ヒズブッラーのカースィム書記長は、レバノン政府にイスラエルとの停戦交渉を行わないよう呼び掛ける


ヒズブッラーのナイーム・カースィム書記長はマナール・チャンネルを通じてビデオ演説を行い、2023年10月以降、イスラエルと米国による野蛮な侵略に直面しているしたうえで、「この侵略は人道的・道徳的配慮を一切顧みておらず、言葉のあらゆる意味において占領そのものである」と非難した。

また、2024年11月の停戦後も、イスラエルは、侵略の停止、撤退、捕虜解放といった合意を履行しなかったと指摘、「1万件を超える違反が発生したが、我々は忍耐してきた」と付言した。

そのうえで、米ワシントンDCで14日に予定されているレバノンとイスラエルの駐米大使の停戦に向けた交渉について、「我々は簒奪的なイスラエルとの交渉を拒否する…この交渉会合を中止するという歴史的かつ英雄的な立場を取るよう呼びかける」と表明した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はXを通じて、以下の通り発表した。

ヤハロム工兵部隊および第7旅団の部隊がレバノン南部でヒズブッラーの地下トンネルを破壊。

第98師団がビント・ジュベイル市の包囲を完了し、同地への攻撃を開始。

レバノンにおける最大規模の攻撃で、ヒズブッラーの戦闘員および指揮官250人以上を殺害、指揮官のなかには、兵站支援部門を統括するハサン・ムスタファー・ナーセル、イスラエルに関する情報収集や目標設定を担う情報部門の幹部アリー・カースィム、アブー・アリー・アッバース、アリー・ヒジャーズィー、ロケット弾部隊副司令官のアブー・ムハンマド・ハビーブらが含まれると発表。

イスラエル空軍は過去24時間でヒズブッラーのロケット弾および無人航空機の発射装置、軍用建物、対戦車ミサイル発射拠点、組織の拠点など約150の目標を攻撃。

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イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はテレグラムを通じて、13日にイスラエルとの戦闘に関して47件の声明を発表したことを明らかにした。


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