ロシアのチャンネル24がアスマー大統領夫人のドキュメンタリー番組を放映(2016年10月23日)

ロシアのチャンネル24(10月23日付)は、「アスマー・アサド:戦争と平和の間で」と題したドキュメンタリー番組を放映し、6年にわたる紛争下でのアスマー・アフラス大統領夫人の活動を特集した。

Russia Channel 24, October 23, 2016
Russia Channel 24, October 23, 2016

35分強の番組は、アラビア語字幕をつけて、シリア大統領府がYoutube(https://youtu.be/TVPCN5O3nf8)で配信した。

番組では、アスマー夫人が自ら車を運転して、スワイダー県のシリア軍兵士負傷者の家庭を慰問する様子、18日にチャンネル24が放映したインタビュー番組のスタッフとともにダマスカス県ムハージリーン区の大統領公邸を案内する様子などが紹介されている。 

Youtube, October 23, 2016
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AFP, October 23, 2016、AP, October 23, 2016、ARA News, October 23, 2016、Champress, October 23, 2016、Russia Channel 24, October 23, 2016、al-Hayat, October 24, 2016、Iraqi News, October 23, 2016、Kull-na Shuraka’, October 23, 2016、al-Mada Press, October 23, 2016、Naharnet, October 23, 2016、NNA, October 23, 2016、Reuters, October 23, 2016、SANA, October 23, 2016、UPI, October 23, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

フランスのエロー外相「シリア難民を帰国させるためにアレッポでの虐殺を止めるべき」(2016年10月23日)

フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣は、シリア人避難民キャンプ視察のために訪問したトルコのガジアンテップ市で、シリア情勢に関して「シリア人難民をいつか帰国させたいのなら、この虐殺を止め、政治的合意に至るための交渉を再開させるためにできるすべてをすべきだ。爆弾の下で交渉は不可能だ」と述べ、ロシア・シリア両軍によるアレッポ市東部への空爆停止を求めた。

『ハヤート』(10月24日付)などが伝えた。

AFP, October 23, 2016、AP, October 23, 2016、ARA News, October 23, 2016、Champress, October 23, 2016、al-Hayat, October 24, 2016、Iraqi News, October 23, 2016、Kull-na Shuraka’, October 23, 2016、al-Mada Press, October 23, 2016、Naharnet, October 23, 2016、NNA, October 23, 2016、Reuters, October 23, 2016、SANA, October 23, 2016、UPI, October 23, 2016などをもとに作成。

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カーター米国防長官「ロシア軍はシリア爆撃で我々と同様プロフェッショナルに対応している」(2016年10月23日)

アシュトン・カーター米国防長官は、訪問先のイラクの首都バグダードで、シリア領での有志連合とロシア軍の空爆にかかる連絡調整に関して、ロシア軍側が「非常にプロフェッショナル」に行動していると述べ、高く評価した。

カーター国防長官は「我々は、シリア領空での航空作戦に関して有志連合とロシア軍との間に争点が生じた際、プロフェッショナルに対応している。ロシアもまたこの問題に関しては非常にプロフェッショナルに対応している」と述べた。

カーター国防長官はまた、「ラッカを孤立させるための作戦を可能な限り早期に目にしたい。我々はシリア国内のパートナーとその実施に向けて行動している、二つの作戦(モスル奪還作戦とラッカ包囲作戦)は同時に行われることになろう」と付言した。

RT(10月23日付)などが述べた。

AFP, October 23, 2016、AP, October 23, 2016、ARA News, October 23, 2016、Champress, October 23, 2016、al-Hayat, October 24, 2016、Iraqi News, October 23, 2016、Kull-na Shuraka’, October 23, 2016、al-Mada Press, October 23, 2016、Naharnet, October 23, 2016、NNA, October 23, 2016、Reuters, October 23, 2016、RT, October 23, 2016、SANA, October 23, 2016、UPI, October 23, 2016などをもとに作成。

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米軍哨戒機がロシア軍が駐留するフマイミーム航空基地とタルトゥース海軍基地を偵察(2016年10月23日)

RT(10月23日付)によると、米軍のP-8A哨戒機が地中海沖上空からロシア軍部隊が駐留するラタキア県フマイミーム航空基地とタルトゥース海軍基地に接近し、同地上空を旋回、偵察活動を行っていたと伝えた。

このP-8A哨戒機は、機体番号が168859、イタリアのシチリア島から飛来、地中海沖約50~60キロの地点を4回以上にわたり旋回していたという。

AFP, October 23, 2016、AP, October 23, 2016、ARA News, October 23, 2016、Champress, October 23, 2016、al-Hayat, October 24, 2016、Iraqi News, October 23, 2016、Kull-na Shuraka’, October 23, 2016、al-Mada Press, October 23, 2016、Naharnet, October 23, 2016、NNA, October 23, 2016、Reuters, October 23, 2016、RT, October 23, 2016、SANA, October 23, 2016、UPI, October 23, 2016などをもとに作成。

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ハサカ市内のロジャヴァ支配地域でダーイシュによる爆弾テロ(2016年10月23日)

ハサカ県では、SANA(10月23日付)によると、ハサカ市ムシャイリファ地区でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、3人が負傷した。

シリア人権監視団によると、爆発は、西クルディスタン移行期民政局支配地域。

ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信は、この事件に関して、PKK(クルディスタン労働者党)の戦闘員5人を殺害したと発表した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、親政権武装勢力がサワーナ丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がシャーイル油田一帯、ウンム・シャルシューフ村、アブー・サナースィル丘、ガジャル村北部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を重点的に攻撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市パノラマ交差点一帯、サルダ山、ジャフラ村、ダイル・ザウル航空基地東部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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スワイダー県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がバヤーディル地区、ラシーダ村東部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(10月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、18日に爆殺されたアブー・ハーシム・イドリビー氏の後任として、アブー・ムハンマド・マクディスィー氏を新司令官に任命した。

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トルコ軍の爆撃・砲撃支援にもかかわらず、反体制武装集団はYPG主体のシリア民主軍支配地域に進軍できず(2016年10月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍地上部隊および同軍の支援を受けるジハード主義武装集団とマーリア市近郊のシャイフ・イーサー村一帯で戦闘を続けた。

ARA News(10月23日付)によると、トルコ軍はまた、アレッポ県北部のジャッバーン村、ブルジュ村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を8回にわたり砲撃する一方、シャイフ・イーサー村、ハルバル村、ウンム・フーシュ村一帯のシリア民主軍拠点を51回にわたり空爆・砲撃したと発表した。

しかし、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)は、トルコ軍の空爆・砲撃による支援にもかかわらず、シリア民主軍の抗戦により、進軍を妨げられた。

なお、シリア人権監視団によると、トルコ軍戦闘機の空爆と地上部隊の砲撃、トルコ軍の支援を受けた反体制武装集団(ジハード主義武装集団)との戦闘で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍側の死者数は20日以降だけで22人にのぼっているという。

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ARA News(10月23日付)によると、トルコ軍の支援を受けアレッポ県北部で「ユーフラテスの盾」作戦に参加する武装集団の一つムウタスィム・ビッラー旅団の司令官、ムスタファー・シージュリー氏が乗った車がハタイ県アンタキア市近くの街道を走行中に、道路脇に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれ、シージュリー氏が軽傷を負った。

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ハサカ県では、ARA News(10月23日付)によると、トルコ国境警備隊がラアス・アイン市西部郊外で国境に近づいた若者に発砲、負傷させた。

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反体制武装集団戦闘員が退去したダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市に人道支援物資搬入(2016年10月23日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、国連とシリア赤新月社の支援チームが、停戦合意が成立したムウダミーヤト・シャーム市に人道支援物資を搬入した。

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ヒムス県では、SANA(10月23日付)によると、ラスタン市、タルビーサ市、タッルカラフ市などの住民約160人が関係当局に投降し、2016年政令第15号に従い、免罪となった。

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ダマスカス県では、SANA(10月23日付)によると、ダマスカス大学、盲ろう者教育学院の学生などが、国連ビル前でテロ組織による戦争、諸外国によるテロ支援に抗議するデモを行った。

SANA, October 23, 2016
SANA, October 23, 2016

 

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ロシア・シリア両軍によるアレッポ市東部での人道停戦期間が終了し、戦闘が再開、シリア軍はアレッポ市南西部の航空技術科一帯を制圧(2016年10月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍が20日午前8時から3日間の予定で実施されていた人道停戦の期間終了(22日午後19時)を受け、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市東部のスッカリー地区、アーミリーヤ地区、マシュハド地区などを空爆、シリア軍も同地一帯およびハルブ・ジャッディーダ地区、ハムダーニーヤ地区、第1070集合住宅地区、スーク・ジャバス地区などへの砲撃を再開し、反体制武装集団と交戦した。

また、戦闘機(所属明示せず)は、ハーン・アサル村、アウラム・クブラー町一帯などを空爆、シリア軍も、シリア人・外国人親政権武装勢力とともにハーン・トゥーマーン村一帯などで反体制武装集団(ファトフ軍)と交戦した。

一方、SANA(10月23日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、アレッポ市南西部の航空技術科一帯をファトフ軍との交戦の末に制圧した。

シリア軍はまた、アイス村、マアッラーター村、ハーリディーヤ村、ハナースィル市西部、アレッポ市ラーシディーン地区で反体制武装集団と交戦した。

SANA, October 23, 2016
SANA, October 23, 2016

このほか、シリア人権監視団によると、シリア軍は、バーズー丘、アレッポ市ラーシディーン地区(第5区)、ブライジュ村を射程圏内に収めた。

なお、『ハヤート』(10月24日付)によると、ロシア・シリア両軍による人道停戦期間中、両軍が解説した人道回廊を通じてアレッポ市東部から外界に退去したのは、負傷した戦闘員8人と、民間人7人だけだったという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラスタン市、タッル・ザハブ町、カフルラーハー市のシャーム・ファトフ戦線などの拠点に対して空爆を行った。

SANA(10月23日付)によると、シリア軍がアーミリーヤ村、タッル・ザハブ町、ラスタン市でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが、スーラーン市に「樽爆弾」を投下する一方、戦闘機(所属明示せず)がラターミナ町を空爆した。

SANA(10月23日付)によると、シリア軍が、スーラーン市、タイバト・イマーム市、カフルズィーター市、ラターミナ町でナスル軍、イッザ軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム・ファトフ戦線と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがハーン・シャイフ・キャンプ一帯に「樽爆弾」28発を投下、地上部隊が地対地ミサイルと思われる砲弾を同地に撃ち込んだ。

一方、SANA(10月23日付)によると、シリア軍が人民防衛諸組織とともにハーン・シャイフ・キャンプとザーキヤ町一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦、同地一帯の農場地帯を制圧した。

他方、ARA News(10月23日付)によると、イスラーム軍がリーハーン農場郊外の複数拠点を奪還した。

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イドリブ県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、カンスフラ村一帯でファトフ軍の拠点を空爆した。

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ラタキア県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がカンズー山、タルディーン村、カフルサンドゥー村、キンダ村、マルアンド村、カルフース村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がダルアー市避難民キャンプ、タファス市、ヌアイマ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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