月別アーカイブ: 2013年10月

化学兵器禁止機構はシリア政府が申告した化学兵器の生産・加工設備がすべて破壊されたことを確認、ラタキア県ジャブラ市郊外にある防空基地でイスラエルの攻撃に起因すると思われる複数回の爆発が発生(2013年10月31日)

反体制勢力の動き クッルナー・シュラカー(10月31日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー代表が、11月3日に予定されているアラブ連盟緊急外相会議での演説を求めるため、アラブ湾岸諸国に … Read More

アサド大統領がブラーヒーミー共同特別代表と会談しジュネーブ2会議開催準備などについて協議するなか、イラク・クルディスタン地域政府内務省は「依然としてシリア政府の同盟者である」として民主統一党を批判(2013年10月30日)

反体制勢力の動き シリア革命反体制勢力国民連立を構成するシリア民主主義者連合のサミル・スアイファーン氏は、連合が反体制組織・活動家に対して、ジュネーブ2会議への対応について協議し、統一見解を示すための拡大会合を呼びかけて … Read More

民主的変革諸勢力国民調整委員会がジュネーブ2会議に参加する使節団メンバーを確定し公表、アサド大統領が大統領令を出しジャミール経済問題担当副首相を解任(2013年10月29日)

反体制勢力の動き 民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はダマスカスで声明を出し、ジュネーブ2会議に参加する使節団メンバーの氏名を発表した。 同委員会使節団メンバーは以下の通り: ハサン・アブド … Read More

軍がヒムス県サダド市に侵入していたサラフィー主義武装集団の掃討を完了するなか、ブラーヒーミー共同特別代表は化学兵器廃棄に合意したアサド大統領が現在「パートナー」となったと主張(2013年10月28日)

反体制勢力の動き ダマスカス郊外県で活動する武装集団29組織が「ハルマゲドン(マルハマ・クブラー)軍」を結成したと発表した。 「ハルマゲドン軍」の司令官はムアーウィヤ・ブン・アビースフヤーン旅団のアブー・ファーティフ司令 … Read More

人民防衛隊がヌスラ戦線・イスラーム国との戦闘の末にハサカ県ヤアルビーヤ町を完全制圧、トルコ外相は民主統一党が「シリアのすべてのクルド人を代表していない」としつつ同党がシリア革命反体制勢力国民連立に合流するべきだと主張(2013年10月27日)

反体制勢力の動き クッルナー・シュラカー(10月27日付)は、ダルアー県タファス市の複数の活動家の話として、イスラエル製の小型スパイ偵察機器が同市で発見されたと報じた。 ** イスラーム軍広報局は、ヒムス県スフナ市で死亡 … Read More

イスラーム軍を筆頭とする19の武装集団が「アサド政権との交渉は処罰に値する」との共同声明を発表、反体制武装集団が数週間にわたる軍との戦闘の末にダルアー県タファス市を制圧(2013年10月26日)

反体制勢力の動き イスラーム軍をはじめとする19の武装集団が共同声明(http://www.youtube.com/watch?v=u3jNuBtQhOI&feature=player_embedded)を出し、 … Read More

民主統一党のムスリム共同党首はシリア問題の解決が「アサド抜きではなされえない」との見解を示す、アフリーン市郊外では同党人民防衛隊がイスラーム国の司令官を含む6人を殺害(2013年10月25日)

反体制勢力の動き 『ラアユ』(10月25日付)は、民主的変革諸勢力国民調整員会のムンズィル・ハッダーム報道官の話として、同委員会がシリア革命反体制勢力国民連立メンバーのリヤード・サイフ元人民議会議員を団長とする反体制勢力 … Read More

ハサカ県の対イラク国境付近で人民防衛隊がヌスラ戦線およびイスラーム国と激しく交戦、クウェート外相がトルコ外相との会談後の記者会見のなかで「シリアの失敗国家への転落」に関して警鐘を鳴らす(2013年10月24日)

反体制勢力の動き クッルナー・シュラカー(10月24日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はアレッポ県アターリブ市を支配する「自由シリア軍」に対して、シャリーア法廷に服すよう求めるとともに、市内の検 … Read More

ダマスカス郊外県の複数地点で軍が反体制武装集団に対する砲撃を強化するなか、ブラーヒーミー共同特別代表がヨルダン国王や同国外相と会談し「シリアとシリア国民が安全を取り戻すための政治的解決」の必要性を確認し合う(2013年10月23日)

反体制勢力の動き アンサール・ワ・ムハージリーン軍のアブドゥッラフマーン・ハッラーク司令官は、「西欧、米国、そしてシリア政府は、自由シリア軍を名乗る集団を送り込み、イスラーム国家やジハード運動に対抗させようとしている」と … Read More

シリアの友連絡グループ外相級会合が開催されアサド大統領に「将来の政府におけるいかなる役割も担わせるべきでない」との方針で一致したとされる一方、シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長「シリア革命は国際社会に辟易している」(2013年10月22日)

反体制勢力の動き シリア・ムスリム同胞団のズハイル・サーリム報道官はAKI(10月22日付)に「国際社会がシリア革命を導いているジュネーブへの道は、戦争犯罪者をシリア社会の支配に復帰させる道だ」と述べ、ジュネーブ2会議を … Read More

民主的変革諸勢力国民調整委員会はジュネーブ2会議への参加の準備を明言するとともに「いまだ武装闘争に賭けている」シリア革命反体制勢力国民連立を批判、シリア・クルド国民評議会はジュネーブ2会議に派遣する使節団の人選を決定(2013年10月21日)

反体制勢力の動き 民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は『ワタン』(10月21日付)に対して、「ジュネーブ2会議の最終日程はまだ決まっていないが、ジョン・ケリー米国務長官、ロシアのセルゲイ・ラ … Read More

ヌスラ戦線の指導者が同戦線とイスラーム国との関係について「意見の相違が生じたために離別した」ことを明らかに、アラブ連盟のアラビー事務総長はジュネーブ2会議が11月23日に開催されることを明言(2013年10月20日)

反体制勢力の動き 民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が述べた「説得力のある反体制勢力」という言葉に関してロシア・トゥデイ(10月20日付)に、「シリアの友 … Read More

アレッポ県で反体制武装集団に拉致されていたレバノン人巡礼者9人がベイルート空港に到着、ヌスラ戦線の戦闘員がジャルマーナー市の検問所で自爆テロを実行し兵士16名が死亡(2013年10月19日)

反体制勢力の動き ラッカ県などで活動する「アナー新メディア機構」は、同県などでのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の活動に関して「そのほとんどは、市民社会、とりわけシリア革命社会に利さない」と批判する声明を出し … Read More

イスラーム軍がヒムス県タドムル市郊外のスフナ市の90%を制圧する一方、シリア・ムスリム同胞団の若手活動家がバヤーヌーニー監督者を含む同団の重鎮らを事実上追放することに成功したと報じられる(2013年10月18日)

反体制勢力の動き クッルナー・シュラカー(10月18日付)は、17日のジャーミア・ジャーミア少将の殺害に関して、シリアのムハーバラートがイスラエルのモサド、サウジアラビアのバンダル・ブン・サルマーン皇太子の関与さえも疑っ … Read More

ジャミール経済問題担当副首相が英紙に対しジュネーブ2会議が11月23~24日に開催されると明言、シリア軍のジャーミア少将が県内でテロリストを追跡中に戦死(2013年10月17日)

反体制勢力の動き ダマスカス郊外県革命指導評議会は声明を出し、「ダマスカス県・ダマスカス郊外県革命指導評議会」なる集団は「存在しない架空の組織で、ダマスカス郊外県を代弁する資格もない」と発表した。 「ダマスカス県・ダマス … Read More

シリア南部反体制武装集団約70組織が共同声明を出しシリア革命反体制勢力国民連立への「承認」を撤回(2013年10月16日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(10月17日付)などによると、シリア南部(ダルアー県など)で活動する反体制武装集団約70組織が共同声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立の活動を「失敗」と非難、同連立の「承認を撤回する」 … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍参謀委員会が化学兵器廃棄に向けた活動に全面協力する意思を表明、反体制武装集団がダマスカス郊外県ヤブルード市郊外にある2教会に爆弾を仕掛け損害を与える(2013年10月15日)

反体制勢力の動き シリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍参謀委員会は記者会見で化学兵器禁止機関によるシリア国内での化学兵器廃棄に向けた活動に全面協力する意思を表明するとともに、アフメト・ウズムジュ事務局長に対して、反 … Read More

米国務長官がジュネーブ2会議に関して「アサド大統領は(参加)当事者どうしを近づけるための正統性を失っている」と主張するなか、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表は同大会が「前提条件なしで開催される」との見方を示す(2013年10月14日)

反体制勢力の動き 民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は『ナハール』(10月14日付)に、「アサド政権はたとえ、現地での決着が近いと感じたとしても、ジュネーブ2会議を撤回することはできない…。 … Read More

バアス党シリア地域指導部のヒラール副書記長がカーミシュリー市を電撃訪問するなか、シリア国民評議会がジュネーブ2会議に参加しないとの「断固たる決定」を発表(2013年10月13日)

反体制勢力の動き ダマスカス郊外県で活動するシャバーブ・フダー大隊(自由シリア軍)のアブー・サーリフを名乗る司令官は、ビデオ声明(10月13日付)で「最後通告を発し10月13日日曜日12時まで猶予を与える」としたうえで「 … Read More

アサド大統領がレバノンのアラブ・イスラーム・レジスタンス選択支援連合と会談する一方、シリア国民評議会はシリア革命反体制勢力国民連立がジュネーブ2会議に参加した場合に連立を脱会することを示唆(2013年10月12日)

反体制勢力の動き イスラーム軍の総司令部政治局の幹部の一人はUPI(10月12日付)に、アラブ人、アフリカ人、チェチェン人数十人が同軍に加わったことを明らかにした。 ** イスラーム軍はパレスチナのハマース政治局が「平和 … Read More

自由シリア軍参謀委員会がイスラーム国による人権侵害を非難するなか、アル=カーイダのザワーヒリー指導者が声明を出しシリア国内で武装闘争に加わるサラフィー主義者たちに対して「邪神との戦いにおいて統合」するよう呼びかけ(2013年10月11日)

反体制勢力の動き 自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官はクッルナー・シュラカー(10月11日付)に「民間人を狙ったあらゆる人権侵害、犯罪を非難する…。我々は人道法を指示しており、殺戮と民間人攻撃を認 … Read More

民主的変革諸勢力国民調整委員会が全ての当事者に対してイード・アル=アドハー中の戦闘停止を呼びかけるなか、化学兵器禁止機関の調査隊の追加要員12人がシリアに到着(2013年10月10日)

反体制勢力の動き 民主的変革諸勢力国民調整委員会は、シリア政府およびすべての反体制武装集団に対して、イード・アル=アドハー中の戦闘停止を呼びかけた。 ** リハーブ・ニュース(10月10日付)は、アレッポ県バーブ市および … Read More

イスラーム軍司令官が声明のなかでシリア革命反体制勢力国民連立を痛烈に批判するなか、ラッカ県で発生した人民防衛隊とイスラーム国の戦闘で民主統一党のムスリム共同党首の息子が死亡(2013年10月9日)

反体制勢力の動き イスラーム軍のムハンマド・ザフラーン・アッルーシュ司令官はインターネットを通じて声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立を痛烈に批判した。 声明で、アッルーシュ司令官はシャームの民のヌスラ戦線など13の … Read More

ヌスラ戦線、イスラーム国、シャーム自由人運動などの幹部らが「イスラーム教徒に対して武器を向けないこと」に合意したと報じられるなか、国連事務総長は国連・化学兵器禁止機関の合同調査団の設置などに関する報告書を安保理に提出(2013年10月8日)

反体制勢力の動き UPI(10月8日付)は、シャームの民のヌスラ戦線に近い反体制活動家からの情報として、ヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャーム自由人運動の幹部がアレッポ県北部某所で会合を開き、 … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長がジュネーブ2参加にあたっての政権との対話拒否の姿勢を改めて表明するなか、米国務長官は露外相との会談のなかで「(化学兵器廃棄に向けた合意を)迅速に遵守したアサド政権の手柄」を評価(2013年10月7日)

反体制勢力の動き シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はイスタンブールで記者会見を開き、「我々はジュネーブ2会議をただただ拒否しているだけではなく、その成功を保障するようなデータに従い、政 … Read More

自由シリア軍参謀委員会のイドリース参謀長が米・前シリア大使と会談し「自由シリア軍への支援や人道支援のあり方」について協議、化学兵器禁止機関の先遣調査隊がシリア国内で化学兵器の破壊を開始(2013年10月6日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(10月6日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、西側などの研究データなどをもとに、シリア国内で武装闘争を行う主な反体制武装集団についての解説記事を掲載した。 同記事によると、シリア国内 … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍参謀委員会がアサド政権との対話拒否などを骨子とする5項目について合意、国連報道官はOPCW先遣調査隊がシリア国内で化学兵器の国際管理・廃棄に向けた活動を開始したと発表(2013年10月5日)

反体制勢力の動き 10月3日から幹部会合を行っていたシリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)は声明を出し、両組織がアサド政権退陣を起点としないかたちでの対話拒否などを骨子とする5項目について … Read More

ハサカ県で人民防衛隊がイスラーム国やヌスラ戦線と交戦しサラフィー主義戦闘員14人を殲滅、シリアで活動するパレスチナ諸派が「パレスチナ人民によるシリア支持の姿勢」を強化するための会合を呼びかけることで合意(2013年10月4日)

反体制勢力の動き 自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)は会合を開き、シリア国内の戦況や活動方針などについて協議・確認した。 シリア革命反体制勢力国民連立によると、この会合には、サリーム・イドリース参謀長以下、参謀委員 … Read More

軍が数週間におよぶ戦闘の末アレッポ市南部の要衝ハナースィル市を完全制圧するなか、シリア国内で活動する複数のサラフィー主義武装集団がイスラーム国にアアザーズ市および同市周辺からの撤退を求める(2013年10月3日)

反体制勢力の動き シリア国内で活動するイスラーム軍など複数のサラフィー主義武装集団がインターネットを通じて共同声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)にアレッポ県アアザーズ市および同市周辺からの撤退を求め … Read More

シリア当局が国連安保理が採択した議長声明を「同国武装テロ集団の存在」を明確化するものとして評価するなか、シリア・ムスリム同胞団はシリア革命反体制勢力国民連立がジュネーブ2会議へ参加した場合同連立を脱退すると表明(2013年10月2日)

反体制勢力の動き 反体制武装連合「イスラーム軍」のムハンマド・ザフラーン・アブドゥッラー・アッルーシュ司令官は、同連合発足後初の司令として、「改悛センター」に離反将校のサイード・ジュムア大佐を追跡するよう命じた。 アッル … Read More