シリア軍はハマー県、イドリブ県、アレッポ県でシャーム解放機構などと交戦(2019年1月31日)

ハマー県では、SANA(1月31日付)によると、シリア軍が、カルアト・マディーク町一帯からシリア政府支配地域に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

シリア軍はまた、ジャイサート村一帯の拠点を攻撃してきた反体制武装集団を迎撃、アルバイーン村一帯にあるイッザ大隊(イッザ軍)の拠点を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(1月31日付)によると、イッザ軍が、県北部のザリーン村近郊のシリア軍拠点をロケット弾で攻撃した。

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イドリブ県では、SANA(1月31日付)によると、シリア軍がフバイト村一帯にあるシャーム解放機構の拠点を攻撃、これを破壊した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月31日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織であるフッラース・ディーン機構がアレッポ市西部のラーシディーン地区でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県1件、ハマー県1件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を27件(アレッポ県19件、ハマー県6件、ラタキア県2件)を確認した。

AFP, January 31, 2019、ANHA, January 31, 2019、AP, January 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2019、al-Hayat, February 1, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2019、Reuters, January 31, 2019、SANA, January 31, 2019、UPI, January 31, 2019などをもとに作成。

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