月別アーカイブ: 2012年8月

イラン訪問中のシリア代表団がアリー・ハーメネイー師と会談、一方シリア北(東)部の各市ではクルド人住民がクルド最高委員会の決定に背くかたちで反体制デモを断行(2012年8月31日)

国内の暴力 ダマスカス県では、AFP(8月31日付)などによると、治安当局が同県とダマスカス郊外県を結ぶ主要街道を閉鎖し、厳戒態勢を敷いた。 ** ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハジャル・アスワド市、サ … Read More

「非同盟諸国首脳会議」でエジプト大統領が「愛すべきシリア国民の闘争との連帯は道徳的義務」と発言、英外相と仏外相が国連安保理閣僚級会合に先立つ記者会見で反体制勢力の支配地域への支援強化の必要性を強調(2012年8月30日)

非同盟諸国首脳会議(テヘラン) テヘランで始まった非同盟諸国首脳会議で、エジプトのムハンマド・ムルスィー大統領が演説し、「抑圧的体制に対する愛すべきシリア国民の闘争との連帯は道徳的義務であり、政治的、戦略的に不可欠だ」と … Read More

アサド大統領がドゥンヤー・チャンネルの単独インタビューに応じ「緩衝地帯」設置の構想を「現実的でない」と一蹴、シリア国民評議会のカドマーニー報道官が同評議会を脱会(2012年8月29日)

アサド大統領のテレビ・インタビュー シリアのバッシャール・アサド大統領はドゥンヤー・チャンネルの単独インタビューに応じ、シリアが自国の権利擁護、レジスタンス支援、イランとの関係といった原則的な立場を維持するために犠牲を払 … Read More

ダマスカス郊外県ジャルマーナー市で車に仕掛けられた爆弾が爆発し12人が死亡、国内で活動する反体制組織と野党が来月に「シリア国民救済大会」を開催するとの声明を発表(2012年8月28日)

シリア政府の動き 『インディペンデント』(8月28日付)は、ロバート・フィスク記者によるワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣とのインタビュー記事を掲載した。 そのなかでムアッリム外務在外居住者大臣は「米国がシリアに敵対 … Read More

治安機関がカーミシュリー市に展開しシリア・クルド国民評議会メンバーを逮捕、西側諸国の高官らがダーライヤー市での「虐殺」を実行した政府を激しく非難(2012年8月27日)

国内の暴力 自由シリア軍のバドル大隊なる組織が、ダマスカス県カーブーン区上空で午前9時30分頃、「ダーライヤーでの虐殺の報復」として軍のヘリコプターを対空砲で撃墜した、と発表した。 ウマル・カーブーニーを名のる同大隊報道 … Read More

軍・治安部隊がダマスカス郊外県ダーライヤー市で「虐殺」を実行しこれまでで320人が死亡、PKK代表とシリア・クルド国民評議会の代表が「極秘の会談」を実施(2012年8月26日)

シリア政府の動き アサド大統領はシリアを訪問中のイラン・シューラー議会(国会)のアラーッディーン・ボルージェルディー国家安全保障外交委員長と会談した。 SANA(8月26日付)などによると、アサド大統領は会談で「西側諸国 … Read More

アレッポ市マシュハド地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦するなか、AFPによると民主統一党が実効支配するアフリーン市からの軍・治安機関の撤退は「表面的なもの」(2012年8月25日)

国内の暴力 アレッポ県では、AFP(8月25日付)によると、アレッポ市マシュハド地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。 またAFP(8月25日付)によると、アレッポ市カーディー・アスカリー地区でパン販売所で列を作 … Read More

深夜から早朝にかけこれまでの最多人数となるシリア人2,224人がヨルダン領内に避難、カーミシュリー市でデモが発生し「シリア・クルディスタン青年運動」などと書かれたプラカードを掲げる(2012年8月24日)

シリア政府の動き カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣はシリア・アラブ・テレビ(8月24日付)に出演し、シリアにおける危機の解決が、すべての当事者による国民対話を通じてなされ、この対話には国家を … Read More

ミクダード外相がブラーヒーミー共同特別代表に政治的解決に向けたイニシアチブを発揮するよう求める、トルコと米国の高官らがアサド政権打倒を加速させるため「作戦計画会合」を初開催(2012年8月23日)

シリア政府の動き ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、帰任するUNSMISのババカール・ジャイ団長との会談後に記者会見を開き、「アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が可能な限り早急に国民対話を開催するために活動 … Read More

アレッポ県の各地で激しい戦闘が続くなか、仏大統領はカタール首長と会談しアサド大統領の退任の必要性を改めて確認しあう(2012年8月22日)

国内の暴力 ダマスカス県では、『ハヤート』(8月23日付)によると、ダマスカス県南部で軍・治安部隊が大規模な砲撃を行った。 シリア人権監視団によると、ダマスカス県カフルスーサ区とダマスカス郊外県ダーライヤー市で軍・治安部 … Read More

日本人ジャーナリストの山本美香氏がアレッポ市で軍・治安部隊と反体制武装勢力の戦闘に巻き込まれ死亡、民主統一党メンバーがイラク・クルディスタン地域のエルビルでシリア国民評議会と初めて接触(2012年8月21日)

シリア政府の動き Middle East Online(8月21日付)などは、モスクワ訪問中のカドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣とアリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣が記者会見を開いた。 … Read More

民主的変革諸勢力国民調整委員会が国内での反体制勢力の大会を準備、オランド仏大統領が大統領がブラーヒーミー共同特別代表と会談するも「アサド大統領の退任以外に解決策はない」と主張(2012年8月20日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(8月21日付)など各市は、複数の活動家などの話として、ダーイヤー市で軍のヘリコプターによる攻撃で少なくとも12人が死亡した、と報じた。 またロイター通信(8月20日付)によ … Read More

アサド大統領がイード・アル=フィトルに際しムハージリーン区内のモスクで礼拝、シリア国民評議会が「(アサド大統領の進退を判断するのが)時期尚早」としたブラーヒーミー共同特別代表の発言を批判(2012年8月19日)

シリア政府の動き バッシャール・アサド大統領はイード・フィトルを祝して、ムハージリーン区にあるハマド・モスクで礼拝した。 礼拝には、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣、ムハンマド・サイード・バヒーターン・バアス党シリ … Read More

シリア・アラブ・テレビがシャルア副大統領の離反を速報で否定、クルド系サイトによると世論調査がおよんだうち「38.3%」がPKK系民主統一党と自由シリア軍との衝突を懸念(2012年8月18日)

シリア政府の動き ファールーク・シャルア副大統領離反に関するメディアの報道に対して、シリア・アラブ・テレビ(8月18日付)は、「一時たりとも祖国を離れようと考えたことはない」、「危機が始まった当初から副大統領が様々な当事 … Read More

アレッポの反体制武装活動家が西側諸国が武器供与を拒み続ける場合アル=カーイダの支援を受けることも辞さないとの脅迫、アルジェリアのブラーヒーミー元外相がアナン特使の後任への就任を受け入れる(2012年8月17日)

国内の暴力 ダマスカス県では、シリア人権監視団が、マッザ航空基地周辺で反体制武装勢力と軍・治安部隊が交戦したとの声明を出した。 シリア革命総合委員会によると、「自由シリア軍」がマッザ航空基地近くのカフルスーサ・ダーライヤ … Read More

中国の楊外交部長がシャアバーン大統領府政治情報補佐官と北京で会談、国連安保理はUNSMISを任期切れの8月19日で廃止することを決定(2012年8月16日)

シリア政府の動き アサド大統領が政令第309号を発し、アドナーン・アブドゥー・スフニーを工業大臣に、ナジュム・ハマド・アフマドを法務大臣に、サアド・アブドゥッサラーム・ナーイフを保健大臣に任命した。 スフニー工業大臣は、 … Read More

ダマスカス県中心部で仕掛け爆弾2発が爆発し自由シリア軍国内合同司令部が犯行を主張、イスラーム諸国会議機構の特別首脳会議が閉幕し「アサド政権の加盟停止」をめぐって合意に至ったことが発表される(2012年8月15日)

国内の暴力(アレッポ県アアザール市) アレッポ県では、各紙によると、反体制武装勢力が占拠するアアザール市に対して軍が空爆を行い、少なくとも35人が死亡した。 複数の反体制筋によると、空爆は市内のバアス党支局施設を狙ったも … Read More

アモス国連人道問題担当事務次長がシリアを訪問しハルキ―首相らと会談するなか、ヒジャーブ前首相がアンマンで記者会見を開きアサド政権を「アッラーの敵」と評する(2012年8月14日)

シリア政府の動き 国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長はシリアを訪問し、ワーイル・ナーディル・ハルキー首相、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、シリア赤新月社高官らと会談し、民間人への緊急支援増大などについ … Read More