シリア軍が東カラムーン地方ドゥマイル市を完全制圧、ルハイバ市一帯で反体制派への攻撃を激化(2018年4月19日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月19日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に従い、ドゥマイル市からイスラーム軍の戦闘員と家族約5,000人が退去したのを受け、シリア軍および警察が同市に進駐、同市制圧を宣言した。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(4月19日付)によると、イスラーム軍の戦闘員と家族を乗せた大型バス20台がアレッポ県北部に到着した。

SANA, April 18, 2018

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ドゥラル・シャーミーヤ(4月19日付)によると、シリア軍はまた、東カラムーン地方のルハイバ市方面に進攻し、同地近郊のハルヌーバ丘、アルド・ムサイリハ地区などを制圧した。

al-Durar al-Shamiya, April 18, 2018

 

AFP, April 19, 2018、ANHA, April 19, 2018、AP, April 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2018、al-Hayat, April 19, 2018、Reuters, April 19, 2018、SANA, April 19, 2018、UPI, April 19, 2018などをもとに作成。

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