東グータ地方の住民約3万人が新たにシリア政府の支配地域に退去(2018年3月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月17日付)によると、ハムーリーヤ市などの人道回廊を通じて、東グータ地方の住民約3万人が新たにシリア政府の支配地域に退去した。

また、東グータ地方から避難した住民数百人が、ハルジャラ村に設置された仮設居住センターに収容された。

なお、シリア人権監視団によると、15日以降シリア政府支配地域に避難した東グータ地方住民の数は4万人以上になるという。

一方、シリア・アラブ・テレビ(3月17日付)は、シリア解放戦線(シャーム解放機構)の支配下にあるハラスター市から脱出する住民の安全を確保するため、新たな人道回廊を設置したと伝えた。

SANA, March 17, 2018

SANA, March 17, 2018

AFP, March 17, 2018、ANHA, March 17, 2018、AP, March 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2018、al-Hayat, March 18, 2018、Reuters, March 17, 2018、SANA, March 17, 2018、UPI, March 17, 2018などをもとに作成。

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