ロイター通信は、アフマド・シャルア移行期政権が欧米諸国との関係を強めているにもかかわらず、ロシアがシリアへの最大の石油供給国となったと伝えた。
ロイターが、公式発表や、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)、マリン・トラフィック、シップネクストの船舶追跡データを分析したところ、今年ロシアからシリアへの石油輸送量は約75%増加し、1日あたり約6万バレルに達している。
これにより、ロシアは、アサド前政権下のシリアへの最大の石油供給国であったイランにとってかわるかたちとなっているという。
ロシアへの依存の背景には、欧米諸国による対シリア制裁の解除にもかかわらず、シリア経済がいまだ世界金融システムと十分に統合されておらず、制裁解除後もシリア経済に変化が見られないという状況がある。
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