シャーム解放機構はトルコの諜報機関の要請を受け、アンサール・アビー・バクル連隊のメンバー9人を新たに逮捕(2022年7月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市、ダーナー市、アティマ村、サルキーン市、ハーリム市、ジスル・シュグール市一帯各所で、アンサール・アビー・バクル連隊のメンバー9人を新たに逮捕した。

逮捕はトルコの諜報機関の要請を受けたもので、逮捕者の数は15人以上にのぼっている。

AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県サラーキブ市北の「決戦」作戦司令室支配地に設置されているトルコ軍の拠点複数カ所に向けて砲撃(2022年7月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市北の「決戦」作戦司令室支配地に設置されているトルコ軍の拠点複数カ所に向けて砲弾4発を発射した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャッバー村に至る街道で、親政権民兵の司令官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

ダルアー・ニュース(7月10日付)によると、殺害されたのは、アフマド・ファイサル・サーリフ(アブー・クサイ)を名乗るヒズブッラーの民兵。

https://www.facebook.com/DARAA.ALTHUWRA
https://eldorar.com/sites/default/files/styles/696×367/public/img_20220710_105144.jpg

AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、Daraa News, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダムを砲撃(2022年7月10日)

アレッポ県では、ANHA(7月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領とイランのライースィー大統領がイード・アル=アドハーに合わせて電話会談(2022年7月10日)

アサド大統領とイランのエブラーヒーム・ライースィー大統領はイード・アル=アドハー(7月8日)に合わせて電話会談を行い、互いに祝意を示した。

両首脳はまた、二国間関係の発展拡大の方途、中東地域における共通の関心事、地域情勢や国際情勢の進展などについて意見を交わした。

SANA(7月10日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02vjcd4gLgr9koJD6k2ej89TYq4wYByxemLcZqPL4UV19a8gH13h6dteNtk1Tc8yNsl

AFP, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で2人(2022年7月10日)

保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、7月10日現在のシリア国内での感染者数は計55,954人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,771人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0snV37ZD7NFNDYP5TfWwrfEVdwCeqmMwgHbWSW9kAmbi5dz8Y42R8ShYREYN3JZqBl

AFP, July 10, 2022、ACU, July 10, 2022、ANHA, July 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2022、Reuters, July 10, 2022、SANA, July 10, 2022、SOHR, July 10, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合のパトロール部隊がハサカ県タッル・ハミース市近郊で部族長を拘束したが、住民が道路を封鎖するなどして抗議したためほどなく釈放(2022年7月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合のパトロール部隊がタッル・ハミース市近郊でシャッラービーン部族に属するブーガーリブ部族の部族長を拘束した。

これを受け、住民が道路を封鎖するなどして抗議、有志連合は部族長を釈放した。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構が元司令官1人を拘束(2022年7月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が元司令官1人を拘束した。

この司令官は、シャーム軍元司令官で、それ以前はシャームの民のヌスラ戦線カラムーン地区(ダマスカス郊外県)の司令官を務め、シャーム解放機構の幹部の1人であるアブー・マーリク・タッリー氏とともにイドリブ県に移動してきた人物だという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジュバイリーヤ村近郊でシリア軍の兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2022年7月9日)

ハサカ県では、ANHA(7月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村、クーザリーヤ村を砲撃した。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はアレッポ市のサハービー・ジャリール・アブドゥッラー・ブン・アッバース・モスクでイード・アル=アドハーの集団礼拝に参加:「歴史の都市であるアレッポとは今であり、未来を記している」(2022年7月9日)

アサド大統領は、アレッポ県アレッポ市のサハービー・ジャリール・アブドゥッラー・ブン・アッバース・モスクでイード・アル=アドハー(7月8日)の集団礼拝に参加した。

集団礼拝は、宗教関係省イスラーム法学評議会の評議員であるマフムード・アッカーム師の指導のもとに行われ、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、イスラーム教法曹会関係者、市民らが参加した。

集団礼拝を終えたアサド大統領は、アレッポ市の住民らに対して以下のように述べた。

https://www.facebook.com/watch/?v=812166186886730

過去数年にわたり、アレッポ訪問を断念していたが、住民との連絡は絶えなかった。彼らは会うたびに私にこう言ってくれた。「アレッポはあなたに会いたくてたまらない。私たちはあなたにあいたくてたまらない」。私も会いたくてたまらないだけなら、アレッポに住んでいたいと答えていた。だが、責任ある地位にある者にとって、こうした困難な状況下、人々が苦難に苛まれ続けているなかで何かをもたらすのが義務だ。昨日(アレッポ市を)訪れたのは、国家が、長らく苦しんできたアレッポの市民に与えるべきものがあったからだ。それが前進するための一歩に過ぎなかったら、問題の解決策とはならない。だが、一連の問題を解決するための一歩になるだろう。
(アレッポに会いたくてたまらないという)思い、そしてアレッポと私の関係についていうと、私が何を言っても充分でなない。なぜなら、関係は、父が私を私の兄弟とともに初等教育を終えた1976年に(アレッポに)派遣して以来、45年も続いているからだ。この時の訪問は、子供だった私がダマスカスの外、つまりアレッポ市で初めて経験した休みだった。この時のことは覚えてないし、なぜだかそのことを気にしたこともなかった。私は優れた子供、あるいは優秀な生徒だったからだろうか? 航空士官学校に通う青年だったハーフィズ・アサド大統領のアレッポ市に対する愛を、息子たちに伝えたかったからだろうか、アレッポを幼い頃から愛している私の子供たちにしているように。

私はアレッポと愛に満ちた関係を築き、それは青年期を通じて育まれ、今日のようなかたちになった。大統領になってからの毎年の夏の休暇は海で、冬の休暇はアレッポ市で過ごした。だから、私とこの都市、そして「アレッポは私の目の奥にある」という私の言葉を覚えてくれているその住民との愛情について話すのであれば、こう言いたい。この愛はおそらく目の奥で始まり、心臓の奥で始まり、頭のなかで始まる。こうして始まり、育まれて、深い愛情になる時、それは血となる。なぜなら、血はすべての細胞をめぐるからだ。真の愛とは人体の一カ所に留まるものではない。すべての細胞に拡がるものだ。これが私とアレッポ住民の関係だ。

アレッポは歴史を通じて常に、その歴史、文明、住民の創意、愛国心において偉大な都市である。アレッポは同時に、戦争の標的であり、敵の正規軍、非正規軍、この地域、あるいは別の場所からやって来た手先たちが努力を結集させてきた。アレッポは偉大であるがゆえ、その住民はこの戦争を耐え抜き、対決することを決心した。戦いに勝利し、戦いの後に建設に従事し、建設という戦いにおいて勝利することを決心した。

この戦争を通じて、シリア人どうし、あるいはアレッポ市を愛する人どうしの関係は変化した。愛は新たな段階に移行し、アレッポは前に向かって歴史的に跳躍した。おそらく、歴史的な段階を上昇し、その住民は、偉大なる物語、忍耐と不屈の物語、自らの歴史や祖先、この都市が数千年にわたってもたらしたすべてにふさわしい愛国心の物語が記された。アレッポの住民が記したこの物語は、我々シリアの市民にとって、歴史の教訓であり、愛国心のなかの教訓である。

昨日、アレッポの多くの地区を訪れた。また、この戦争を通じてシリア国内のさまざまな地域を訪れた。これらの場所はいずれも、地理的な意味においてだけでなく、方法、思考、標的といった意味においても、テロリストの通り道になった場所だ。だが、その跡は振り払われるだけの埃であり、歴史のごみ箱、未来のごみ箱に捨てられるゴミに過ぎない。

我々は発電所を訪れ、西側、とりわけ米国の航空機がどのようにこれを破壊したのか、その後にテロリストがどのようにやって来て、地雷を敷設し、残された物を爆破し、シリアのどの場所であれ残った部品を使えないようにしたのかを見た。彼らはアレッポだけでなく、光と関係があるすべてを標的とした。

我々はタッル・ハミースの揚水ステーションに行って、彼らがどのように同じようなことをしたのか。、どのようにタドムル市を破壊したのかを見た。我々は彼らがどのようにアクサー・モスクを破壊しようとしているのかを見ている。我々は一つの方法論について話している。彼らがモスクや教会を破壊した時も事態は同じである。目的はこの都市の住民とその信仰を切り離すことにあった。だが、もちろんそんなことは不可能なのだ。

彼らが工場を破壊し、略奪をしたとき、彼らはアレッポの創意を抹殺できると考えていた。市場を破壊し、さまざまなサービスを破壊した時、彼らはアレッポの住民の祖国への信仰を抹殺し、彼らの心の希望を抹殺できると考えていた。だが、彼らは失敗した。なぜ、失敗したのか? それが歴史というものだからだ。

歴史とは、知識、出来事、経験、教訓の積み重ねだ。それが時代と歴史の違いだ。時代とは、多くのことが起きはするが、我々がそこから学びとることのない日付だ。しかし、歴史とは、たとえそれが1日であっても、我々は教訓を得ることができる。それこそが歴史であり、それこそが違いだ。だから、アレッポは時代の都市、UNESCOにおいて13000年という歳月を経たとされる古代都市ではない。歴史のなかで、我々がその古さを特定することは困難だが、アレッポ住民の経験を計ることはできる。しかし、我々はそれを一つの方法で計ることができる。それは、アレッポの住民がこの戦争を通じて行ってきたことによってだ。

我々はスークに行った。ご存知の通り、その多くの再建が始まっている。サクティーヤ第1スーク、ハーン・ハリール、そして今はサクティーヤ第2の再建に直接取りかかっており、近く、それ以外のスークにも再建される。どれだけの努力、資金を費やそうと、我々はこれを続けていく…。この戦争で起きたこと、とりわけアレッポで起きたのは、歴史の道筋、道のりからの逸脱に過ぎない。我々はこの道のりを正し、あるべき場所に戻す。この戦争で起きたのは、いくつかの石が破壊されただけで、我々はこれらの石を元の場所に戻す。アッラーがアレッポに創造したかたちに、あるいはおそらくは人類がもたらされた時のように、生活を元通りにするまで、戻し続ける。

アレッポは前に向かって歴史的な跳躍をした歴史的な都市であると言う時、我々は建設的にこういうことができる。アレッポの民は歴史を記してきた。シリアの民は歴史を記してきた。だが、実際のところ、誰も歴史を記してはいない。なぜなら、歴史とは過去であり、過去とは、誰かがそれを巻き戻して、何かを記すことなどできない過ぎ去った時だからだ。そのような概念なのだ。だが、歴史的事件が起きる時、歴史的な人物が現れる時、歴史的な子国民が登場する時、それが真に記すものは、現在であって、歴史ではない。だから、こう締めくくりたい。アレッポの民と、歴史の都市であるアレッポとは今現在であり、未来を記しているのである。明けましておめでとう。

SANA(7月9日付)が伝えた。





https://youtu.be/PQwyACl1KxY




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02HUg6wj3F3Jgqo7iHGSwY7NFrG6LaZipHadzhkuym4VtSbRJN7YTFv7hN9s5xxtxMl

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はイード・アル=アドハーを記念してシリア軍の将兵に向けて祝辞を送る(2022年7月9日)

アサド大統領はイード・アル=アドハー(7月9日)を記念して、シリア軍の将兵に向けて祝辞を送った。

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またアリー・マフムード・アッバース国防大臣兼軍武装部隊副司令官(中将)が、軍武装部隊司令官(大将)であるアサド大統領の命令を受けて、東部地区(ダイル・ザウル県)で戦闘に従事する部隊の一つを訪問し、兵士らを激励した。

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SANA(7月9日付)が伝えた。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人はアレッポ県アレッポ市スィルヤーン地区にあるイスラーム慈善協会の孤児院を慰問(2022年7月9日)

アスマー・アフラス大統領夫人は、イード・アル=アドハー休暇の2日目となる9日、アレッポ県アレッポ市スィルヤーン地区にあるイスラーム慈善協会の孤児院を慰問した。

SANA(7月9日付)が伝えた。




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0HLA2FS9gYLR2iXErMY4iHfjpGvovAvhmvkK4Dt6aQx5xkLqsbigspXaZV26F4Ja1l

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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ハサカ市のバースィル交差点に設置されているシリア民主軍の検問所西でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発(2022年7月9日)

ハサカ県では、SANA(7月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市のバースィル交差点に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所西でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で3人(2022年7月9日)

保健省は政府支配地域で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、7月9日現在のシリア国内での感染者数は計55,952人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,769人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02V9EK7YhkmhQF8p9g8eNmeJsZR7KzAGMzLbMatM64b4xU48hnafw7GXEek36j5Gupl

AFP, July 9, 2022、ACU, July 9, 2022、ANHA, July 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2022、Reuters, July 9, 2022、SANA, July 9, 2022、SOHR, July 9, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領とアスマー夫人は、長男のハーフィズ氏、長女のザイン氏、次男のカリームとともに、アレッポ市旧市街のスークを訪れる(2022年7月8日)

アサド大統領とアスマー・アフラス夫人は、長男のハーフィズ氏、長女のザイン氏、次男のカリームとともに、アレッポ市旧市街の市場(スーク)を訪れ、イード・アドハー休暇初日で賑わう同地を散策しながら住民と懇談した。


アサド大統領とアスマー夫人らはまた、復旧作業が続けられている旧市街のウマイヤ・モスクを視察し、アレッポ城前のレストランで食事をとった。

SANA(7月8日付)などが伝えた。












https://www.facebook.com/watch/?v=765772541514956

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02xXoQpniag28CfrwZ3RsXGb4CsuKeZaRpmXmJ81pHbeiRNF566jkX6YiAjR9uDvV4l

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人は、アレッポ県アレッポ市旧市街にあるサイフッダウラ・ハムダーニー学校で、シリア国民信託が開催したワークショップ「まっすぐな道スークの戦略的発展」の閉幕会議に出席(2022年7月8日)

アスマー・アフラス大統領夫人は、アレッポ県アレッポ市旧市街にあるサイフッダウラ・ハムダーニー学校で、シリア国民信託が開催したワークショップ「まっすぐな道スーク(市場)の戦略的発展」の閉幕会議に出席した。

アレッポ市の地元コミニュティー、政府機関、市民団体などとの共催によって開催されたワークショップは、旧市街の「まっすぐな道」とその入口に26のスーク、1,252の商店を建設するのが目的で、旧市街のスークの修復・復旧作業の課題などについて議論が行われた。

アスマー夫人は、閉幕会合の冒頭に挨拶を行い、旧市街のスークの修復プロジェクトがこれまで経てきた諸段階は、修復についての深い理解を反映したもので、それは破壊された建物の復興に限られず、そこでの生活や住民の復興に及ぶもので、生産の復興と必然的に結びつていると述べた。

アスマー夫人は、アレッポ市の遺跡、文化的・文明的遺構の破壊は、シリアの人間、文明、社会的調和を体現するすべてのものへの体系的破壊の試みだったとしたうえで、破壊をもたらした戦争がシリアのアイデンティティを狙うことを主な目的としていたと述べた。

そのうえて、アスマー夫人はアレッポ市の住民に向けて以下のように語りかけた。

あなた方は、愛国心のもっとも重要なかたちを提言しています。それはまず第1に、脅威や厳しい生活環境にもかかわらう、あなた方の街にしっかりととどまることによってです。第2に、きわめて困難といった言葉では言い表せないほどの状況かで、あなた方は率先して、あなた方の街、あなた方の国のために活動しました。ですから、アレッポの成功は、この国の力、社会の勝利、破壊を乗り越えようとする強い意志の証なのです。私たちみなが、この街を復興させることに関心があります。アレッポ、そしてこの国を愛する人の関心事です。

アスマー夫人は挨拶の後、サウフッダウラ・ハムダーニー校による修復・復旧作業の状況を視察した。

SANA(7月8日付)が伝えた。




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02i2kpkX2fMpps8XGnhQ61ZV3AapgRfWBdVAyZmrRNrZeK9CvXsow6wcoavMXjNQVl

https://www.facebook.com/watch/?v=3174635379441550

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はアレッポ県アレッポ市郊外の火力発電所を訪れ、第5セクションの始動に立ち合う(2022年7月8日)

アサド大統領は、アレッポ県アレッポ市郊外の火力発電所を訪れ、シリア軍による同発電所解放から6年を経て復旧した第5セクションの始動に立ち合った。

第5セクションは、200メガワットの電力を発電し、アレッポ県に供給する。

アサド大統領はまた、第1~4セクションの復旧状況を視察した。

発電所を訪れたアサド大統領は以下の通り述べた。

この成果に我々皆からおめでとうと言いたい。それ以上に、労働者とその能力におめでとうと言いたい。我々は、発電所、そしてテロリスト、すなわち米国が主導する西側諸国が破壊した現場の視察を通じて、破壊された発電所の部品を一つずつ復興させていく人々と、侵略し、部品を一つずつ破壊していった者たちを比較せざるを得ない。

祖国、祖国の施設、国民の施設を命令に従い、ドルを支払われて破壊していった者どもと(あなた方)を比較することしかできない。彼らは、これらを建設し、管理してきた人々、すなわちあなた方とは逆に単なり、奴隷だったからだ。

我々は、自分たちを革命家だと日々名乗り、国に不義を広めた者どもと、光を生み出し、シリアに広めていったあなた方とを比較せざるを得ない。

短期間ではあるが今回の視察で感じたのは、まさに誇りだ。我々が発電所を建設したことへの誇りではない。シリアには数十年にわたって発電所は存在した。だが、この発電所が破壊された時、さまざまな企業と連絡をとった結果、完全に破壊された発電所に希望はなく、修復できないと言われたにもかかわらず、我々の専門家、技術者、そして労働者は自国の敬虔、そしてシリアの誠実なる友人らの支援によって修復を実現したのだ。

あなた方な困難な状況下において作業にあたってくれた。なぜなら、テロリストはこの地域からまだ遠ざかっていはないからだ。封鎖の試みがシリアに対して行われており、部品の確保もさほど容易ではなかった。にもかかわらず、2年足らずで我々はこの発電所の1セクションを修復することができた。これはシリアにおいて非常に重要な成果であり、我々みながそれを誇りに感じている。このことはまさに、いかなる障害や困難も、人間が愛国心、粘り強さ、そして決意を持つことで克服されるというメッセージを与えるものだ。

この戦争を通じて、労働者階級は武装部隊の第2層をなした。第1層は戦い、解放し、第2層は復興プロセスに従事した。彼らは建設している。これが真実だ。第1層は人が与え得るすべてを与えた。殉教者となり、負傷者となった。我が国の公的セクターは、困難な状況下で汗と労苦を提供し、血を提供した。労働者階級にも殉教者が出た。

あなた方が今行っているのは、シリアの電力機構の労働作業においてあなた方がこれまでに行ってきたいかなることとも異なっている。我々は常に発電を行ってきた。それはサービスに関わることである。今日、我々は単なるサービス以上のものを行っている。数カ月にわたる生産、雇用機会創出、敢行、製造、工場での作業、サービス提供などすべてを、我々はこの国の繁栄、成長、そして安定に反映させることになるだろう。
とりわけこの状況において、アレッポ県、とりわけアレッポ市は、他の県が受けたのとは異なる被害を経験した。水道、電気、サービスなどにおいて、砲撃、破壊、テロにおいて、アレッポ市ほどに大きな被害を受けた都市はない。アレッポ県、アレッポ市はこの成果の最大の受益者になるに値する。
電力省のすべての職員、とりわけ、現場の労働者、技術者、専門家、エンジニア、管理職員、従業員、さまざまな作業段階で貢献してくれたすべての人に謝意を示したい。彼らに敬意を評したい。あなた方が修復・復旧作業時に示した労苦、汗、誠実さ、献身さ、熱意がかたちになり、繁栄、成長、安定をもたらすことを確信している。

SANA(7月8日付)が伝えた。

https://youtu.be/SZafjdzbbW0




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02FczYdRbFzAxbPJAx4BqpLK11LUCjk7VqK9KzA124AFmKzLuXQmHpqgV8ssvTUJCol

https://www.facebook.com/watch/?v=2077338152438484

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はアレッポ県タッル・ハースィル村の揚水ステーションの給水施設の始動を視察(2022年7月8日)

アサド大統領は、アレッポ県タッル・ハースィル村の揚水ステーションの給水施設の始動を視察した。

同ステーションの稼動により、ハンダラート村の人工滝地区を、アレッポ市を流れるクワイク川に水道水が供給、市内の生活用水と同市南の農村地帯に農業用水が確保されることになる。

SANA(7月8日付)が伝えた。


https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02Us4stneDDHW6vQwhL2SseGW4j4AivxBe7NBri5X45dj47ZUucHn5SLAfejTiKvdJl

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハルドゥーブ村でのパトロール中に襲撃を受けて重態となっていたシリア民主軍ハジーン軍事評議会シャアファ村中隊司令官が死亡(2022年7月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハルドゥーブ村で前日のパトロール中に襲撃を受けて重態となっていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍ハジーン軍事評議会シャアファ村中隊司令官が死亡した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年7月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バイニーン村、スフーフン村、バーラ村、バルユーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるハザーリーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、クライディーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市西で、麻薬の密売に関与しているとされる若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた9家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由にシリア政府の支配地に脱出(2022年7月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた9家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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国連安保理では越境(クロスボーダー)人道支援の1年間延長を求める決議案がロシアの拒否権発動で否決、半年延長を求めるロシアの決議案も欧米諸国の反対で廃案に(2022年7月8日)

国連安保理で、シリア政府への許可なく国外から越境(クロスボーダー)人道支援を行うことを認めた国連安保理決議第2585号が2022年7月10日に失効するのを前に、期間延長を定めた決議案の採決が行われ、否決された。

決議案は、アイルランドとノルウェーが提出したもので、クロスボーダーの人道支援の1年間の期間延長を求めていた。

採決では、13ヵ国が賛成したが、ロシアが拒否権を発動し、廃案となった。

中国は棄権した。

一方、ロシアが提案した第2の決議案についても採択が行われ、ロシアと中国が賛成したが、10ヵ国が棄権、米国、英国、フランスが拒否権を発動し、廃案となった。

同決議案は、2023年1月10日までの半年だけ期間を延長すること、境界経由(クロスライン)での人道支援を「完全、安全、そして妨害なく」認めることが求められていたが、欧米諸国の反対で否決された。

SANA(7月8日付)などが伝えた。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は「半年の延長では、シリアの人々を真冬に必要な物資もなしに放置することになる」と強調し、これまでと同様の1年延長が不可欠だと訴えた。

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アムネスティ・インターナショナル、国際救済委員会(IRC)はロシアの拒否権発動を非難する声明を出した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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アレッポ国際空港とUAEのアブダビ国際空港を結ぶシャーム・ウィングの定期旅客便の就航が10年ぶりに再開(2022年7月8日)

アレッポ国際空港(アレッポ県アレッポ市)とUAEのアブダビ国際空港を結ぶシャーム・ウィングの定期旅客便の就航が10年ぶりに再開した。

SANA(7月8日付)が伝えた。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年7月8日)

アレッポ県では、ANHA(7月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、タッル・カッラーフ村を砲撃した。

 

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ハサカ県では、SANA(7月8日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市でシリア国民軍のハムザ師団のメンバーどうしが前日に続いて交戦し、複数の戦闘員が負傷した。

AFP, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で4人(2022年7月8日)

保健省は政府支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、7月8日現在のシリア国内での感染者数は計55,949人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,767人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid08CAGNMhcqqtj2P5HGQsw5cAD13fr1i27TdqTPZkeQ8dihigfu4kacLYuisnyDDJrl

AFP, July 8, 2022、ACU, July 8, 2022、ANHA, July 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2022、Reuters, July 8, 2022、SANA, July 8, 2022、SOHR, July 8, 2022などをもとに作成。

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ロシアは越境(クロスボーダー)人道支援の6カ月の期間延長を認めることを提案(2022年7月7日)

AP(7月7日付)は、シリア政府への許可なく国外から越境(クロスボーダー)人道支援を行うことを認めた国連安保理決議第2585号が2022年7月10日に失効するのを前に、ロシアが2023年1月10日までの半年だけ期間を延長することを提案したと伝えた。

安保理を構成する欧米諸国、アントニオ・グテーレス事務総長、越境人道支援に携わる30以上のNGOは1年の延長を求めており、ロシアは中国とともにこれに反対してきたが、妥協案を示したかたちとなる。

これを受けて、国連安保理は、アイルランドとノルウェーが提出した越境人道支援の1年間の期間延長を求める決議案の採決を予定していた7日の会合を延期した。

次回会合では、アイルランドとノルウェーの決議案が採択され、これが否決された場合、ロシアの決議案の採決が行われる予定。

ロシアの決議案では、境界経由(クロスライン)での人道支援を「完全、安全、そして妨害なく」認める旨合わせて記されている。

 

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越境人道支援の実施は、国連安保理決議第2165号(2014年7月14日採択)によって定められた。

同決議は当初、有効期間を180日と定めていた。だが、人道支援継続の必要から、第2191号(2014年12月17日採択――2016年1月10日まで延長)、第2332号(2016年12月21日採択――2018年1月10日まで延長)、第2393号(2017年12月19日採択――2019年1月10日まで延長)、第2449号(2018年12月14日採択――2020年1月10日まで延長)、第2504号(2020年1月11日採択――2020年6月10日まで延長)、第2533号(2020年7月11日採択――2021年7月10日まで延長)、第2585号(2021年7月14日採択――2022年1月10日まで延長)によって8度にわたって延長されていた。

国連安保理決議第2585号は、境界経由(クロスライン)、すなわち政府支配地と反体制派支配地を隔てる境界線を経由した人道支援を拡充するための取り組みを強く奨励する一方、越境人道支援については以下の通り、定めていた。

安保理決議第2165号(2014年)の第2、3項の決定(越境人道支援実施にかかる決定)を、6カ月間、すなわち2022年1月10日まで、バーブ・ハワー国境通行所の通過のみについて延長することを決定する。合わせて、作業における透明性に特に事務総長が透明性に特に配慮しつつ、報告書の発行し、人道的ニーズを満たすための境界経由でのアクセスを進展させることを条件として、さらに6カ月、すなわち2022年7月10日まで追加延長するものとする。

この文言に基づき、2022年7月10日まで期間が追加延長されていた。

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、AP, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍は高機動ロケット砲システム(HIMARS)を発射した画像を公開(2022年7月7日)

米国が違法に駐留するヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)などを通じて、米軍との合同演習で高機動ロケット砲システム(HIMARS)を発射する訓練を実施したと発表、その画像を公開した。

ツイッターの書き込み内容は以下の通り:

HIMARSを発射。革命特殊任務軍と米軍が最近実施した合同演習でのMIMARSミサイルの映像。これらの演習は、地域の人々を攻撃から守る兵士の技術と能力を示している。
タンフ、シリア

https://twitter.com/MaghaweirThowra/status/1544639705639276544

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合の使節団がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市を訪れ、北・東シリア自治局ユーフラテス地域の執行評議会メンバーと会談(2022年7月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、前日にマンビジュ市を訪れていた米主導の有志連合の使節団が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市を訪れ、同市に設置されている北・東シリア自治局ユーフラテス地域の執行評議会メンバーと会談した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月7日付)などによると、使節団は英軍の司令官が代表を務めていたという。

なお、バスニュース(7月6日付)によると、有志連合の使節団は5日にもアイン・アラブ市を訪問していた。

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、Basnews, July 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県マヤーディーン市、ブーカマール市上空に所属不明の戦闘機2機が飛来(2022年7月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市、ブーカマール市上空に所属不明の戦闘機2機が飛来した。

戦闘機はロシア軍所属か米主導の有志連合所属と見られる。

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県ガーブ平原のヒルバト・ナークース村近くに新たな拠点を設置(2022年7月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村近くに新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アッサール・ワルド町にある製粉工場前の交差点に設置されているシリア軍第4師団の検問所が何者かの襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ガザーラ町北の大隊基地近くで、6月にヨルダンから帰国したばかりの若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍のドローンアレッポ県マンビジュ市西のアリーマ町近郊に設置されているシリア民主軍マンビジュ軍事評議会の拠点を爆撃し、兵士2人を殺害(2022年7月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のアリーマ町近郊に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の拠点を爆撃し、兵士2人を殺害した。

また、ANHA(7月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハリーサ村を砲撃した。

 

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ハサカ県では、ANHA(7月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、クーザリーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属するハムザ師団傘下のバドル殉教者旅団のメンバーどうしが前日に続いて交戦した。

 

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トルコ国防省は声明を出し、シリア北部でYPGのメンバー20人を無力化したと発表した。

AFP, July 7, 2022、ANHA, July 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2022、Reuters, July 7, 2022、SANA, July 7, 2022、SOHR, July 7, 2022などをもとに作成。

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