トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスタンブールでのイスラーム協力機構(OIC)の第1回憲法最高裁判所司法大会で演説し、「米国が(アレッポ県)マンビジュ(市一帯)からテロリストPKKを排除しなければ、トルコが彼らを排除する」と述べた。
エルドアン大統領は「マンビジュの住民の90%がアラブ人によって構成されているにもかかわらず、テロリストがこの地域を掌握している」と批判、「米国は我々にマンビジュからテロリストを排除すると約束し、ユーフラテス川東岸に送り出すと約束した。だが、彼らはまだそれを実行していない。我々は今日、こう言いたい。テロリストが出て行かなければ、我々がマンビジュに入ると」と述べた。
エルドアン大統領はまた、ユーフラテス川東岸への侵攻に関して「トルコはシリアのユーフラテス川東岸にあるテロの沼地に介入するのに多くの時間を失った。1日でも遅れることに耐えることはできない…。我々はまたこの地域に平和と安全をもたらすことを計画している…。米国はマンビジュの話をすることで、我々の注意を削ぎ、我々の決意を挫こうとしている」と述べた。
アナトリア通信(12月14日付)が伝えた。
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その一方、トルコ大統領府は声明を出し、エルドアン大統領とドナルド・トランプ米大統領が電話会談を行い、二国間関係、「テロとの戦い」、安全保障問題、シリア情勢について意見を交わした。
会談でエルドアン大統領は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の存在がトルコに及ぼす安全保障上の脅威について改めて説明、両首脳は協力を強化する必要がある点で一致したという。
だが、具体的な協力の内容については明らかにされなかった。
ロイター通信(12月14日付)が伝えた。
AFP, December 14, 2018、Anadolu Ajansı, December 14, 2018、ANHA, December 14, 2018、AP, December 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 14, 2018、al-Hayat, December 15, 2018、Reuters, December 14, 2018、SANA, December 14, 2018、UPI, December 14, 2018などをもとに作成。
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