Monthly Archives: 3月 2011

アサド大統領の指示により、混乱の解決に向けた三つの個別委員会が設置される(2011年3月31日)

アサド政権の動き SANA(4月1日付)はバッシャール・アサド大統領の指示に従い、非常事態解除、ダルアー市とラタキア市などでの事件の調査、クルド人統計問題の解決を目的とする三つの個別委員会が設置されたと報じた。 三つの委 … Read More

アサド大統領が混乱が始まって以来初の演説。これを受けラタキア市やダルアー市でデモが発生(2011年3月30日)

アサド政権の動き バッシャール・アサド大統領は人民議会で国民に向けて演説を行った。大統領の演説したのは、シリアの各都市で反体制デモが始まって以降初めて。 アサド大統領は、シリアが「大きな陰謀に曝されており、その糸は遠い国 … Read More

アトリー内閣が総辞職、各都市では政権を支持する「100万人規模の民衆大行進」が組織される(2011年3月29日)

アサド政権の動き 大統領府が声明を出し、バッシャール・アサド大統領が「ムハンマド・ナージー・アトリー内閣の総辞職を受理し、新内閣組閣までの期間、同内閣を暫定移行内閣に任じた」と発表した。 アトリー内閣の変遷については「シ … Read More

トルコのエルドアン首相がアサド大統領と電話会談を行い、シリア国民に耳を傾けるよう求める(2011年3月28日)

反体制運動をめぐる動き ダルアー県では、現地の目撃者によると、シリア治安部隊がダルアー市で非常事態反対を連呼するデモ参加者数百人に発砲した。 デモ参加者は市内の広場に表れ、自由を要求し、戒厳令を拒否するシュプレヒコールを … Read More

クウェートやバーレーンの元首がアサド大統領への支持を表明、また米国務長官はシリアへの軍事介入の可能性を否定(2011年3月27日)

反体制デモをめぐる動き 複数の住民が述べたところによると、ダルアー市やラタキア市に、軍・治安部隊、ムハーバラートの増援部隊が派遣され、市内制圧を支援する一方、監視態勢を強化し、大規模なデモは発生しなかった。 ただし、ダル … Read More

ラタキア市で治安部隊によって2名が殺害され、ダルアー市では再び抗議デモが発生(2011年3月26日)

反体制活動 ラタキア県では、ラタキア市で2人が殺害された。 人権活動家のアンマール・カルビー氏は、カイロのロイター通信(3月26日付)の取材に対して、この2人がバアス党ラタキア支部ビルに放火しようとして治安部隊に射殺され … Read More

ダルアー県内で混乱が続くなか、ダマスカス県、ヒムス市、アレッポ市、バーニヤース市、ラタキア市などでダルアー市との連帯を求める抗議デモが発生(2011年3月25日)

反体制運動 AFP(9月25日付)によると、ダルアー県サナマイン市で金曜の礼拝の直後にデモが始まり、デモ参加者と治安部隊が衝突、10人が殺害された。 また同消息筋によると、ダマスカス県、ヒムス市、アレッポ市、バーニヤース … Read More

アサド政権が一連の政治改革案を発表するなか、欧米諸国は同政権に対し「暴力の停止」を勧告(2011年3月24日)

ダルアー市での反体制運動 ダルアー県では、ダルアー市でウマリー・モスクでの弾圧の犠牲となった9人の葬儀が行われ、数万人が参列し、その後、市内で街頭行進を行った。 外国メディア特派員の市内での取材は制限され、AP通信記者が … Read More

ダルアー市で混乱が続くなか、治安部隊が同市内のモスク前で座り込みを行う人々に発砲(2011年3月23日)

ダルアー市での反体制運動をめぐる動き ダルアー県では、複数の通信社が人権活動から得た情報によると、ダルアー市のウマリー・モスク前で座り込みを行う人々とデモ犠牲者の葬儀に参列した人々に治安部隊が発砲し、少なくとも15人が死 … Read More

ダルアー県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、アレッポ県で抗議デモと弾圧が行われるなか、ダルアー県の名士がバアス党使節団と会談(2011年3月22日)

ダルアー県でのデモ ダルアー市と近郊のナワー市で抗議行動が行われ、『ハヤート』(3月22日付)によると、数百人、アフバール・シャルク(3月21日付)によると数千人が参加、「自由、自由…、平和的に、平和的に」と連呼し、自由 … Read More

ダルアー県で混乱が続く一方、当局は政権批判の落書きをした少年15人を釈放(2011年3月21日)

ダルアー県での混乱続く ダルアー県では、『ハヤート』(3月21日付)などにようと、ダルアー市でのデモが4日目に入ってさらに拡大、南部のジャースィム市、インヒル市にも波及した。 ダルアー市内では、3月20日のデモでの犠牲者 … Read More

ダルアー市での抗議デモ参加者はバアス党支部、裁判所、携帯電話会社に放火(2011年3月20日)

ダルアー市での抗議デモ ダルアー県では、ダルアー市での抗議デモが続き、デモ参加者と治安当局が衝突で、1人が死亡、複数が負傷した。 複数の住民によると、デモ参加者は、自由、腐敗撲滅を要求、近隣の村々からも参加者が加わり、市 … Read More

ダルアー市で犠牲者の葬儀後に再び抗議デモ、タルトゥース県でも抗議行動(2011年3月19日)

ダルアー市で犠牲者の葬儀後に再び抗議デモ ダルアー県では、ダルアー市でのデモ参加者と治安当局の衝突で犠牲となった2人の葬儀が行われ、約10,000人が参列した。 当局が葬儀の実施を認めないなか、遺体は墓地に埋葬された。 … Read More

ダルアー県、ヒムス県、ラタキア県、ダマスカス県、ダイル・ザウル県で抗議デモ発生(2011年3月18日)

各地で抗議デモ シリアの複数の都市で、モスクでの午後の礼拝後にデモが発生し、自由と腐敗撤廃が要求された。 デモ参加者は治安当局と衝突し、ダルアー県では複数が殺害された。 治安当局は強制排除に際して、放水車、催涙ガス、棍棒 … Read More

ダマスカス県内での抗議デモで初の死者(2011年3月17日)

ダマスカス県などで、フェイスブックの「シリア革命2011」などのページの呼びかけに応じるかたちで、抗議デモが発生した。 「シリア革命2011」などは、3月8日正午に各地でデモを行うよう呼びかけた。 フッラ・テレビ(3月1 … Read More

政治犯の家族ら約200人が内務省前で抗議の座り込むを行い、内務大臣に所管を手渡すも、その後一部が拘束される(2011年3月16日)

内務省前での政治犯釈放を求める座り込み カマール・ルブワーニー氏、アリー・アブドゥッラー氏ら政治犯20人以上の家族が12時から、ダマスカス県マルジャ地区にある内務省前で家族の釈放を求めるための座り込みを行った。 「幼児、 … Read More

シリアに「アラブの春」が波及し、各地で抗議デモ発生(2011年3月15日)

各地で抗議デモが発生 アフバール・シャルク(3月15日付)などは、シリア各地で自由、改革、汚職撲滅を求める抗議デモが発生し、数千人が参加した。 フェイスブックの「シリア革命2011」、「シリア怒りの日」などのページでは、 … Read More

各地で体制打倒を求める落書きが発見される一方、ダルアー市で体制打倒を求める落書きをした子供たち多数が逮捕される(2011年3月14日)

アフバール・シャルク(3月14日付)は、ダマスカス県、ダルアー県、アレッポ県、イドリブ県など各所で、体制打倒を求めるスローガン(「国民は政権打倒を望む」、「出て行けバッシャール」、「バッシャール・アサドを打倒せよ」、「我 … Read More

クルド民族主義諸組織が「カーミシュリーの春」追悼集会を呼びかけ、数千人が参加(2011年3月13日)

クルド人が「カーミシュリーの春」追悼 クルド民族主義諸組織の呼びかけに応じるかたちで、シリア各地のクルド人が「カーミシュリーの春」(2004年)の犠牲者を追悼する集会を断行した。 追悼集会はハサカ県のアームーダー市、カー … Read More

政治犯の家族が声明を出し、3月16日に内務省を訪問し、家族の釈放を求めると発表(2011年3月11日)

政治犯20人以上の家族が声明を出し、3月16日(水曜日)に内務省を訪問し、家族の釈放を求めると発表した。 同声明には、ハーリド・ミスリー、ムハンマド・バーリーシュ、カマール・ルブワーニー、タリーク・グーラーニー、アリー・ … Read More

SANAは2011年3月8日政令第35号に関する報道が「ねつ造」されていたと伝える(2011年3月10日)

SANA(3月10日付)は、アサド大統領が2011年3月8日政令第35号を施行し、政治犯に対する恩赦を決定したとの公式ウェブサイトでの報道に関して、「ねつ造」されたものだと伝えた。 政令第35号に関する報道は、3月8日に … Read More

シリアの12の人権団体が非常事態令の解除、政治的理由に基づく逮捕の停止、政治犯の釈放、政党法制定、協会法改正を要求(2011年3月8日)

シリアの12の人権団体が共同声明を出し、非常事態令の解除、政治的理由に基づく逮捕の停止、政治犯、言論犯、良心犯の釈放、政党法の制定、協会法の改正による市民社会の活性化を要求した。 アフバール・シャルク(3月8日付)が伝え … Read More

ハイサム・マーリフ弁護士ら人権活動家13人が収監中のサイドナーヤー刑務所で弾圧停止を求めてハンストを開始、アサド大統領は恩赦を施行しマーリフ氏らを釈放(2011年3月7日)

ハイサム・マーリフ弁護士、アンワル・ブンニー弁護士ら人権活動家13人が、収監中のサイドナーヤー刑務所(ダマスカス郊外県)で、シリアでの「弾圧」停止を求めてハンストを開始した。 またこの動きに合わせるかたちで、シリア人権委 … Read More

シリア・アラブ人権機構のマンナーア会長「ダルアー市内複数カ所に「国民は体制打倒を望んでいる」という落書きをした多数の少年が逮捕」(2011年3月6日)

シリア・アラブ人権機構のハイサム・マンナーア会長はジャズィーラ(3月6日付)に対して、ダルアー市内の複数カ所に「国民は体制打倒を望んでいる」という落書きをした多数の少年(15歳以下)が逮捕されたことを明らかにした。 ジャ … Read More

アラブ社会主義連合民主党メンバーのラジャー・ナースィル弁護士が改革の必要を力説(2011年3月5日)

弁護士組合アレッポ支部大会でラジャー・ナースィル弁護士(アラブ社会主義連合民主党)は、「改革実現において時間は非常に重要だということを我々は知っている。今日は必要で許されることが、明日には手遅れになり、別の出来事が発生し … Read More

アスマー・アフラス大統領夫人が「100貧困村開発」プロジェクトの対象となっているアレッポ県の村を訪問(2011年3月3日)

アスマー・アフラス大統領夫人が早朝、アレッポ県ジャフル・マンスール村を突如訪問した。 同村はシリアでもっとも貧しい村の一つとされており、「100貧困村開発」プロジェクトの対象となっている。 クッルナー・シュラカー(3月3 … Read More

イスラーム民主無所属潮流メンバーはデモ唱導を否定(2011年3月2日)

イスラーム民主無所属潮流のメンバーで、反体制デモを唱導したとして2月4日に逮捕されていたガッサーン・ナッジャール氏が声明を出し、フェイスブックを通じてデモ(怒りの日)参加を国民に呼びかけていないと容疑を否認した。 クッル … Read More

ダマスカス県ヒジャーズ駅前の中央郵便局での騒動はウソの情報によるもの(2011年3月1日)

SANA(3月1日付)は、2月28日にダマスカス県ヒジャーズ駅前の中央郵便局で発生したデモに関して、公式筋の話として補償金支給に関する情報は「根拠がない」と報じるとともに、国民に対して「国民の生活状況改善のために政府が行 … Read More