ラタキア県北部の山岳地帯で3日に発生した森林火災の消火作業にトルコが参加し、ヘリコプターを派遣(2025年7月5日)

SANAによると、ラタキア県北部の山岳地帯で3日に発生した森林火災の消火作業が民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)と消防隊によって続けられた。

民間防衛隊によると、火災による煙がラタキア県北部の地中海沿岸やハマー県ガーブ平原北部に広がっており、風の影響で今後さらに他地域へ広がる可能性があるという。

SANAによると、カスタル・マアーフ区では、では、火災により広大な森林地帯が焼失し、植生に甚大な被害が出ている。

SANAによると、この火災で、バスィート変電所が一時的に稼働停止となり、同変電所から電力供給を受けていた地域で停電が発生した。

SANAによると、事態に対処するため、ラーイド・サーリフ非常事態災害大臣は、トルコのハタイ県ヤイラダーウ市を訪れ、森林火災の消火活動においてトルコと協力することで合意に達したと発表した。

これを受けて、SANAによると、トルコのヘリコプターが、ラタキア県で発生した火災の消火活動に参加した。

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