月別アーカイブ: 2013年8月

オバマ米大統領がシリアへの軍事攻撃に関して米議会の承認を得る意向を発表するも、プーチン露大統領は化学兵器使用の責任をめぐる米政府の報告書を「愚かで、ナンセンス」と酷評(2013年8月31日)

反体制勢力の動き 自由シリア軍ダルアー軍事最高評議会議長のアフマド・ファフマ・ニウマ大佐はElaph(8月31日付)に「軍事攻撃は西側が始めるが、戦いを終わらせ、勝利するのは自由シリア軍だ。我々の戦いの基本は、体制打倒で … Read More

化学兵器使用に関する国連調査団は2週間の予定を切り上げベイルートに帰還、米国務長官がシリアでの化学兵器使用疑惑がアサド政権によるものだと断定する非機密文書を公開すると発表(2013年8月30日)

反体制勢力の動き シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン元事務局長は『ジュムフーリーヤ』(8月30日付)に「化学兵器の使用は国際法違反で、(欧米諸国が)それを使用したアサド政権に報復する義務がある」としたうえで、「ロシ … Read More

アサド大統領がイエメン使節団との会談のなかで米英仏による直接攻撃の脅迫が「シリアの確固たる立場と独立した決意を強める」と述べる、英政府はアサド政権による化学兵器使用を断定するも同国下院では武力行使を求める動議案が否決(2013年8月29日)

反体制勢力の動き シリア革命青年勢力国民連立を名のる組織がカイロで声明を出し、米仏が準備しているとされるシリアへの軍事攻撃に関して、自由シリア軍との調整のもとに行うよう求めた。 シリア政府の動き アサド大統領は、ダマスカ … Read More

ジャアファリー国連代表が米英仏が準備しているシリアへの軍事攻撃を「国連憲章違反」として非難するなか、オバマ米大統領は攻撃実施の是非について「まだ決めていない」と発言(2013年8月28日)

反体制勢力の動き クッルナー・シュラカー(8月28日付)は、シリア・クルド国民評議会のシリア革命反体制勢力国民連立への合流を定めた27日の合意に関して、民主社会運動(TEV-DEM)幹部のアールダール・ハリール氏(民主統 … Read More

米高官らが一転して化学兵器使用へのアサド政権の関与を断定するような発言を行うなか、同政権を罰してさらなる化学兵器攻撃を抑止することを目的とした攻撃が米英仏によって計画されていると報じられる(2013年8月27日)

諸外国の動き(化学兵器使用に関する国連調査団の動き) 国連のファルハーン・ハック副報道官は、化学兵器使用に関する国連調査団が、前日のムウダミーヤト・シャーム市に続いて、21日に化学兵器が使用されたという地域への調査を行う … Read More

民主統一党のムスリム共同党首がアサド政権に対する化学兵器使用の嫌疑を否定するなか、シリア・クルド国民評議会がシリア革命反体制勢力国民連立に合流することで合意(2013年8月26日)

反体制勢力の動き 民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首はロイター通信(8月26日付)に「(ダマスカス郊外で)化学兵器を使用するほどアサド大統領はバカではない」と述べ、西側諸国や一部の反体制組織の嫌疑を否定した。 またム … Read More

民主的変革諸勢力国民調整委員会のマンナーア在外局長は化学兵器使用疑惑について独自に調査していることを明かし「いかなるかたちの外国の軍事干渉」への拒否を改めて表明、シリア政府は「テロ集団の主張の嘘を明らかにするため」東グータ地方に国連調査団を受け入れることを決定(2013年8月25日)

反体制勢力の動き 民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長はUPI(8月25日付)にダマスカス郊外県東グータ地方などで軍が化学兵器を使用したとの一部反体制勢力の主張に関して、国連調査団による調査を要求 … Read More

ムアッリム外相が化学兵器攻撃を「タクフィール主義者による犯罪」と断じるなか、ダマスカス県ジャウバル区での戦闘で軍兵士多数が窒息などの中毒症状を訴えたと報じられる(2013年8月24日)

反体制勢力の動き クッルナー・シュラカー(8月25日付)によると、ラタキア県で活動するファトフ・ムビーン旅団のマーズィン・クナイフィダ司令官が、自由シリア軍合同司令部軍事評議会を辞任した。 「ラタキア県郊外での最近の戦闘 … Read More

自由シリア軍参謀委員会傘下の複数組織が共同ビデオ声明を出し「国連における公正な調査と政権の処罰がなされない限り安保理各国への協力を停止する」と脅迫、シリア革命反体制勢力国民連立は国連調査団が早急に化学兵器使用疑惑の現場に来る必要性を主張(2013年8月23日)

反体制勢力の動き 自由シリア軍(参謀委員会)の北部戦線、東部戦線、中西部戦線、ヒムス戦線の司令官らと、複数の軍事評議会、活動家は共同ビデオ声明を出し、国連で公正な調査と、政権の処罰がなされない限り、安保理各国への協力を停 … Read More

ダマスカス郊外県で実行されたとされる化学兵器攻撃について、米国が情報の真偽や実行当事者について断定を避けるなか、フランスやトルコはアサド政権の犯行をほぼ推定しつつこれを非難(2013年8月22日)

反体制勢力の動き シリア人権監視団は、21日にダマスカス郊外県東グータ地方などで軍が化学兵器を使用したとの反体制勢力の主張に関して、170人の死亡を確認したと発表した。 うち女性は30人と子供14人を含む109人が東グー … Read More

反体制諸組織によると軍がダマスカス郊外県東西グータ地方の複数の市・村に化学兵器攻撃を加え1,360人以上が死亡、情報が錯そうするなか軍総司令部は即日開いた会見のなかで攻撃の実施を断固として否定(2013年8月21日)

反体制勢力の動き 地元調整委員会、シリア革命反体制勢力国民連立、シリア人権監視団など反体制組織は、8月20日晩から21日にかけて、軍がマッザ航空基地とカシオン山から、ダマスカス郊外県東西グータ地方の複数の市・村に毒ガスを … Read More

西クルディスタン人民議会報道官がペシュメルガの西クルディスタンへの軍事介入は「現在提起されていない」ことを明らかに、ハルキー首相は化学兵器使用調査団の活動が成功するための全ての措置を講じる準備へ(2013年8月20日)

反体制勢力の動き 西クルディスタン人民議会のシールザード・ヤズィーディー報道官は『ハヤート』(8月21日付)に、イラク・シャーム・イスラーム国、シャームの民のヌスラ戦線との戦闘激化やイラクへのクルド系住民の大量避難に関連 … Read More

軍が「海岸解放作戦」の名のもとで占拠されていたほぼ全ての地点の奪還を完了、自由シリア軍ヒムス郊外軍事評議会が声明を出しワーディー・ナサーラー地方で複数の民間人を誤って殺害したことを認める(2013年8月19日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(8月20日付)によると、自由シリア軍(参謀委員会)アレッポ軍事評議会議長職を辞任したアレッポ革命軍事評議会議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐が、アレッポ市某地区を訪問し、同地区 … Read More

各県で軍が反体制武装勢力への掃討・殲滅作戦を強化させるなか、化学兵器使用に関する国連調査団がダマスカスに到着(2013年8月18日)

国内の暴力 ダイル・ザウル県では、スカイ・ニュース・アラビック(8月18日付)によると、軍がダイル・ザウル市のアルディー地区、ハウィーカ地区を砲撃、また同市東部郊外の石油パイプラインで火災・爆発が発生した。 ** ダマス … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長がサウジ人風の衣装をまとってインタビューに応え「シリアの真の為政者」としてのイラン・イスラーム革命防衛隊への敵意を表明、使徒末裔旅団がイラク・シャーム・イスラーム国に対し対立の解消を呼びかけ(2013年8月17日)

反体制勢力の動き シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は『ハヤート』(8月18、19日付に連載)のインタビューに応じ、そのなかで連立が「6,000人の中核からなるシリア国民軍」の結成を進め … Read More

自由シリア軍参謀委員会がベイルート郊外で発生した自爆テロを非難し実行グループと自由シリア軍の無関係を主張、民主統一党のムスリム共同党首が訪問先のイスタンブールでトルコ高官らや反体制勢力の幹部らと会談(2013年8月16日)

反体制勢力の動き 自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官はAFP(8月16日付)に、ベイルート郊外ダーヒヤでの15日に自爆テロに関して「民間人を標的としたこの犯罪行為を非難する…。彼ら(イスラーム教徒 … Read More

ベイルート郊外のダーヒヤ区で自爆テロが発生し「アーイシャ・イスラーム教徒の母中隊」を名乗る団体が犯行声明、トルコ軍がシリア領内から潜入しようとした「密輸業者ら」を阻止するために対シリア国境に向け発砲(2013年8月15日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国がヌッブル市で数日前に拉致した若者2人(政権支持者)を処刑した。 イラク・シャーム・イスラーム国は声明を出し、処刑が「双方の人質交換プロ … Read More

イラク・シャーム・イスラーム国がラッカ市内の使徒末裔大隊の複数拠点を攻撃・制圧するなか、プーチン大統領がサウジ高官との会談のなかで「アサド政権の打倒に反対しないことに同意した」と報じられる(2013年8月14日)

国内の暴力 ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市の鉄道駅地区などにある使徒末裔大隊の本部や拠点を、イラク・シャーム・イスラーム国が攻撃、制圧した。 同監視団によると、両者の戦闘は13日晩に鉄道駅地区の使徒末裔 … Read More