Monthly Archives: 6月 2013

民主統一党のムスリム共同党首が一昨日発生した同党への要撃の背後にシリア・クルド国民評議会がいることを示唆、EU・GCC諸国は外相会議後に発した共同声明のなかで「ヒズブッラーなどによるシリアでの軍事作戦への参加」を批判(2013年6月30日)

シリア政府の動き アサド大統領は、18歳以下の幼児・未成年を戦闘に参加させた者に10年から20年の禁固刑、ないしは300万シリア・ポンドの罰金刑に処するための刑法改正を定めた2013年法律第11号を施行した。 反体制勢力 … Read More

民主統一党のムスリム共同党首が「武装集団の進入を阻止するためにアームーダー市への通行を禁止している」と述べつつ、シリア・クルド国民評議会によるシリア革命反体制勢力革命連立への参加交渉に自党が一切関与していないことを明らかに(2013年6月29日)

反体制勢力の動き 民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は『ハヤート』(6月30日付)に、人民防衛隊がハサカ県アームーダー市を保護下に置いており、武装集団の進入を阻止するために同市への通行を禁止していると述べた。 また2 … Read More

ハサカ県で民主統一党の治安部隊が同党によって拘束中の逮捕者の釈放を求める座り込みに対して発砲、仏紙がダマスカス県ジャウバル区とダマスカス郊外県グータ地方でサリンガスが使用されたと断定(2013年6月28日)

反体制勢力の動き パリを活動拠点とする自由シリア軍参謀委員会政治広報調整官のルワイユ・ミクダードは、『ハヤート』(6月28日付)に対して、「自らの土地のために戦う革命家と英雄がいるなか、シリア国民は、兵器、食糧、資金、薬 … Read More

ダマスカス県の旧市街バーブ・トゥーマー地区にあるマリアム教会近くで自爆テロが発生するなか、CIAが「穏健」な反体制武装集団を軍事支援するためヨルダンへの武器搬入を開始したと報じられる(2013年6月27日)

国内の暴力 ダマスカス県では、『ハヤート』(6月28日付)などによると、旧市街バーブ・トゥーマー地区にあるマリアム教会近くで自爆テロが発生し、市民4人が死亡、複数人が負傷した。 OTV(6月27日付)によると、自爆テロは … Read More

シリア・クルド国民評議会がイスタンブールで会合を開きシリア革命反体制勢力国民連立を含む反体制組織との関係を強化することで合意、国連では米英が「シリア政府によって10回化学兵器が使用された」と主張していたことが明らかに(2013年6月26日)

反体制勢力の動き ロンドンで活動する反体制組織のシリア人権監視団は、2013年3月以降のシリアでの紛争による死者数が、100,191人に達したと発表した。 死者の内訳は以下の通り: 民間人:50,200人(うち児童は5, … Read More

サウジアラビア外相が米国務長官とジェッダで会談、記者会見では「イランとヒズブッラーの介入に対して沈黙するわけにはいかない」との意向を示す(2013年6月25日)

シリア政府の動き アサド大統領は、シリア国内に不法入国するすべての者を、禁固1~5年の実刑ないしは500万~1,000万シリア・ポンドの罰金刑に処することを定めた2013年法律第9号を施行した。 反体制勢力の動き シリア … Read More

ムアッリム外相が記者会見を開き「我々は外国から押し付けられるいかなる解決策も受け入れない」としつつもジュネーブ2大会に参加する意思を表明、化学兵器の使用に関しては改めて否定(2013年6月24日)

シリア政府の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が記者会見を開き、ジュネーブ2会議に関して「我々は外国から押し付けられるいかなる解決策も受け入れない。外国からもたらされるアイデアも受け入れないし、在外の反体制勢力 … Read More

軍がヒムス県タッルカラフ市への突入に備え砲撃を激化、仏大統領とカタール首長が自由シリア軍参謀委員会を通じて反体制勢力に軍事支援を行うことで合意したと報じられる(2013年6月23日)

シリア政府の動き 人民議会は、シリア国内に不法入国するすべての者を、禁固1~5年の実刑ないしは500万~1,000万シリア・ポンドの罰金刑に処することを定めた法案を可決した。 SANA(6月23日付)が報じた。 反体制勢 … Read More

ドーハでシリアの友連絡グループの閣僚級会合開催される、参加各国は閉幕声明のなかで特にヒズブッラー、イラン、イラクの戦闘員によるシリア情勢への介入を非難(2013年6月22日)

シリアの友連絡グループによるシリアへの干渉 シリアの友連絡グループの閣僚級会合がドーハで開催され、米英仏独伊、サウジアラビア、エジプト、ヨルダン、カタール、UAE、トルコ、スペインの11カ国の外務大臣が参加した。 会合は … Read More

自由シリア軍参謀委員会が反体制武装集団に対する「新型の近代兵器」の供与がなされたことを明らかにするなか、シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会は「アサド政権が化学兵器を使用した」との米英仏の断定を否定(2013年6月21日)

シリア政府の動き 『バラドナー』(6月21日付)は、複数の公式筋の話として、シリア・ポンドの急落に対処するため、内閣が民間公務員と軍関係者の給与とそれぞれ65%、100%引き上げることを検討している、と報じた。 ** ク … Read More

シリア外務省が国連に送った書簡のなかでサウジアラビアのウラマーらがテロを支援するファトワーを発していると抗議、自由シリア軍参謀委員会はシリアの友連絡グループに武器供与を改めて求めるもフランスが慎重な姿勢を示す(2013年6月20日)

シリア政府の動き シリア外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長宛に書簡を送り、そのなかでサウジアラビアのアブドゥルアズィーズ・アール・シャイフ大ムフティー、ムハンマド・ウライフィー、カタールが庇護するユースフ・カラ … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立がG8首脳会談の閉幕宣言をうけ「軍事活動をはじめとするあらゆる手段の行使を留保する」との意思を示す、アレッポ県では人民防衛隊と自由シリア軍が前者によるアフリーン市包囲解除などを骨子とする停戦合意を結ぶ(2013年6月19日)

反体制勢力の動き シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「(北アイルランドでのG8首脳会談で)参加国が表明した姿勢を受け、流血を停止させ、アサド体制打倒と、シリア人に対して犯罪を犯した者すべての処罰を求めるシリア国民 … Read More

G8首脳会議が2日間の日程を終え閉幕、首脳宣言ではジュネーブ2会議への支持や化学兵器使用に対する非難などが盛り込まれる、仏大統領「もし有益であるなら、(ロウハーニーイラン新大統領のジュネーブ2参加を)歓迎する」(2013年6月18日)

諸外国の動き 英国・北アイルランドのロックアーンで2日間の日程で開かれていたG8首脳会議は、首脳宣言を採択して閉幕した。 中心議題となったシリアの紛争については、以下の7点で合意したことが明記された。 1. 人道支援を一 … Read More

アサド大統領が独紙によるインタビューに応え諸外国によるテロ支援、化学兵器使用疑惑、ヒズブッラーの戦闘参加などについてコメントするなか、オバマ米大統領は飛行禁止空域や人道回廊を設置する意図がないことを明言(2013年6月17日)

アサド大統領のインタビュー SANA(6月17日付)は『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』(6月18日付)掲載予定のアサド大統領のインタビュー全文をアラビア語、英語で公開した。 英語:http://sana … Read More

イラク・イスラーム国のバグダーディー指導者が声明を出し、自組織とヌスラ戦線の間の対立解消を呼びかけたザワーヒリーの書簡を拒否すると発表(2013年6月16日)

国内の暴力 ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市東部および同市に近い第152師団周辺で軍と反体制武装集団が激しく交戦した。 また軍がタッル・シハーブ町、インヒル市、フラーク市を空爆した。 一方、SANA( … Read More

アレッポ県で民主統一党と自由シリア軍諸派が停戦に合意、エジプトではムルシー大統領がイスラーム主義者らを前に「シリアの現体制との関係を完全に絶つ」ことを発表(2013年6月15日)

国内の暴力 ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、ヤルムーク区に対して軍が空爆・砲撃を加えた。 また、ルクンッディーン区、シャーグール区で、軍・治安部隊が逮捕摘発活動を行った。 ** ダマスカス郊外県 … Read More

イドリブ県で反体制武装集団がビンニシュ市近郊の拠点を3日間におよぶ戦闘の末に制圧するなか、各反体制勢力および諸外国が反体制武装勢力への軍事支援を公言した米国の姿勢を歓迎(2013年6月14日)

国内の暴力 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がイドリブ市東部に位置するビンニシュ市近郊の軍住宅センター内の軍の拠点を3日間におよぶ戦闘の末に制圧した。 反体制消息筋によると、この戦闘で、軍の兵士4 … Read More

オバマ米政権がアサド政権による化学兵器の使用を断定したと報じられるなか、シリア外務省は国連に対しダイル・ザウル県で前日発生した住民虐殺がヌスラ戦線の犯行であると報告(2013年6月13日)

国内の暴力 ハマー県では、『ハヤート』(6月14日付)が複数の消息筋の話として、シャーム自由人大隊の「アフル・スンナ旅団」がムーリク市とハーン・シャイフーン市(イドリブ県)を結ぶ街道上の軍の検問所2カ所を占拠したと報じた … Read More

ダイル・ザウル県でサラフィー主義者らによる住民の虐殺事件が発生するなか、アレッポ県で活動する自由シリア軍が共同声明を出しクルディスタン労働者党を「反革命」組織と認定、民主統一党との対決姿勢を鮮明に(2013年6月12日)

国内の暴力 ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市近郊のハトラ村でサラフィー主義武装集団がシーア派住民60人を殺害した。 同監視団が公開したビデオ映像の映像・音声によると、ハトラ村襲撃を行ったの … Read More

ダマスカス県内のマルジャ広場で連続自爆テロが発生し市民14人が死亡、ハサカ県では民主統一党と反体制武装集団が休戦協定を締結、人民防衛隊を付近一帯の「正統な軍」とみなすことなどを求める(2013年6月11日)

国内の暴力 ダマスカス県では、SANA(6月11日付)によると、市内中心に位置するマルジャ広場で自爆テロが2件連続で発生し、市民14人が死亡、31人が負傷した。 シリア人権監視団によると、爆発は警察署近くで発生した。 一 … Read More

アレッポ県で反体制武装集団がマンナグ航空基地のレーダー施設を制圧、アル=カーイダ指導者がイラク・イスラーム国によるシャームの民のヌスラ戦線との統合宣言を認めずこれを破棄(2013年6月10日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がマンナグ航空基地のレーダー施設を制圧した。 反体制武装集団は9日には飛行場内の格納施設を制圧していたという。 またマアーッラト・アルティーク村では、反 … Read More

クサイル市の住民らが軍による武装テロ集団の殲滅を祝う集会を開くなか、アレッポ県では「イスラーム主義者の戦闘大隊」がアレッポ県で「預言者ムハンマドを冒涜した罪」で15歳の少年を家族の前で射殺(2013年6月9日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア人権監視団およびSANA(6月9日付)によると、アレッポ市シャッアール地区で、「イスラーム主義者の戦闘大隊」が、預言者ムハンマドを冒涜した罪で15歳の少年を家族の前で射殺した。 同監視団 … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立のサブラー暫定議長がジュネーブ2会議への原則参加を決定したと発表する一方、シリア公務員国民自由連合は同会議に「反体制勢力が統一使節団を派遣する」必要性を強調(2013年6月8日)

国内の暴力 ヒムス県では、『ハヤート』(6月9日付)によると、東ブワイダ市で軍が反体制武装集団の掃討を完了、同市の治安を回復した。 またSANA(6月8日付)などによると、ヒムス市アダウィーヤ地区で爆弾が仕掛けられた車が … Read More

クルド最高委員会がジュネーブ2に民主統一党のムスリム共同党首を団長とする使節団を派遣する意向であると報じられるなか、国連平和維持活動局はゴラン高原非武装地帯でのシリア軍と反体制武装集団の戦闘に関する報告書を安保理に提出(2013年6月7日)

国内の暴力 ヒムス県によると、シリア人権監視団によると、マスウーディーヤ村、東ブワイダ市、ガントゥー市などで軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。 一方、SANA(6月7日付)によると、クサイル市郊外のマスウーデ … Read More

ヒムス県ではシリア軍が東ブワイダ市、ダール・カビーラ村、ラスタン市に対して空爆・砲撃を加える、米国は同軍による軍によるクサイル市制圧を非難(2013年6月6日)

国内の暴力 クナイトラ県では、『ハヤート』(6月7日付)によると、反体制武装集団がゴラン高原の対イスラエル非武装地帯との境界にある国境通行所(クナイトラ検問所)を一時占拠したが、軍が戦車を用いて奪取した。 この戦闘にUN … Read More

シリア軍がヒムス県クサイル市を制圧し同氏の治安と安定を回復したと発表、カイロで開催されたアラブ連盟緊急会議ではシリア情勢に加えヒズブッラーのシリアでの戦闘への参加・支援などについて審議される(2013年6月5日)

国内の暴力 シリア軍武装部隊総司令部は、ヒムス県クサイル市および周辺の村々に対する一連の作戦の末、5日早朝に市の治安と安定を回復し、テロリストの浄化を完了したと発表した。 また、戦闘により、多数のテロリストを殺害、またそ … Read More

シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会が「シリアで化学兵器が使用された」とする報告書を公開、米仏はすぐさまアサド政権の関与を疑う(2013年6月4日)

国連人権理事会の動き シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会(パウロ・セルジオ・ピネイロ委員長)は、シリアでの軍と反体制武装集団の戦闘での化学兵器使用疑惑に関して「信じるに足る根拠がある」とする報告書を公表した … Read More

シリア軍作戦司令官のハドゥール准将がアレッポ市内の治安委員会で「マンナグにフサインの旗を揚げ、フサインの旗のもとに戦う」と宣言しシーア派信徒らを鼓舞、アラブ連盟事務副長がヒズブッラー戦闘員によるシリア国内の戦闘への参加を非難(2013年6月3日)

反体制勢力の動き シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、『シャルク・アウサト』(6月3日付)に対して、「北朝鮮の士官がアレッポ(県)で政府軍側について戦闘に参加している」と主張した。 アブドゥッラフマー … Read More

シリア革命総合委員会がシリア革命反体制勢力国民連立からの脱退を発表するなか、レバノンの対シリア国境地帯でヒズブッラーの戦闘員とシリアの反体制武装集団が交戦(2013年6月2日)

シリア政府の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、国連の潘基文事務総長と電話会談し、クサイル市での戦闘に関して「軍事作戦が終わり次第」赤新月社のスタッフの同市訪問を許可するとの姿勢を示した。 ムアッリム外務大臣 … Read More

各地で軍と反体制武装勢力間の戦闘が続くなか、ズウビー情報大臣が前日からイスタンブールなどで始まったトルコ警察治安部隊と反政府デモとの衝突を非難(2013年6月1日)

シリア政府の動き マフムード・ズウビー情報大臣は5月31日に始まったイスタンブールなどでの反政府デモと警察治安部隊の衝突に関して、「トルコ国民はこうした(レジェップ・タイイップ・エルドアン内閣の)蛮行に値せず、エルドアン … Read More