Monthly Archives: 10月 2011

経済対話国民会合が経済政策の再検討の必要性を確認、カタールにおけるアラブ連盟外相使節団との非公式会談に際しシリア使節団は「何ら答えを示すことなく」帰国(2011年10月31日)

アサド政権の動き 経済対話国民会合(開催地:ダマスカス郊外県カスル・ウマウィーイーン、議長:ラーティブ・シャッラーフ・シリア・ビジネス・センター理事長)が2日目のセッションを行い、現下のシリアにおける経済諸問題について検 … Read More

アサド大統領がロシアのインタビュー内で語ったところによるとシリアは地域の「活断層」、シリア・アラブ共和国憲法草案準備国民委員会が第一回会合を開催(2011年10月30日)

アサド大統領発言 バッシャール・アサド大統領はロシア国営放送第1チャンネルのインタビューに出演した。インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り。 「こうした言説(西側諸国がシリアに軍事介入するとの言説)は、最近耳 … Read More

ヒムス市で離反兵が治安本部を襲撃し17人が死亡、シリア国民評議会議長が在シリア・クルド人の立場をめぐる発言に関して「訂正とお詫び」を発表(2011年10月29日)

反体制運動掃討 ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市では離反兵が市内の治安本部2カ所を襲撃し、28日晩から29日にかけて軍・治安部隊兵士17人を死亡した。 またシリア人権監視団によると、軍は、ヒムス市バーブ・ … Read More

中国の呉中東問題特使が国民民主諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム総合調整役と会談し、アラブ連盟イニシアチブへの支持を表明(2011年10月28日)

反体制デモ 金曜礼拝後に反体制デモが発生し、治安当局の弾圧によって、40人以上が殺害された。 ** ヒムス県では、シリア人権監視団や地元調整諸委員会によると、ヒムス市のダイル・バアルバ地区、ハーリディーヤ地区、バイヤーダ … Read More

ラタキア県でアサド政権を支持する100万人以上の集会が行われるなか、ムアッリム外務大臣が中国中東問題特使と会談し改革路線支持の意向を受ける(2011年10月27日)

アサド政権の動き SANA(10月27日付)は、ラタキア県ラタキア市で100万人以上が集まり、バッシャール・アサド政権の改革支持、外国の内政干渉拒否を訴えたと報じた。       &nbsp … Read More

アラブ連盟外交使節団がシリアを訪問し大統領と会談、これを受け親・反体制勢力がともに各地で大規模デモを組織(2011年10月26日)

アラブ連盟外交使節団のシリア訪問 バッシャール・アサド大統領はアラブ連盟外相使節団と会談し、アラブ連盟外相会議での決議(連盟本部での政府と反対勢力との国民対話などを骨子)やシリア情勢に関して意見が交わされた。 同使節団は … Read More

ダマスカス県でアサド政権による改革を支持する集会が実施、国内の無所属青年活動家らが政治・社会運動「祖国シリア」を発足(2011年10月25日)

アサド政権の動き ダマスカス県旧市街のバーブ・トゥーマで、青年グループがバッシャール・アサド政権の改革支持、外国の干渉反対を訴える集会を行った。   ** 『クッルナー・シュラカー』(10月25日付)は、ダマス … Read More

米国が在ダマスカス大使を本国に召還する一方、ヒズブッラー書記長がアサド政権へと支持を改めて表明(2011年10月24日)

諸外国の動き 米政府はバッシャール・アサド政権がロバート・フォード在ダマスカス米大使に対する「扇動キャンペーン」を行っているとの理由で、同大使を米本国に召還した。 『ハヤート』(10月25日付)は、米高官の話として、この … Read More

シリア国民評議会の使節団がカタールを訪問、マケイン米上院議員は世界経済フォーラムにてシリアに対する軍事介入の必要性を強調(2011年10月23日)

反体制運動掃討 ダルアー県では、地元調整諸委員会によると、ダーイル町、インヒル市、(東西)ムライハ村、サナマイン市、ナワー市などでゼネストが続けられていることに対処するため、治安部隊が増援された。 同諸委員会によると、「 … Read More

ヒズブッラー高官いわく同党は「アサド政権存続を至上命令としている」、アサド政権がジュンブラート党首と絶縁(2011年10月22日)

反体制運動掃討 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ハルマ村で軍・治安部隊と離反兵が衝突し、市民1人が殺害された。 これに対してSANA(10月23日付)は、マアッラト・ニウマーン市東部のワーディー・ダ … Read More

カッザーフィー大佐の死を受けて地元調整委員会が声明を発表、各地では「過去1ヵ月強のなかでもっとも大規模」な反体制デモが行われる(2011年10月21日)

反体制デモ ヒムス県、ハマー県、イドリブ県、ダイル・ザウル県、ダルアー県、ダマスカス郊外県、ハサカ県の各地で金曜日のモスクでの礼拝後に散発的な反体制デモが発生、「数万人」(『ハヤート』10月22日付)が参加、「バッシャー … Read More

複数の都市で軍・治安部隊と離反兵との間で激しい戦闘が発生、国内で活動する反体制組織「シリア国家建設潮流」は監督委員会と行動委員会の設置を発表(2011年10月20日)

反体制運動掃討 反体制活動家によると、複数の都市で軍・治安部隊と離反兵との間で激しい戦闘が発生し、多くの兵士が死傷したほか、民間人5人が殺害された。 ** ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市近郊のブルハー … Read More

各地で離反兵と軍・治安部隊の衝突が継続、英外相はシリアに対する軍事介入の意向がないことを明言(2011年10月19日)

反体制勢力掃討 各地で離反兵と軍・治安部隊の衝突が続いた。 これに関して『ハヤート』(10月20日付)は、複数の外交官、軍事評論家などの話を総合して、アサド政権の弾圧が増大する離反兵の掃討に対して重点的に行われているとし … Read More

アラブ連盟によるイニシアチブに対し反体制勢力内で賛否両論の声が錯綜、ダマスカス郊外県では軍・治安部隊が「これまでもっとも激しい」逮捕・捜索活動を実施(2011年10月18日)

アサド政権の動き 『インディペンデント』(10月18日付)は、バッシャール・アサド大統領夫人のアスマー・アフラス女史が9月に、デモでの負傷者の治療に当たっているシリア人援助隊員と懇談した際の様子を報じ、隊員の一人の証言を … Read More

シリア国民評議会が会合を開き事務局メンバーを決定、また同評議会の使節団がトルコ外相と初会談(2011年10月17日)

反体制勢力の動き 『ワタン』(10月17日付)は、国民民主諸勢力国民調整委員会がファーイズ・サーラ氏とミシェル・キールー氏の離反を否定したと報じた。 同報道によると、同委員会渉外局長のアブドゥルアズィーズ・ハイイル氏が「 … Read More

シリア情勢をめぐってアラブ連盟緊急外相会議が開催、シリア政府と国民対話開始のための連絡調整を行うことが決定される(2011年10月16日)

反体制運動掃討 AFP(9月16日付)は、2ヵ月前から軍・治安部隊は反体制活動家を第1の標的として、反体制運動を掃討しようとしおり、活動家数千人が逮捕、数十人が殺害、数十人が失踪している、と報じた。 ** ダマスカス郊外 … Read More

シリア・アラブ共和国憲法草案作成国民委員会が設置、国連安保理ではロシア、中国、英仏独、ポルトガルがシリア情勢をめぐって激しく対立(2011年10月15日)

アサド政権の動き バッシャール・アサド大統領は大統領令第33号を発し、シリア・アラブ共和国憲法草案作成国民委員会を設置した。同委員会は、4ヵ月以内に憲法改正案を策定することを任務とする。 委員会メンバー29人(法律の専門 … Read More

各地で合わせて数万人が反体制デモを組織し12名が殺害される、国連人権高等弁務官がシリアにおける「内戦」の勃発に関して警鐘を鳴らす(2011年10月14日)

反体制運動掃討 ハサカ県カーミシュリー市では約20,000人のクルド人がミシュアル・タンムー氏追悼の行進に参加した。 ミシュアル・タンムー氏の遺族は声明を出し、クルド民族主義勢力と遺族が合同葬儀を執り行うことで合意した同 … Read More

アサド政権が「通常の生活」を取り戻したラスタン市の様子を公開する一方、EUが声明のなかで同政権による反体制抗議運動への弾圧を改めて非難(2011年10月13日)

アサド政権の動き 情報省は、アラブ諸国・外国の新聞・テレビ局の報道関係者約80人をラスタン市に案内し、同地の状況を公開した。 同行したヒムスのガッサーン・アブドゥルアール知事は、ラスタン市が「通常の生活」を取り戻したと宣 … Read More

ダマスカス県中心でシリア人「数千人」がアサド大統領を支持するデモを組織、またイスラーム教ウラマー世界連盟のユースフ・カラダーウィー議長がシリア国民評議会への支持を表明(2011年10月12日)

アサド政権の動き ダマスカス県中心にあるサブウ・バフラート広場にシリア人「数千人」(『ハヤート』10月13日付)が集まり、国内での暴力行使拒否、挙国一致、殉教者家族との連帯、そしてシリアに対する陰謀を阻止したロシアと中国 … Read More

政府内で近日中の憲法改正委員会の設置が発表される一方、仏外相がシリア国民評議会議長と会談するも同評議会の承認に関しては保留(2011年10月11日)

反体制運動掃討 ヒムス県では、シリア人権監視団や地元調整諸委員会などによると、ヒムス市が2日にわたる砲撃によって「ゴーストタウン」と化し、街は廃墟と化し、住民は姿を消した。人権活動家らによると、治安部隊の発砲で3人が殺害 … Read More

軍・治安部隊がヒムス市に「もっとも大規模で激しい攻撃」を加える一方、EUが外相声明を出し「シリア国民評議会の発足は前向きな措置である」と同評議会への歓迎の意思を初めて公式に示す(2011年10月10日)

反体制運動をめぐる動き ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で、軍・治安部隊が3月に反体制抗議行動が始まって以来「もっとも大規模で激しい攻撃」を加えた。 同監視団によると「グータ地区の総合情報部内務治安課(ヒ … Read More

アサド大統領がラテン・アメリカ諸国の使節団と会談、シリア国民評議会のメンバーらは国際監視団のシリアへの派遣を要求することで合意(2011年10月9日)

アサド政権の動き 大統領府声明によると、バッシャール・アサド大統領は、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグア、ラテン・アメリカ左派政権6カ国(ALBA)の使節団と会談し、シリアが実行している措置は「政治改革と武装デモの掃討」と … Read More

カーミシュリー市で開かれたタンムー氏の葬儀に数万人が参列、またシリア国民評議会のメンバー約90人がストックホルムで会合を開催(2011年10月8日)

ミシュアル・タンムー氏暗殺をめぐる動き ハサカ県カーミシュリー市でミシュアル・タンムー氏の葬儀が行われ、数万人が参列、「国民は大統領の処刑を望む」といったシュプレヒコールを連呼した。 またアームーダー市でも葬儀が行われ、 … Read More

ダマスカス郊外県・ヒムス県・イドリブ県などで数千人が反体制デモを組織するなか、ハサカ県でシリア国民評議会メンバーのミシュアル・タンムー氏が暗殺される(2011年10月7日)

ミシュアル・タンムー氏暗殺 ハサカ県カーミシュリー市ではシリア国民評議会メンバーでシリア・クルド・ムスタクバル潮流スポークスマンのミシュアル・タンムー氏(1957年生まれ)が自宅で武装集団に暗殺された。 また彼の息子と活 … Read More

アサド大統領が第4次中東戦争勃発38周年を記念してダマスカス県内の戦没者追悼碑を訪問し、戦没者に哀悼の意を表明(2011年10月6日)

シャッビーハ AFP(10月6日付)は、複数の反体制活動家や研究者の証言をもとに、シャッビーハの実態について報じた。 それによると、ダマスカスで暮らしている研究者は匿名を条件に「シャッビーハは体制にいかなる残忍の方法をと … Read More

英・仏・独・ポルトガルが対シリア制裁を定める安保理決議案を提出するも、ロシアと中国による拒否権発動により否決される(2011年10月5日)

ザイナブ・フスニーさんをめぐる情報戦 ザイナブ・フスニーさんをめぐる情報戦に関して、レバノン民主主義人権機構のナビール・ハラビー所長はジャズィーラ(10月5日)に出演し、ヒムス市のザイナブさんの家族が、シリア・アラブ・テ … Read More

サファル内閣が先週施行された輸入規制の廃止を決定する一方、露外相は西側諸国が作成した対シリア安保理決議を支持しない意向を改めて表明(2011年10月4日)

ザイナブ・フスニーさんをめぐる情報戦 ヒムス市で誘拐・殺害されたのち、首と四肢を切断され家族に引き渡されたとされていたザイナブ・ヒムスィーさんがシリア・アラブ・テレビに出演し、反体制勢力の主張や海外メディアなどの報道がね … Read More

米国防長官がイスラエル国防大臣との共同記者会見のなかでアサド大統領退任の必要を強調、シリア革命総合委員会が発足したシリア国民評議会への支持を表明(2011年10月3日)

諸外国の動き イスラエル訪問中のレオン・パネッタ米国防長官はエフード・バラク国防大臣との会談後の共同記者会見で、米国および西側諸国が「明確にアサドが去らねばならない」と考えていると述べ、「政権の抵抗は続いているが、私はき … Read More

「反体制勢力の統一体」としてのシリア国民評議会が正式発足、議長はガルユーン氏に(2011年10月2日)

シリア国民評議会正式発足 イスタンブールで一部の反体制勢力が開いていた会合が閉幕、シリア国民評議会を「反体制勢力の統一体」として正式発足することを宣言した。 またバッシャール・アサド政権との対話を改めて拒否し、「革命進展 … Read More