ロシア軍がアレッポ県を爆撃するも死傷者なし(2019年4月22日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)によると、シリア軍がサラーキブ市の市場を砲撃し、住民1人が死亡、複数が負傷した。

一方、SANA(4月22日付)によると、シリア軍がタマーニア町、タッル・タルイー村、ウンム・ジャラール村一帯のシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(4月22日付)によると、シリア軍がマンスーラ村、タッル・ワースィト村、ヒルバト・ナークース村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)によると、ロシア軍戦闘機複数機が、アレッポ市西部郊外のラーシディーン地区、マアーッラト・マアーッラト・アルティーク村、カフルハムラ村を爆撃した。

死傷者はなかった。

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ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)は、トルコの庇護を受けアレッポ県北部で活動を続ける国民軍とシリア軍が捕虜交換を行ったと伝えた。

同サイトによると、捕虜交換はアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所で行われ、国民軍はシリア軍兵士9人を、シリア軍も国民軍メンバー9人を解放した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を11件(アレッポ県9件、イドリブ県1件、ラタキア県1件)確認した。

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一方、シリア対応調整者(RCG-Syria)は、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)で過去3ヶ月の間にロシア・シリア軍の攻撃で死亡した民間人の数が268人に上ると発表した。

うち96人が子供だという。

また戦火を逃れるために、トルコ占領地域(いわゆる「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの盾」地域)に避難した住民の数は19万7574人(3万1713世帯)にのぼっているという。

AFP, April 22, 2019、ANHA, April 22, 2019、AP, April 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2019、al-Hayat, April 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 22, 2019、Reuters, April 22, 2019、SANA, April 22, 2019、UPI, April 22, 2019などをもとに作成。

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