月別アーカイブ: 2018年5月

米国務省はシャーム解放機構をシリアのアル=カーイダであるヌスラ戦線の別名(alias)としてテロ組織(FTO、SDGT)に追加登録(2018年5月31日)

米国務省は、シャーム解放機構を移民国籍法第219条と大統領令第13224号に基づき、外国テロ組織(FTO)、特別指定グローバルテロ組織(SDGT)に指定されているシャームの民のヌスラ戦線の別名(alias)として追加登録 … Read More

アサド大統領「紛争が終わりに近づいていることは明らかだが、終わりに近づけば近づくほど、欧米諸国やテロリストの妨害は激しくなる」(2018年5月31日)

アサド大統領はロシアのRT(5月31日付)のインタビュー(インタビュアーはムラド・ガズディエヴ(Murad Gazdiev)記者)に応じた。 30分弱のインタビューは英語で行われ、その映像は大統領府がYoutube(ht … Read More

トルコのチャヴシュオール外務大臣「誰がシリアを統治するかを決めるのはシリア国民。米国はテロ支援という致命的誤りを犯し、重要な同盟国を失う危機に直面している。ロシアと協力するトルコ、イランは重要な国」(2018年5月31日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、DWの番組(5月31日付)に出演し、アサド大統領の進退に関して、「誰がシリアを統治するかを決めるのは、シリア国民に帰する問題だ。だから、我々はシリアで民主的選挙が行われるの … Read More

YPG主体のシリア民主軍がダイル・ザウル県でドローンを使用し、ダーイシュ幹部を殺害(2018年5月31日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(6月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が無人航空機(ドローン)を使用して、県南東部でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を爆 … Read More

対トルコ国境のジャラーブルス市(アレッポ県)でトルコの支援を受けるシャーム自由人イスラーム運動と北部戦線などの武装集団が交戦するなか、同市とイドリブ県アリーハ市で爆発が発生(2018年5月31日)

アレッポ県では、『ハヤート』(6月1日付)やドゥラル・シャーミーヤ(5月31日付)によると、トルコの実質占領下にあるユーフラテス川右岸の国境の町ジャラーブルス市で30日夜、トルコの支援を受ける反体制武装集団どうしが衝突、 … Read More

ヒムス県北部で活動していた反体制武装集団の元戦闘員数十人が投降し放免となる一方、トルコの実質占領下にあるシリア北部に戦闘員とともに避難していた住民約400世帯が東グータ地方への帰還を準備(2018年5月31日)

ヒムス県では、SANA(5月29日付)によると、シリア政府の支配下に復帰した県北部で活動を続けていた反体制武装集団の元戦闘員数十人が当局に投降し、武器を引き渡し、免罪続手続きを経て、放免となった。 AFP, May 31 … Read More

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室はダルアー市内のシリア政府支配地域にビラを散布し、アサド政権との戦闘と解放を約束(2018年5月31日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月31日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室が無人航空機(ドローン)を使用し、ダルアー市内のシリア政府支配地域にビラ … Read More

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月31日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月31日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、アレッポ県3件)確認したと発表した。 またトルコ側の監視チーム … Read More

米主導の有志連合はシリアとイラクでの爆撃で「意図せず死亡したとされる民間人」は2018年4月末の段階で892人と発表(2018年5月31日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2018年4月にシリア、イラク両国領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる4件の新たな報告を受け、すでに報告されている476件と併せて調査を行い、159 … Read More

サウジアラビア、UAE、ヨルダンの軍関係者がロジャヴァ支配地域内の有志連合の基地でシリア民主軍幹部と会談し、国境警備隊設置に向けて協議(2018年5月30日)

ジャズィーラ(5月30日付)は、サウジアラビア、UAE、ヨルダンの軍関係者が、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊のハッラーブ・ウシュク村にある有志連合の基地を訪問し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防 … Read More

トルコのチャヴシュオール外務大臣「YPGは夏までにマンビジュ市から撤退し、トルコ軍と米軍が同地を支配する」(2018年5月30日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ハベルトゥルク(5月30日付)とのインタビューで、米国主導の有志連合が支援する西クルディスタン移行期民政局の実効支配下にあるマンビジュ市(アレッポ県)の処遇に関して、米国と … Read More

アル=カーイダ系のシャーム解放機構はメンバーにダルアー県へのシリア軍の進攻に備えるよう指示(2018年5月30日)

ダルアー県では、「堅固な建造物」作戦司令室を主導し、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のダルアー県の総司令官アブー・ジャービル・シャーミー氏が声明を出し、「シリア軍とその同盟者による攻撃に対抗するため備えよ … Read More

ロシアのラヴロフ外務大臣「すべての外国人部隊がシリア南西部の緊張緩和地帯から退去しなければならない」(2018年5月30日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでのプリマコフ読書国際フォーラムで演説し、「すべての外国人部隊がシリア南西部の緊張緩和地帯から退去しなければならない」と述べ、イラン・イスラーム革命防衛隊、その支援を受ける外 … Read More

ロジャヴァ支配下のラッカ市各所で若者の徴兵や住民の恣意的対する抗議デモが発生(2018年5月30日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月30日付)によると、ラッカ市の、アビー・ブン・カアブ通り、マシュラブ地区、ルマイラ地区などで、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の退 … Read More

トルコの実質占領下にあるバーブ市で東部自由人連合と自由警察が、アフリーン市でスルターン・ムラード師団と東部軍が交戦(2018年5月30日)

アレッポ県では、ANHA(5月30日付)によると、トルコが実質占領下に置くバーブ市の中心街で、東部自由人連合と自由警察が交戦した。 自由警察のメンバーが東部自由人連合の暴行を受けたのがきっかけで、戦闘により住民複数が巻き … Read More

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月30日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月30日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県)確認したと発表した。 またトルコ側の監視チームも1件(アレッポ県)の停戦違反を確認したという。 Mini … Read More

バッビーラー町、バイト・サフム市、ヤルダー市(ダマスカス郊外県)で活動していた反体制武装集団の元戦闘員約800人が投降し放免となる(2018年5月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月29日付)によると、シリア政府の支配下に復帰したバービッラー市、バイト・サフム市、ヤルダー市で活動を続けていた反体制武装集団の元戦闘員約800人が26~28日までの3日間で当局に投降し … Read More

ダルアー県の反体制派幹部はヨルダンとの国境通行所の運営をめぐるアサド政権との交渉に前向きな姿勢(2018年5月29日)

ダルアー県で活動する反体制武装集団の一つ革命軍のバッシャール・ズウビー政治局長(最高交渉委員会メンバー)は、『クドス・アラビー』(5月29日付)に対して、同県およびクナイトラ県の処遇をめぐる米国、ロシア、ヨルダン、イスラ … Read More

ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は「シリアをイランとイスラエルの戦場とすることを阻止する」ことで一致(2018年5月29日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は電話会談を行い、シリア情勢について意見を交わした。 『ハヤート』(5月30日付)によると、この会談で両首脳は、「シリアをイランとイス … Read More

シリア軍第4機甲師団とパレスチナ人民兵のクドス旅団がシリア南部での掃討戦に向けてクナイトラ県に展開(2018年5月29日)

ディマシュク・アーン(5月29日付)は、28日にパレスチナ人の民兵組織クドス旅団がクナイトラ県に展開したのに続き、シリア軍の第4機甲師団の部隊も同地に入ったと伝え、写真や画像(https://www.facebook.c … Read More

イスラエルはロシアの説得を受け「条件付き」でシリア南部へのシリア軍の展開に同意(2018年5月29日)

イスラエルの民放テレビ局チャンネル2(5月29日付)は、同国高官筋の話として、ベンヤミン・ネタニヤフ内閣が、「条件付き」で占領下ゴラン高原に隣接するシリア南部(ダルアー県、クナイトラ県)へのシリア軍の展開に同意したと伝え … Read More

イスラエルの複数メディアはイスラエル軍戦闘機がヒムス県のヒズブッラーの拠点を爆撃、これに対してロシア軍戦闘機がレバノン上空でイスラエル軍機を迎撃したと伝える(2018年5月29日)

イスラエルの複数メディアやアナトリア通信(5月29日付)は、イスラエル軍戦闘機が28日午前2時頃、レバノン国境に近いヒムス県西部にあるヒズブッラーの拠点複数カ所を爆撃し、複数人が死傷したと伝えた。 同サイトによると、イス … Read More

イラン外務省報道官「イランとイスラエルが秘密交渉を行っているとのサウジの報道はウソでフェイク」(2018年5月29日)

イラン外務省のブラハーム・カーセミー報道官は、ヨルダンでイランとイスラエルがシリア南部での戦闘への対応をめぐって秘密交渉を行っているとしたサウジアラビア日刊紙『イーラーフ』(5月28日付)の報道に関して、「ウソでフェイク … Read More

シリアが議長国を務めるUNIDIR軍事フォーラムから米国が退席(2018年5月29日)

国連軍縮研究所(UNIDIR)の軍縮フォーラムで、シリアが議長国を務める初会合が開かれ、フサームッディーン・アーラー駐ジュネーブ・シリア大使が議事進行を務めた。 だが、アーラー大使が議事を開始すると、米国の代表を務めるロ … Read More

ハサカ県南東部でイラク軍とYPG主体のシリア民主軍がダーイシュ掃討戦を続けるなか、ダーイシュはダイル・ザウル県南東部のシリア軍拠点を攻撃(2018年5月29日)

ハサカ県では、『ハヤート』(5月30日付)によると、イラク軍と合同作戦司令室を設置し、イラク国境地帯でのダーイシュ(イスラーム国)掃討を進める西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主 … Read More

ジョージア(グルジア)がシリア政府と外交関係停止に向けた措置を始動(2018年5月29日)

ジョージア(グルジア)外務省は声明を出し、シリアとの外交関係停止に向けて必要な措置を開始したと発表した。 この措置は、ジョージアが自国への帰属を主張しているアブバシアや南オセチアの独立をシリアが承認したのを受けたものだと … Read More

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年5月29日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月29日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。 またトルコ側の監視チームも2件(アレッポ県4件、ハマー県1件) … Read More

欧州理事会は対シリア制裁を2019年6月まで延長(2018年5月28日)

欧州理事会は、シリアのアサド政権の首脳や関係者・機関に対する資産凍結や渡航禁止といった制裁を2019年6月1日まで延長することを決定した。 欧州理事会また、制裁対象となっている個人・機関のデータを更新、死去した2名を制裁 … Read More

ロシア紙:ダイル・ザウル県でのロシア軍顧問4人の殺害に米国が支援する「穏健な反体制派」が関与(2018年5月28日)

ロシア日刊紙『コメルサント』(5月28日付)は、ダイル・ザウル県南東部のシリア軍拠点に対するテロ集団の攻撃によって、ロシア軍顧問4人が死亡した事件(27日にロシア国防省が発表)に関して、ロシア軍消息筋の話として、「ロシア … Read More

ロシア、米国、ヨルダンはシリア南部での戦闘に備え、イラン排除に向けて協力(2018年5月28日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は「シリア軍のみがシリア南部国境地帯に駐留すべきだ」と述べ、シリア南部(ダルアー県、占領下ゴラン高原一帯)で活動を続けるイラン・イスラーム革命防衛隊を撤退させたいとの意向を示した。 発言 … Read More