月別アーカイブ: 2013年3月

ダマスカス県のヤルムーク区やジャウバル区で軍が反体制武装集団の追撃を継続、ハティーブ議長がインタビューのなかで体制救済を目指す「外国の陰謀」に警鐘を鳴らしつつも「解放区」に対する軍事支援に関する「外国の介入」を奨励(2013年3月31日)

国内の暴力 ダマスカス県では、反体制勢力筋によると、ヤルムーク区などに潜伏する反体制武装集団が軍の砲撃を受けた。 またサイフ・シャーム大隊と軍が激しく交戦し、戦闘員15人が死亡する一方、反体制武装集団がアッシュ・ウルール … Read More

自由シリア軍合同司令部が「反体制勢力の分裂をもたらしている」としてシリア・ムスリム同胞団を非難するなか、サラフィー主義武装集団がアレッポ市にクルド人戦闘員とともに侵攻し人民防衛隊メンバー14人を殺害(2013年3月30日)

国内の暴力 ダルアー県では、反体制勢力筋によると、武装集団が制圧したダーイル町、ヒルバト・ガザーラ町、ヤードゥーダ地方とタッル・シハーブ町周辺の村々、第38旅団本部周辺に対して、軍が空爆を行った。 一方、SANA(3月3 … Read More

ダルアー県ダーイル町では反体制武装集団が「解放作戦」の一環として軍検問所3カ所を制圧するなか、ダマスカス革命軍事評議会が前日に発生したダマスカス大学建築工学部への迫撃砲攻撃の実行を認める(2013年3月29日)

国内の暴力 ダマスカス県では、ジャウバル区にあるユダヤ教の教会が略奪・焼き討ちに遭い、クッルナー・シュラカー(3月28日付)は、政府支持者の犯行と断じる一方、ダマス・ポスト(3月29日付)は自由シリア軍が略奪を行ったと報 … Read More

ダマスカス大学建築工学部のテラス式食堂に複数発の迫撃砲が着弾し学生15人が死亡するなか、反体制武装集団がダルアー県南部の対ヨルダン国境地帯を広範囲に占拠していることが明らかに(2013年3月28日)

国内の暴力 ダマスカス県では、SANA(3月28日付)によると、ダマスカス大学建築工学部のテラス式食堂に迫撃砲複数発が着弾し、学生15人が死亡、約30人が負傷した。 シリア人権監視団によると、着弾した迫撃砲は3発だという … Read More

アラブ連盟外相会議で「ドーハ宣言」が採択されシリア革命反体制勢力国民連立がシリア代表の地位を得るも、民主的変革諸勢力国民調整委員会はそのプロセスを激しく非難(2013年3月27日)

アラブ連盟首脳会議 ドーハのアラブ連盟外相会議が議事を終了し、ドーハ宣言(閉幕声明)を採択した。 ドーハ宣言は「シリア危機の最優先課題として政治的解決にいたることが重要」だとする一方、「各国には、その意思に沿って、シリア … Read More

アラブ連盟首脳会議が開催されシリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長とヒートゥー暫定政府首班がシリア代表の席に(2013年3月26日)

国内の暴力 ダマスカス県では、SANA(3月26日付)によると、バラームカ地区の学校が密集する街区(SANA周辺)、バーブ・シャルキー地区近くの産婦人科病院、ダラール・モスク、ダマスカス大学法学部キャンパスに、反体制武装 … Read More

ダイル・ザウル県で発生した爆弾攻撃により自由シリア軍創設者のアスアド大佐が足を切断する負傷、ドーハで開催予定のアラブ連盟首脳会議で辞任を一時猶予したハティーブ議長が演説を行うことが決定(2013年3月25日)

国内の暴力 自由シリア軍参謀委員会政治広報調整官を名乗るルワイユ・ミクダードは、CNN(3月25日付)に対して、ダイル・ザウル県のマヤーディーン市で24日夜、自由シリア軍創設者のリヤード・アスアド大佐が乗った車に仕掛けら … Read More

アサド大統領が主導するシリア国民対話会合が開催され500人あまりが参加するなか、シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長が「事態がレッド・ラインに接触した」として辞任する意向を発表(2013年3月24日)

国内の動き(シリア政府の動き) ダマスカス県のダーマー・ローズ・ホテルで、アサド大統領が1月に示した危機解決政治プログラムに沿って、シリア国民対話会合が2日間の予定で開催され、進歩国民戦線加盟政党、変革解放人民戦線、野党 … Read More

反体制武装集団がダマスカス県・ダルアー県を結ぶ国際幹線道路に近い第38防空旅団基地などの複数拠点を制圧、自由シリア軍参謀委員会のイドリース参謀長はヒートゥー暫定政府首班を「条件付きで承認」(2013年3月23日)

国内の暴力 ダルアー県では、『ハヤート』(3月24日付)などによると、反体制武装集団がダマスカス県・ダルアー県を結ぶ国際幹線道路に近い第38防空旅団基地、ジッリーン村検問所、アラーン検問所を制圧した。 反体制活動家による … Read More

アサド大統領がブーティー師の暗殺に対して異例の声明を発表、民主統一党のムスリム共同党首がシリア・クルド民主党書記長による批判に反論(2013年3月22日)

国内の動き(シリア政府の動き) アサド大統領は21日に暗殺されたサイード・ムハンマド・ラマダーン・ブーティー師に対して異例の声明を発表し、そのなかで同師の死に深い悲しみの念を示し、また犠牲者遺族に哀悼の意を示した。 また … Read More

ダマスカス県のイーマーン・モスクで発生した自爆テロで「大統領の養育係」であったブーティー師を含む42人が死亡するも自由シリア軍は関与を否定、国連がハーン・アサル村での化学兵器使用に関して調査を行うことを決定(2013年3月21日)

ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー暗殺 ダマスカス県マズラア地区のイーマーン・モスクに対して自爆テロが行われ、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師を含む42人が死亡、84人(SANA発表)が負傷した。 … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立では、ヒートゥー氏の暫定政府首班選出をうけアタースィー副議長を含む複数のメンバーが離反を宣言(2013年3月20日)

シリア革命反体制勢力国民連立(通称、シリア国民連合)自壊 シリア革命反体制勢力国民連立によるガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班選出(19日)を受け、スハイル・アタースィー副議長、ワリード・ブンニー報道官、ムハンマド・カマ … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立の暫定政府首班はクルド系のヒートゥー氏に、シリアの複数メディアは反体制勢力がアレッポ県ハーン・アサル村で化学兵器を使用したと報じる(2013年3月19日)

反体制勢力による化学兵器使用疑惑 SANA(3月19日付)などシリアの各メディアは、アレッポ県ハーン・アサル村で、反体制武装集団が化学物質を充填したミサイルを使用し、25人が死亡、100人以上が重傷を負ったと報じた。 S … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立が移行期政府首班選出のための総会を開催する一方、シリア軍がレバノン・ベカーア県の複数村を空爆し米当局による非難を呼ぶ(2013年3月18日)

国内の動き(シリア政府の動き) SANA(3月18日付)によると、アレッポ県アレッポ市ジャービリーヤ地区で、若者らがシリア軍支持、テロリスト退去を求めるデモ行進を行った。 国内の暴力 ダマスカス県では、反体制武装集団(特 … Read More

新体制紙が「テロの炎」がヨルダンとレバノンに波及する可能性について警鐘を鳴らす(2013年3月17日)

シリア政府の動き 『サウラ』(3月17日付)は、社説で「テロの炎で焼かれるシリア情勢は、ヨルダンとレバノンからの手が、故意にあるにせよ、そうでないにせよ、忍びよるのであれば、それだけで炎に包まれることはないだろう」と述べ … Read More

シャアバーン補佐官が南アフリカ大統領にジュネーブ合意の実施に向けて行動するよう求めるアサド大統領の親書を手渡す、レバノンのスライマーン大統領はシリア情勢をめぐって「中立を守る」必要性を強調(2013年3月16日)

シリア政府の動き ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官は、南アフリカを訪問し、ジェイコブ・ズマ大統領と会談、3月26日にヨハネスブルグで首脳会議を予定しているBRICsに対して、シリアでの暴力停止と国民対話開始な … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立が移行期政府首班の候補者12名の氏名を発表、EU首脳会議では仏・英が一方的に決定した対シリア武器禁輸を解除をめぐって立場が分断(2013年3月15日)

シリア政府の動き RT(3月14日付)は、ロシア外務省筋の話として、シリア政府が反体制勢力との交渉を行う代表団の人選を終え、反体制勢力が代表団の人選を終えるのを待っていると報じた。 同報道によると、シリア政府の代表団は、 … Read More

アレッポ市マイダーン地区の住民らが軍支持、治安・安全回復、テロ撲滅を訴えるデモを実施するなか、仏大統領と英首相がEUの対シリア武器禁輸を解除すべきとの方針で一致(2013年3月14日)

国内の動き(シリア政府の動き) アレッポ県では、SANA(3月14日付)によると、アレッポ市マイダーン地区の住民多数が、軍支持、治安・安全回復、テロ撲滅を訴えて、デモ行進を行った。 ** クッルナー・シュラカー(3月14 … Read More

ダマスカス郊外県ハーン・シャイフ地方で反体制武装集団が共和国護衛隊と第4機甲師団の駐留する兵舎を攻撃、一方米国務長官はアサド大統領と反体制勢力にジュネーブ声明に従って対話のテーブルに付くことを求める(2013年3月13日)

国内の動き 『ハヤート』(3月14日付)は、ダイル・ザウル県のマヤーディーン市で、シャームの民のヌスラ戦線の退去を求める市民のデモが3日目を迎えたと報じた。 シリア人権監視団によると、デモは、シャームの民のヌスラ戦線のシ … Read More

各地でカーミシュリーの春の犠牲者を追悼するデモが行われるなか、イスラエルのペレス大統領は欧州議会で同国大統領として初めての演説を行い国連に平和維持軍の派遣を求める(2013年3月12日)

シリア政府の動き シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を提出し、そのなかで、EUの反体制武装集団への準軍事支援決定を受け、シャームの民のヌスラ戦線などシリア国内でテロ活動を行う武装集団への武器供 … Read More

民主的変革諸勢力国民調整委員会のマンナーア在外局長がモスクワでラブロフ露外相と会談、イラクのアル=カーイダは4日にイラク領で発生したシリア軍兵士への要撃をヌスラ戦線と共同で行ったと発表(2013年3月11日)

国内の暴力 2012年10月に自由シリア軍を名乗る武装集団によって拉致されたウクライナ人女性記者のアンハル・コシュネヴァ氏が逃走に成功し、ダマスカス県内の安全な場所に避難した。 AP(3月11日付)などが報じた。 ** … Read More

英国が反体制武装集団に2000万ポンド相当の武器を秘密供与したと報じられるなか、軍は反体制武装集団によって制圧されたラッカ市奪還のための新たな戦線を開く意思が現状ないことを明らかに(2013年3月10日)

国内の暴力 ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・アムル地区に軍が空爆を行った。 『ハヤート』(3月11日付)は、ウマルを名乗る活動家の話として、反体制武装集団が未明に、検問所に気づかれずにバーブ・アム … Read More

アサド大統領いわく「シリア・トルコ国境地帯の25%を民主統一党が、75%をアル=カーイダが制圧」、民主的変革諸勢力国民調整委員会は政府の呼びかけに対し「アサド政権との対話を行う準備は十分でない」と返答(2013年3月9日)

国内の動き(シリア政府の動き) シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に宛てた書簡で、反体制武装集団が誘拐したUNDOF要員21人の釈放にシリア政府が全面協力してきたと強調する一方、国連に対して兵力引き離し地 … Read More

シャアバーン補佐官がインド外相と会談し「西側諸国による軍事介入を回避」しようとするBRICs諸国の姿勢に謝意を示すなか、ヒジャーブ前首相率いるシリア公務員国民自由連合がドーハで第1回拡大大会を開催、自由シリア軍への武器供与を求める(2013年3月8日)

シリア政府の動き ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官は訪問先のインド(ニューデリー)でサルマーン・クルシード外務大臣と会談し、シリア・インド二国間関係、シリア情勢などについて協議した。 シャアバーン補佐官は、「 … Read More

トルコの野党共和人民党がアサド大統領と会談し「トルコ国民がシリア内政干渉を拒否している」と伝えるなか、アフリーン市付近の2村で民主統一党人民防衛隊とシリア・クルド・アーザーディー党の民兵が交戦(2013年3月7日)

国内の動き(シリア政府の動き) SANA(3月7日付)は、アサド大統領がトルコの野党、共和人民党(CHP)のハサン・アクギョル議員を団長とするトルコ国会使節団とダマスカスで会談したと報じた。 会談で、議員団は、トルコ国民 … Read More

ダルアー県で反体制武装集団「ヤルムーク殉教者旅団」がUNDOFの要員21人を拘束、アラブ連盟の第139回定例外相会議でレバノンのマンスール外相がシリアの同連盟参加資格凍結を解除するよう求める(2013年3月6日)

国内の暴力 国連は、イスラエル占領下のゴラン高原に隣接する地域(ダルアー県)で反体制武装集団約30人がUNDOFの要員21人を拘束したと発表した。 これに関して、「ヤルムーク殉教者旅団」を名のる集団が、ユーチューブ(3月 … Read More

ジャミール副首相が「外国の干渉を拒否する愛国的な勢力」としての民主的変革諸勢力国民調整委員会に歩み寄りを求めるなか、カタール首相がシリアの反体制武装勢力にRPGやカラシニコフを供与していることを暗に認める(2013年3月5日)

国内の暴力 ラッカ県では、『ハヤート』(3月6日付)などによると、ラッカ市を制圧した反体制武装集団が、ハサン・ジャリーリー県知事、バアス党ラッカ支部指導部のスライマーン・スライマーン書記長を捕捉した。 シリア人権監視団に … Read More

ヌスラ戦線を筆頭とする反体制武装集団がラッカ市を「完全制圧」、反体制武装集団の要撃によりイラク人兵士が犠牲になるなかイラク高官が「一部の者がイラクに紛争を輸出しようとしていることへの懸念が確かになった」との見解を示す(2013年3月4日)

国内の暴力 ラッカ県では、反体制武装集団がラッカ市をほぼ完全制圧した、とシリア人権監視団、シリア国民評議会などが発表、インターネット上には、市内のハーフィズ・アサド前大統領の銅像が倒される映像(http://www.yo … Read More

アレッポ県内の警察学校をめぐって軍と反体制武装集団の間で激しい戦闘が繰り広げられるなか、アサド大統領が英日刊紙によるインタビューに応え英国含む西側諸国のダブル・スタンダードを厳しく批判(2013年3月3日)

アサド大統領のインタビュー アサド大統領は英日刊紙『サンデー・タイムズ』(3月3日付)のインタビューに応じた。 アサド大統領の主な発言は以下の通り。 ** 『サンデー・タイムズ』の記事はhttp://www.thesun … Read More

軍がサラフィー主義武装集団によって前日から占拠されていたヤアルビーヤ市の半分以上を制圧、人民防衛隊がルマイラーン町およびカフターニーヤ市の掌握を発表するも制圧に際し戦闘は起こらず(2013年3月2日)

シリア政府の動き シリアのワリード・ムアッリム外務在外居住大臣がイランを訪問、マフムード・アフマディーネジャード大統領、アリー・アクバル・サーレヒー外務大臣と会談した。 SANA(3月2日付)によると、アフマディーネジャ … Read More