Monthly Archives: 7月 2011

ハマー市、ダイル・ザウル市、ダマスカス郊外県などで当局による治安回復作戦が激化、「ハマー虐殺」の再発との非難を呼ぶ(2011年7月31日)

ラマダーンを間近に控え、ハマー市、ダイル・ザウル市、ダマスカス郊外県などシリア各地で軍・治安部隊による治安回復作戦が激化し、約150人が殺害、約400人が負傷、また反体制抗議行動に参加した市民ら数百人が逮捕された。 とり … Read More

ダマスカス県内の大規模捜索活動によって500人が逮捕される、「自由シリア軍」はダイル・ザウルで当局が実施する治安作戦に関し警告(2011年7月30日)

「君たちの沈黙が我々を殺す」金曜日での衝突で死亡した死者数が新たに発表された。SWASIAHなど複数の人権組織・活動家によると、死者数は20人、負傷者数は35人以上におよんだ。 またこの犠牲者たちとは別に、ダイル・ザウル … Read More

ラマダーン月が近づくも軍・治安部隊による弾圧が激化、元シリア軍上官によって「自由シリア軍」の発足が発表される(2011年7月29日)

ラマダーン月を間近に控え、軍治安部隊による弾圧が激しさを増している。軍治安部隊は、礼拝者のモスクへの携帯電話持ち込み禁止、検問所設置を通じた「都市間の遮断」、モスク包囲、イマーム逮捕、催涙ガス発射、50歳以下の礼拝者の( … Read More

EUはアサド政権高官に対する制裁を「拡大」することで合意、ヒズブッラーは同政権によるデモ弾圧への非関与を改めて表明(2011年7月28日)

フェイスブックで反体制活動家が「君たちの沈黙が我々を殺す金曜日」と銘打ったデモが呼びかけられるなか、シリアの軍治安部隊はダマスカス郊外での治安維持活動を強化した。 複数の人権活動家によると、一昨日晩から昨日にかけて、ダマ … Read More

サファル内閣が総選挙法案を閣議承認、仏大統領は「シリアの体制には今や何らの希望もない」と述べる(2011年7月27日)

シリア人権国民機構のアンマール・カルビー所長によると、ダマスカス郊外県カナーキル村は早朝から村内で家宅捜索・逮捕が行われ、7歳と11歳の子供2人を含む少なくとも住民11人が殺害され、250人以上が逮捕された。またカルビー … Read More

イドリブ県で治安維持作戦が強化、ダマスカス、ダルアー、ラタキア、ハサカなどでアサド大統領を支持するデモ(2011年7月26日)

シリア革命調整連合は、首都ダマスカス中心部のウマイヤ・モスク近くのブズーリーヤ市場で昨日初めて数百人がデモを行ったと述べた。   デモにはダマスカス県内のマイダーン地区、バグダード通り、ミドハト・パーシャー通り … Read More

サファル内閣が政党法案を閣議承認する一方、イラクのジハード主義者たちがシリアの反体制運動を支持していると報じられる(2011年7月25日)

反体制勢力の動き シリア・クルド人権一般的自由擁護機構(DAD)、シリア人権国民機構、シリア人権機構(Maf)、シリア・アラブ人権機構、シリア・クルド人権委員会(監視団)、シリア民主的自由人権擁護諸委員会(CDF)が共同 … Read More

ヒムス市に軍部隊が重点的に展開、市内の人権状況は「劣悪」に(2011年7月24日)

シリア政府の動き SANA(7月24日付)によると、シリア大統領は、ダイル・ザウル県のフサイン・アルヌース県知事をクナイトラ知事に異動し、サミール・ウスマーン・シャイフ氏をダイル・ザウル県新知事に任命した。 ** シリア … Read More

ヒムス県で「テロ破壊集団による」列車脱線事故が発生、国連事務総長特別顧問らがシリアにおける「人道に対する罪」に関して警告(2011年7月23日)

シリア政府の動き SANA(7月23日付)によると、ヒムス県で「武装テロ集団」に殺害された兵士の葬儀がヒムス軍事病院で行われた。 国内の暴力 ヒムス県では、内務省声明によると、ヒムス市北西に位置するスーダー地方を走る列車 … Read More

各地でヒムス市との連帯を訴える反体制デモが起こるなか、カーミシュリー市ではデモ参加者と治安部隊で「初めて」衝突が発生(2011年7月22日)

シリア政府の動き ファールーク・シャルア副大統領は、『ハヤート』のダマスカス支局長ら記者4人と懇談し、シリア国内情勢などについて語った。 シャルア副大統領は懇談のなかで、アサド大統領による包括的改革プログラムの行程に沿っ … Read More

ダマスカス県で当局による大規模逮捕作戦が実施される、仏当局は前日のムアッリム外務大臣の発言に反論(2011年7月21日)

反体制勢力の動き 反体制活動家はインターネットを通じて7月22日を「ハーリドの子孫たちの金曜日」と銘打ち、各地で反体制デモを行うよう呼びかけた。 「ハーリド」とはヒムス市に埋葬されているアラブの指導者ハーリド・ブン・ワリ … Read More

スワイダー市でアサド大統領を支持する集会に数万人が参加、国連事務総長はシリアでの「暴力の激化」を改めて非難(2011年7月20日)

シリア政府の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、「シリアの家族(国民)は国民統合を維持し」、その感情も穏やかであると述べた。 AFP(7月20日付)によると、ムアッリム外務在外居住者大臣は、米大使や仏大使のハ … Read More

ヒムス県内の混乱が継続、ワタン紙は「ヒムス市は悪夢のなかにいる」と報じる(2011年7月19日)

国内の暴力 ヒムス県では、『ハヤート』(7月20日付)によると、ヒムス市で18日以降、軍・治安部隊によって、少なくとも17人の民間人が殺害された。 これに関して、シリア革命調整連合に属するヒムス国内調整委員会のアブドゥッ … Read More

クナイトラ県でアサド大統領を支持するデモが発生するなか、カタールが駐シリア大使を引き上げ(2011年7月18日)

シリア政府の動き シリア内務省は声明を出し、ヒムス市での治安悪化に関して、「オートバイに乗った覆面集団が国民の集会に乗じて、テロ破壊行為を行い…市民の平和を乱そうとしている」と発表した。 ** シリア学生国民連合のアンマ … Read More

ダマスカス県で「第1回世俗主義大会」が開催、ダマスカス県ではアサド大統領を支持する数十万の市民が広場に集結(2011年7月17日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(7月18日付)によると、ダマスカス県で「第1回世俗主義大会」が開催され、「共生」のスローガンのもと約100人が参加した。 シリア人権ネットワークと世俗主義青年運動が主催したこの大会は「世俗 … Read More

イスタンブールで「国民救済大会」が開催され、反体制派内の潮流の対立が浮き彫りに(2011年7月16日)

反体制勢力の動き トルコのイスタンブールで反体制活動家が「国民救済大会」を開催した。 しかし、『ハヤート』(7月17日付)などによると、会合では主席者の間で意見の相違が露呈した。 対立は、反体制活動家の会合にオブザーバー … Read More

反体制活動家らが「国民救済大会」の開催を宣言するも、シリア革命調整連合がボイコットを表明(2011年7月15日)

反体制勢力の動き 「影の内閣」発足をめざすハイサム・マーリフ弁護士ら「国内外のシリア愛国主義者たち」を名乗る反体制活動家が声明を出し、「国民救済大会」を7月16日土曜日にダマスカス(カーブーン区)とイスタンブールで同時開 … Read More

米国務省高官がムアッリム外務在外居住者大臣と電話会談し、米国大使館襲撃の責任をめぐってシリア政府を非難(2011年7月14日)

反体制勢力の動き シリア革命調整連合は7月15日を「自由の捕虜たちの金曜日」と銘打って、各地で反体制デモを行い、逮捕者数千人の即時釈放を求めるよう呼びかけた。 ** 『ハヤート』(7月15日付)によると、反体制活動家のハ … Read More

アラブ連盟事務総長がダマスカスでアサド大統領と会談、会見で「指導者の正統性を奪う権利など誰にもない」と明言(2011年7月13日)

シリア政府の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、11日の米仏大使館襲撃事件に関して、「デモ参加者は大使館の境界を越えてはならない。そうする者は過ちを犯したことになる。越えてはならなかった。抗議の意思表示は合法 … Read More

閉幕した国民対話委員会のなかで国民対話や外国による干渉への拒否の重要性が改めて強調される、米ホワイトハウス報道官によればアサド大統領は「正統性を失った」(2011年7月12日)

反体制勢力の動き 『ティシュリーン』のウェブサイトが何者かのサイバー攻撃を受け、閲覧不能となった。 ** アラブ社会主義連合党の青年党員が「サフワーン・クドスィー打倒を求める党」を結成した。 クッルナー・シュラカー(7月 … Read More

国民対話委員会協議会のなかで憲法改正にあたっての二つの選択肢が示される、タルトゥース県では政権を支持する大規模デモ(2011年7月11日)

シリア政府の動き 国民対話委員会協議会がダマスカス郊外県ディーマース町のサハーラー・ホテルで続けられ、約180人が出席した。 2日目の会合は、憲法改正の是非や新憲法のあるべき形態(バアス党を「国家と社会を指導する政党」と … Read More

国民対話会合協議会が開催、さらに非公認組織や無所属活動家らが体制内改革を支持する「変革解放人民戦線」の結成を発表(2011年7月10日)

反体制勢力の動き シリア国内で活動する非公認組織や無所属活動家がダマスカスで共同声明を出し、変革解放人民戦線の結成を発表した。 結成声明に署名した組織、活動家は以下の通り: シリア共産主義者統一国民委員会(シリア共産党カ … Read More

各都市でアサド大統領による包括的改革プログラム、国民対話を支持するデモが行われるなか、米国務省が駐米シリア大使を召還(2011年7月9日)

反体制勢力の動き 民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はAKI(7月9日付)に、「アサド政権は政治的解決を望んでいない」と述べた。 ** シリア人権監視団はAFP(7月9日付)に対して、8日の … Read More

政府高官が米大使ら一行によるハマー市訪問に対し抗議の意を表明、各地で対話拒否を訴える反体制デモに「合わせて数十万人」が参加(2011年7月8日)

シリア政府の動き ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報担当報道官は、BBCアラビア語放送(7月8日付)に大使、ロバート・フォード米大使ら一行が「シリア政府に無許可で」ハマー市を訪問したことに対して抗議の意と不快感を表明 … Read More

反体制派クルド人らによって「シリア・クルド青年調整連合」の結成が宣言されるなか、米・仏両大使がハマー市を視察訪問(2011年7月7日)

反体制勢力の動き AKI(7月7日付)によると、民主的変革諸勢力国民調整委員会は7日晩に会合を開き、10日にアサド政権が開催を予定している国民対話会合協議会への不参加を決定した。 「危機解決のため、政権が依然として暴力に … Read More

地元調整委員会が声明のなかでアサド政権による国民対話会合協議会を拒否する意思を示す一方、各地で「包括的改革プログラム」を支持するデモが行われる(2011年7月6日)

反体制勢力の動き 反体制活動家は、フェイスブック上の「シリア革命2011」などで、7月8日を「対話反対の金曜日」と銘打って、デモを呼びかけた。 ** 地元調整委員会は声明を出し、アサド政権が開催準備を進める国民対話会合協 … Read More

ダマスカス県で予定されていた「救国内閣」発足に向けた大会の開催許可が当局に却下される、イドリブ市ではアサド大統領を支持する大規模デモ(2011年7月5日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(7月6日付)は、ダマスカス県で16日に予定されていた「救国内閣」発足に向けた大会が開催許可申請を当局に却下されたと伝えた。 こうしたなか同大会発起人の一人でムハンマド・ハバシュ人民議会議員 … Read More

ハヤート紙が活動家らの証言をもとにシリア国内での反体制デモ発生のメカニズムを掲載(2011年7月4日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(7月4日付)は、BBCが行ったネット活動家らへの取材を通じて、シリア国内での反体制デモの発生のメカニズムをまとめた。 それによると、イブン・タッルカラフ(タッルカラフの息子)を名のる活動家 … Read More

ダマスカス県で人民議会議員らも参加する「シリアの未来のための国民イニシアチブ」が開催(2011年7月3日)

反体制勢力の動き ダマスカス県セミラミス・ホテルで、ムハンマド・ハバシュ人民議会議員、ズハイル・ガンヌーム人民議会議員、フサイン・ハンマーシュ博士の呼びかけのもと、「シリアの未来のための国民イニシアチブ」が開催され、無所 … Read More

反体制活動家らがダマスカス県で「救国内閣」発足に向けた会合の開催を発表、シリア・ムスリム同胞団最高監督者はアサド政権との対話を拒否(2011年7月2日)

反体制勢力の動き 国内で活動する反体制活動家約50人は共同声明を出し、16日にダマスカス県で「救国内閣」発足に向けた会合を開催すると発表、参加を呼びかけた。 声明のなかで彼らは「治安・軍事的解決以外受け入れようとしない体 … Read More