、Iraqi News, October 25, 2016、Kanal 24, October 25, 2016、Kull-na Shuraka’, October 25, 2016、al-Mada Press, October 25, 2016、Naharnet, October 25, 2016、NNA, October 25, 2016、Reuters, October 25, 2016、SANA, October 25, 2016、UPI, October 25, 2016などをもとに作成。

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NATOのストルテンベルグ事務総長はロシア軍航空母艦の地中海東部への展開を非難(2016年10月25日)

NATOのヤンス・ストルテンベルグ事務総長は、ベルギーの首都ブリュッセルでの記者会見で、ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフがシリア沖に展開したことに関して、「武装集団に乗じて、ロシアは…アレッポ市へのさらなる空爆を実施する能力を増強している。懸念すべきは、こうした武装集団に乗じて、アレッポ市の民間人への空爆が増すことだ」と述べた。

『ハヤート』(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2016、AP, October 25, 2016、ARA News, October 25, 2016、Champress, October 25, 2016、al-Hayat, October 26, 2016、Iraqi News, October 25, 2016、Kull-na Shuraka’, October 25, 2016、al-Mada Press, October 25, 2016、Naharnet, October 25, 2016、NNA, October 25, 2016、Reuters, October 25, 2016、SANA, October 25, 2016、UPI, October 25, 2016などをもとに作成。

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