Monthly Archives: 12月 2012

シリア・クルド進歩民主党が、クルド問題への明確な姿勢をめぐって対立しているシリア革命反体制勢力国民連立に無所属ブロックとしての参加を決定(2012年12月31日)

国内の暴力 ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区内の軍工場地帯で、拷問の傷跡のある身元不明の遺体数十体が発見されたという。 シリア革命総合委員会によると、遺体は50体近くにおよび、首などを切られており、「 … Read More

イドリブ県ではヌスラ戦線などが複数の検問所を制圧、ブラーヒーミー共同特別代表がアラブ連盟事務総長らと会談し「シリア情勢が非常に悪い」としつつジュネーブ合意の重要性を強調(2012年12月30日)

国内の暴力 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーミディーヤ航空基地周辺の複数の検問所を、シャームの民のヌスラ戦線などの反体制武装勢力が制圧した。 またワーディー・ダイフ軍事基地周辺では、軍と反体制武装勢力が戦闘 … Read More

イドリブ県でヌスラ戦線などが軍の一大拠点であるハーミディーヤ基地に突入する一方、ブラーヒミー共同特別代表が露外相との共同会見のなかで「体制打倒を対話プロセスの条件とすること」を非難(2012年12月29日)

国内の暴力 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装勢力がマアッラト・ヌウマーン市南部の軍の一大拠点であるハーミディーヤ基地に突入した。 同監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などが、ワーディー・ダイフ軍 … Read More

ヌスラ戦線のジャウラーニー指導者はアサド政権打倒後に「ムジャーヒドゥーン」による支配がなされると明言、シリア・クルド民主政治連合議長にシリア・クルド国民評議会議長のバッシャール氏が就任(2012年12月28日)

国内の暴力 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺で軍と反体制武装勢力が交戦、また軍が空爆を行い、多数の反体制武装勢力戦闘員が死亡、軍の一大拠点だというハーミディーヤ航空基地周辺から退却 … Read More

ブラーヒーミー共同特別代表がシリア滞在を終える直前の記者会見のなかで紛争解決のため「真の変革」が必要だと強調、露外務省報道官によると「欧米諸国はジュネーブでの文書に合意しておきながら、反体制勢力を支援することで180度態度を変えた」(2012年12月27日)

国内の動き(シリア政府の動き) ロシアを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣らシリアの使節団は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣とモスクワで会談した。 ロシア外交筋によると、会談において、ミクダード副大臣は、アフ … Read More

イドリブ県で軍がワーディー・ダイフ軍事基地周辺などへの「過去最大規模」の砲撃を実施するなか、トルコではシリア国民評議会とシリア革命反体制勢力国民連立の主催で「ハサカ県国民大会」が開かれる(2012年12月26日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、SANA(12月26日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、シャブアー町、ヤブルード市などで軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。 ** ダマス … Read More

ブラーヒーミー共同特別代表が民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表らと面会するなか、イスラエル副首相はシリア軍がサリン・ガスを使用したとする主張を一蹴(2012年12月25日)

反体制勢力の動き ダマスカスに滞在中のアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表ら反体制組織の使節団とシェラトン・ホテルで会談した。 AFP(12月25日付) … Read More

ヒムス県で軍・治安部隊が反体制派戦闘員に対してガス兵器を使用した疑惑が生じるもロシアは意に介さず、トルコでジャズィーラ・ユーフラテス解放戦線が発足し「テロ組織」民主統一党を退ける必要性を強調(2012年12月24日)

国内の動き(シリア政府の動き) アサド大統領はダマスカス訪問中のアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表と会談した。 会談後、宿泊先のシェラトン・ホテルに戻ったブラーヒーミー共同特別代表は、「シリアの状況は依然として懸念を呼 … Read More

民主統一党のムスリム共同党首がイラクを訪問しマーリキー首相と会談したことを明らかにしつつ、自党が民主的変革諸勢力国民調整委員会から除名されたとの報道を否定(2012年12月23日)

国内の動き(シリア政府の動き) アサド大統領は2012年法律第35号を発し、2013年会計年度の予算(1兆3830億シリア・ポンド)を確定した。 ** ウムラーン・ズウビー情報大臣は、記者団に対して、『アフバール』(12 … Read More

ダマスカス県カーブーン区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し5人が死亡する一方、シリア国民評議会が「シリア革命は宗派的でなく、無血」と主張(2012年12月22日)

国内の暴力 ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、5人が死亡、数十人が負傷した。 SANA(12月22日付)によると、シリア・アラブ・テレビのカメラマン、ハイダル・サムー … Read More

反体制武装勢力がアレッポ空港でシリア航空機RB201便を攻撃、シリア民主フォーラムのキールー氏は「個人や体制ではなくシリアの存在を擁護している」としたシャルア副大統領の発言を評価(2012年12月21日)

国内の動き(シリア政府の動き) シリアのドゥルーズ派のシャイフ・アクル、フサイン・ジャルブーウの国葬がスワイダー県スワイダー市で執り行われた。 SANA(12月21日付)が報じた。 国内の暴力 アレッポ県では、ロイター通 … Read More

パレスチナ人数千人がヤルムーク区に帰還するなか、国連人権理事会が任命した国際調査委員会によるとシリアが「明らかに宗派的」様相を帯びる(2012年12月20日)

国内の動き(シリア政府の動き) SANA(12月20日付)はサッカー・シリア代表がイラク代表戦に1対0で勝利し、西アジア・チャンピオン・カップを制したと報じた。 ユーチューブ(12月21日付)で、サッカーのシリア代表チー … Read More

ダマスカス県で中立的なパレスチナ人勢力が自由シリア軍と軍の交渉を試みる一方、民主的変革諸勢力国民調整委員会のマンナーア在外局長はシリア革命反体制勢力国民連立などによるヌスラ戦線への支持に疑義を呈する(2012年12月19日)

国内の動き アレッポ県では、SANA(12月19日付)によると、アレッポ市カッラーサ地区で、住民が武装テロリストの退去を求めるデモを行った。 ** ロイター通信(12月19日付)は、ムハンマド・イブラーヒーム・シャッアー … Read More

ダマスカス県ヤルムーク区で反体制武装勢力が「明らかに進軍」し戦闘が激化、フォード駐シリア米大使がイラクのマーリキー首相と会談しアサド政権退陣への固辞を示す(2012年12月18日)

国内の暴力 ダマスカス県では、『ハヤート』(12月19日付)などによると、ヤルムーク区で反体制武装勢力が「明らかに進軍」、住民の一人は「自由シリア軍のメンバー数百人がキャンプ内にいる」と述べた。 同住民らによると、ヤルム … Read More

ハルキー首相を団長とする閣僚使節団がアレッポ市を訪問、ダマスカス県では親アサド政権パレスチナ人民兵が反体制武装勢力およびパレスチナ人戦闘員と交戦(2012年12月17日)

国内の動き ワーイル・ハルキー首相を団長とする閣僚使節団がアレッポ市を訪問し、ムハンマド・ワヒード・アッカード県知事、アレッポ県の経済・社会・宗教界の代表と会談、アレッポ県のライフライン復旧、食糧(パン)・燃料(灯油)供 … Read More

軍がダマスカス県ヤルムーク区のパレスチナ難民居住区に対して初めての空爆を実施、シャルア副大統領「我々は個人や体制を擁護しているのではなく、シリアの存在を擁護している」(2012年12月16日)

国内の動き ワーイル・ハルキー首相は、「テロとの戦いへの決着、武装テロ集団残党の殲滅に向けて、我らが武装部隊の犠牲と戦果を通じて断固且つ積極的に対処している」と述べた。 SANA(12月16日付)が報じた。 ** ファー … Read More

ムアッリム外相が国連人道問題担当事務次長と面会し「欧米諸国の制裁を非難し、その解除を求める」よう伝えるなか、民主的変革諸勢力国民調整諸委員会は民主統一党を除名したとの一部報道を否定(2012年12月15日)

シリア政府の動き 国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長はシリアを訪問し、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣と会談した。 SANA(12月15日付)によると、会談でムアッリム大臣は、シリア国民の惨状は欧米諸国によ … Read More

在内野党・反体制派からなるシリア平和的変革勢力連立の使節団がモスクワを訪問し露外相と会談するなか、民主的変革諸勢力国民調整委員会がハイサム・マンナーア在外局長と民主統一党の除名を決定(2012年12月14日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市・サラーキブ市間に位置するズィルバ村にある軍運営学科で、軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。 この戦闘により、反体制勢力の戦闘員9人と軍兵士8人が死亡した、 … Read More

ラアス・アイン市で人民防衛隊と自由シリア軍が交戦、シリア外務省高官は軍が反体制勢力にスカッド・ミサイルを使用したとの報道を否定(2012年12月13日)

国内の暴力 ダマスカス県では、SANA(12月13日付)によると、カタナー市で早朝、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、子供7人を含む16人が死亡、20人以上が負傷した。 同報道によると、爆発は、カナター市の住宅街ラアス・ナブ … Read More

シリアの友連絡グループ会合がシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の唯一の正統な代表」として承認するなか、自由シリア軍アレッポ軍事評議会議長は米国によるヌスラ戦線のテロ組織指定に遺憾の意を示す(2012年12月12日)

シリアの友連絡グループ会合 モロッコのマラケシュでシリアの友連絡グループ会合(第4回閣僚級会合)が開催され、130カ国が参加、議長総括でシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の唯一の正統な代表」と承認した。 閉幕時に … Read More

米国がヌスラ戦線を「テロ組織」に認定しつつシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表」として承認、民主統一党も同連立との交渉に加わる意思を示す(2012年12月11日)

米国の動き ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は記者会見を開き、外国テロ組織(FTO)およびイラクのアル=カーイダに関する大統領令第13224号(2004年10月15日)を修正し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを「 … Read More

シリア人権監視団代表がヌスラ戦線によるシャイフ・スライマーン軍事基地の制圧を「質的な進展」と評価、シリア・クルド国民評議会がクルド人の権利を憲法に名文規定することを条件にシリア革命反体制勢力国民連立に参加することを決定(2012年12月10日)

反体制勢力の動き トルコの『ユルト』(12月10日付)は、CHP議員の話として、さまざまな国籍を持つアル=カーイダのメンバー約200人がトルコのハタイ県アンタキヤ市からトルコ人2人の手引きでシリア領内に潜入した、と報じた … Read More

アレッポ県でサラフィー主義者の外国人武装集団がシャイフ・スライマーン軍事基地内に侵入し司令部を制圧する一方、ハサカ県ではシリア・クルド国民評議会がシリア革命反体制勢力国民連立への参加の是非を協議(2012年12月9日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア人権監視団の声明によると、サラフィー主義者の外国人武装集団が、数週間にわたって反体制武装勢力によって包囲されていたシャイフ・スライマーン軍事基地内に進入、司令部などを制圧した。 同監視団 … Read More

外国人戦闘員によるシリア紛争への直接関与が報じられるなか、トルコのアンタキヤ市で反体制武装勢力の統合司令部「自由シリア軍参謀委員会」の発足が発表される(2012年12月8日)

国内の暴力 AFP(12月8日付)は、外国人戦闘員がシリアの反体制武装勢力の側について紛争に直接関与するようになっていると報じた。 同報道によると、外国人戦闘員のほとんどはサラフィー主義集団に属し、戦闘を行っているが、そ … Read More

反体制武装勢力の代表らが30人の離反士官からなる「最高国防評議会」(仮名)の発足を発表、サリーム・イドリース准将が議長に(2012年12月7日)

国内の動き 『ハヤート』(12月8日付)によると、ヒムス県ハウラ地方などで、反体制活動家が街頭デモを行い、「シャームの土地への平和維持軍(派遣)に反対」といったプラカードを掲げて、国際社会の介入への拒否の姿勢を示した。 … Read More

米国務長官、露外相、ブラーヒーミー共同特別代表がダブリンで一堂に会してシリア情勢について協議するも、「興味深い決定」はなされず(2012年12月6日)

国内の動き クッルナー・シュラカー(12月6日付)によると、ハサカ県ダルバースィーヤ市とラアス・アイン市の社会・政治団体の代表者がラアス・アイン市内に駐留する自由シリア軍司令部と会談、同市からの退去を求めた。 ** ファ … Read More

アサド政権が「決戦」としてのダマスカス防衛に「80,000人」の兵士を動員するなか、米国務長官がシリア政府による化学兵器の使用が「レッド・ライン」だと改めて強調(2012年12月5日)

国内の暴力 『ハヤート』(12月6日付)は、複数の反体制消息筋の話として、アサド政権がダマスカスの防衛を「決戦」とみなし、80,000人の兵士を動員している、と報じた。 シリア軍筋によると、ダマスカス県の幅約8キロにわた … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長がサウジアラビアの支持を取りつける、NATOが「トルコ国民とその領土を防衛し、国境一帯での危機激化の軽減に寄与すべく」同地帯にパトリオット・ミサイルの配備を決定(2012年12月4日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、シリア・アラブ・テレビ(12月4日付)などによると、ワーフィディーンにある学校に、反体制武装勢力の迫撃砲が着弾し、生徒9人、女性教師1人を含む29人が死亡、多数が負傷した。 ワーフィディ … Read More

マクディスィー報道官が家族とともにロンドンに向かい政権を離反したと報じられる、米高官らは化学兵器使用の可能性をめぐってシリア政府をけん制(2012年12月3日)

国内の暴力 ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月3日付)によると、ラアス・アイン市に対して、軍が午前10時に2度にわたって空爆を行った。 「ヘヴェダール」を名乗るクルド人活動家によると、空爆はダウワール・アアラー … Read More

複数県で軍・治安部隊とヌスラ戦線の戦闘が活発化、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表が露外相と面会しアサド政権に暴力停止を促すよう求める(2012年12月2日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アサーフィール市、バイト・サフム市など東グータ地方一帯で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、ドゥーマー市、ランクース市、サイイダ・ザイナブ町、ザバダーニ … Read More