Monthly Archives: 6月 2011

反体制政治連合体「国民民主的変革諸勢力国民調整委員会」の発足が発表される、「ダマスカス宣言」はこれに参加せず(2011年6月30日)

反体制勢力の動き 反体制活動家のハサン・アブドゥルアズィーム弁護士(シリア国民民主連合スポークスマン、アラブ社会主義連合民主党書記長)が、反体制組織の政治連合体「国民民主的変革諸勢力国民調整委員会」を発足すると発表した。 … Read More

反体制活動家がFacebook上でアレッポ市における「100万人行進」を呼びかける一方、仏外務大臣がシリア問題をめぐる会談のためにモスクワを訪問(2011年6月29日)

反体制勢力の動き 反体制活動家はインターネットで、30日を「6月30日アレッポ噴火に備えよ金曜日」と名づけ、各地で反体制デモを呼びかけるとともに、29日にアレッポ市に向けて「100万人行進」を行うよう呼びかけた。 フェイ … Read More

シリア軍を離反した士官らがトルコで「自由将校運動」の結成を発表、在外反体制活動家の使節団がロシアを訪問しロシア政府に「歴史の正しい側につく」よう求める(2011年6月28日)

反体制勢力の動き シリア軍を離反した士官・兵士がトルコで「声明第1号」を出し、「自由将校運動」を結成したと発表した。 「自由将校運動司令評議会」の名で出された声明では、国内外の反体制勢力との協調、統合を通じて、「平和的な … Read More

反体制活動家・有識者の会合「民主的市民国家のもと、シリアはみんなのもの」が開催、既存の体制内における一連の改革が提案される(2011年6月27日)

反体制勢力の動き ダマスカス県のシェラトン・ホテルで「民主的市民国家のもと、シリアはみんなのもの」と題された反体制活動家・有識者の会合が開催され、約200人が出席した。 シリア国営メディア、米国のCNNやNBC、英国のス … Read More

アサド大統領が在米シリア人居住者の使節団と面会する一方、シリア軍がクサイル市に展開される(2011年6月26日)

反体制勢力の動き シリア革命調整連合は、27日にダマスカス県のシェラトン・ホテルで開催予定の反体制活動家による大会「民主的市民国家のもと、シリアはみんなのもの」に関して、「アサド・シャッビーハ体制の耳目の届くところでのこ … Read More

アムネスティ・インターナショナル会長がアラブ連盟に対し、シリアに対する措置を講じるよう求める(2011年6月25日)

反体制勢力の動き 反体制作家・出版者のルアイユ・フサイン氏は、27日にダマスカス県で「民主的市民国家のもと、シリアはみんなのもの」と銘打って反体制活動家・有識者の会合を開催すると発表した。 フサイン氏は「月曜日に、無所属 … Read More

各地で抗議行動開始以来「最大規模」の反体制デモが発生し、「数万人が参加」(2011年6月24日)

反体制勢力の動き 複数の目撃者によると、大佐2人を含むシリア軍の士官4人が離反し、イドリブ県ヒルバト・ジャウズ村からトルコへと越境した。 シリア政府の動き シリア軍当局は、ダマスカス郊外県キスワ市郊外に駐留する第1師団内 … Read More

タルトゥース県で「包括的改革プログラム」を支持する大規模デモが行われる、NATO事務局長はシリアへの軍事介入を否定(2011年6月23日)

反体制勢力の動き 反体制活動家らは、インターネットを通じて、「アラブの春」に呼応するかたちで反体制デモが始まってから100日を迎える24日を「正統性打倒の金曜日」と銘打って、各地で反体制デモを行うよう呼びかけた。 またそ … Read More

EUがシリア政府への追加制裁を決定へ、ムアッリム外務大臣はただちにこれを批判(2011年6月22日)

シリア政府の動き シリアのワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は記者会見で、「アサド大統領の演説を聞き、背を向けた友人たちは、自らの立場を再考せねばならない」と述べた。 ムアッリム外務在外居住者大臣は、西側諸国がシリア … Read More

サファル内閣が政党の認可に関する法案を発表、ダマスカス県ではアサド大統領を支持するデモが行われ「数百万人」が参加(2011年6月21日)

反体制勢力の動き 反体制人権活動家のハイサム・マーリフ氏はロイター通信(6月21日付)に対して「体制が市民に対して殺戮と無差別逮捕を続けているこうした悲惨な状況下でどうして対話が行えようか」と述べ、アサド大統領の20日の … Read More

アサド大統領がダマスカス大学講堂で演説し、「国民対話」を呼びかけるとともにシリアを取り巻く「陰謀」に対して警鐘を鳴らす(2011年6月20日)

反体制勢力の動き 地元調整委員会は、アサド大統領の演説を受けて声明を出し、「現体制に平和的なイメージを与えて幕引きしようとするいかなる対話も拒否し、すべての国民のための新たなシリア、民主的で自由な国家への変革をめざす」と … Read More

国外で活動する反体制活動家らが「国民評議会」の設置を宣言、サファル内閣の汚職撲滅特別委員会が汚職撲滅のための35の施策を発表(2011年6月19日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(6月20日付)によると、国外で活動する反体制活動家が中心となって「シリア革命自由青年の名において」と題した共同声明を発表し、「国民評議会」の宣言を発表した。 声明発表の記者会見は、イドリブ … Read More

イドリブ県で治安作戦が継続するなか、同県ジスル・シュグール市では国民統合を支持し諸外国の陰謀の拒否を訴えるデモ行進が行われる(2011年6月18日)

反体制勢力の動き フェイスブックのグループ「シリア革命2011」は、ダマスカス郊外県でのゼネストを呼びかけた。 シリア政府の動き SANA(6月17日付)は、17日の反体制デモで、市民人と警官合わせて9人が死亡し、70人 … Read More

ヒムス県、ハマー県、ダイル・ザウル県を含む各都市で大規模反体制デモが発生、レバノン・トリポリ市では住民どうしが衝突し死傷者が発生(2011年6月17日)

シリア政府の動き SANA(6月17日付)は、サーリフ・アリーの子孫らが声明を出し、「サーリフ・アリーの金曜日」と銘打って反体制活動家が抗議デモを呼びかけたことに関して、「祖国の象徴を傷づける」と非難した。 またタルトゥ … Read More

タルトゥース市で国民統合と治安・安定回復を支持するデモが行われるなか、ラーミー・マフルーフ氏が「慈善開発事業に専念するための…一連の措置」を実施する意思を表明(2011年6月16日)

反体制勢力の動き 反体制活動家は、フェイスブックの「シリア革命2011」などで、17日を「シャイフ・サーリフ・アリーの金曜日」と名付け、反体制デモを呼びかけた。 サーリフ・アリー、「第1次シリア革命」(反仏独立闘争)の指 … Read More

ダマスカス市で数万人の市民が巨大なシリア国旗を掲げ、アサド大統領とシリアを支持するシュプレヒコールを連呼(2011年6月15日)

シリア政府の動き アサド大統領は、オマーンのユースフ・ビン・アラウィー外務大臣と会談し、シリア情勢などについて協議した。 大統領府声明によると、会談でアサド大統領は、「武装集団」によるシリア国内の殺戮行為や治安への悪影響 … Read More

シリア北西部の治安対策地域が拡大するなか、アラブ連盟のシリア常駐代表が同連盟事務局長の発言に対して「懸念と驚き」を表明(2011年6月14日)

反体制勢力の動き イドリブ県ジスル・シュグール市での作戦中(6月9日)に離反したフサイン・ハルムーシュ大佐なる人物は、逃走先のトルコ・ハタイ県ギュヴェッジ村近郊で、AFP(6月14日付)に対し「私は民間人を護ろうとした」 … Read More

英国とトルコが国連安保理でシリア非難決議の採択をめざすことで合意(2011年6月13日)

シリア政府の動き 暴力調査委員会(5月末にアサド大統領の指示を受け設置)は、ダルアー県でのデモ参加者への対応をめぐって、政治治安部ダルアー支部長のアーティフ・ナジーブ少将とファイサル・クルスーム前県知事に渡航制限を科した … Read More

シリア軍がジスル・シュグール市を「完全制圧」、同作戦を受け約10,000人の避難民がトルコ・シリア国境地帯に流入(2011年6月12日)

反体制勢力の動き 一方、シリア人権監視団は、2011年3月半ば以降の死者数が1,626人に達していると発表した。 同監視団によると、このうち1,289人が民間人で、残りが軍、治安部隊隊員、警官だという。 またイドリブ県ジ … Read More

イドリブ県で衝突が発生、米ホワイトハウスはシリア情勢に関して、「蛮行と暴力の即時停止」を呼びかける(2011年6月11日)

反体制勢力の動き AFP(6月11日付)は、イドリブ県の部隊を離反しトルコへと脱走した兵士4人が「我々は武装集団がいると言われていたが…、彼らが普通の民間人だということが分かった。彼ら(士官)は彼らに発砲を命じた…。家々 … Read More

イドリブ県で治安作戦が継続、トルコのエルドアン首相はアサド政権が「虐殺」を行っていると断言(2011年6月10日)

シリア政府の動き 反体制活動家が呼びかけた「部族の金曜日」に対抗して、シリア・アラブ・テレビ(6月10日付)は、ハサカ県のアリー・ジャースィム・アーズィル氏ら主な部族の長や名士のインタビューを放映した。 インタビューのな … Read More

レバノンのワリード・ジュンブラート進歩社会主義党党首がアサド大統領と会談、改革プログラムへの確信を表明する(2011年6月9日)

反体制勢力の動き フェイスブックの「シリア革命2011」は、金曜日(10日)を「部族たちの金曜日」と名づけ、反体制デモを呼びかけ、「すべての部族は当初から革命家を支持してきた。部族は屈辱、誹謗、攻撃を拒んできた。権利を求 … Read More

英仏が露・中をけん制しつつ、アサド政権による反体制運動弾圧を非難する国連安保理決議案(修正決議案)を提出(2011年6月8日)

反体制勢力の動き シリア・ムスリム同胞団のズハイル・サーリム報道官は『ラアユ』(6月8日付)に、イスラーム運動がシリア社会の一部をなしてているとしたうえで、立憲的、文民的、多元的国家建設をめざしていると述べた。 シリア政 … Read More

クルド調整委員会を名乗る3党が予定されていたアサド大統領との会談を辞退、駐フランス・シリア大使が辞意を表明したとの報道も(2011年6月7日)

反体制勢力の動き クッルナー・シュラカー(6月8日付)は、6日から開催されているアサド大統領とクルド民族主義政党12組織の代表との会談に関して、クルド調整委員会を名乗るシリア・クルド・アーザーディー党、シリア・クルド・イ … Read More

イドリブ県ジスル・シュグール市およびその周辺一帯での反体制勢力による要撃・襲撃により、治安要員と警官約120人が殺害される(2011年6月6日)

シリア人、パレスチナ人のイスラエルへの越境デモ クナイトラ県、ダマスカス県などで、ナクサ記念日に有刺鉄線を越え、占領下ゴラン高原に入ろうとしてイスラエル軍に射殺された若者23人の葬儀が行われた。 SNS(6月6日付)によ … Read More

イスラエルへの越境デモを行ったシリア人、パレスチナ人数十名がイスラエル軍の発砲により死亡(2011年6月5日)

シリア人、パレスチナ人のイスラエルへの越境デモ SANA(6月5日付)などによると、ナクサ(1967年6月5日)記念日に合わせて、シリア人およびパレスチナ人市民数百人が、クナイトラ県マジュダル・シャムス村からイスラエル占 … Read More

反体制活動家約200人がブリュッセルで「シリア革命支援国民連立大会」を開催、アサド大統領はクルド民族主義諸政党の幹部らと面会(2011年6月4日)

反体制勢力の動き ベルギーをはじめとする欧州諸国から集まった反体制活動家約200人がブリュッセル市内のホテルで「シリア革命」を支持する大会(シリア革命支援国民連立大会)を開催し、アサド大統領に退任要求を行うデモへの血塗ら … Read More

ハマー市、ダルアー市を含む多くの都市で「数万人」規模の反体制デモが発生、「アノニマス」は在外のシリア大使館に対するサイバー攻撃を予告(2011年6月3日)

国内の暴力 『ハヤート』(6月4日付)によると、ハマー市、ダルアー市、ダイル・ザウル市、イドリブ市、カーミシュリー市(ハサカ県)、アームーダー市(ハサカ県)、ヒムス市、ダマスカス県・ダマスカス郊外県、バーニヤース市(タル … Read More

トルコで「シリア変革大会」が閉幕、米国務長官によるとアサド大統領の正統性は「消滅してはいないが、ほぼ失われた」(2011年6月2日)

反体制勢力の動き トルコのアンタルヤ市で開催されていたシリア反体制勢力の大会(シリア変革大会)が声明(閉幕声明)を発表し、閉幕した。 閉幕声明では、アサド大統領の「即時退任」と「副大統領への権限移譲」を求め、体制打倒への … Read More

シリア・ムスリム同胞団を含む反体制勢力はアンタルヤ市で開催中の「シリア変革大会」で改めて「体制打倒」を呼びかける(2011年6月1日)

反体制勢力の動き シリアの反体制勢力はトルコのアンタルヤ市で今日閉幕予定の「シリア変革大会」で、アサド大統領による恩赦など、政権が発表した諸措置を黙殺し、「体制打倒」を呼びかけた。 シリア・ムスリム同胞団指導部メンバーの … Read More