ロシア・シリア両軍はダマスカス郊外県東グータ地方とイドリブ県に対する爆撃を続け、30人以上が死亡(2018年2月7日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月7日付)によると、シリア軍が東グータ地方のドゥーマー市、ハラスター市、ザマルカー町、アルバイン市、ハムーリーヤ市、バイト・サワー村に対する爆撃を続けた。

爆撃は22回以上におよび、26人が死亡、数十人が負傷した(シリア人権監視団によると32人が死亡)。
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また、「彼らが不正を働いた」作戦司令室は、ダマスカス・ヒムス街道からハラスター市方面に進攻しようとしたシリア軍と交戦した。

一方、SANA(2月7日付)によると、東グータ地方で活動する反体制武装集団が、ハラスター市郊外、ジャルマーナー市住宅街を砲撃した。

al-Durar al-Shamiya, February 7, 2018

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月7日付)によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市を夜間爆撃し、民間人8人が死亡、数十人が負傷した。

一方、アブー・ズフール町西のカルバ丘近郊では、シャーム解放機構がシリア軍拠点を爆弾を仕掛けた車で攻撃した。

また、シャーム解放機構と共闘する「侵略者撃退」作戦司令室は、シリア軍との戦闘の末、サルジャ村を奪還した。

al-Durar al-Shamiya, February 7, 2018

AFP, February 7, 2018、ANHA, February 7, 2018、AP, February 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2018、al-Hayat, February 8, 2018、Reuters, February 7, 2018、SANA, February 7, 2018、UPI, February 7, 2018などをもとに作成。

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