新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構とイッザ軍がハマー県、ラタキア県のシリア軍拠点を攻撃(2018年11月16日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月16日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織フラース・ディーン機構が主導する「信者を煽れ」作戦司令室が、県北部のサルマーニーヤ村一帯およびフールー村一帯のシリア軍拠点を攻撃した。

攻撃は、特攻自爆戦闘員(インギマースィー)によって行われ、武器、弾薬を捕獲したのち撤退したという。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表も、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構が、非武装地帯の南側に面する県北部のシリア政府支配地域内のシリア軍拠点を攻撃し、シリア軍と交戦し、シリア軍兵士および親政権民兵の戦闘員9人が死亡、フッラース・ディーン機構の戦闘員5人が死亡したと発表した。

一方、SANA(11月16日付)は、シリア軍が、サルマーニーヤ村一帯に潜入しようとした反体制武装集団と交戦、これを撃退した、と伝えた。

この戦闘で、反体制武装集団の戦闘員複数が死傷、シリア軍側にも負傷者が出たという。

また、SANAによると、イッザ大隊(イッザ軍)は、同地のシリア軍拠点を重火器・中火器で砲撃、シリア軍がこれに応戦した。

イッザ大隊はこのほかにも、ムーリク市一帯のシリア軍拠点に対して発砲を行い、シリア軍が応戦した。

SANA, November 16, 2018

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月16日付)によると、新興のフッラース・ディーン機構が主導する「信者を煽れ」作戦司令室が、クルド山のカトフ・ハッスーン地区、ブルカーン丘一帯のシリア軍拠点を攻撃し、兵士18人を殺害した。

al-Durar al-Shamiya, November 16, 2018

AFP, November 16, 2018、ANHA, November 16, 2018、AP, November 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2018、al-Hayat, November 17, 2018、Reuters, November 16, 2018、SANA, November 16, 2018、UPI, November 16, 2018などをもとに作成。

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