シリア軍はダマスカス県南部で活動を続けるダーイシュとシャーム解放機構を攻撃、48時間以内の退去を最後通告(2018年4月19日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(4月19日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプとハジャル・アスワド市で活動を続けるダーイシュ(イスラーム国)とシャーム解放機構の拠点に対して、シリア軍が爆撃、砲撃を行った。

これに対し、ダーイシュとシャーム解放機構はマイダーン区、オートストラード・ダルアー地区を砲撃した。

SANA, April 18, 2018

『ワタン』(4月19日付)は、シリア政府がこれらの地域で活動を続けるダーイシュおよび反体制武装集団に対して、48時間以内に同地から退去するよう最期通告を行ったと伝えた。

この最期通告が拒否された場合、シリア軍および予備部隊は同地制圧に向けた軍事作戦を開始するという。

AFP, April 19, 2018、ANHA, April 19, 2018、AP, April 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2018、al-Hayat, April 19, 2018、Reuters, April 19, 2018、SANA, April 19, 2018、UPI, April 19, 2018、al-Watan, April 19, 2018などをもとに作成。

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