シリア軍はダマスカス郊外県サファー丘の支配地域を拡大する一方、YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部でダーイシュの攻撃に苦戦(2018年9月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月29日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、カブル・シャイフ・フサイン地区一帯の複数カ所を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がウマル油田西方に位置するハワーイジュ村でダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、20人が死傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市内のダルイーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)のアサーイシュが交戦し、ダーイシュのメンバー10人が死亡した。

殺害されたダーイシュのメンバーは、黒旗を掲げようとしていたという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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