月別アーカイブ: 2013年5月

ヒムス県クサイル市の掌握をかけて軍・ヒズブッラーと反体制武装集団が激しい交戦を繰り広げるなか、ロシア国営の軍用機メーカーがアサド政権に戦闘機10機以上を輸出することを発表(2013年5月31日)

国内の暴力 ヒムス県では、『ハヤート』(6月1日付)などによると、アレッポ県で反体制活動を行っているタウヒード旅団などからなる武装集団の戦闘員数百人がクサイル市に増援部隊として入った。 同報道によると、反体制武装集団は、 … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立がジュネーブ2会議参加にあたってアサド政権の退陣・処罰を前提条件とすると表明するなか、民主的変革諸勢力国民調整委員会は民主統一党を含むクルド民族主義勢力との連携を強調(2013年5月30日)

アサド大統領のインタビュー アサド大統領はレバノンのマナール・チャンネル(ヒズブッラーが運営)のインタビューに応えた。 アラビア語全文はhttp://sana.sy/ara/2/2013/05/31/485036.htm … Read More

各反体制勢力がヒズブッラーによるシリア当局への協力に関する懸念を表明するなか、国連人権理事会がアサド政権およびヒズブッラーなどの戦闘員による人権侵害を非難する声明を採択(2013年5月29日)

国内の暴力 ヒムス県では、シリア人権監視団が「ヒズブッラーと共和国護衛隊の特殊部隊からなる増援部隊が、クサイル市に派遣され…、広範な作戦を準備している」と発表した。 またクサイル市北部、西部を中心に軍が激しい空爆を行った … Read More

自由シリア軍参謀委員会がヒズブッラーに「24時間の猶予」のもとにシリア領内からの撤退を求めるなか、シリア国民評議会のスィーダー前議長はシリア革命反体制勢力国民連立の混乱の責任が諸外国にあると非難(2013年5月28日)

国内の暴力 ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区で軍と反体制武装集団が交戦、またアッバースィーヤ地区のバス・ターミナルに何者かが撃った迫撃砲弾2発が着弾した。 一方、SANA(5月28日付)によると、ジャ … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立にキールー氏を含む8人の新規参加が承認される一方、EU外相理事会がシリアの反体制勢力に対する武器禁輸の緩和を決定(2013年5月27日)

国内の暴力 ヒムス県では、SANA(5月27日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ワーディー・サーイフ地区、カラービース地区、タドムル市東部、ダーラ・カビーラ市、ラスタン市、サアン農場、カフルラーハー市で、軍が反体 … Read More

ヒズブッラーに支援された軍がヒムス県クサイル市の約80%を制圧したと報じられるなか、ムアッリム外相がイラクを訪問し同国外相に「ジュネーブ2大会への参加を原則決定した」旨を告げる(2013年5月26日)

シリア政府の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は空路で突如イラクを訪問し、ホシェリ・ゼバリ外務大臣と会談、シリア情勢などについて協議した。 会談後の合同記者会見で、ムアッリム外務在外居住者大臣は、「イラク首相に … Read More

湾岸諸国がシリア革命反体制勢力国民連立内のシリア・ムスリム同胞団のプレゼンスを低下させることを画策していると報じられるなか、ヒムス県ではヒズブッラーの支援を受ける軍と反体制武装集団が交戦(2013年5月25日)

反体制勢力の動き AFP(5月25日付)は、イスタンブールでのシリア革命反体制勢力国民連立に参加している複数の匿名活動家の話として、複数の外国の要請のもと、連立拡大が審議されており、そのことがさらなる対立を招いている、と … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立報道官が記者会見を開きジュネーブ2会議への参加の是非に関してコメント、ロシア側からのアサド大統領退任の確約を求める(2013年5月24日)

シリア政府の動き ウムラーン・ズウビー情報大臣は、「アラブ連盟の一部の機関がシリアで何らか役割を担おうとしているがそれは徒労であり、不可能だ。アラブ連盟はシリアに対するこれまでの全ての決定を破棄し、シリア国民と政府に正式 … Read More

アラブ連盟シリア問題閣僚委員会でジュネーブ2会議への参加について協議される、そのなかでカタールとサウジアラビアは「アサド政権退陣を求めてきたアラブ諸国、諸外国の立場が退行している」ことを非難(2013年5月23日)

国内の暴力 アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月23日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がアレッポ市のアルメニア慈善団体代表のハコプ・ミカイリヤン氏を誘拐した。 ミカイリヤン氏はバスでベイルートに向かう途中、 … Read More

米上院外交委員会がシリアの「一部の反体制勢力」に対する武器供与を認める法案を承認するなか、アンマンで開催されたシリアの友連絡グループ会合でアサド大統領の退任の必要性が改めて確認される(2013年5月22日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月22日付)によると、反体制武装集団がハラスター市の高速道路の軍・治安部隊の検問所などに対して総攻撃をかけた。 一方、SANA(5月22日付)によると、ハラスタ … Read More

イスラエル軍の車両がゴラン高原の停戦ラインを越えてシリア領内に侵入、人民防衛隊がイラクから「違法に」シリア領内への潜入を試みたシリア・クルド民主党の戦闘員74人を逮捕(2013年5月21日)

イスラエル軍によるシリア領内への侵入 シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、午前1時10分、軍が、ゴラン高原の停戦ラインを越えてシリア領内のビイル・アジャム村に向かって進入したイスラエル軍車両1輌を破壊したと発表した。 … Read More

米当局がクサイル市での戦闘に対するヒズブッラーの「直接関与」を懸念するなか、国内で活動する野党・国民成長党が在外の活動家らとともに「シリア国民協議会合」を開催(2013年5月20日)

国内の暴力 ヒムス県では、『ハヤート』(5月21日付)などによると、クサイル市の奪還をめざすシリア軍の総攻撃が続いた。 シリア人権ネットワークによると、シリア軍はヒズブッラーの「陸空」からの支援を受けて、クサイル市の奪還 … Read More

軍がヒムス県クサイル市のほぼ全ての街区を制圧するなか、英仏がリヤード・トゥルク氏を「ジュネーブ2」大会における反体制勢力の団長にしようと画策していると報じられる(2013年5月19日)

国内の暴力 ヒムス県では、SANA(5月19日付)によると、軍がクサイル市内に突入し、主に外国人戦闘員からなる武装集団を殲滅、市内のほぼすべての街区を制圧、治安を回復した。 軍が殺害した戦闘員のなかには、シャームの民のヌ … Read More

アサド大統領がアルゼンチン紙によるインタビューのなかで「政治的解決をもたらすあらゆる行動を支持している」としつつ、化学兵器使用をめぐる西側メディアの報道の狙いが軍事介入にあるとの見解を示す(2013年5月18日)

アサド大統領のインタビュー SANA(5月18日付)によると、アサド大統領はアルゼンチン日刊紙『クラリン』と国営通信社TELAMのインタビューに応じた。 アラビア語全文:http://sana.sy/ara/2/2013 … Read More

国連事務総長がシリア政府に対し化学兵器使用に関する国連調査グループを受け入れるよう求めるなか、米国務省はヌスラ戦線アミールのジャウラーニーを制裁対象リストに(2013年5月17日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、反体制活動家らによると、ムライハ市郊外、ムウダミーヤト・シャーム市を軍が空爆、またヤブルード市で、軍と反体制武装集団が交戦した。 一方、SANA(5月17日付)によると、ハラスター市、リ … Read More

ダイル・ザウル県でヌスラ戦線のサウジアラビア人指導者が武装集団によって殺害される、オバマ大統領はエルドアン首相との会談後の記者会見でアサド大統領の退陣と移行期政府発足の必要を改めて強調(2013年5月16日)

国内の暴力 ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が、2012年に男性11人を処刑したと証言していたシャームの民のヌスラ戦線指導者がムサッラブ村で武装集団によって殺害されたと発表した。 クスーラ・ジャズラ-ウィーを名のる … Read More

国連総会で「シリア革命反体制勢力国民連立を『政治的移行に必要な実質的対話者』として広く国際的に承認する」ことを定めた総会決議が採択、西側諸国、湾岸アラブ諸国、トルコなどが賛成(2013年5月15日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、SANA(5月15日付)によると、ジャルバー市、バハーリーヤ市で、軍が反体制武装集団の掃討を完了し、両市の治安を回復した。 またドゥーマー市、ジャルバー市、ムライハ氏、ハルブーン市、タッ … Read More

駐ヨルダン・シリア大使はアサド大統領が「(ジュネーブ2大会で発足が審議される)次期移行期政府の一部を構成しない」ことを明らかに、プーチン大統領がネタニヤフ首相と会談し「早急な武力紛争の停止と政治的解決に向けた移行プロセスの開始」の必要をめぐって意見を一致させる(2013年5月14日)

シリア政府の動き ワフダ・イフバーリーヤ・ネット(5月14日付)によると、バフジャト・スライマーン駐ヨルダン・シリア大使は、「ジュネーブ2」大会でその発足が審議される予定の移行期政府に関して、「アサド大統領は次期移行期政 … Read More