Monthly Archives: 4月 2011

サファル首相が包括的改革プログラムを策定すると発表、仏国防大臣はシリア政府に対し「教訓」を学びとるよう警告(2011年4月30日)

国内の暴力 『ハヤート』(5月1日付)によると、29日のデモ弾圧の犠牲者の葬儀が各地で行われた。 シリア人権監視団によると、29日の死者数は少なくとも66人に達するという。 ** ダルアー県では、『ハヤート』(5月1日付 … Read More

オバマ米大統領がマーヒル・アサド軍第4師団司令官を含む複数のシリア高官らに対する制裁発動を指示(2011年4月29日)

国内の暴力 フェイスブックなどで「怒りの金曜日」と銘打って抗議行動が呼びかけられたのに呼応するかたちで、各地で反体制デモが発生し、『ハヤート』(4月30日付)によると「数万人」が参加した。 ** 『ハヤート』(4月30日 … Read More

ダルアー県の大規模治安作戦が継続するなか、ロシアの国連代表大使代理が「内戦」をもたらすような「外国の干渉」に警鐘を鳴らす(2011年4月28日)

国内の暴力 ダルアー県では、SANA(4月29日付)が内務省高官の話として、ダルアー市で、「過激なテロ集団」が治安部隊を襲撃、2人の隊員が負傷した、と報じた。 またSANA(4月28日付)は、ダルアー市および郊外で、街道 … Read More

米上院議員が「正統性を失った」アサド大統領に対し退任を呼びかける、諸外国は協議のため在シリア大使を本国に召還(2011年4月27日)

国内の暴力 ダルアー県では、『ハヤート』(4月28日付)によると、ダルアー市で未明から朝に銃声が聞こえた。 SANA(4月27日付)によると、シリア軍は、ダルアー市およびその郊外で「治安と安定の実現」のため、「過激テロ集 … Read More

ダルアー県の大規模治安作戦が継続する一方、西欧諸国がシリア非難決議案の安保理提出を準備していると報じられる(2011年4月26日)

国内の暴力 ダルアー県では、活動家のアブドゥッラー・アバー・ズィードがAPF(4月26日付)に述べたところによると、ダルアー市では「新たな軍・治安増援部隊が到着した」。 アバー・ズィードによると、市内には戦車が展開し、市 … Read More

軍・治安部隊がダルアー市に突入、第4機甲師団と正規軍の間で衝突も(2011年4月25日)

国内の暴力 ダルアー県では、SANA(4月25日付)などによると、軍・治安部隊が「市民の救援要請に応えるかたちで、テロリスト掃討のため」、ダルアー市に突入した。 軍消息筋が発表したところによると、軍の複数の部隊が「ダルア … Read More

当局による抗議デモの弾圧が続くなか、国連人権委員会は治安部隊による「集団的殺戮」を審議する必要性を表明(2011年4月24日)

国内の暴力 ラタキア県では、AFP(4月24日付)などによると、ジャブラ市で4人が死亡、数十人が負傷した。 複数の目撃者などによると、「ラタキア県のアブドゥルカーディル・ムハンマド・シャイフ新知事が住民の要求を聴取するた … Read More

政府は「我らが市民の安全を危機に曝そうとする扇動の一部をなす」として米大統領による声明を非難(2011年4月23日)

抗議行動 22日の政府による抗議デモへの厳しい弾圧に抗議し、ダルアー県選出のハリール・リファーイー人民議会議員とナースィル・ハリーリー人民議会議員、ダルアー県ムフティーのリズク・アブドゥッラフマーン・アバー・ザイドが辞表 … Read More

非常事態令が解除されるも各地で大規模デモが発生、オバマ米大統領は声明のなかで「暴力の即時停止」を求める(2011年4月22日)

シリア政府の動き アサド大統領は、2011年政令第161号(2011年4月22日)を発し、1962年12月22日の法律第51号(非常事態法)に従い、1963年3月8日に宣言された非常事態令を解除した。 ** アサド大統領 … Read More

ヒムス県新知事にアブドゥルアール氏が任命、仏紙は反体制デモにイスラーム主義者が参加していると報道(2011年4月21日)

抗議行動 アレッポ県では、アフバール・シャルク(4月21日付)によると、アレッポ市バーブ・ハディード地区で約200人(クッルナー・シュラカー(4月21日付)によると300人)が集まり、「平和的に、平和的に」、「シリア国民 … Read More

ヒムス市、アレッポ市、ダルアー市などでデモが継続するなか、諸外国は非常事態令の解除決定に対し一定の評価(2011年4月20日)

国内の暴力 ヒムス市、アレッポ市、ダルアー市など反体制デモが続いた。 ** ダルアー県では、AFP(4月20日付)によると、ダルアー市とその周辺地域出身の大学生約4,000人がウマリー・モスク前で政府によるデモ禁止に抗議 … Read More

非常事態令解除と国家最高治安裁判所廃止に関する政令案および平和的デモ調整法案が承認される(2011年4月19日)

国内の暴力 タルトゥース県では、バーニヤース市とバイダー町の市民が、反体制デモへの強制排除による物的・人的被害に対して、大統領府が行った一世帯あたり補償金30,000シリア・ポンドの支払いの提案を拒否し、責任者の処罰、両 … Read More

ヒムス市で「20万人以上」が座り込みに参加、内務省は「サラフィー組織」による武装反乱を許容しない意思を改めて表明(2011年4月18日)

国内の暴力 ヒムス県では、人権活動家の一人によると、タルビーサ市で日曜日(17日)のデモ弾圧で死亡した犠牲者の葬儀に「1万人以上」が参列し、「殉教者を称え、自由と体制打倒を求める」とのシュプレヒコールを連呼した。 これに … Read More

独立記念日にアレッポ市、スワイダー市、ダルアー市、バーニヤース市、ドゥーマー市などで反体制デモが発生(2011年4月17日)

国内の暴力 ロイター通信(4月17日付)などによると、シリア独立記念日にあたる4月17日、アレッポ市、スワイダー市、ダルアー市、バーニヤース市、ドゥーマー市などで反体制デモが発生し、数千人が参加した。 ** ヒムス県では … Read More

ダルアー市で激しいデモが続くなか、アサド大統領が閣議を主催し改革実施のための日程を明示する(2011年4月16日)

アサド政権の動き バッシャール・アサド大統領は、アーディル・サファル新内閣の任命式の後、第1回閣議を主催し、政治・経済改革や内閣の執務に関する施政方針を示し、改革実施のための日程を明示し、国民に対する透明性を確保する必要 … Read More

反体制デモが3月以降初めてダマスカス県にも波及(2011年4月15日)

国内の暴力 各地で金曜礼拝後に反体制デモが発生し、3月以降初めてダマスカス県にもデモが波及、「国民は体制打倒を望む」といったシュプレヒコールが連呼された。 ** ダマスカス県では、AFP(4月15日付)が人権活動家の話と … Read More

サファル新内閣が発足するも、ダルアー市では政権打倒を求める数千人規模のデモが行われる(2011年4月14日)

国内の暴力 SANA(4月14日付)は、シリア高官筋の話として、バーニヤース市で狙撃集団がパトロール中の軍兵士に発砲し、兵士1人が死亡、1人が負傷したと報じた。 ** タルトゥース県では、ロンドンで活動するシリア人権監視 … Read More

バーニヤース市において軍・治安部隊と「武装集団」の間で衝突が発生、アレッポ市では初の反体制デモ(2011年4月13日)

国内の暴力 SANA(4月13日付)などシリア公式筋は、12日にタルトゥース県バーニヤース市で発生した軍・治安部隊と「武装集団」の衝突で多数が死傷したと報じた。 同報道によると、死者のなかには治安部隊兵士、民間人のほかに … Read More

タルトゥース県の混乱が継続する一方、「テロ細胞」メンバー3人が外部当事者による指示のもとで「破壊工作」を試みていたことを自供(2011年4月12日)

国内の暴力 複数の目撃者によると、タルトゥース県バーニヤース市東南に位置するバイダー町で、治安部隊と武装集団が「無差別発砲」を行った。 『ハヤート』(4月13日付)によると、バイダー町の目撃者の一人は、「村は治安部隊と犯 … Read More

軍・治安部隊がバーニヤース市を包囲、EU諸国が国内で行使される暴力行為を激しく非難(2011年4月11日)

国内の暴力 タルトゥース県では、複数の人権活動家によると、軍・治安部隊がバーニヤース市を包囲し、10日に死亡した4人の葬儀を住民が執り行うなか、学校、商店は閉鎖され、公的機関の業務も停止した。 バーニヤース市の治安状況に … Read More

バーニヤース市でデモが行われ死傷者が発生、潘国連事務総長は政権によるデモ弾圧への懸念と不快感を表明(2011年4月10日)

国内の暴力 タルトゥース県バーニヤース市で、9日晩から「自由」を求めるデモが発生し、複数の目撃者によると、治安部隊がデモ参加者に発砲、『ハヤート』(4月10日付)によると、4人が死亡(ただし、BBCは死者数を6人、「アフ … Read More

内務省が暴動の徹底弾圧に向けての決意を表明するなか、オバマ米大統領は政権によるデモ参加者への暴力行使を非難(2011年4月9日)

国内の暴力 ダルアー県では、複数の目撃者によると、治安部隊がダルアー市内のウマリー・モスク近くで、8日のデモ弾圧の犠牲者の葬儀に参列した市民数千人に向けて実弾や催涙弾を発射し、強制排除を試みた。 これらの市民は「自由」を … Read More

ダルアー市、カーミシュリー市を含む複数都市で広範なデモが再び発生、衝突により22名が犠牲に(2011年4月8日)

国内の暴力・デモ 『ハヤート』(4月8日付)によると、ダルアー市(ダルアー県)、カーミシュリー市、ハサカ市(以上ハサカ県)、ドゥーマー市、ハラスター市、タッル市(以上ダマスカス郊外県)、バーニヤース市(ラタキア県)、ヒム … Read More

アサド大統領がハサカ県のクルド人に対するシリア国籍付与を決定、反体制活動家らは「歴史的変革」を要求(2011年4月7日)

アサド政権の動き アサド大統領は政令第49号を発令し、ハサカ県の外国人(クルド人)にシリア国籍を付与することを決定した。 大統領府声明によると、同政令は、「ハサカ県で外国人として登録されている人々にシリア・アラブ共和国の … Read More

トルコやロシアの公式筋が政府主導の改革への支持を表明(2011年4月6日)

国内の暴力 ダルアー県では、「アフバール・シャルク」(4月6日付)によると、ダルアー市でゼネストが続けられ、さまざまな抗議活動が行われた。 ダルアー市の技師組合前では、市内の活動家によると、建築技師数十人が集まり、逮捕者 … Read More

ダマスカス県を含む各地でゼネストが行われるなか、アサド大統領がハサカ県のクルド人使節団と面会(2011年4月5日)

国内の暴力 人権活動家によると、ダルアー県ダルアー市でゼネストが行われた。 同活動家によると、「複数の活動家たちが月曜(4日)に、市内の商店主に店を閉めることを求めるビラを配布した」という。 ** ダマスカス県・ダマスカ … Read More

治安部隊がダルアー県で座り込みの強制排除を試みる一方、解任されていた同県知事の後任が任命される(2011年4月4日)

反体制デモ・国内の暴力 「アフバール・シャルク」(4月4日付)は、複数の市民の話として、ダルアー市内のウマリー・モスク周辺での住民らによる座り込みの強制排除を試みたが失敗した、と報じた。 同報道によると、治安部隊は依然と … Read More

アサド大統領がアーディル・サファル暫定移行内閣農業・農業改革大臣に対し組閣を指示(2011年4月3日)

アサド政権の動き SANA(4月3日付)によると、アサド大統領は、政令第134号を発し、アーディル・サファル暫定移行内閣農業・農業改革大臣に組閣を指示した。 ** SANA(4月3日付)によると、アサド大統領は、公務員、 … Read More

政府が複数都市で大規模な逮捕作戦を実施、エルドアン首相はアサド大統領による改革プログラムを改めて支持(2011年4月2日)

反体制デモ 複数の都市で数千人が参加してデモが行われたのを受け、シリア治安部隊が大規模な逮捕を行った。 また、人権活動家によると、少なくとも9人が死亡した。 ** 複数の人権筋によると、治安部隊はダマスカス郊外県のドゥー … Read More

カーミシュリー市を含む複数都市で新たに数百人規模のデモが発生、カラダーウィー氏は起訴へ(2011年4月1日)

反体制デモ ダマスカス郊外県各地、ハサカ県カーミシュリー市、ラタキア県ラタキア県、タルトゥース県バーニヤース市、ダルアー県のダルアー市、サナマイン市など複数の都市で、金曜礼拝の直後に再び数百人規模のデモが発生した。 バッ … Read More