ミラー米国務省報道官:「我々は、シリア政府がオースティン氏の拘束を終わらせ、彼の所在だけでなく、シリアで行方不明になった他の米国人の消息についても報告してくれると信じている」(2024年9月20日)

米国務省のマシュー・ミラー報道官は記者会見で、米国は軍元士官でジャーナリストのオースティン・タイス氏をシリア政府が拘束したことを承知していると改めて断じたうえで、「我々は、シリア政府がオースティン氏の拘束を終わらせ、彼の所在だけでなく、シリアで行方不明になった他の米国人の消息についても報告してくれると信じている」と述べた。

AFP, September 20, 2024、ANHA, September 20, 2024、‘Inab Baladi, September 20, 2024、Reuters, September 20, 2024、SANA, September 20, 2024、SOHR, September 20, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を8件確認したと発表(2024年9月19日)

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を???件、55キロ地帯への侵犯を8件確認したと発表

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を??件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機4機による領空侵犯を8件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月19日付)、タス通信(9月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 19, 2024、TASS, September 19, 2024をもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を17回攻撃する一方、17日と18日のページャーや無線機の爆発で死亡したと見られる戦闘員18人の氏名を公表(2024年9月19日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月19日の戦果について以下の通り発表した。

午前7時45分、マルジュ陣地に配置されているイスラエル軍を攻撃し、兵士らを殺傷。

(時刻明示せず)カフルカラー村などに対する攻撃への報復として、ヤアラ入植地の西部旅団の司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に確実に損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、ベイト・ヒレル入植地の砲台複数ヵ所を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に確実に損害を与える。

午後1時25分、ラーミヤー陣地を砲撃。

午後1時30分、ザルイット入植地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ザルイット入植地をロケット弾で攻撃。

午後2時40分、ハニタ(キブツ)を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、マタット村をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、シュモナ入植地をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、マアレ・ゴラニ村の第810ヘルモン旅団司令部をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後7時35分、マルキヤ入植地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するメトゥラ町の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時00分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、ヤアラ入植地の西部旅団司令部をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、アダミット(キブツ)をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)ナークーラ村への攻撃で民間人複数人が負傷したことへの報復として、レマン兵舎の大隊司令部を多連装ロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、メトゥラ町をファラク1ロケット弾複数発で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、17日と18日のページャーや無線機の爆発で死亡したと見られる戦闘員18人の氏名などを発表した。


















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レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はテレビ演説を行い、17日と18日のページャーと無線機を使用した爆破攻撃に関して、「重大で過酷かつ前例のない打撃」を受けたことを認めたうえで、イスラエルによるものと断じ、以下のように述べた。

彼ら(イスラエル)が予期している場所でも、予期していない場所でも、厳しい報復と正当な罰に直面することになるだろう…。
北部の住民を戻すことはできないだろう…。軍事的緊張、殺戮、暗殺、全面戦争が怒らなければ、我々は(イスラエル北部の)住民を国境地帯に戻すだろう…。北部に避難民を戻す唯一の方途はガザ地区と西岸地区への攻撃を停止することだ…。
この攻撃の目的がレバノン戦線での戦闘を停止させることであるというメッセージを受け取った。もし戦闘を止めなければ、さらなる攻撃があるという脅しもあった…。広範な爆撃は抵抗運動に影響を与えていない…。

マナール・チャンネル(9月19日付)などが伝えた。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前8時31分、イスラエル空軍は夜間、シーヒーン村、タイバ村、ブライダー村、マイス・ジャバル村、アイタルーン村、カフルカラー村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、ヒヤーム村地域にある武器弾薬施設を攻撃。イスラエル軍はレバノン南部の複数ヵ所を砲撃。

午後12時33分、UAV1機がさきほど、レバノンから飛来し、ベイト・ヒレル入植地に隣接する地域に落下し、火災が発生した。また、爆発型のUAU1機がヤアラ入植地に隣接する地域に落下するのが確認された。

午後5時3分、イスラエル軍は即席爆発装置で攻撃しようとしたヒズブッラーのテロリスト2人を殲滅。

午後6時15分、イスラエル軍は戦死した2名の兵士の氏名を公表(https://IDFANC.activetrail.biz/ANC19092024342509)。また、ゴラン旅団所属第51大隊の軍曹1人が重傷を負う。

午後8時38分、イスラエル空軍はヒズブッラーのロケット弾発射装置約30基、テロ・インフラ複数ヵ所を攻撃。イスラエル軍はまた、レバノン南部にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、武器貯蔵施設を攻撃、ナークーラ村地域を砲撃。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Qanat al-Manar September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団がダイル・ザウル県CONOCOガス田に至る街道でシリア民主軍の軍用車輛1輌を機関銃で襲撃(2024年9月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に至る街道で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍用車輛1輌を機関銃で襲撃した。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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北部の鷹旅団解体を拒否するシャーム自由人イスラーム運動とシャーム戦線が部隊を派遣し、トルコ軍の後援を受ける諸派に対抗する姿勢を示す(2024年9月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内で活動するシリア国民軍に参加するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とシャーム戦線の軍用車輛多数からなる車列が、北部の鷹旅団の展開地域に向かった。

車列の派遣は、トルコ軍が後援するシリア国民軍所属諸派(シリア国民軍所属の共同部隊やスルターン・ムラード師団)が、北部の鷹旅団の排除に向けた軍事的動きを行うのを抑止するため。

北部の鷹旅団は、シリア革命反体制国民連立(シリア国民連合)傘下のシリア暫定内閣国防省より解体命令を受けているが、シャーム戦線はこれを拒否している。

一方、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のカラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ群、アティマ村では、アフリーン市でシリア国民軍憲兵隊がトルコに対する抗議デモの参加者を逮捕したことに抗議するデモを行った。

また、ノース・プレス(9月19日付)によると、シリア・クルド国民評議会は、アフリーン市での「違反」を受けて、19日のシリア国民連合との会合への出席を見合わせた。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、North Press Agency, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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スワイダー24:スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)での自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えるデモの参加者は20人以下(2024年9月19日)

スワイダー24(9月19日付)は、スワイダー県スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で昨年8月から続けられている自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えるデモ会場で、参加者らにイスラエルによると見られるレバノンとシリアでのページャーや無線機を使用した一斉爆破攻撃を歓迎するためのお菓子が配られたとのTikTokの情報・映像について、フェイクだとしたうえで、19日のデモ参加者は20人にも満たなかったと伝えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で武装集団がシリア軍兵士1人を銃で撃ち、殺害した。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024、Suwayda 24, September 19, 2024などをもとに作成。

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UNICEFとシリア・アラブ赤新月社の使節団の車輛が、ロシア軍の護衛を受けてトルコ占領下の「平和の泉」地域に入り、アルーク村(ハサカ県)の用水施設の保守点検作業を続ける(2024年9月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、UNICEFとシリア・アラブ赤新月社の使節団の車輛が、ロシア軍装甲車とヘリコプターの護衛を受けてシリア政府支配地からトルコ占領下の「平和の泉」地域に入り、アルーク村の用水施設を訪れ、保守点検作業を行った。

UNICEFとシリア・アラブ赤新月社の使節団が同地を訪れるのは4日連続。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県各所でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴える抗議デモ:シャーム解放機構はデモ参加者1人を逮捕、1人を釈放(2024年9月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市で、住民ら数十人がアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴える抗議デモを行った。

また、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、イドリブ県のアティマ村で女性ら数十人が逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴える抗議デモを行った。

これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関は、サルマダー市で、抗議デモに参加したとされる男性1人を逮捕する一方、拘束中だった1人を釈放した。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会がマンビジュ市近郊で自爆型の無人航空機1機を撃墜(2024年9月19日)

アレッポ県では、ANHA(9月19日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会がマンビジュ市近郊で自爆型の無人航空機1機を撃墜した。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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刑事治安局情報犯罪撲滅課はシリア社会の価値観や道徳に反する動画を投稿したインターネット・プラットホームの所有者や関係者5人を逮捕(2024年9月19日)

内務省は、刑事治安局情報犯罪撲滅課が、シリア社会の価値観や道徳に反する動画を投稿したインターネット・プラットホームの所有者や関係者5人を逮捕した、と発表した。

SANA(9月19日付)が伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、治安当局が、ヒムス県議会議員で記者連合会員のワヒード・ヤズバク氏を人民議会選挙における不正行為をインターネットを通じて暴露したとして逮捕した。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がラタキア県とイドリブ県の農村地帯で「テロ組織」の無人航空機9機を撃墜したと発表(2024年9月19日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアイン・バイダー村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室諸派はまた、ラタキア県内のシリア政府支配地に向けて自爆型無人航空機複数機を発進させたが、シリア軍が一部を撃墜した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカッバーシーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のカルクール村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型のFPV無人航空機1機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村一帯を攻撃した。

シリア軍はまた、タフタナーズ市、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はザーウィヤ山地方でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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一連の戦闘に関して、国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、シリア軍部隊がラタキア県とイドリブ県の農村地帯で、シリア軍の陣地や安全な地域を攻撃しようとしていた「テロ組織」の無人航空機9機を撃墜したと発表した。

SANA(9月19日付)が伝えた。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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ロシア大統領府報道官:ウクライナがシャーム解放戦線に無人航空機供与の見返りとして、チェチェン人、ジョージア人戦闘員らの解放を同機構に求めたとの情報について「具体的な情報はない、何も言えない」と否定(2024年9月18日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ウクライナがシャーム解放戦線に、無人航空機250機を供与することへの見返りとして、チェチェン人、ジョージア人といった戦闘員の解放を同機構に求めたとの一部情報について、「具体的な情報はない、何も言えない」と述べた。

インターファクス通信(9月18日付)が伝えた。

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また、イナブ・バラディー(9月19日付)は、シャーム解放機構もE-mailでこの情報を否定する回答を送ってきたと伝えた。

同サイトによると、シャーム解放機構はE-mailのメッセージのなかで以下の通り回答した。

記事に記されている情報にはまったく信憑性がなく、いくつかの誤りが含まれている。シャーム解放機構は、独自の刑務所を持っておらず、地域内の刑務所はすべて、政府機関、具体的にはシリア救済内閣にのみ所属している。

AFP, September 19, 2024、ANHA, September 19, 2024、‘Inab Baladi, September 19, 2024、Interfax, September 18, 2024、Reuters, September 19, 2024、SANA, September 19, 2024、SOHR, September 19, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官:「シリアの領土統一に献身的なイドリブ県のすべての愛国的勢力と対話する用意がある」(2024年9月18日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、同軍の傘下で活動する革命家軍および北部民主旅団の司令官らと会合を開いた。

会合のなかでは、イドリブ県の情勢について集中的に意見が交わされ、アブディー総司令官は、同地の国内避難民(IDPs)に対してあらゆる支援を行う意思を示した。

また、紛争の政治解決に向けて、イドリブ県のすべての愛国的な当事者、シリアの領土統一に献身的なイドリブ県のすべての愛国的勢力と対話する用意があると表明した。

シリア民主軍広報センターが発表した。

AFP, September 20, 2024、ANHA, September 20, 2024、‘Inab Baladi, September 20, 2024、Reuters, September 20, 2024、SANA, September 20, 2024、SOHR, September 20, 2024などをもとに作成。

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UNICEFとシリア・アラブ赤新月社の使節団の車輛が、ロシア軍の護衛を受けてトルコ占領下の「平和の泉」地域に入り、アルーク村(ハサカ県)の用水施設の保守点検作業を行う(2024年9月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、UNICEFとシリア・アラブ赤新月社の使節団の車輛が、ロシア軍装甲車とヘリコプターの護衛を受けてシリア政府支配地からトルコ占領下の「平和の泉」地域に入り、アルーク村の用水施設を訪れ、保守点検作業を行った。

UNICEFとシリア・アラブ赤新月社の使節団が同地を訪れるのは3日連続。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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レバノンで無線機の爆発が相次ぐなか、ダマスカス県、ダイル・ザウル県などでも爆発が発生、シリア政府は軍・治安機関に無線機器の使用を禁じる(2024年9月18日)

サウト・アースィマ(9月18日付)は、午後9時22分にフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/damascusv011/)を通じて、「マシュルーウ・ドゥンマル地区が少し前に爆発音が聞こえた」と伝えた。

これに関して、シリア南部で活動しているという反体制メディア活動家のヌール・アブー・ハサンなる人物のX(ツイッター)のアカウント(https://x.com/nourabohsn)は午後9時39分、車輛のなかで無線機が爆発したことによるものだとするポストをアップした。

また、イドリブ県内で活動するとされる反体制・メディア活動家なる「第80監視団アブー・アミーン」も午後9時38分、Xのアカウント(https://x.com/Najdat567/)を通じて、マシュルーウ・ドゥンマル地区にあるアップ・タウン・ショッピングモール近くで車1台のなかで無線機が爆発したとしたうえで、この地区がイラン・イスラーム革命防衛隊の顧問やヒズブッラーの司令官らが居住する建物に隣接しているとのポストをアップした。

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また、メディア活動家らが運営すると見られるXのアカウント「ムラースィルーン・ネット」(https://x.com/reporters_sy)は、午後10時26分、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊の砂漠地帯で、無線機かページャーによると見られる爆発が発生したと発表した。

シリア人権監視団も18日午後に、マヤーディーン市のアラバ(ラフバ)の城塞に設置されている通信システムの拠点とブーカマール市近郊の砂漠地帯にあるヒズブッラー拠点で複数回の爆発が発生したと発表した。

爆発は、レバノン国内で無線機の爆発が発生したのとほぼ同じ時刻だったという。

これに関連して、レバノンのメディア・サイトのレバノン・ファイルズは18日午後12時51分、ダイル・ザウル県でページャーが爆発し、イラン・イスラーム革命防衛隊のメンバー19人が死亡したと伝えた。

また、アマーン(9月18日付)も、アレッポ市でもページャーの爆発でヒズブッラーのメンバーが負傷したと伝えた。

これに対して、シリア人権監視団は、複数筋から得た情報として、17日のページャーの同時爆発によってシリア中部、北部、東部でレバノンのヒズブッラーとイラン・イスラーム革命防衛隊のメンバー複数人が死傷したと発表、どの地域での爆発で死者が出たのかは不明だとしつつもの、また複数の情報筋の話にとして、遠隔装置によると見られるページャーの同時爆発が発生したのは、レバノンとの国境地帯から30キロ以内の地域に限定され、それ以外の地域では爆発の事例は確認されていないと発表した。

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このほか、アラビー・ジャディード(9月18日付)などは、首都ダマスカスの複数筋の話として、シリア政府が軍および治安機関のすべての部隊に対して、無線機を使用せず、その電源を落としたうえで、有線でのみ通信を行うよう要請したと伝えた。

AFP, September 18, 2024、al-Aman.com, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、al-‘Arabi al-Jadid, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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レバノンで首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)、ベカー県、南部県、ナバティーヤ県各所で、複数の無線機が相次いで爆発し、保健省の発表によると、9人が死亡、300人以上が負傷(2024年9月18日)

レバノンで、18日午後、首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)、ベカー県、南部県、ナバティーヤ県各所で、複数の無線機が相次いでに爆発し、保健省の発表によると、9人が死亡、300人以上が負傷した。

これに関して、レバノンの通信省は、爆発したのは、ICOM社のIC-V82型無線機で、同機種は、治安機関の承認を経て通信省が行う販売許可が下りておらず、国内の代理店で販売されていないものと発表した。

また、ロイター通信(9月18日付)は、爆発した無線機の写真の内側に、ICOM、日本製と書かれていたと伝えた。

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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月18日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)マジュダル・スィルム村、ブライダー村などに対する攻撃への報復として、ネヴェ・ゼエフの砲台複数ヵ所をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ハブーシェトの第810ヘルモン旅団に所属する連隊司令部をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ベイト・ヒレル入植地の平原大隊司令部をカチューシャ砲で砲撃。

午後6時30分、バイヤード・ブライダー陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、ページャーや無線機の爆発で死亡したと見られる戦闘員11人と預言者病院の医療スタッフ1人の氏名などを発表した。












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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前9時10分、昨日、マジュダル・スィルム村地域のテロ・インフラで活動するヒズブッラーのテロリストらをイスラエル空軍が攻撃。イスラエル空軍はまた、レバノン南部の5ヵ所でヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃。さらに夜間には、ウダイサ村、マルカバ村、ブライダー村、マールーン・ラアス村、シーヒーン村地域のテロインフラを攻撃。レバノン南部の複数ヵ所を砲撃。

午後12時00分、不審な航空標的1つが本日早く、レバノンからロシュ・ハニクラ(キブツ)地域に飛来、多連装ミサイルが迎撃。

午後10時7分、上ガリラヤ地域で午後4時39分と44分に警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃。飛翔体1発がテル・ハイ入植地地域に落下し、火災が発生。約10発の飛翔体がヘルモン山地方に終日飛来し、空き地に落下。本日早く、ジッビーン村地域のテロ・インフラでが活動するヒズブッラーのテロリスト数人をイスラエル空軍が攻撃。イスラエル空軍はまた、ハルタ村、カフルキラー村、ウダイサ村、シャーマ村にあるロケット弾発射装置、テロ・インフラを攻撃。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、NNA, September 18, 2024、Qanat al-Manar September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのハイファー市を2度にわたって無人航空機で攻撃したと発表(2024年9月18日)

イラク・イスラーム抵抗は午後8時28分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのハイファー市を無人航空機で攻撃したと発表した。

また午後11時54分にも声明を出し、ハイファー市を無人航空機で攻撃したと発表した。

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これに関して、イスラエル軍は午後12時00分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、ガリラヤ湖地域で午前4時32分と36分に警報が発令され、UAV1機がイラクから接近、イスラエル空軍ジェット戦闘機複数機がこれを迎撃したと発表した。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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ロシア外務省報道官は17日のレバノンとシリアでのイスラエルによると見られるページャーを使用した一斉爆破攻撃を「国際的なテロ行為」と非難(2024年9月18日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、記者会見で、17日のレバノンとシリアでのイスラエルによると見られるページャーを使用した一斉爆破攻撃について、「自爆犯によるものではなく、冷血に計画されたものであることは明らかであり、すべての兆候がこれが国際的なテロ行為であることを示している」と非難した。

RT(9月18日付)などが伝えた。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、RT, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内とシャーム解放機構の支配地を結ぶガザーウィヤ村の通行所、ダイル・バッルート村の通行所、カフルジャンナ村の通行所にトルコ軍部隊が重点的に展開(2024年9月18日)

アレッポ県では、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内とシャーム解放機構の支配地を結ぶガザーウィヤ村の通行所、ダイル・バッルート村の通行所、カフルジャンナ村の通行所にトルコ軍部隊とシリア国民軍に所属する合同部隊が重点的に展開した。

トルコ軍の展開は、シリア国民軍に所属する北部の鷹旅団の解体が決定されたことへの反発に対処するのが目的。

一方、アフリーン市では、トルコとシリア政府の関係正常化への動きに抗議するデモが行われた。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配地とトルコを結ぶバーブ・ハワー国境通行所近くにあるバーブ・ハワー病院(イドリブ県)がシリア米医療協会(SAMS)からの資金・物資の援助の停止によって経営危機に(2024年9月18日)

シリア人権監視団は、シャーム解放機構の支配地とトルコを結ぶバーブ・ハワー国境通行所近くにあるバーブ・ハワー病院が、米国のシリア米医療協会(SAMS)からの資金・物資の援助の停止によって経営危機に陥っていると発表した。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など30輌、輸送機2機がハサカ県に違法に設置されている基地に物資を輸送(2024年9月18日)

ハサカ県、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、カスラク村の米軍基地に向かった。

また、シャッダーディー市の基地には、輸送機2機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた9世帯50人と若い男性4人の合わせて54人がシリア政府の支配地に脱出(2024年9月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた9世帯50人と若い男性4人の合わせて54人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

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これに関して、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は18日、シリアの当局とロシア当事者和解調整センターの取り組みのもと、米国が違法に駐留するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた26人(男性6人、女性6人、子供14人)のシリア政府支配地域への脱出を支援したと発表した。

タス通信(9月19日付)が伝えた。

AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024、TASS, September 19, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県クールカーニヤー村で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴える抗議デモ(2024年9月18日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるクールカーニヤー村で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴える抗議デモを行った。


AFP, September 18, 2024、ANHA, September 18, 2024、‘Inab Baladi, September 18, 2024、Reuters, September 18, 2024、SANA, September 18, 2024、SOHR, September 18, 2024などをもとに作成。

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トルコの首都アンカラでの米国使節団とシリア交渉委員会の使節団にナターシャ・フランシスキー新米国務省シリア問題担当特使が出席(2024年9月17日)

バーバラ・リーフ米国務省均等担当次官補が代表を務める米国使節団は、トルコの首都アンカラでシリア交渉委員会の使節団と会談した。

会談には、7月30日に新たに就任したナターシャ・フランシスキー米国務省シリア問題担当特使も同席した。

イナブ・バラディー(9月20日付)が伝えた。

AFP, September 20, 2024、ANHA, September 20, 2024、‘Inab Baladi, September 20, 2024、Reuters, September 20, 2024、SANA, September 20, 2024、SOHR, September 20, 2024などをもとに作成。

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スプートニク・アラビア語版:ウクライナ軍の専門家250人からなる一団がシャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党に無人航空機製造の技術を供与するためイドリブ県に到着(2024年9月17日)

スプートニク・アラビア語版(9月17日付)は、シリアの消息筋の話として、ウクライナ軍の専門家250人からなる一団が、シャーム解放機構に無人航空機製造の技術を供与するため、シリア北部のイドリブ県に到着したと伝えた。

250人は、イドリブ市、ジスル・シュグール市農村地帯の複数ヵ所の製造工場に配置され、無人航空機の製造の指導にあたるという。

このうちイドリブ市では、シャーム解放機構はウクライラ側から無人航空機の組み立てに必要な部品を受け取ったという。

ウクライナは数回に分けてイドリブ県にスペアパーツなどを民間の商業品として数回に分けて輸送したという。

同筋によると、ウクライナ軍専門家らはまた、中国の新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党のメンバーにも無人航空機の使用、改良の技術を供与する予定だという。

AFP, September 17, 2024、ANHA, September 17, 2024、‘Inab Baladi, September 17, 2024、Reuters, September 17, 2024、SANA, September 17, 2024、Sputnik Arabic, September 17, 2024、SOHR, September 17, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーはレバノン、シリア各地で発生したページャーの同時爆発に関してイスラエルの犯行と断じる(2024年9月17日)

レバノン・イスラーム抵抗は午後6時9分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、レバノン、シリア各地で発生したページャーを用いた一斉爆破攻撃に関するヒズブッラーの声明を発表した。

声明の内容は以下の通り。

2024年9月17日火曜日の午後3時30分頃、ヒズブッラーの各部隊および機関に勤務する複数のメンバーが所持していたメッセージ受信機、いわゆる「ページャー」が爆発した。この謎の爆発により、現在までに少女1人とその兄弟2人が犠牲となり、多数が重軽傷を負った。 ヒズブッラーの専門機関は現在、これらの同時爆発の原因を明らかにするため、広範な治安・科学調査を進めている。また、医療機関や保健機関は、レバノン各地の病院で負傷者の治療にあたっている。 我々は、エルサレムへの道を歩む殉教者たちの魂にアッラーの慈悲があることを願い、負傷者と被害者の早急な回復を祈っている。また、親愛なる人々に対して、一部勢力が心理戦の一環として広めようとしているデマや誤情報に注意するよう呼びかける。とりわけ、これは、シオニストの敵が、北部の情勢を変化させるなどと称して、脅迫めいた発言を行うのと並行した動きである。 さらに、抵抗運動はすべてのレベル、そして部隊において、レバノンとその不屈の人民を守るため、最高の準備態勢を維持していることを強調する。

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また、午後6時59分にも以下の声明を発表した。

すべての事実、現状、そして今日の午後に起こった卑劣な攻撃に関する情報を精査した結果、我々はこの犯罪的な攻撃について、敵イスラエルに全責任があると非難する。この攻撃は民間人にも被害を及ぼし、多くの殉教者と多数の負傷者を生じさせた。 我らが殉教者と負傷者は、ガザ地区とヨルダン川西岸で暮らす尊厳ある人々のために、エルサレムへの道を切り開かんとする我々の闘いと犠牲の象徴だ。我々は、勇敢なパレスチナ抵抗運動への支援と援助を惜しまない。この姿勢は我々にとって今も未来も誇りとなるものだ。 この卑劣で犯罪的な敵は、この卑劣な攻撃に対して必ず正当な報いを受けるだろう。それが予期した場所から、あるいは予期せぬ場所からかは分からないが、アッラーは我々の言葉の証人であらせられる。

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さらに、爆発で死亡したと見られるヒズブッラーのメンバー8人の氏名などを公開した。








8人のなかには、ヒズブッラーのメンバーで国民議会の議員(抵抗への忠誠ブロック)を務めるアリー・アンマール氏の息子のムハンマド・マフディー・アリー・アンマール氏も含まれている。

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一方、レバノン・イスラーム抵抗は以下の通り9月17日の戦果を発表した。

(時刻明示せず)アッバード陣地一帯を移動するイスラエル軍部隊を攻撃し、確実に損害を与える。

午前1時00分、アッバード陣地一帯でイスラエル軍部隊に対して地対地ミサイル1発で攻撃を行い、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物複数胸を攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時00分、カランティーナー丘に集結するイスラエル軍を攻撃し、直接の損害を与える。

午後1時00分、ザウラ入植地の砲台複数ヵ所をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ブライダー村などに対する攻撃への報復として、ラモット・ナフタリ入植地の大631ゴラン旅団偵察部隊司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、標的に正確に損害を与える。
午後3時10分、ラーヒブ陣地を砲撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午後2時3分、イスラエル軍はブライダー村地域にあるテロ・インフラでのヒズブッラーのテロリス複数人の活動を確認、イスラエル空軍が直ちにこれを攻撃し、3人を殲滅。イスラエル軍はまたレバノン南部の複数ヵ所を砲撃。

午後3時1分、上ガリラヤ地方で1時間ほど前に警報が発令され、多数のUAVがレバノンから飛来、一部は迎撃、一部はラモット・ナフタリ入植地に隣接する地域に落下。

AFP, September 17, 2024、ANHA, September 17, 2024、‘Inab Baladi, September 17, 2024、Qanat al-Manar September 17, 2024、Reuters, September 17, 2024、SANA, September 17, 2024、SOHR, September 17, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍のアドライ報道官はシンベトとの合同作戦において、ヒズブッラーが計画していた爆破テロを阻止したと発表(2024年9月17日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、イスラエル国内諜報機関シンベトとの合同作戦において、ヒズブッラーが計画していた爆破テロを阻止したと発表した。

爆破テロを計画していたのは、治安機関の元職員で、数日以内に決行しようとしていた。

シンベトが作戦中に、カメラと携帯電話を備えた遠隔起動装置に接続されていた爆発物を発見し、テロを未然に防いだという。

AFP, September 17, 2024、ANHA, September 17, 2024、‘Inab Baladi, September 17, 2024、Reuters, September 17, 2024、SANA, September 17, 2024、SOHR, September 17, 2024などをもとに作成。

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ダマスカス県、ダマスカス郊外県各所でレバノンのヒズブッラーのメンバーが所持していたページャー(ポケベル)が爆発、少なくとも8人が負傷:レバノンでは9人が死亡、2,750人が負傷(2024年9月17日)

ダマスカス県では、日刊紙『ワタン』が午後4時47分、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/AlWatanNewspaper.sy)で、ムワーサー・トンネルとカフルスーサ交差点を結ぶ幹線道路で、車1台が爆発、4人が負傷したと速報で伝えた。

サウト・アースィマ(9月17日付)によると、事件はレバノンのヒズブッラーのメンバー1人が所持していた「無線機」が爆発したことによるもの。

また、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町でも、ヒズブッラーのメンバー7人が所持していた「無線通信機器」が爆発し、負傷した。

シリア人権監視団は、爆発で負傷したヒズブッラーのメンバー多数がダマスカス県とダマスカス郊外県の複数の病院に搬送されたと発表した。

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AP(9月17日付)は、シリアとレバノンでヒズブッラーのメンバー数百人が使用していた小型通信機器のページャー(ポケベル)が同時に爆発し、8歳の女の子1人を含む9人が死亡、数千人が負傷したと報じた。

ページャーは、今年2月にハサン・ナスルッラー書記長がメンバーらに対して、イスラエル諜報機関に追跡される可能性があるとして、携帯電話の使用を止めるよう指示し、導入されていたもの。

ヒズブッラーの関係者がAP通信に述べたところによると、ページャーは新ブランドのものだったが、使用期間については明言を避けた。

火曜日の現地時間午後3時30分頃、買い物客が食料品を買い、カフェでくつろぎ、または車やバイクを運転していたところで、手やポケットに入っていたページャーが熱くなり始め、その後爆発した。爆発現場には血が飛び散り、周囲の人々はパニックに陥った。

レバノンの複数の治安関係者、ヒズブッラーの関係者らによると、爆発は、ベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)、ベカーア県、シリアの首都ダマスカスなどで発生した。

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『ニューヨーク・タイムズ』(9月17日付)は、複数の関係者の話として、爆発したのは、台湾製ページャー「ゴールド・アポロ」で、レバノンに輸入される前にイスラエルによって爆発物が仕掛けられていたと伝えた。

爆発物は3,000台以上のページャーの内臓バッテリーの横に仕掛けられ、遠隔操作で爆発する仕組みになっていた。

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フィラース・アブヤド保健大臣は、少なくとも8人が死亡、2,750人が負傷、うち200人が重傷だと発表した。


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IRNA(9月17日付)は、モジュタバー・アマーニー在レバノン・イラン大使が軽傷を負い、病院で治療を受けていると伝えた。

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イラン外務省のナーセル・カナアーニー報道官は声明を出し、「ジェノサイドの典型」と非難した。

IRNA(9月17日付)が伝えた。

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シリアのハサン・ムハンマド・ガッバーシュ保健大臣は、レバノンのフィラース・アブヤド保健大臣と電話会談を行い、負傷したレバノン人のシリアの病院への受け入れや治療、医療チームの派遣などを提供する用意があると伝えた。

また、外務在外居住者省は声明を出し、「人種主義的なシオニスト政体がレバノンの住民に対して血塗られた攻撃を行った」と断じたうえで、「戦場を拡大し、さらなる流血を渇望している」と非難、レバノン国民との連帯を表明した。

SANA(9月17日付)が伝えた。

AFP, September 17, 2024、ANHA, September 17, 2024、AP, September 17, 2024、‘Inab Baladi, September 17, 2024、IRNA, September 17, 2024、The New York Times, September 17, 2024、Reuters, September 17, 2024、SANA, September 17, 2024、Sawt al-Asima, September 17, 2024、SOHR, September 17, 2024、al-Watan, September 17, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を8件、55キロ地帯への侵犯を12件確認する一方、MQ-9リーパー無人航空機複数機がSu-35戦闘機複数機に危険な接近をしたと発表(2024年9月17日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を8件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F-16戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はさらに、米主導の有志連合所属のMQ-9リーパー無人航空機複数機がヒムス県上空で、ロシア軍のSu-35戦闘機複数機に危険な接近をしたと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月17日付)、タス通信(9月17日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 17, 2024、TASS, September 17, 2024をもとに作成。

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シリア暫定内閣国防省はシリア国民軍に所属する北部の鷹旅団を解体すると発表(2024年9月17日)

シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)傘下のシリア暫定内閣国防省は、Xの公式アカウント(https://x.com/mfdefen)などを通じて声明を出し、シリア国民軍に所属する北部の鷹旅団のハサン・ハイリーヤ司令官を解任、アドナーン・ディヤーブ氏を暫定司令官に任命するとともに、シリア国民軍の再編のために、新暫定司令官のもとで同旅団を解体すると発表した。

AFP, September 17, 2024、ANHA, September 17, 2024、‘Inab Baladi, September 17, 2024、Reuters, September 17, 2024、SANA, September 17, 2024、SOHR, September 17, 2024などをもとに作成。

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