シリア軍はYPG主体のシリア民主軍の支配下にあるダイル・ザウル市北のユーフラテス川左岸(東岸)に進攻、複数カ村を一時制圧(2018年4月29日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月29日付)、『ハヤート』(4月30日付)によると、シリア軍が、ヒズブッラーやイラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける民兵とともに、ダイル・ザウル市北のユーフラテス川左岸(東岸)に進攻し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を攻撃、ジーア村、ウルヤーン村、ジュナイナ村、シャムラト・ヒサーン村、ハウィーカト・マイーシーヤ村を制圧した。

戦闘では、シリア民主軍傘下のダイル・ザウル軍事評議会のアフマド・ジャッファール司令官が戦死、またシリア人権監視団によると、シリア民主軍戦闘員6人が死亡したという。

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しかし、その後、シリア民主軍のキーヌー・ガブライール報道官は声明を出し、制圧されていた複数カ村を奪還したと発表した。

ANHA(4月29日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, April 29, 2018

AFP, April 29, 2018、ANHA, April 29, 2018、AP, April 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 29, 2018、al-Hayat, April 30, 2018、Reuters, April 29, 2018、SANA, April 29, 2018、UPI, April 29, 2018などをもとに作成。

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