Monthly Archives: 7月 2012

イラク・クルディスタン民主党がシリアのクルド人に対する教練を開始、「シリア革命評議会」の設置が決定されハイサム・マーリフ氏がが暫定政府首班に任命される(2012年7月31日)

国内の暴力(アレッポ市) AFP(7月31日付)は、「アレッポ革命」報道官を名のる活動家の話として、「昨日、彼ら(軍・治安部隊)は(サラーフッディーン)地区に毎分2発の迫撃砲を打ち続けた。我々はまったく動けなかった」と述 … Read More

シリア外務省がサウジアラビア、カタール、トルコが反体制武装集団に資金・武器を供与していることに抗議する書簡を国連に送付、クルド最高委員会「自らをシリア国民の一部とみなす」(2012年7月30日)

国内の暴力(アレッポ市) シリア人権監視団や反体制活動家らによると、サラーフッディーン地区、サーフール地区、ザフラー地区、イザーア地区、アアザミーヤ地区などに対して、軍・治安部隊がヘリコプターや戦車などを投入し、砲撃を続 … Read More

アレッポ県で反体制武装集団掃討作戦が継続され「全面的な市街戦」の様相を呈する、ムアッリム外相がイランを訪問し同国大統領と外相と会談(2012年7月29日)

国内の暴力(アレッポ市) アレッポ県では、複数の活動家や目撃者によると、軍・治安部隊による反体制武装集団掃討作戦が継続され、ヘリコプターや戦車などによる砲撃が続き、事態は「全面的な市街戦」の様相を呈し、反体制武装集団が占 … Read More

軍・治安部隊がアレッポ市サラーフッディーン地区で反体制武装集団に対する総攻撃を開始する一方、露外相が日本の玄葉外相と会談し後者はは前者国の「建設的な姿勢」への支援を誓約(2012年7月28日)

国内の暴力(アレッポ市) アレッポ県では、アレッポ市のサラーフッディーン地区などを包囲する軍・治安部隊が反体制武装集団に対する総攻撃を開始した。 また戦闘の本格化を受け、約20万人の市民が郊外の学校、公園などに避難した。 … Read More

アレッポ市内の複数区で軍・治安部隊のヘリコプターが反体制武装集団を攻撃、トルコ外相がシリアへの軍事介入の可能性を否定するも「いかなる勢力がテロの拠点を築く」ことを許さないと強調(2012年7月27日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のサラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区、ブスターン・カスル地区、マシュハド地区、スッカリー地区で軍のヘリコプターが上空から機関銃を発射し、反体制武装集団 … Read More

仏紙がシリア北部における反体制武装集団への多数のアラブ人・外国人イスラーム主義者の参加を報じるなか、アサド大統領がテロ犯罪特別法廷の設置を決定(2012年7月26日)

国内の暴力 AFP(7月27日付)は、シリア北部での反体制武装集団に多数のアラブ人・外国人イスラーム主義者が参加している、と報じた。 同通信社によると、対トルコ国境のバーブ・ハワー通行所、アレッポ北部の村で、トルコ人、ウ … Read More

アレッポ県の各地区で軍・治安部隊が反体制武装集団と激しく交戦するなか、エルドアン首相が「シリア情勢の進捗と、領内および近隣諸国の分離主義テロ組織の活動」に関して協議(2012年7月25日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区、サラーフッディーン地区などで軍・治安部隊が反体制武装集団と激しく交戦した。 また軍・治安部隊は戦闘機を投入し、サーフール地区、タリー … Read More

シリア軍がダマスカス県内の複数地区を「完全に制圧」するなか、アイン・アラブ市、アフリーン市から軍・治安部隊が突如撤退しクルド民族主義2政党の旗が掲揚される(2012年7月24日)

国内の暴力(アレッポ県) アレッポ県では、シリア人権監視団などによると、アレッポ市のスッカリー地区、サラーフッディーン地区周辺、カッラーサ地区、アルクーブ地区、ザイディーヤ地区、サーリヒーン地区などで軍・治安部隊と反体制 … Read More

シリア外務省報道官が化学兵器の使用の危険を強調する西側諸国政府・メディアの動きを非難する一方、アラブ連盟シリア問題閣僚委員会が開かれアサド大統領に対し平和的な権力移譲を求める(2012年7月23日)

国内の暴力 ダマスカス県では、SANA(7月24日付)によると、軍・治安部隊がナフル・イーシャ地区で反体制武装集団の「残党狩り」を継続した。 人権団体を名のる駐英の反体制組織、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマ … Read More

ダマスカス県、アレッポ市内の各地区で軍・治安部隊と反体制武装勢力の激しい戦闘、トルコ紙によってアサド大統領がムハーバラートにPKKへの武器・資金支援を行うよう命じたことが報じられる(2012年7月22日)

国内の暴力(ダマスカス県) 『サウラ』(7月23日付)によると、軍・治安部隊はマッザ区のラーズィー農園で反体制武装集団の残党を掃討し、同地を奪還した。 またダマスカス県バルザ区、ダマスカス郊外県のディヤービーヤ市、サイイ … Read More

アレッポ市で前日から続く軍・治安部隊と反体制武装勢力の戦闘が激化、トルコ当局がシリア・トルコ国境のバーブ・ハワー国境通行所を閉鎖(2012年7月21日)

国内の暴力(アレッポ市) 『ハヤート』(7月22日付)など各紙によると、アレッポ市のサーフール地区、ハイダリーヤ地区、バーブ街道地区、サラーフッディーン地区などで、前日に始まった軍・治安部隊と反体制武装集団の戦闘が激化し … Read More

イラク・シリア国境に達した自由シリア軍が同地通行所でイラク国境警備隊と撃ち合いに、安保理決議第2059号が全会一致で採択されUNSMISの任期が30日延長される(2012年7月20日)

国内の暴力(ダマスカス県) シリア・アラブ・テレビ(7月20日付)は、軍・治安維持部隊がダマスカス県マイダーン地区での激しい戦闘のち「テロリストの残党を完全に浄化」したと報じた。 SANA(7月20日付)などによると、軍 … Read More

「イスラーム国」を名乗る組織がシリア・トルコ国境の通行所を制圧したと発表、国連安保理でシリア政府への制裁に関する決議案が採決されるも廃案に(2012年7月19日)

国内の暴力 「イスラーム国」を名のる組織が、シリア・トルコ国境のバーブ・ハワー国境通行所を「完全制圧した」と発表した。 同組織シューラー会議のメンバーを名のる「アブー・ムハンマド・シャーミー博士」は、トルコへの通行、そし … Read More

ダマスカス県ラウダ地区の民族治安局で爆弾テロが発生しラージハ国防大臣を含む政府高官らが暗殺される、各国は今後予想される情勢の悪化を懸念(2012年7月18日)

国防大臣、副大統領補佐官、副参謀長爆殺(ダマスカス県) SANA(7月18日付)は、ダマスカス県中心に位置するラウダ地区の民族治安局(バアス党地域指導部国家安全保障局)で「爆弾テロ」があり、ダーウド・ラージハ国防大臣、ハ … Read More

ダマスカス県マイダーン地区で激しい交戦が継続し政府軍はヘリコプターを投入、英外相がヨルダンを訪問し「国連憲章第7章に基づく安保理決議」の必要性を強調(2012年7月17日)

ダマスカス県内での暴力(シリア政府側の発表) SANA(7月17日付)は公式筋の話として、ダマスカス県内での治安維持部隊と反体制武装集団(武装テロ集団)の交戦に関して、以下の通り報じた。 ** 治安維持部隊がナフル・イー … Read More

自由シリア軍国内合同司令部が声明を出し「ダマスカス火山、シリア地震:ヒムスとマイダーン救済」作戦を始動させたことを発表、ダマスカス県内では激しい戦闘が(2012年7月16日)

シリア政府の動き 国内通商消費者保護省は灯油価格を15%を引き上げる決定を官報を通じて発表した。 これにより灯油は1リットルあたり20シリア・ポンドから23シリア・ポンドに引き上げられる。 ** SANA(7月16日付) … Read More

UNSMIS報道官が虐殺が起きたとされるトゥライムサ村の調査ののち「軍がトゥライムサ村で特定の集団、施設、主に離反兵と反体制活動家を標的にしていた」と発表(2012年7月15日)

シリア政府の動き ジハード・マクディスィー外務在外居住者省報道官がダマスカスで記者会見を開き、トゥライムサ村での虐殺疑惑に関して「虐殺ではなく軍事作戦であり、対話や政治的解決を信じず、誘拐、殺戮、テロを行うテロ集団と軍の … Read More

ハマー県で自爆テロが発生し民間人や治安維持部隊の多数が死亡、米紙によるとシリアで活動する反体制武装集団は複数の隣国から武器を調達(2012年7月14日)

国内の暴力(シリア政府側の発表) ハマー県では、SANA(7月14日付)によると、ムハルダ市で自爆テロが発生し、民間人や治安維持部隊兵士多数が犠牲となった。 またハマー市でも反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、子供2人 … Read More

軍・治安部隊がハマー県トゥライムサ村で「多数の市民を虐殺」、アナン特使やシリア国民評議会を含む各当事者はアサド政権を非難(2012年7月13日)

トゥライムサ村虐殺疑惑 国連安保理でのシリア情勢をめぐる審議と時を一にするかたちで、反体制勢力がプロパガンダを活発化させ、ハマー県トゥライムサ村で12日に軍・治安部隊(そしてシャッビーハ)が多数の市民を虐殺した主張、西側 … Read More

シリア国家建設潮流のフサイン代表が「シリア祖国救済」と銘打った大会を7月28日に開催すると宣言するなか、シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会の統合が決定したと報じられる(2012年7月12日)

ファーリス駐イラク大使離反 離反したナウワーフ・シャイフ・ファーリス駐イラク・シリア大使がアラビーヤ(7月12日付)に出演し、自身が「当初からシリア革命を支持していた」と述べた。 ファーリス大使の発言の概要は以下の通り: … Read More

シリア国民評議会使節団がロシアで同国外相と会談するも両者の見解の相違は解消されず、国連安保理ではロシアがUNSMISの人気延長を求める安保理決議案を提出(2012年7月11日)

国内の主な動き アサド大統領は、第1次リヤード・ファリード・ヒジャーブ内閣発足(2012年6月23日)を受けるかたちで政令を出し、以下の人事改編を行った。 スライマーン・ムハンマド・ナースィル:ラタキア県知事 アーティフ … Read More

コフィ・アナン特使はイランを訪問し「漸進的な事態収拾をめざす」とするアサド政権の方針を事実上支持、シリア国民評議会は変わらず国際社会の介入を要求し続ける姿勢を明確に(2012年7月10日)

アナン特使の動き コフィ・アナン特使はイランを訪問し、シリア情勢などに関してアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣と会談し、漸進的な事態収拾をめざすとするアサド政権の提案に事実上沿ったかたちでの政治的解決に理解を示した。 … Read More

アナン特使がアサド大統領と会談し反体制武装集団との協議に向けた提案をめぐって合意に達する、シリア民主フォーラムの使節団が露外相と会談し「アサド大統領の進退についてのみ議論すべきでない」との見解を伝える(2012年7月9日)

国内の主な動き コフィ・アナン特使はダマスカスでアサド大統領と会談した。 会談後、アナン特使は、宿泊先のホテルで記者団に対して、反体制武装集団と協議する提案をめぐってアサド大統領と議論、合意に達したと述べた。 この提案の … Read More

アサド大統領がドイツのチャンネルによるインタビューに応え「テロリスト」を支援する各当事者を改めて非難、ヒムス県クサイル市、ラスタン市および両市周辺で軍・治安部隊が奪還作戦を本格化(2012年7月8日)

国内での主な動き ドイツのARDテレビ(7月8日付)はアサド大統領との単独インタビューを行った。 インタビューでのアサド大統領の発言の概要は以下の通り。 「彼ら(米国人)はこの紛争においてバイアスのかかった当事者であり、 … Read More

シリアの陸海空軍が合同演習を開始する一方、アレッポ県では軍・治安部隊と反体制武装集団が激しく交戦(2012年7月7日)

国内の主な動き SANA(7月7日付)は、シリアの陸海空軍は合同演習を開始したと発表した。 合同演習は数日間の予定で、奇襲攻撃への対応が訓練されるという。 ** フランスのテレビ局France 2の番組にパリ滞在中のムス … Read More

パリで開かれたシリアの友連絡グループ会合で仏大統領および米国務長官がロシアによるアサド政権支援を非難する一方、軍・治安部隊がイドリブ県ラターミナ町を制圧(2012年7月6日)

シリアの友連絡グループ会合 パリでシリアの友連絡グループの会合が開かれ、西側諸国、湾岸諸国、国際機関の代表など107国・団体の代表が参加し、フランソワ・オランド仏大統領やヒラリー・クリントン米国務長官が、ロシアと中国によ … Read More

共和国護衛隊のマナーフ・トゥラース准将が離反、アラブ連盟事務局長はシリア危機がアナン特使のイニシアチブに則って平和的に解決されるべきとの見解を示す(2012年7月5日)

国内の主な動き 親政府系のSyria Steps(7月5日付)は、治安当局高官の話として、共和国護衛隊のマナーフ・トゥラース准将(第105旅団長)が離反し、トルコに逃走した、と報じた。 トゥラース准将はアサド大統領の親し … Read More

ダマスカス県、アレッポ県、ハサカ県などで激しい戦闘が続くなか、アサド大統領が各県のワクフ管理者らからなる使節団と会談(2012年7月4日)

国内の主な動き アサド大統領は各県のワクフ管理者らからなる使節団と会談した。 SANA(7月4日付)によると、会談で、アサド大統領は「宗教関係者が果たす建設的愛国的な役割は、とりわけ現下のシリアの例外的状況のもと」で重要 … Read More

アサド大統領がトルコ日刊紙のインタビューに応えエルドアン氏を激しく非難、シリア反体制勢力大会が「国民誓約文書」と「移行期間概要に関する共同政治ビジョン」に原則合意するも数々の争点をめぐる不一致が解決しないまま閉幕(2012年7月3日)

国内の主な動き トルコ日刊紙『ジュムヒュリエト』(7月3日付)はアサド大統領に対して行ったインタビューの内容の一部を伝えた。 SANA(7月3日付)によると、インタビューは『ジュムヒュリエト』紙、CNN Turk、『ポス … Read More

アサド大統領が人民議会で承認済みだった「テロ撲滅3法」を施行、カイロで「シリア反体制勢力大会」が開かれ国外に居住する反体制活動家約250人が参加(2012年7月2日)

国内の主な動き アサド大統領は、テロ撲滅に関する3法(2012年法律第19、20、21号)を施行した。いずれも人民議会で6月28日に承認された法案。 法律第19号(テロ撲滅法)は、「テロ行為」を「人々の間で混乱をもたらし … Read More