ロシア軍使節団が、ラッカ県アイン・イーサー市にある北・東シリア自治局ギレ・スピ(タッル・アブヤド)地区評議会本舎を訪問(2022年9月8日)

ラッカ県では、ANHA(9月8日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市一帯地域に展開するロシア軍の使節団が、同市にある北・東シリア自治局ギレ・スピ(タッル・アブヤド)地区評議会本舎を訪問し、ハミード・アブド共同議長、ファディーラ・ムハンマド共同議長、ハザーア・ムハンマド共同副議長と会談した。

会談では、アイン・イーサー市一帯地域の軍事情勢、とりわけトルコ軍による断続的な砲撃について議論が及び、ギレ・スピ地区側は、攻撃による地域の不安定化、死傷者の発生、揚水所、変電所、学校など生活インフラへの被害の状況について説明、ロシア側に2019年10月に発効したトルコとの停戦合意を遵守し、攻撃を停止させるよう求めた。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプで、アサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続、シリア民主軍兵士2人がスリーパーセルとの戦闘で死亡(2022年9月8日)

ハサカ県では、ANHA(9月8日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

15日目となる9月8日には、第5区で摘発活動が行われ、カラシニコフ銃、RPG弾などの武器装備、弾薬、トルコ・リラ、携帯電話などが押収された。

作戦を支援する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、第5区でスリーパーセルとの戦闘が発生、シリア民主軍の兵士2人が死亡したと発表した。

スリーパーセルはダーイシュ・メンバー7人からなり、女装してキャンプから脱走しようとしていたところを、シリア民主軍の部隊が包囲、戦闘になった。

シリア民主軍は1人を殺害し、6人を捕捉したが、その際兵士2人が重傷を負い、その後死亡した。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県シャイフ・ユースフ村一帯を爆撃、多数が死傷(2022年9月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が正午前にシリアのアル=カーイダである国際テロ組織のシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の支配下にあるいわゆる「解放区」内のシャイフ・ユースフ村とハフサルジャ村の一帯、サイジャル村、ルージュ平原のガファル村などに対して14回の爆撃を実施した。

このうちシャイフ・ユース村とハフサルジャ村の一帯に対する爆撃は、両村に近い石材加工と住宅1棟を狙ったもので、市民7人が死亡、15人が負傷した。

爆撃と合わせて、クラスター弾を装填した地対地ミサイルによる攻撃も行われた。

ロシア軍はまた、この爆撃の約10時間後にも、同地に対して爆撃を実施した。

この爆撃に報復するかたちで、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるタッル・マルディーフ村、ハントゥーティーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍も反撃、「決戦」作戦司令室の支配下にあるダイル・サンバル村一帯を砲撃し、女性1人が負傷した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバイニーン村、シャンナーン村、アーフィス村一帯に対しても砲撃を行った。

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、ロシア航空宇宙軍がイドリブ県シャイフ・ユースフ村近郊にあるシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)の教練キャンプを爆撃し、テロリスト120人以上を殺害したと発表した。

エゴロフ副センター長によると、この爆撃で、駐シリア・ロシア軍部隊の施設を攻撃するために準備していた無人航空機(ドローン)制御拠点4カ所、ドローン発射装置数ヵ所、自作ドローン約20機を無力化した。

エゴロフ副センター長はまた、シャーム解放機構が、イドリブ市、タフタナーズ市、ビンニシュ市、ジスル・シュグール市、ナイラブ村、アリーハー市で活動するホワイト・ヘルメットの代表らとともに、ロシア軍とシリア軍が民間人や民間インフラを攻撃していると見せかけるためのビデオを撮影している、と付言した。

RIAノーヴォスチ通信(9月8日付)が伝えた。

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イドリブ県内で活動する「第80監視団アブー・アミーン」はツイッターのアカウント(https://twitter.com/najdat567)を通じて、戦闘機4機が16回にわたって爆撃を行ったと発表した。

爆撃に参加したのは、Su-24戦闘機2機、Su-34戦闘機1機、Su-35戦闘機1機。

午前10時22分頃にラタキア県のフマイミーム航空航空基地を離陸、爆撃を実施した。

また、これと合わせて、シリア軍がザーウィヤ山地方の村々を砲撃したという。

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ホワイト・ヘルメットは、ロシア軍戦闘機がハフサルジャ村、ルージュ平原のガファルを爆撃し、新たな「虐殺」を行ったと非難、子ども1人を含む市民7人が死亡し、10人以上が負傷したと発表した。

https://www.facebook.com/watch/?ref=external&v=484264216886537

死傷者のほとんどは、製材加工所の労働者で、爆撃時に作業に従事していたという。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid02DURF6Z7KviKrvaCtrZX4SBqbdBcWTAvodzGnwcLFLh9N36F5P5ntnMdNdeC6KjjFl

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このほか、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のマクラビース村を砲撃した。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、RIA Novosti, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣は国連本部で初めて開催された2022テロ犠牲者グローバル会議の開会式にオンラインで参加し、「シリアは世界に代わってグローバル・テロと戦ってきた」と述べる(2022年9月8日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、米ニューヨークの国連本部で開催された2022テロ犠牲者グローバル会議の開会式にオンラインで参加した。

テロ犠牲者グローバル会議が開催されるのは今回が初めてで、ミクダード外務在外居住者大臣は、「シリアは世界に代わってグローバル・テロと戦い、前例のないほどの人的、経済的、社会的資源を犠牲にしてきた」と述べる一方、国連がテロ犠牲者を支援するための計画を策定しているにもかかわらず、シリアがテロ撲滅、犠牲者とその家族の支援のためのいかなる支援も受けていないばかりか、テロ支援国、そしてテロ支援者から目を逸らす国々からの経済制裁に晒されていると非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/videos/513179167480142/

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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バアス党ダマスカス支部がバアス思想対話会合を開催し、統一地方選挙の重要性について討議(2022年9月8日)

ダマスカス県では、SANA(9月8日付)によると、バアス党ダマスカス支部がバアス思想対話会合を開催し、9月18日に投票が行われる統一地方選挙の重要性について討議、持続可能な地域開発を実現することで、社会に奉仕し得る有能な議員を選択するべく、誰もが参加する必要があることを確認した。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県の電力公社がトルコ軍の砲撃で損傷した送電線を復旧し、タッル・タムル町の変電所への電力供給が再開(2022年9月8日)

ハサカ県では、SANA(9月8日付)によると、県の電力公社が前日のトルコ軍の砲撃で損傷した送電線を復旧し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町の変電所への電力供給が再開された。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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武器装備を積んだ米軍の大型トレーラーがイラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入(2022年9月8日)

ハサカ県では、SANA(9月8日付)によると、武器装備を積んだ米軍の大型トレーラー6輌が、装甲車2輌の護衛を受けて、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

シリア人権監視団によると、車輌数は55輌に達した。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で11人(2022年9月8日)

保健省は政府支配地域で新たに11人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者45人が完治したと発表した。

これにより、9月8日現在のシリア国内での感染者数は計57,140人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,726人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid022sZmuXxBCnBw2dYMVxFAFUcX9uphHMht45rZvjVNyWCWi7QLDB7CCVBxtsPYt8gBl

AFP, September 8, 2022、ACU, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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アンテリジャンス・オンライン:シリアとトルコの諜報機関のトップがロシアの仲介で初会談(2022年9月7日)

フランスのアンテリジャンス・オンライン(9月7日付)は、シリアとトルコの諜報機関のトップ、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長とハカン・フェダン国家諜報機構(MİT)長官がロシアの仲介で初会談を行ったとするレポートを発表した。

同レポートによると、会談の結果は満足の行くものではなかったが、双方がそれぞれの要求を示す場となったという。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Intelligence Online, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍は2007年9月のダイル・ザウル県の核開発疑惑施設に対する爆撃から15年が経ったのに合わせて、シリアでの核開発にかかる文書を公開(2022年9月7日)

イスラエル軍は、2007年9月のダイル・ザウル県キバル地区の核開発疑惑施設に対する爆撃から15年が経ったのに合わせて、シリアでの核開発にかかる2002年の文書の機密を解除し、公開した。

Ynet News(イェディオト・アハロノト、9月7日付)によると、この文書はイスラエル軍の軍事情報局(アマン)が作成したもので、以下のような指摘がなされていた。

最近になって、シリア原子力委員会が以前は知られていなかった機密プロジェクトを実行している(または実行したことがある)ことが知られるようになった。
この情報は、シリアで軍事核開発計画が活発に行われていることを示しているわけではない。だが、こうした計画の開発を支援し得る地域で活動が行われていることを示しており、こうした計画の開発が始まったとの疑いを引き起こしている。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022、Ynet News, September 7, 2022などをもとに作成。

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フランスの破毀院はリフアト・アサド元副大統領の再審請求を棄却(2022年9月7日)

フランスの破毀院は、リフアト・アサド元副大統領の再審請求を棄却した。

アサド元副大統領は、フランスに在住時の1996年から2016年にかけて、シリアの公的資金のマネーロンダリングに関与したとして、昨年禁固4年の有罪判決を受けていた。

アサド元副大統領はフランス国内での処罰を避けるかたちで、その後シリアに帰国している。

フランス24(9月7日付)などが伝えた。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、France 24, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合とシリア民主軍がハサカ県マーリキーヤ市近郊で初の合同演習(2022年9月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマーリキーヤ市近郊のタカル・バカル村で初となる合同演習を実施した。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がアレッポ県アージル村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し殺害(2022年9月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がアージル村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、バーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村の牧場一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で正体不明の武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)の協力者と疑われていた男性1人を襲撃し、殺害した。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続:女装して潜伏していたスリーパーセルのメンバー1人を逮捕(2022年9月7日)

ハサカ県では、ANHA(9月7日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

14日目となる9月7日には、アサーイシュが女装して潜伏していたスリーパーセルのメンバー1人を逮捕したほか、カラシニコフ銃、自爆用ベルト、RPG弾、手りゅう弾、スマートフォン、ラップトップ・コンピュータなどを押収した。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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アレッポ市フィルドゥース地区の違法建築住宅が倒壊し、男性1人、女性6人、子ども3人が瓦礫の下敷きとなり死亡(2022年9月7日)

アレッポ県では、SANA(9月7日付)によると、アレッポ市フィルドゥース地区の違法建築住宅が倒壊し、男性1人、女性6人、子ども3人が瓦礫の下敷きとなり死亡し、女性1人と子ども1人が救出された。

シリア人権監視団によると、倒壊した建物は5階建てで、同地区が反体制派の支配下にあった時にシリア軍の「樽爆弾」やロケット弾の攻撃を受けたという。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県タッル・タムル町一帯を砲撃し、送電線を破壊し、変電所への電力供給が停止(2022年9月7日)

ハサカ県では、SANA(9月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊を砲撃し、送電線を破壊し、同町の変電所への電力供給が停止した。

ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍が砲撃したのは、タッル・タムル町の変電所一帯、アッブーシュ村、タッル・シャンナーン村、ムジャイビラ村、ダルダーラ村、タッル・タウィール村、タッル・ジュムア村、ジールカー村、シャイフ・アリー村。

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アレッポ県では、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、シャイフ・イーサー村、スーガーニカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市近郊に設置されていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍ムウタスィム旅団のミサイル発射用の陣地が地対地ミサイルによって破壊され、戦闘員2人が死亡、2人が負傷した。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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統一地方選挙の立候補者59,498人のち11,956人が40歳以下、11,230人が女性、21,191任が大学卒、3,304人が技術者(2022年9月7日)

最高司法選挙委員会(選挙管理委員会)のジハード・ムラード委員長は、9月18日に投票が行われる統一地方選挙に関して、立候補者の年齢、性別などの内訳を明らかにした。

同委員長によると、立候補者59,498人のうち11,956人が40歳以下、11,230人が女性、21,191人が大学卒、3,304人が技術者。

一方、ダマスカス郊外県の意思決定地域計画支援局のアブドゥッラッザーク・ドゥマイリーヤ局長は、同県での統一地方選挙の立候補者6,553人のうち、5,637人が男性、916人が女性、1,483人が大学卒であることを明らかにした。

SANA(9月7日付)が伝えた。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で15人(2022年9月7日)

保健省は政府支配地域で新たに15人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者37人が完治したと発表した。

これにより、9月7日現在のシリア国内での感染者数は計57,129人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,681人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02Drv4X4woL2UQrxaqdwm9dvUxZmDYCzMgB7prtrUP5BroGW822BqzK2pZ39MZ96xAl

AFP, September 7, 2022、ACU, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省はイスラエルによる攻撃を戦争犯罪を非難(2022年9月7日)

外務在外居住者省は、6日にイスラエル軍戦闘機がアレッポ国際空港(アレッポ県)をミサイル攻撃し、利用不能にしたことを受けて声明を出し、イスラエルによる度重なる攻撃、とりわけシリア国内の民政施設を標的とする体系的且つ意図的な攻撃について、戦争犯罪にあたり、地域の平和と安定を脅かしていると非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02nGK3mYYFoW4UJV8VHNaJMUXgLfRLRevjTvbCzGe9WcQawR5DKzo8VGn9ShXtQah4l

SANA(9月7日付)が伝えた。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは6日のイスラエル軍のアレッポ国際空港攻撃に関して、F-16戦闘機4機が空港に併設されているナイラブ航空基地にミサイル5発を発射し、軽微な損傷を与えたと発表(2022年9月7日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、9月6日のイスラエル軍戦闘機によるアレッポ国際空港のミサイル攻撃に関して、F-16戦闘機4機が空港に併設されているナイラブ航空基地にミサイル5発を発射し、軽微な損傷を与えたと発表した。

エゴロフ副センター長によると、シリア軍防空部隊はミサイル複数発を撃破したという。

RIAノーヴォスチ通信(9月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 7, 2022をもとに作成。

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シャーム解放機構によって反体制派支配地の自治を委託されているシリア救国内閣が、新設した士官学校において初となる修了式を行い、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者や、シリア救国内閣の幹部、「決戦」作戦司令室の軍・治安関係者らが参列(2022年9月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(9月6日付)などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構によって反体制派支配地(「解放区」)の自治を委託されているシリア救国内閣が、新設した士官学校において初となる修了式を行い、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者や、シリア救国内閣の幹部、「決戦」作戦司令室の軍・治安関係者らが参列した。

https://www.youtube.com/watch?v=RTVMT1s5_O0

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる武装連合体。

第1期となる教練コース「殉教者アブー・ウマル・サラーキブ」コースには、シャーム解放機構、イッザ軍、ナスル軍、シャーム自由人イスラーム運動などの士官クラスの戦闘員400人のが参加し、6ヵ月にわたって訓練を行ってきた。

士官学校は、シリア救国内閣が2021年10月に設置を発表していた。

シリア人権監視団によると、シャーム救国戦線は、「解放区」で活動する武装集団を統合し、直轄管理することをめざしている。









AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、‘Inab Baladi, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県などを砲撃し、女性1人を含む住民多数が負傷(2022年9月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ地方のシャンナーン村、バーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、ファッティーラ村、マアーッラト・ウルヤー村一帯を砲撃し、シャンナーン村で女性1人を含む住民多数が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村などを砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町とアシュアリー丘を結ぶ街道沿線で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだとの容疑をかけられていたタッル・シハーブ町出身の若い男性が遺体で発見された。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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シリア軍は前日のシリア国民軍の攻撃に対抗し、アレッポ県ターディフ市内のトルコ占領地を砲撃(2022年9月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がターディフ市内のシリア政府の支配地から、トルコの占領下にある同市内の住宅街に対して砲撃を行った。

砲撃は、前日にシリア国民軍が同市内のシリア軍の施設の地下にトンネルを掘削し、爆弾を仕掛けて爆破させ、シリア軍兵士3人が死亡、多数が負傷したのを受けたもの。

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ハサカ県では、ANHA(9月6日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃した。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続:第6区での摘発活動を開始(2022年9月6日)

ハサカ県では、ANHA(9月6日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

アサーイシュは、9月4日と5日の2日間で、スリーパーセルのメンバー23人(うち女性6人)を逮捕、スマートフォンなどの機器を欧州、教練・拷問施設複数ヵ所と塹壕7カ所を発見したと発表した。

13日目となる9月6日には、第5区での活動が終了したのを受けて、シリア人国内避難民(IDPs)が居住する第6区で摘発活動が始められ、ダーイシュが過激なイデオロギーを洗脳するために使用していた書籍やノート、軍服などが押収された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャルズィー村、アブー・ハルドゥーブ村で働く教員らが、同評議会教育局によるジャズィーラ教育複合施設の改編と同施設新代表の任命を拒否し、抗議デモを行った。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍がアレッポ国際空港を再び爆撃、滑走路が被弾し利用不能に(2022年9月6日)

シリア軍筋は報道声明を出し、イスラエル軍が午後8時16分頃、ラタキア県西の地中海沖上空からアレッポ国際空港(アレッポ県)に対してミサイル多数を発射、滑走路が物的被害を受け、利用不能となった、と発表した。

SANA(9月6日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/mod.gov.sy/posts/pfbid02LpEAM3uJ7vwk3Az1HKeQBvoszbZKwHjSewsWa4exU2jHqPBq9L38gFXQc2ou8cvrl?__cft__%5B0%5D=AZXDt4fk1eEwh3qNVdoerUuIzMwRvbxKj6qP79J_EBUVyxMsnsxzu1PCHpFz57-Z_jyTC1HD5OV67kiUfzTL0EyDw7AO4KMiWfTUP4XLnKSKS2iMIjeBKIL2_04vyzB_rSYDfSyoUeMzBA9CmgIfkhRaSV05qAwn1hOgn0_gipb1voxAbXgIHYonLhxk8CCTZ-mtRWd-ILIFOvF272wo5qSu&__tn__=%2CO%2CP-R

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内務省は声明を出し、イスラエル軍の爆撃を受けて、アレッポ国際空港が復旧するまでの期間、同空港発着便をダマスカス国際空港発着便に振り返ることを決定したと発表した。

また、シャーム・ウィング社は、すべてのアレッポ国際空港発着便をダマスカス国際空港発着便に振り返え、両空港間の移動については無料で送迎バスを運航すると発表した。

SANA(9月6日付)が伝えた。

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ANHA(9月6日付)やシリア人権監視団などによると、アレッポ国際空港や隣接するナイラブ航空基地近くで複数回にわたって爆発音が聞こえ、空港近くの倉庫から煙が立ち上がるのが目撃された。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は空港の滑走路や周辺地域に対して少なくともミサイル2発を発射した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃を受けて、ヒムス県のタンフ国境通行所とダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地で、「イランの民兵」の報復に備えて警戒態勢が強化された。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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朝鮮民主主義アラブ協会は、米国に対してシリア領内に違法に駐留する部隊の撤退と、資源の略奪を停止するよう求める(2022年9月6日)

朝鮮民主主義アラブ協会(ヤン・ミュンスン事務局長)は、北朝鮮外務省の公式ホームページを通じて声明を出し、米国に対してシリア領内に違法に駐留する部隊の撤退と、資源の略奪を停止するよう求めた。

SANA(9月6日付)が伝えた。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県ではタッル・アルウ村穀物サイロに配備されていた米軍装甲車がイラクに移動する一方、米軍の貨物車輌約50輌からなる車列が新たにシリア入り(2022年9月6日)

ハサカ県では、SANA(9月6日付)によると、タッル・アルウ村の穀物サイロに基地を設置し違法に駐留を続ける米軍が、同地に配備していた装甲車複数輌をイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動させた。

複数の地元筋によると、前日にも装甲車複数輌が同地からイラクに移動しており、その数は20輌以上に達しているという。


一方、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約50輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で16人(2022年9月6日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者35人が完治したと発表した。

これにより、9月6日現在のシリア国内での感染者数は計57,114人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,644人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid027uvHw8pT6EEFJdUMoEvScAChSuAo63p1UaaHqSKLnQsVLVMaJiMr4wdM9PX6fhp5l

AFP, September 6, 2022、ACU, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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ネットワーク・サービス国民委員会情報セキュリティ・センターは国内のメール・サーバーがサイバー攻撃を受けたと発表(2022年9月5日)

ネットワーク・サービス国民委員会(NANS)は、同委員会が所轄する情報セキュリティ・センター(ISC)が、シリア国内の公的機関や民間企業のメール・サーバーが、悪質なサイバー・ウィルスを拡散することを目的とした複数のサイバー攻撃を受けたことを確認したと発表した。

攻撃は、サーバーや利用者のセキュリティの脆弱さに乗じたもので、委員会はすべての公的機関に充分なセキュリティ策を講じるよう通達した。

ハバル・チャンネル(9月5日付)などが伝えた。

AFP, September 5, 2022、ANHA, September 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2022、al-Khabar, September 5, 2022、Reuters, September 5, 2022、SANA, September 5, 2022、SOHR, September 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県とアレッポ県を砲撃(2022年9月4日)

ハサカ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村、タッル・ジュムア村、タッル・カイフジー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、ダイル・ザウル県のスィジャル村出身の国内避難民(IDPs)がオートバイに乗った2人組に銃で撃たれて死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のマイヤーサ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, September 4, 2022、ANHA, September 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2022、Reuters, September 4, 2022、SANA, September 4, 2022、SOHR, September 4, 2022などをもとに作成。

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